起業メンター日記
自由からの逃走
最近、日本では新型インフルエンザも大分落ち着いてきたようです。
それでも蔓延を防ぐための方策がいろいろ考えられています。
その1つに「法的拘束力」が注目されています。
新型インフルエンザ感染を防ぐためのルールに従わない人がいるのは確かです。
今朝の新聞に、飛行機内でマスクをするというルールに従わず、飛行機から下ろされた人がいたという記事がありました。
その人には「マスクをしないという自由」は有りますが、密閉された飛行この中では、他の人の不安に対する思いやりというもの必要でしょう。
ルールに従わない人に対して、ルールに強制力を持たせる「法的拘束力」が必要だという声が多くあります。
ただこの「法的拘束力」に一旦頼ると、簡単に人の自由が制限されます。
もしかすると、その方が「管理する側」も「される側」も楽なのかも知れません。
考え、判断する必要がなくなるからです。
社会心理学者エーリッヒ・フロムが言った言葉に「自由からの逃走」というものがあります。自由でいる責任に耐えかねて逃げ出したくなる心理。
その心理こそが全体主義を起こし、ドイツにナチスを生み出しました。
今の中国の共産党独裁体制もそうなのかも知れません。
新型インフルエンザを機に、世界中に「自由からの逃走」の機運が高まり、全体主義的風潮が生まれる。
そんな不安な気持ちになっています。
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コロナの前と後
ある心理学の本に「人間の心と体は禁欲的で社会から孤立するような形では進化してこなかった」と書いてありました。
人間は、人と交わることが出来なければ成長出来ません。
現在の様に、コロナのために世界中が禁欲的生活を強いられ、自粛することで社会から孤立してしまっては人間としての生活は出来ません。
この状態はいつ解けるのでしょうか。
孤立状態が続けば世界中の全ての分野における経済も立ちゆかなくなります。
私は経済の凍結がこの世の中の仕組みを壊す。
その様な恐れを抱いています。
マスクをしない人を許さないという不寛容な人が増えています。
「自分の言うことは正しい」という独善的な風潮が起きています。
これは個人ばかりでなく、国家間でも起きつつあります。
コロナ前と後とで、今までと全く違った価値観、倫理観が生まれてくるとは考えられません。
ただコロナによる行動規制や束縛感が人の感性を変えている。
そんな不安な気持ちにさせられます。
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多角的思考
今朝の日経新聞の「春秋」に書いてあったこと。物事を見て判断する時、「批判的思考」が大切だと書いてありました。物事を批判的に見る事で別の面が見えてくると言います。確かにそれもあるでしょう。しかし私はそれに対して同調できません。見るべき見方とすれば「多角的思考」こそが大切だと考えます。「批判的思考」だと批判的という観点に捉われすぎます。多角的に見てこそ、その本質にたどり着ける事ができます。経営者にとって「多角的思考」はとても大切な経営資質です。一方的な思いつきや思入れは判断を狂わせます。多くの情報が飛び交うこの世の中、特に心しなければならない事だと考えます。
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交差点にて
我が家近くの交差点でのこと。
ある日、我が家の近くの保育園の子供達が、保育士さん達に連れられて散歩。
散歩の帰りにその交差点に来ました。
渡る方の信号は青でしたが、保育士さん達は渡りません。
しばらく経つと、その信号の青が赤になり、再び青になった時、子供達を連れて渡り出しました。
青信号を1つやり過ごしたのは、安全に渡るための方法だったのでしょう。
同じ交差点で、足が悪そうで、ゆっくりにしか歩けないお年寄りが歩いてきました。
信号の青が点滅しそうなので、止まるかと思ったのですが渡り出しました。
案の定、道路の真ん中あたりで信号は赤。
そのお年寄りはゆっくりにしか歩けません。
彼は彼のために止まっている車の方を気にする様子もなく、悠然と歩いて行きました。
子供連れのお母さん。
青信号が点滅しているのに、子供の手を引っ張って、走って渡って行きました。
交差点に立っていると、色々な人の渡り方を見て考えさせられます。
私も交差点を渡る時は気を付けています。
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レジ袋
7月1日今日からコンビニもレジ袋の有料化が始まります。
スーパーなどは以前から有料化になっていました。
ただ、この有料化について少し疑問に思うことがあります。
環境のためという名目でレジ袋の使用を制限するのが目的なのでしょう。
レジ袋が海に流れてウミガメがクラゲと間違えて食べて死ぬとか、マイクロプラスチックになって魚が食べるとか言われています。
でも疑問に思うのは、日本では普段、レジ袋は使い終わればゴミ収集日に出します。
それであれば海に流れることはありません。
海に流れていくのは海や川に捨てる人がいるせいでしょう。
それならば、むやみに捨てないように呼びかければ良いことです。
捨てられるのはレジ袋ばかりではありません。
プラスチックトレーもそうです。
プラスチックトレーの方が圧倒的に数は多いはず。
この対策の話は中々出て来ません。
確かに、現代は使い捨てのプラスチック製品が多いことは確かです。
少し不便でも、環境を保持するために自分たちの生活を見直すのは大切なことです。
昔のようにガラスや壺、経木を使うことは難しいでしょうが。
先日、東急ハンズでレジ袋に代わる「マイバック」を買いました。
縦・横・厚が5.5㎝×4㎝×3㎝の小ささです。
私は今日からこれを使います。
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自信の無い人
以前、会社で仕事をしている時、ある事があり、人に注意した時のことがあります。
注意されたその人は大いに反発しました。
注意の仕方にもよりますが、注意を受けた人は大きく分けて2通りの反応をします。
1つは注意を受けたことに直ぐ反発する人。
もう1つは「はい分かりました」と素直に答える人。
前者は注意された時、「自分否定をされた」と思い込みます。
言われたことの善し悪しを考えるより、先に自己肯定の行動として感情的に反発してしまいます。
やはりこの様な反発は自分に自信がないことの裏返しです。
また、後者の方は一見すると素直でいいように思いますが、これも自分に自信がない為、自己判断するより相手の言うままに聞いておく方が楽だと思っています。
どちらも自信が無い人の反応パターンですが、それでは自信のある人はどうするか。
自信ある人は、注意している相手の言っている話をまず受け止め、その内容を理解しようとします。
その時、内容確認のために質問はしますが、その後は「それでは〇〇のようにします。」と、これからの自分の対応を述べます。
そして理解した上で行動します。
部下に対して注意したことのある人は経験あると思いますが、人に注意をすることは余り気が進みません。
注意して嫌われたくないという気持ちがあります。
それでも仕事の上ではしなければならないことです。
注意された人が、注意受けることで成長してくれる。
それこそが、仕事をする上でのやり甲斐でもあります。
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インフレ
ここへ来て、新型コロナウイルスの感染者も少し減少の傾向が見られて、先週の15日に政府も緊急事態宣言の解除に踏み出しました。
そろそろ、この新型コロナウイルス騒動後のことが心配されます。
その中でも、やはり経済に関することが心配です。
日曜日の日経新聞の一面に「忍び寄る世界デフレ」という見出しの記事が載っていました。
確かに一時的には物販が停滞し、物余り状態が続き、デフレ傾向になります。
しかし、それは一時的な現象だと考えます。
新型コロナウイルスの前と後では人の考え方と行動が変わると思います。
そして意識が変わります。
コロナ禍によって商売をしている人は痛感していると思います。
内部留保の重要性、そして如何に手元資金を確保しておかなければならないか。
今までは日本はデフレの風が吹いていて、安くしなければ買ってくれないという風潮がありました。
そして薄利多売という考え方が主流でした。
しかし、これからはそうはいかないはずです。
コロナ禍が落ち着いた時、経営者はこの騒動で失った売上・利益を早急に取り戻さなければならないと考えます。
そして、商品を高売りし、利益を確保する考えに変わっていくのではないでしょうか。
新型コロナウイルス後は各分野における値上げが始まります。
そしてインフレ発生が大いに予想されます。
これは日本ばかりではありません。
各国の中央銀行が新型コロナウイルスによる経済影響対策のために、現在大胆な金融緩和を実施し、お金をばらまいています。
金融緩和は仕方が無いことですが、これは大きなインフレ要因となっています。
そして世界の中央銀行や企業が抱える債務は2京7000兆円になっています。
もしかすると、今年の秋口からインフレの兆候が出てくるのではと予想します。
社長は会社の「仕入額」と「販売価格」を見直し、適正な販売価格を示していかなければなりません。
稲盛和夫さんが常に話している言葉に「売値は社長の責任」があります。
先手先手を打って値決めしていく。
これは社長の責任です。
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直筆メッセージ
今般の新型コロナウイルスの流行で、飲食店への影響が甚大です。
飲食店は中小の規模の店がほとんどでしょう。
自粛という名の下に閉店させられる。
それでも、少しでも収入を得ようと努力している店があります。
テイクアウトや通信販売を始めるところもあります。
私も知人の店の通信販売を利用し、先日品物が送られて来ました。
ホッケの干物や、鮭とば等が入っており美味しく頂きました。
品物と一緒に食べ方の説明書と挨拶文が入っていました。
丁寧な挨拶文でしたが、少し物足りない気分。
それは印刷の挨拶文のせいでしょう。
チョットでも直筆のメッセージでも書いてあればいいのに!
正直、そんな気持ちでした。
きれいな紙に印刷された挨拶文は、文字の伝達は出来ても、「思い」をそれに載せることは難しいです。
最近、テレビCMに吉永小百合さんが出ています。
パイロット万年筆のCMで、吉永小百合さんが手紙を書いている姿が映っています。
万年筆でゆっくり書く姿が素敵です。
ネットのこの時代だからこそ、あえて万年筆で書くことがいい。
そんなことを表現しているのでしょうか。
時あるごとに、お客様へ葉書を出している経営者がいます。
それも直筆で。
簡単な内容ですが、それがお客様に喜ばれているのです。
困った時に助けてくれたお客様にお例のメッセージを一言添える。
チョットした手間ですが、そんなことが今とても大事なことだと考えます。
お客様がフアンになってくれる時だと思います。
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母の日のプレゼント
今度の日曜日5月10日は母の日です。
先日、妻が白いカーネーションを買ってきました。
私達夫婦の両親は既にいなくなっているので、白いカーネーションにしました。
白だけでは淋しいので赤色も少しあります。
妻は先日、子供達から「母の日のプレゼント何が欲しい?」と聞かれました。
妻の返事は「子供達家族全員の写真とお母さんの良いところを10個書いて送るように」と言ったそうです。
さて、5人の子供達はどんなことを書いて送ってくれるのか。
妻は今から楽しみにしています。
再起支援
なかなか治まりそうにない新型コロナウイルス。
外出もままならない中で、私達は精神的・経済的影響を受けています。
その中でも特に、満足に商売が出来なく苦しんでいる「小企業」の経営者達。
志に燃え起業した経営者。
彼らには資金の余裕はありません。
懸命に自分の会社・店を守り抜こうとしていますが、今のような状態は少なくとも6ヶ月間は続く可能性があります。
1ヶ月後、2ヶ月後まで守り抜けるでしょうか。
もしかしたら多くの会社が倒産していくかもしれません。
素晴らしいビジネスプランがあり、熱い心で高い志を抱いた経営者なのに、この新型コロナウイルスという、人の力では如何しても太刀打ちでいない怪物の前では敗退していく人も多いことでしょう。
大きな借金を抱えていく人も多いです。
何ヶ月後なり、このコロナ騒動が治まった時、彼らはどうするでしょう。
彼らに再度挑戦せよと言っても難しいでしょう。
今の日本の金融制度の中では彼らを救えないのかもしれません。
しかし、だからといって素晴らしいビジネスプランや人材をそのまま捨て置くのは、日本の将来に対し大きな損失になります。
新型コロナウイルスの対策に莫大な費用をかけた国や自治体には彼らを助ける余力は無いでしょう。
その時にこそ、個人投資家やベンチャーキャピタル、そしてクラウドファンディングがその役目を負うのではないでしょうか?
大きな規模の投資額ばかりを言うのではなく、自分の住む地域単位でも良いです。
一度失敗したからといっても、その経営方法が悪かったわけではないのです。
不可抗力だったのです。
その彼らに再起を促す。
その方法を考える必要があります。
その1つに、失意にあっても志の高いの経営者に少額でも資金提供が出来る。
その「資金提供者」を集める。
そのような考え方が生まれると、地域活性化の基になります。
ある報道の中に、その1つの形の現れとして、実際にクラウドファンディングが立ち上がっているようです。
益々その機運がが盛り上がること期待します。
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新型コロナウイルス克服その後
新型コロナウイルスの流行は益々広がり、先行きが不明どころか大変不安になります。
オーバーシュート状態になるのを防ぐためにも、早期に緊急事態宣言を発するようにと日本医師会や諮問委員会でも提言しています。
それなのに、なぜ安倍総理は躊躇しているのでしょうか。
予想するに、緊急事態宣言を発する時は、同時に経済的損失補償も提示しなければなりません。
経済的保証がなければ「死ね!」と言っていることになります。
これがネックになっているのではないでしょうか。
日本の財政はこのコロナウイルス問題以前から逼迫した状態にあります。
102兆円を超す今年の国家予算も32兆円の赤字国債発行が予定されています。
税収は63兆円と予想していますが、このコロナウイルス蔓延のため経済活動が止まりつつあります。
そこに緊急事態宣言を出すと、各業界では90%以上会社が赤字になることが予想されます。
となると、予想していた税収63兆円は大幅な未達になる恐れがあります。
その上、緊急事態宣言に伴う経済損失補償が発生すれば日本の財政はパンクします。
経済損失補償が発生すれば、国は大幅な赤字国債発行いう事になるでしょう。
しかし大幅な赤字国債を発行で来るでしょうか?
買ったくれるところがあるでしょうか?
世界各国でも同様な国債発行をするでしょう。
日本は今でさえ1100兆円を超す国債を発行しています。
それを主に購入しているところは日本銀行。
追加発行した国債を日銀が本当に購入出来るでしょうか?
日銀は今までも大量のETFも購入しています。
このままでは日銀が持たないという話も出ています。
この新型コロナウイルスの恐ろしさはまだまだこれから起こるかもしれません。
しかし、いつの日かそれを克服しても、眼前にあるのは凋落して日本経済。
そしてそれを救えない日本政府・日銀。
そういう世界が生まれそうな予想があります。
4月1日付けで国家安全保障局に「経済班」というのが発足しました。
その時のための準備。
そのような思いもします。
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「自分」株式会社
今朝の日経新聞の「大機小機」に「自分」株式会社という言葉が紹介されていました。
「自分」株式会社という考え方は、カナダ・ヨーク大学のモシェ・ミレブスキー教授の本の中で表した言葉です。
1人1人が「自分」株式会社の最高経営責任者兼最高財務責任者として、その企業価値を最大にしていきなさいと説いています。
「自分」株式会社に込められた意味は、生涯にわたる長期の視野を持ち、経済的に自立して生きることの大切さです。
新型コロナウイルスのパンデミックがいずれ去った後、世界経済も個人の価値観も大きく変質しているでしょう。
最後には、「自分」株式会社の資産を増やすには、自分という人的資本に投資し続けながら、リスクをコントロールし、賢くお金を増やしていくことが大切と書かれています。
この「大機小機」に書かれているように、このパンディミックが終わった時、世界の経済状況も価値観も激変していることが予想されます。
「こんなことになるとは思わなかった」などと言ってもどうしようもありません。
個々人が自分の力で乗り越えなければならないことが起きます。
その時こそ、「自分」株式会社をしっかり維持していきたいものです。
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経営者は外へ出よう!
今やコロナウイルスの拡大は各業種にわたって多大な影響を及ぼしています。
特に観光業や飲食業は「在庫出来ない業種」であり、その日その日失った売上は取り戻すことが出来ません。
昨夜は東京オリンピック延期の話が出てきて、観光業飲食業にとっては、益々先行きの不安が増えてきました。
しかし、不安を口にし、嘆いていても仕方がありません。
何とかしなければなりません。
と言って、何とかしなければならないと分かっていても何も出来ない!
それでも何とかしなければ店や会社はつぶれてしまいます。
経営者は1人で考えてはダメです。
会社全体で考え、アイディアを募りましょう。
そして外部の知恵も借りましょう。
外部といっても同業者はダメです。
同業者はお互いを牽制するし、また業界が同じなので、同じような概念の人達の集まり。
良いアイディアは出にくいでしょう。
親しい異業種の人達とのミーティンは効果あります。
人は「自分の事」となると、出来ないことや、出来ない理由が先に立ち、アイディアが詰まってしまいます。
しかし他業種や他人のこととなると、好き勝手なことが言えます。
その好き勝手な話の中に良いアイディアが潜んでいます。
それを見つけ出し、会社に戻り、皆でそのアイディアを練って、新製品、新しい販売手段、新しい対応等が作り出される可能性があります。
今こそ経営者は会社で頭を抱えるのではなく、外へ出ましょう!
素晴らしいアイディアが待っています!
日銀のETF
コロナウイルスは世界中に、そしてあらゆる分野に多大な被害を及ぼしています。
昨日のアメリカの株式相場は先日に続いて、1400ドルを超す大幅な下げとなりました。
それをネットで見た時、円高が進み、対ドルで100円位なっているかと思うと、104円台で昨日と変わらない状態。
以前は世界に経済的異変が起きると、避難通貨として「円」が買われ円高が進みました。
それが最近はそうではなくなりました。
円高になりにくいのです。
その理由の1つには日本国内でのコロナウイルスの拡大があります。
日本経済も大きな影響を受け、避難通貨と成りにくくなっています。
しかし、もう1つ大きな理由があると考えています。
「円」の信用に及ぼす異常事態が発生しているのではないでしょうか。
以前から問題視されている1100兆円を超す借金体質の日本の財政があります。
日銀は政府が発行する国債のほとんどを買っています。
その上、日本の株価を支えるために、他国の中央銀行が決して行わなかった、上場投資信託(ETF)を買い進めています。
中央銀行がETFを購入するのは異例ですが、今は1日に1000億円購入し、保有する残高は29兆円。
今後も年間6兆円以上を投入するとも言われます。
この日銀が購入しているETFについて、昨日の日経新聞に日銀の黒田総裁の発言が掲載されていました。
10日に開かれた参院財政金融委員会で国会で発言です。
その内容は、「日銀が保有しているETFの損益分岐点は日経平均株価19,500円」と明言しています。
今日12日10時20分現在の日経平均は大幅に下がり、18,819円で19500円より681円低くなっています。
もう既に日銀は含み損を起こしているのです。
これは大変な事です。
今後の「円」に対する信用問題に関わってきます。
避難通貨どころか、「円」の売りが続き、円安が進むことが予想されます。
これは単なる私の私的予想ですが、「円」がこれからどうなるか注視していきます。
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在庫出来る業種
以前に「特別融資」という題名でも書きましたが、「商品」を在庫出来る業種と、在庫出来ない業種の違い。
製造業の場合、製品が売れない時でも作り置きできます。
それを在庫しておけば、その後経済状況が変わると一気に売れ、売上を急激に伸ばすことが出来ます。
しかし在庫の出来ない業種、ホテルや飲食店のようなところは、商品を在庫出来ないので、失った売上は永遠に取り戻すことが出来ません。
そして一気に売上を上げることが出来ません。
今回のように、コロナウイルス問題で一時売上が下がり、その後状況が回復しても失った売上を挽回することは出来ません。
製造業の場合は売上が上がらない時、特別融資を受けてもその後、失った売上を取り戻せるので借入返済も可能でしょう。
しかしホテル・飲食店等はそれは出来ません。
会社の底力は、やはり内部留保があるかないかにかかってきます。
これは机上論ではなく、実務・実際論です。
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内部留保
1月に起きたコロナウイルス騒動。
ここへ来て、コロナウイルスによる各分野への影響とそれに対する対応が毎日のように発表されています。
個人の生活・活動も制限されてきています。
1ヶ月ほど前は、コロナウイルスに対する対応も場所限定的で、自分たちの生活まで影響が及ぶとは思っていませんでした。
しかしここへ来て、多くの学校への休校指示、会社の自宅勤務、そして人が集まる各行事の中止・延期の要請。
ついでながら、私が通う音楽教室も昨日から休校になりました。
ビジネス・観光客の激減、それと飲食関連、特に3月を中心に予定されていた送別会はドンドンキャンセルされています。
私共のホテルも大きな影響が出そうです。
また、一般飲食店などもお客が激減していると聞きます。
経済に対しての甚大な影響が心配です。
各国の株価は軒並み激減。
どもまで落ちるのか!
リーマンショック並の影響が出るかもしれません。
そして、会社倒産が起きてきています。
体力の無い会社は一気に淘汰されていくでしょう。
会社の体力とは「内部留保」です。
「内部留保」が無い会社はこの危機を防ぎきれず、淘汰されます。
しばらく前には、会社の「内部留保」の多さが非難された時もありました。
しかしこれからは、「内部留保」の多さで会社が維持されるかどうか決まります。
人・物・金が動かなくなります。
これから経験したことのないことが起きそうな予感。
守りを堅くしなければなりません。
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新聞の存在
今、日本中で一番の関心事はやはりコロナウイルスでしょう。
確かに私もいつも気になり、テレビのニュースをよく見ています。
お昼のワイドショーもその関連の話が流れています。
それ以外の流れる話題は芸能人の不倫問題。
勿論コロナウイルスに関する情報は大事なことですが、このニュースばかりにテレビニュースの時間が割かれ、他の大事な情報が流れて来ない。
そんな風に感じませんか?
テレビなどは時間的制限があるため、コロナウイルスに関する報道ばかりだと、政治や経済に関する報道は限られてきています。
その点、新聞は違います。
時間的制限はありません。
新聞は紙面を増やせば多くの情報を伝えることが出来ます。
新聞の報道ではコロナウイルスの情報は勿論掲載されていますが、それ以外の情報・ニュースも多く報道されています。
政治・経済は勿論、国際・各企業情報、そして科学技術の分野もあります。
新聞にはテレビやネットのような即時性はありませんが、広い分野の情報や知識を得ることが出来きる。
新聞を見直しています。
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特別融資
先月末に発生したコロナウイルスは世界各地、そして色々な分野で人・物の流れに支障が起こしています。
特に人の移動が制限されているのが大きいです。
中国からの観光客の減少は日本各地の観光地に多大な影響を起こしています。
そして極端な売上の減少が発生しています。
札幌でも昨日まで開催されていた雪祭りの来場者数は前年比25%の減少になっています。
テレビなどの報道によると、各地の自治体は観光関連業者への支援として特別融資を実施すると発表しています。
観光客の減少による売上が下がり、資金繰りに困る会社が多く出ているようです。
確かに困った時に支援してくれる特別融資はありがたいのですが、しかしこの融資を受けるのは慎重にしなければなりません。
特にホテルや旅館のような客室数が限定されているような業種は慎重にしなければならないと思います。
例えば100室のホテルは、当たり前ですが100室以上は売れません。
昨日50室しか売れなかったとしても、その失った昨日の50室は永遠に売れません。
ここが製造業と違うところです。
製造業の場合は生産性を上げれば、過去の売上減少分は取り戻せる可能性がありますが、ホテルの場合それはありません。
観光客が減少して売れなかった客室は、その後いくら頑張っても取り戻せません。
いくら頑張っても稼働率100%以上にはなりません。
この事は店の席数が決まっている飲食店にも言えます。
金利が安いといって、融資を安易に借りても、その借入返済によって、後々の経営に響いて来ることがあります。
熟慮して融資を受けなければなりません。
新型コロナウイルス
新型コロナウイルスに関する報道が連日流されています。
テレビをつければワイドショウでも、そのニュースが流れています。
如何しても気になりますので、私も見てしまいます。
でも考えてみれば、まだ身近に保菌者がいる様子もないので、普通の生活をすればいいのです。
従来からあるA型B型インフルエンザ予防と同じように手洗いとうがいをすれば良いでしょう。
それでも、先日、銀行に行ってみると窓口の女性は皆マスク姿。
電車の中もマスク姿の人が多いです。
旅行先の宿に、中国人が宿泊しているかを確認し、宿泊しているとわかるとキャンセルする人が出てきている報道もありました。
皆さん神経質になってきているようです。
この新型コロナウイルスの感染者数は4月5月がピークとい情報が流れていますが、それよりウイルスに対する恐怖心が先行しているようです。
実際のウイルスの恐怖より、心理的パニックを起こす危険性の方が高くなってきているように思います。
東京オリンピックが心配です。
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人の魅力
「魅(み)は与(よ)より生じ、求(ぐ)によって滅する」
これは無能唱元さんの言葉です。
無能唱元さんという人は仏教を学び、仏教にある「アラヤ識」を活用した「人蕩術」という考えを広めた人です。
「唱元」という法名をも授かっています。
「魅は与(よ)より生じ、求(ぐ)によって滅する」の意味するところは、「人を引き寄せる魅力は、人に何かを与えることで生まれ、逆に人から何かを欲しがった時に無くなる」という意味です。
人にお金やモノを上げれば喜び、くれた人に好意を持ちます。
逆に、人にお金やモノを欲しがれば敬遠されます。
人に喜びを与えようとすれば好まれ、自分のことばかり考えて、得る事ばかり考えていれば嫌われます。
お金やモノばかりではありません。
こんなこともあります。
会社の社長で、自分のことばかり話したがる人がいます。
自分の会社のことや取引先とのトラブル、ゴルフ等の話と、要するに自分の事ばかりです。
20分位話しています。
そして、今度相手が話し出すと、おもむろにタバコを出し、火を付けます。
相手が話をしていても、いかにも興味なさそうに、ぼんやりした目つきで聞いている。
こんな社長を見かけませんか?
これこそ「求(ぐ)」です。
この社長は相手に対して「聞いてもらうことだけを求めている」のです。
そして、逆に相手が話していても、その「求め」には応じていない。
まさしく「魅は与(よ)より生じ、求(ぐ)によって滅する」の逆のパターンです。
ワンマン社長の姿です。
歴史的に見て、魅力的な人物の代表、それは豊臣秀吉。
まさに、「魅は与(よ)より生じ、求(ぐ)によって滅する」を証明した人です。
参考にするところが沢山あります。
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年間活動計画書
起業を志す人は銀行から融資を受ける時に事業計画書を作成します。
しかし、多くの起業家は「事業計画書はお金を借りる時に必要な書類」としか考えていない。
そのような人が多いような気がします。
そして、起業してしばらく経つと、事業計画書どころか、年間活動計画書も作らなくなり、ただ目の前の仕事のネタを探すのに一生懸命になっています。
結果、先行きの売上の予想も立たないし、キャッシュフローさえ掴めない。
それでいて、「なぜ売上が上がらないのだろうか?」等と考えます。
なぜ売上が上がらないのか!
それは当たり前で、「どこに、どのようなお客様がいるのか」を知ろうと努力していないからです。
お客様は、月ごと、催し物ごと、季節ごとに生まれます。
そのお客様を予想する上で、年間活動計画書は絶対必要なのです。
その年間活動計画書に合わせ、前もってお客様獲得のための工作準備や、受け入れ体制を整えたりすることが出来ます。
「先の見える経営」が出来るようになります。
この「先の見える経営」が事業を成功させる上で大変大切なことなのです。
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目的・目標
起業した人が仕事を進める上で大事なことは、事業の目標・目標は明確にすることです。
なぜこんなに一生懸命仕事をしているのか!
その理由が明確でなければ方向性も分からなくなるし、情熱も湧きません。
一生懸命働く理由、それが「目的・目標」です。
「目的・目標」が明確だと、「強烈な願望」を心に抱くことが出来ます。
「強烈な願望」を心に抱けば、「誰にも負けない努力」をすることが出来ます。
「誰にも負けない努力」をすれば、会社の業績は伸びます。
「目的・目標を明確にする」「強烈な願望を心に抱く」「誰にも泣けない努力をする」
この3つ思いは、常に関連し合います。
仕事に疲れた時、「何のために働くのか」の目的を思い出します。
「その目的・目標を達成するために働くのだ」ということを再認識し、それがまた働く情熱の原動力となります。
この3つの思いを大事にすれば事業は成功し、会社の業績は伸びます。
成功した多くの会社がそれを証明しています。
自分ホメ
昔に読んだ遠藤周作の本に、主人公の住むアパートの2階から、毎夜大きな叫び声が聞こえたという場面が書かれていました。
その日の夜、自分にあった事柄を思い出し、後悔の叫びだったようです。
1日の終わりに、その日の自分の行動を振り返り、反省することは大切です。
稲盛和夫さんも毎夜、その日にあったこと思い返し、悪かった自分を反省し、鏡に映った自分に向かって叱るそうです。
そして最後に「神様ごめんなさい」と言って反省は終わると言っていました。
反省はそこで終わらなければズーと引きずり、先程書いたように夜中に大きな叫び声を上げてしまいます。
稲盛さんは「六つの精進」の中で「感性的な悩みはしない」と言い切っています。
人はどうも自分を否定的見てしまいがちです。
「頑張っているのに仕事の成績が上がらない。もっと頑張らなければならない!」とか、「自分は能力がない!」「周りからの評価が低い!」等と自己否定することが多いです。
私も昔はそうでした。
でも今は少し変わりました。
「自分ホメ」を実践しています。
そして人にも勧めています。
落ち込んだ時や、辛い時に「伸幸、お前は頑張っている!偉い!」などと、声に出して「自分ホメ」をします。
落ち込んでいる時などは、自分が出している声なのに、天から誰かが言ってくれているような思いになります。
辛い時だからこそ、その声で励まされ、ジーンとしてうっすら涙まで出てきます。
そんなことをしている内に元気になり、自己否定することも少なくなり、自信が持てるようになりました。
「自分ホメ」
是非とも試されると良いですよ。
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健康寿命
日本の男性の平均寿命は81歳。
また、日常生活が支障なく生活出来る期間を健康寿命といい、72歳です。
私は今年で71歳になりますので、もうそろそろこの年齢に当たります。
この頃は私も、身体の至る所に問題がありますが、今のところ普段の生活は支障なく出来ています。
私は団塊の世代の最後の世代に当たります。
3歳上の団塊の世代は、もうすぐ75歳になり、後期高齢者と言われる世代です。
高齢者が増えてくると、当たり前のことですが、平均寿命を延ばすより、健康寿命を延ばすことの方が重要です。
寿命が少なくなってきているのだから、好きなことをして生きたらいいと言って、家の中で好きなモノを飲み食いするような生活はダメです。
寿命が少なくなっているのだからこそ、年寄りは毎日の生き方を真剣に考えなければなりません。
それは自分のためにも、また子供孫達世代のためにも大事なこと。
周りの人達に迷惑をかけない。
常に前向きに考え、行動していく。
今、改めて思っています。
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ギックリ腰
1週間前、旅先でギックリ腰になりました。
初めての経験なのでギックリ腰なのかは分かりませんが、帰り支度をしている時、少し腰をかがめた途端に激痛。
暫く動けなくなりました。
2時間ほど横になっているうちに少し痛みはなくなり、ゆっくりなら歩けるようになりました。
浅草から羽田空港までタクシーを手配し、やっとの思いで帰ってきました。
旅行前に整形外科で脊柱管狭窄症と言われていたのでそれが原因?
歳を取ると色々なところで支障が出てきます。
30年前になった頸椎ヘルニア。
それに今度の脊柱管狭窄症。
まだまだ動き回りたいので、色々な支障と仲良くしながら生活しようと思います。
少し筋肉も付けましょう。
君のその判断は美しいのか!
「君のその判断は美しいのか!」
これはある人の文章の中にあった言葉です。
「君のその判断は正しいのか」と問われることはあります。
「善悪」で判断することは良いのですが、もしかすると堅苦しいところと、判断しにくいところがあります。
しかし、判断する時「美しいか・醜いか」を基準にするとわかりやすいのではないでしょうか。
日の出を見て、その荘厳さを美しいと思う心。
バラの花を見て美しいと思う心。
交差点で、足の悪い老人の手を引いていく人。
その行動を美しいと思う心。
自分の行動を自分で見て、美しいと思えるのか!醜いと思えるのか!
誰でもなく、自分がしていることを自分が見て、美しいと思えるのか!
そんな思いを抱いて生きていく。
今年はそんな年にしたいと思います。
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2020年
今日はクリスマス。
12月に入り今までクリスマス一色でしたが、明日からは一気に正月に向かって世の中は流れていきます。
毎年のことですが、この急変には驚きます。
来年はオリンピックの年です。
マラソンや競歩が札幌で行われます。
明るい話です。
一方、オリンピック後の景気が落ち込むという話。
英国とEU、アメリカと中国、日本と韓国などの国際問題。
最近多くなってきている関東の地震に関連づけて大地震の話。
また、年号が分かると大きな出来事が起こるという噂話。
大正の年号が変わった時に起きた第一次世界大戦。
昭和が始まり暫くして起きた世界大恐慌。
平成に入ってからのバブル経済とその終焉。
それらの話を引き合いにして、年号が変わると経済の大変革が起きるという話をする人もいます。
そんな話を聞きながらも、来年はいい年だと信じたい。
自分が出来る範囲で頑張る。それがいい年になるという思いに繋がります。
私の好きな言葉があります。
落語のオチに「俺には金も何もないけれど、手つかずの真っ新の来年があるんだ」
いい年をお迎えください。
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盛和塾解散
先週の11日水曜日に、盛和塾東日本忘年会が開かれました。
今年いっぱいで解散となる盛和塾の最後の行事でした。
私も参加し、別れをしてきました。
来年の1月に88歳になる稲盛さんは、体力の衰えと共に盛和塾を解散することを決意しました。
10年以上前から「自分の引退と共に盛和塾は解散します」と宣言されていた通りです。
私は15年前に盛和塾に入塾し、「経営の勉強」、そして「人としてどう生きるか」を教えていただきました。
現在、世界中に14,000名を超す塾生の中には、来年以降地域ごとに塾生同士で勉強会を作り勉強を続けていく人がいます。
私は彼らとは別に1人で引き続き稲盛さんの教えを学んでいこうと思っています。
150冊を超える会報、それに多くの書籍。
それに盛和塾生だった人だけが利用出来る「稲盛ライブラリー図書館」があります。
ここには過去に稲盛さんが講演されたビデオと文章が数多く掲載されており、ネット上でいつでも見ることが出来ます。
今まで稲盛さんから受けた教え。
これからは、それぞれ1人1人がそれを自分で血肉化して生きていく。
これが大事なことだと、稲盛さんが私達に伝えています
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人前で叱る
人前で叱る
私がまだ若い頃は、ある経営の本を読むと、「人に注意する時は人前で叱ってはいけない」と書いてありました。
人前で叱ると、叱られたその人間に恥をかかせることになり、素直に聞かないということです。
私は「成る程」なほどと理解しました。
しかし、今、それは違っているとはっきり言えます。
叱られて恥だと思えて、恥ずかしい思いをした時、心深くその記憶が残ります。
それにより2度と同じミスをしないと、心に落とし込むことが出来ます。
叱られたことを恨むなら、その人はそれだけの人です。
経営の本のように、後で2人きりになり本人を叱るとどうなるでしょうか。
時間が経ってから叱られると本人は、何のことで叱られたのか分からないと思います。
その時、その場所で叱るから本人は肝に感じれらるのです。
また叱る方は大概忙しく、「後で叱る」ほど暇ではありません。
先日、若い知人が人前で不用意な言葉を発しました。
その時、私はすぐその場で「そのような言い方はやめた方がいいよ」と注意しました。
それに対して、彼が発した言葉は「このような人前で言わない下さい」と言ったのです。
私は言葉を失いました。
彼はきっとどこかのコンサルタントの書いた「人前で叱ってはいけない」と言うような本を読んだのかもしれません。
メンツにこだわり、恥をかかされたと思う気持ちが先に立っているのでしょう。
その人のために注意したことなのに素直に受け入れられない。
素直な人とそうでない人。
今後は大きく、その違いが現れて来ると思います。
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モラトリアム法
先日のNHKの番組「大廃業時代」というのがありました。
会社が廃業する原因として、人手不足、後継者不足があります。
また大きい原因として日本のモラトリアム法と言われた「中小企業円滑法」があります。
2009年、前年に起きたリーマンショックを受けた中小企業を救済するために出来た法律です。
中小企業が金融機関から借りていた借入金を「返済の猶予」や「返済期間」の延長を認めるという、借りる側に優しい法律です。
その法律はすでに終わっていますが、その影響は続いていました。
法律が出来た当初から、私はこれは悪法だと思っていました。
借りたお金が予定通り返せなくなった理由は、上げればいくらでもあります。
でも一番の原因は、安易に借入を決断した未熟な判断力と、計画通りに売上や利益を出せなかったことにあります。
経営者が頑張って会社経営をしても、如何してもダメな時はあります。
その時の見切りが大事です。
早い見切りによって、負債額も少なくて済み、再スタートも切れやすい環境が出来ます。
それが、この中小企業円滑法によって買い入れ額が膨らみ続けました。
助けられたと思ったのが、逆に深いダメージを与えられ、再起不能になったのです。
「小善は大悪に似たり」
この言葉通りで法律でした。
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ZOZO
Yahooがファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営するZOZOを子会社化したとの報道が流れています。
ZOZOの社長前澤氏も保有株を売り、2000億円以上のお金を手にしたと言われています。
創業した会社を大きくし、それを高い値段で売却する。
アメリカでは昔からあり、日本でも増えてきているようです。
でもその遣り方は社長は莫大なお金を手に出来ますが、一方では社員を捨てる行為です。
「後はよろしく頼む」ということでしょうか。
私は好きではありません。
「全従業員の物心両面の幸福を追求する」という経営理念を掲げている会社があります。
稲盛和夫さんが創業した京セラとKDDI、再建したJALはその経営理念を掲げて、トップと社員一体になって頑張ります。
稲盛さんはこうも言います。
「自分に与えられた能力は、たまたま自分に来ただけのこと」「才能を私物化してはならない」
だから私は稲盛和夫さんに心酔しています
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老い
昨日、メガネ屋に行ってきました。
遠近用のメガネがのレンズが欠けたので、レンズ交換のためです。
メガネのフレームは25年ほど前に買ったローデンストックのフレーム。
25年経っても歪みもなく、これからも愛用しようと思っています。
レンズを交換するにあたり、まずは目の状態を念入りに検査してくれました。
このメガネ屋さんに前回お世話になったのは4年前。
検査結果は4年前より良くなっているとのこと。
目は左右とも0.8で前回より0.1良くなっています。
乱視も良くなっていました。
白内障の症状もあまりないとのこと。
なかなか嬉しい結果でした。
少し前に耳の検査をしましたが、4・5年前と変わらない結果。
毎日食事に気を遣う「「老いへの抵抗」。
少しは成功しているようです。
小善と大善
日本の将来に対する不安。
第一に財政問題があります。
1000兆円を遙かに超す借金。
それなのに国家予算は毎年のように増えています。
来年度予算は過去最高と言われています。
財源は国債という借金。
優しい政策は国民に喜ばれるが、そのツケは計り知れない辛いものになると予想されています。
国民に辛抱を強いることになります。
まさに
「小善は大悪に似たり」
子供や孫の将来を考えると、「大善は非常に似たり」を覚悟しなければなりません。
財政改革には大変な痛みを伴います。
早くそれに手を付けなければ債務は拡大するばかり。
早くに国民に国の現状を知らしめ、共に苦楽を共にする覚悟をしてもらうことが大切です。
その非情と思われる政策は将来、大善をもたらすことになるのです。
小善は大悪に似たり
大善は非常に似たり
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子供向けホテル
先週、東京から来た孫達をつれて「森のソラニワ」という温泉ホテルに行ってきました。
中山峠を越した山の中の北湯沢温泉にあります。
北湯沢温泉にはこのホテルを入れて、3ホテルしかありません。
温泉街はなくその上、店舗は1軒もありません。
山の中のホテルです。
事前に見たホテルの内容紹介では、このホテルは子供が楽しめるための仕掛けが沢山あります。
食事も子供が喜ぶメニーも用意しています。
それは逆に言うと、「大人にとってはどうかな?」という疑問がありました。
ところが大人が満足出来る料理・温泉施設も用意されています。
感想としては満足です。
昔、日本の温泉旅館は会社単位の団体客を受け入れて営業していました。
ところがいつの間にか、その団体客が一気にいなくなり、温泉旅館は苦境に立たされることになりました。
倒産していったところも多くありました。
その後はカップル向けや家族をターゲットに形態を変えて行きました。
しかしそうなると、客室単価は下がってきます。
団体客の時は10畳間に8人位突っ込んだりしたので、客室単価は高いモノでした。
しかしカップルや家族利用は2名から4名位にしかなりません。
どころがこの「森のソラニワ」一室あたりの人数が多いのです。
子供をターゲットにしたこのホテルは、子供や両親の他に爺さんや婆さんも付いてきます。
そうすると6人位にはなります。
私が泊まった部屋は32畳になっていますので、狭く感じません。
これが平均的な広さのようです。
ターゲットを小さい子供に絞り込む。
この戦略は当たったと思います。
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従業員第一主義
今日の日経新聞のネットニュース上に「米主要企業の経営者が所属する経済団体、ビジネス・ラウンドテーブルは19日、『株主第一主義』を見直し、従業員や地域社会などに配慮した事業運営に取り組むと宣言した。」という記事が載っていました。
京セラ創業者の稲盛和夫さんは従来より従業員を大事にするという考え方を持っていました。
稲盛さんが関連する企業、京セラやKDD、JALが掲げている経営理念にもそれが書かれています。
「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献すること。」
株主第一主義のアメリカの経営者もやっと気付いたのでしょうか。
あんバタサン
先程、柳月に「あんバタサン」を買いに行きました。
しかし既に売れ切れ。
聞くと 毎日販売されると直ぐに売れ切れてしまうとのこと。
予約買いをしないとダメだとの情報があります。
その情報筋から聞くと、柳月では24時間体制で作っても間に合わないとのこと。
このお菓子買い騒動に火を付けたのは、NHKの朝の連続ドラマ「なつそら」です。
そのドラマ中に出てきた帯広の「雪月」が作ったお菓子と似ているそうです。
「柳月」と「雪月」
会社名も似ていますね。
何かのきっかけで突然売れるという現象は良くあります。
カーリング女子が食べていた北見の「赤いサイロ」というお菓子もそうです。
最近では渋野日向子さんが英女子オープンで優勝し、渋野さんが着ていたウェアーがあっと言う間に売れ切れ。
何がきっかけで売れ出すのか分かりません。
ただ言えるのは、それまでに地道にいい物を作ってきたその結果だということです。
「柳月」という会社もそうです。
私が注目してる会社です。
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小さなズル
先日、新千歳空港からJRに乗り、Uシートに座っていました。
Uシートは指定席です。
私達の前のシートが空席になっていましたが、出発直前に若い2連れが座りました。
出発して暫くすると、車掌が検札に来ました。
先程、前のシートに座った2連れのところで車掌が止まりました。
2人は指定券を買っていません。
車掌は2人にその席を立つように言って去りました。
ところが車掌が去った後もその2人は座り続け、再度車掌が来た時になってやっと席を立ちました。
それから暫くするとまた別の若い2人連れが来て座ります。
2駅を過ぎると、車掌が来る前に列車を降りていきました。
この2人も指定券を持っていない様子でした。
偶然にも2組の若いカップルが指定券なしで座った場面に出会いました。
指定券を持たず、気後れもせず、堂々と指定席に座るということは私のような小心者には出来ません。
後ろめたさがあります。
それが普通のように思います。
なのに目の前で2組4人の若者が平気でズルをする。
「不正!」とまでは言いませんが、平気なのが信じられません。
「知られなければ少し位のズルはいいではないか。」「見つかったら謝ればいい。」
そんな気持ちなのでしょう。
悪いことは悪い。悪いことはしない。
親から教えられただろうそんな当たり前のことが出来ない。
淋しい気持ちになりました
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ユニバーサルデザイン
先週末に利尻島・礼文島への旅行に行ってきました。
千歳空港から利尻空港に出発する時、利尻が濃霧のため状況確認中とい言われました。
添乗員さんから「旅行中止または利尻まで飛び、着陸出来なければ稚内空港に着陸し、その後フェリーで行く可能性がある」と言われました。
でも私の普段の行いがいいせいか、無事に飛び、予定時刻に利尻空港に着きました。
2泊3日の旅は毎食が海鮮料理。
最後の昼食では豪華なウニ丼。
しばらくは刺身も寿司もいりません。
妻とのいい思い出の旅になりました。
この度の中で考えさせられることがありました。
宿泊した礼文島のホテルでのことです。
ホテルのテレビを付けた時、全ての番組みに文字が流れていました。
耳の聞こえない人のための文字放送なのでしょう。
でもその文字が画面の真ん中に出てくるので、肝心なところの画面が隠れてしまいます。
その文字放送を消そうとしたのですが、操作出来ません。
調べてみると、変更操作出来ないように設定されていました。
文字放送は耳の聞こえない人にとっては必要な伝達手段です。
でも健常者にとっては不要です。
ユニバーサルデザインという考えがあります。
健常者も障害者も、年寄りも小さな子供も、全ての人が不自由なく使える形や仕組みを作っていくことです。
社会的弱者である障害者の人達だけに焦点を合わせると違ったモノになってきます。
帰りのフェリーも同じようなことがありました。
乗船すると客席はジュウタン席がほとんどです。
「椅子席はないのですか?」と聞くと、「障害者のの人のためにジュウタン席にしています。」
椅子席希望の人は外の甲板にある椅子を利用して下さいとのこと。
足腰が弱く、床に上手く座れない年寄りにはジュウタン席は辛い。
私達は甲板にある椅子を利用しました。
結果、景色も良く快適でしたが、あの船員さんの説明はやはり引っかかります。
ユニバーサルデザインという考え方はもっと広まってもいいのではないでしょうか。
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遅読
本を読む時「速読」という読書法があります。
以前はこの読書法に憧れ、「速読」に関する本を買って読みました。
その本に書かれているように少し訓練もしました。
でも結果、私にはこの「速読」は出来ませんでした。
そして自分には合わないと思いました。
私はどちらかというと「遅読」が得意です。
自分が気に入った本をじっくり時間を掛け、行間に書かれていることも推測しながら読むのがいいです。
心に残る本は「遅読」で読んだ本ばかりです。
そして今は時々「音読」をしています。
「音読」のいいのは、文字を目で見、声を出すことで耳から内容が入って来ます。
また声を出すことで、自分が語っているような錯覚に陥り、その言葉が自分の言葉のような気持ちになります。
読む速度は確かに遅いですが、確実にその内容が自分のモノになっているように思います。
毎日30分と決めて「音読」をしていますが、なかなかいいですよ。
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プリンターのインク
2年ほど前に買ったインクジェットのプリンターが故障しました。
青い色のシアンのインクが全然出なくなりました。
プリントヘッド清掃を何度しても一向に良くなりません。
仕事に支障も起きるので、一層のこと買い換えようと思い、ネットでプリンターを探そうとしました。
その時なにげなく、「プリンターのインクが出ない」と言うフレーズでクリックすると、プリントヘッド清掃用のインクカセットがあるという情報が出てきました。
カセットで4色で2300円位。
ダメ元だと思い、プリンターを買うのをやめてそれをネット注文。
今日それが届きましたので早速試してみました。
その結果!
驚くことに、すっかり復活しました。
びっくりです。
教訓
インクヘッドのチェックと清掃は頻繁にすること!
商品
今、テレビのワイドショーで流れている吉本興業の問題。
もうそろそろ辟易した気分になってきました。
元々は、芸人の反社会集団との営業問題が発端でした。
その騒動の中から吉本興業の旧態とした経営体質が表に出てきたのです。
私はこの騒動の中で考えさせられるのは経営者の考え方なり行動です。
会社にとって一番大事なのは商品です。
消費者に素晴らしい商品を選び、育てて売っていくのが商売であり経営です。
騒動をテレビでみる限りで言えるのは、吉本興業は商品である所属タレントに対する対応なり態度です。
商品を大事にしているとはとても思えません。
芸能界というのは特殊な世界かもしれませんが経営者のあるべき姿はどこでも同じです。
芸能界は特殊な世界だから許され事ではないと思います。
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風邪
何年振りかで風邪を引いてしまいました。
ここ最近は寒暖の差が激しく、対応出来なかったようです。
風邪を引かなくなるというヨーグルトの○○を毎日飲んでいたのですがダメでした。
最初は喉が少しいがらっぽく、その時食べたサクランボのアレルギーかな?と思ったのですが、その後咳が出るようになり、喉が痛くなりました。
その時に初めて「風邪を引いた!」と認識しました
熱はあまり高くないのですが、夜の咳が酷く、ここ4日間眠れません。
ここでまた勉強しました。
自分は歳をとっているという認識をしなければなりません。
若い頃と同じつもりになり、薄着のままでいたこと。
早めに風邪薬を飲むなど自分のケアを自分でしなければならない。
今、思うことは、妻に風邪がうつらなければいいな。
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発注書
今朝、○○豆腐店さん宛の発注のFAXが流れてきました。
2ヶ月ほど前から何回か流れてきています。
この○○豆腐店さんは有名豆腐店さんで、10年ほど前には私共のレンタルオフィス「札幌オフィスプレイス」に入居されていましたが、8・9年ほど前には出て行かれています。
発注会社は何を見て発注のFAXを流しているのでしょうか。
何回もFAX続くので、先程FAXに書かれている発注会社に電話をしました。
担当者がいなかったので、電話に出た人に「○○豆腐さんは8.9年ほど前に退出されています。何度も発注FAXが流れてきましたので電話しました。発注大丈夫でしたか?」と聞くと相手は驚き、「大変なことです」と言っていました。
それにしても担当者は何を見て発注したのでしょうか。
そして、今まで発注した品物が入ってこなかったことに疑問を持たなかったのでしょうか。
この点が気になりましたが、そのまま電話を切りました。
担当者も悪いけど、それを管理する人もまずい。
この会社は結構大きな会社のようですが、大丈夫なのか。
少し心配になりました
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リブラ
2020年にfacebookが発行を目指すデジタル通貨「リブラ」。
世界の中央銀行がこの「リブラ」に警戒しています
facebook利用者である世界の23億人がその利用対象となり、世界の通貨制度を揺るがす恐れがあります
私が「リブラ」発行の話を聞いた時に思ったのは、近い将来この「リブラ」がドルに変わる基軸通貨となるという可能性です。
過去にはドルに代わる基軸通貨の話は出てきましが、未だ生まれていませんでした。
しかしその一番の候補と言えるのが「リブラ」だと思っています。
新しい基軸通貨発行が望まれるその背景には、アメリカが中心となる世界経済に対して抗する国々があります。
また、最近はアメリカが他国との経済摩擦も気にせず、自国第一主義を掲げている事もあります。
そしてアメリカは必要だと思う時には必要なだけドル紙幣を刷り続けることの出来ることもおかしな話です。
対アメリカに対する不信感が世界中に広まれば、新基軸通貨としてデジタル通貨。
特にこの「リブラ」がその候補として上がってくることも十分可能と思います。
これからは現金からキャッシュレスの時代になることでしょう。
尚のこと、デジタル通貨としての「リブラ」が注目されていきそうです。
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本
稲盛和夫さんが書いた「心」という新しい本を買い、読んでいます。
書かれている内容は、過去に稲盛さんがお話したり書いてきたことがほとんどです。
でも改めてこの本を読むと心にしみます。
毎朝、この本を声を出して読んでます。
声を出しながら読むことで、目と耳から内容が染み込んでくるようです。
最近、本屋で稲盛さんの書いた本だと思って手にしてみると、別の人や団体がまとめたものが多いように思います。
稲盛さんは87歳。盛和塾も今年いっぱいで解散します。
稲盛さんが書く本は今後少なくなっていくと考えます。
「心」という本、大切に読みたいと思っています。
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免許返上
3年ほど前から70歳になったら運転免許を返上しようと考えていました。
今年の8月で満70歳になります。
また翌月の9月は丁度、運転免許書の切り替えの時です
7月になったら返上手続きをしようと思っています。
最近は高齢者の交通事故がメディアに取り上げられています。
高齢者の交通事故は今に始まったことではないのでしょうが、クローズアップされています。
3年前に70歳になったら返上しようと「決めた」のは、決めなかったらいつまでも返上出来ないと考えたからです。
「決めて」良かったと思います。
「70歳になったら返上する」と自分で周りの人にも公言していました。
そして自分で「決めた」ことを守る。
それだから出来るのだと思います。
運転はまだ大丈夫だと思えば、まだ大丈夫です。
でも、それがズルズル返上時期を引き延ばせば、大変な事を起こすかもしれません。
自分で決める。
これが大事です。
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我が家の朝食
約1年ほど前から、我が家の朝食は私が作っています。
妻があらかじめ作り置きし冷凍しておいた野菜スープを鍋に入れます。
それに自家製の梅干しを刻んで入れ、刻み昆布、干した小エビやシジミを入れます。
少し煮立ってきたところに入れるのが一膳分の玄米。
3分位煮込んでから火を止め10分位冷まします。
冷ましている間に玄米に味がしみ込みます。
その後また鍋を火にかけ、溶き卵を2個分入れ出来上がり。
この玄米粥を妻と仲良く半分にして食べます。
ほとんど毎日このような朝食になります。
以前はご飯に味噌汁、おかずは納豆や卵や魚。
この朝食では私には少し重たかったようで、午前中頭の動きが今ひとつ。
玄米粥にしてからは胃も楽になり、朝から頭の回転が良くなったように思います。
ただ月曜日から金曜日まで同じメニューなので少し飽きます。
土・日曜日は妻がパンとサラダとコーヒーの朝食を作ってくれます。
玄米粥は作るのも早くて簡単。
一度、試されたらいかがですか?
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日銀の保有株式
先程ネットで確認すると、日経平均が下がり続け、現在は20,394円となっています。
その日本の株の最大の株主は日銀です。
日銀の雨宮副総裁は今年の3月14日の国会で、日経平均が18,000円を割り込むと、日銀保有の株式が評価損を起こすと言いました
あと2,000円程度です。
実際に18,000円を割り込まなくても、その数字に近くなった時、日本の「円」に対する信用が急落する恐れがあります。
安全資産と言われる「円」の評価が激変する。
その時、大変なことが起きる。
そんな恐れを抱きます
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弁当のご飯
先日妻が旅行に行っている間、暫く1人暮らしをしている時、お昼にイオンの弁当を買いました。
驚き!
ご飯がまずい!
まずいと言うより固くてなって噛みにくい。
まるで干飯のような固いところがあるのです。
私はどんな料理を食べてもまずいと思うことはほとんどありません。
勿論、妻が作った料理はいつも美味しい美味しいと言って食べます。
決してグルメではないのです。
何でも美味しいと思えることは幸せだと思っています。
その私がまずいというのは余程です。
お米が違うのか。
イオンの弁当代は500円以下がほとんど。
価格が安いからそうなのか?
もう少し値段は高くてもいいから普通のお米を使って欲しい。
そう言えば、イオンの中にある焼き鳥を売っている店の弁当も米がまずかった!
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札幌オフィスプレイスについて②
札幌オフィスプレイスに付属する部屋があります。
そこは会議室、面談室があり、オフィスプレイスの入居者が無料で使用出来ます
会議室は20名まで座れます。
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札幌オフィスプレイスについて①
5月1日より札幌オフィスプレイスは少し狭くなりました。
その代わり、札幌オフィスプレイスに入居されている人達がお仕事状必要になる会議室や個室を用意しました。
これからしばらくの間その内容をお知らせしていきます。
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けなす人
先日気付いたことがあります。
他の人や会社の遣り方を批判する人、けなす人。
多いように思います。
そのような人は自分の方が優れているということを言いたいのかもしれません。
そのような人には、学ぼうという姿勢が見られません。
人の話を聞こうともしません。
勿論、素直さもありません。
頭が優秀で自信がある人に多く見られます。
そして、その人が社長だと会社経営は致命的です。
私は何も言えず黙って聞くしかありません。
残念です。
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人に優しい車社会
今朝の日経の「春秋」に書かれていたことです。
日本の交通事故の特徴は「車が人をはねる」である。
欧米では死者の多くが車同士によるものであると書かれていました。
日本では人より「車優先」の考え方がそこに存在しているのではないでしょうか
昨年、娘家族が住むスエーデンに行った時のこと。
街を歩き、道路を横断しようとすると、横断歩道でなくても車が止まってくれます。
私が躊躇していると、「車のことは気にしないで渡っていいの」と言います。
スエーデンでは人が横断しようとする時、車が止まってくれるのが当たり前なのだそうです。
日本の交通事情とは大違いです。
日本の自動車業界は、車が人にぶつかりそうになった時、自動的に車が止まってくれる。
そんな車を考えています。
自動的に止まる車を考えるより先に、人優先の車社会を作る方が先です。
「人に優しい車社会」
そんな標語があったように思います。
本当にそうあって欲しいと思います。
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新紙幣の発表
昨日、麻生財務大臣より新紙幣の発表がありました。
5年後の2024年に発行とのことです。
この「5年後」というのに少し疑問を感じました。
過去の新紙幣の発表から発行までの期間を調べてみると、前回は2年3ヶ月、前々回は3年4ヶ月です。
それが5年というのは少し長すぎます。
ある政治評論家が「政府が新元号と新紙幣発行を一緒に発表して、人気を取りたかったのでしょう」という評論は楽観的で、まったく違うと思います。
そんな単純なものでないと思います。
経済評論家であり参院議員の藤巻健史氏のfacebookでの発言が気になります。
藤巻氏はこのように書いています。
「すぐに市場に流通させるのなら慶事関係と思うが、流通させるのが数年先ならば気持ち悪い。
ハイパーインフレや紙幣価値が暴落したとき、昭和21年には預金封鎖&新券発行があった。新紙幣の発行が間に合わずに当初は旧紙幣にシールを張ったという。
新券準備を秘密裏に行うのは難しい。これなら堂々と準備できる。
政府・日銀は異次元緩和に出口がないことがもう十分すぎるほどわかっているので、準備を開始したのか、と私は思ってしまった。
私は昭和21年のような預金封鎖ではなく、ドイツ型処理(かっての中央銀行ライヒスバンクをつぶして新中央銀行ブンデスバンクを設立し新紙幣を発行)を予想していたのだがーー。」
藤巻氏が書いているように、昭和21年に日本で起きたハイパーインフレの時、次のことが起きました。
「現金保有を制限させるため、発表翌日の17日より預金封鎖し、従来の紙幣(旧円)は強制的に銀行へ預金させる一方で、1946年3月3日付けで旧円の市場流通の差し止め、一世帯月の引き出し額を500円以内に制限させる等の金融制限策を実施した。(Wikipedia)」
現在、日本のタンス預金が50兆円あると言われています。
それを吐き出させるために今まで政府や日銀はあらゆる経済政策をしてきました。
それでもタンス預金は市中に出てこない。
1100兆円を超す日本の借金が近い将来、大きな問題を起こした時の備え。
今回の新紙幣発行の準備はそんなことを予感させます。
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妻の話
今日は1日。
毎月の行事として今月も神宮参拝をしました。
その帰りの時に聞いた妻の話を紹介します
私と結婚した頃、妻は私の父から手紙をもらったそうです。(この事は初めて知りました)
その中に書かれていたこと。
人に言われたことは、自分で手を胸に当てて考えてみるように。
自分が悪いと思えば直せばいい。
考えても悪いと思うことがなければ、言った人を馬鹿だと思えばいい。
気にするなと言うことでしょう。
私の父親がそんな優しいこと言ったの?
でも納得します。
この言葉は今でも妻の心にあるそうです。
もう1つ妻から聞いた話です。
人が神様の前で悪いことをしたり、無礼なことをするとバチが当たると言われます。
私も小さい頃、親からそう言われました。
でも違うようです。
神様はバチは与えません。
バチは与えませんが、その人がいざという時、無視するそうです。
ここ一番という時に神頼みしてもダメなのです。
バチが当たるより、こちらの方が辛いことですね。
神宮参拝の帰りに聞いた妻の話。
妙に納得しました。
消費税
今年の10月から消費税率が上がり、10%になりそうです。
日本はこれから少子高齢化の現象が進み、福祉関連費が益々増えることでしょう
その為の消費税アップと言われます。
日本は今回上がっても10%ですが、福祉大国といわれるフィンランドやスエーデンの消費税は25%です。
25%は高いですが不満を言う国民は少ないようです
それは老後の心配がないからと言われています。
以前にフィンランドとスエーデンを訪問して障害者や老人の福祉施設を回った時、その施設・設備とシステムの充実振りに驚かさせました。
フィンランドの男性と結婚した日本の女性が驚いていました。
フィンランドでは子供は親の老後の面倒を看るという考えがないと言うのです。
国が年老いた親達の面倒を手厚く看てくれるので、子供達が介護する事がないのです。
日本のように、親の介護のために会社を辞め、人付き合いもやめ、孤独の中、費用的にも精神的にも辛い思いをすることがないのです。
私の子供達もそろそろ親の私達の心配をしているかもしれません。
子供達に私達の介護などで迷惑を掛けたくない。
親なら皆思うことでしょう。
高い消費税の見合う国民生活の幸福。
これが見えれば25%の高い消費税も納得します。
老後の心配がなければ、現役世代は老後のために無駄にお金を貯めず、生活を楽しめます。
ただ、フィンランドにしてもスエーデンにしても税金を使った福祉サービスに対する監視体制はしっかりしています。
ある介護施設では、約10の機関が監査に入ってくるそうです。
国関連、市関連、福祉団体関連、民間団体関連等が入って来て、施設側は対応が大変だと言っていました。
無駄に税金は使われていないか。
適切な介護は受けているか。
介護を受ける人達やその家族達からも聞き取りをするそうです。
税金を徴収されても、日本人が不満に思っていることの1つに、「適正に税金が使われているか」という疑問です。
ここが今後消費税を上げて行く時のポイントになると思います。
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夢と希望の持てる言葉
毎週日曜日5時30分からのテレビ番組「笑点」はよく見ています。
特に大喜利は面白いですね。
ただ時々円楽さんが語る政治風刺。
政治家が悪いことをしたことを面白く話します。
少し気になります。
また、「相棒」というドラマも好きですが、そこにも警察官僚を悪い階級のように描かれる場面が出てきます
テレビの影響は大きいです。
特に子供達の心に深く刻まれます。
私は中学生・高校生の時、先生達が折に触れて金持の批判をしていました
その為、「金持ちは悪いことをして金儲けをしている」という印象が子供心に残りました。
ある時、父に向かって「金儲けは悪い」ようなことを言って父を怒らせたことがあります。
父は真面目に一生懸命頑張って事業を発展させていました。
勿論、結果お金も入ってきました。
決して悪いことをして稼いだのではありません。
同じように真面目に政治をしている人もいます。
官僚となり頑張って国を支えている人もいます。
そうでなければ日本という国はとうの昔に崩壊しています。
そのことは子供達には分かりません。
テレビで見たり聞いたりしたことが本当のことのように思ってしまいます。
これは怖いことです。
将来の仕事として、政治家や官僚、経営者になろうという気持ちが生まれません。
私達はもうそろそろ、自虐的な言葉をやめ、希望の持てる言葉を発していかなければなりません。
マスコミも一部の悪い人だけを指摘して、その分野の全てを語るような論調も考えるべきです。
夢と希望の持てる言葉を発する。
それが大人の責任であり、務めだと考えます。
弱者のズルさ
この世の中には多くの強者と弱者がいます。
強者も時には弱者になり、弱者が強者になることもあります。
強者と弱者とは。
健常者と障害者、大人と子供、男と女、社長と社員、先生と生徒などいろいろあります。
世論は概して弱者に有利な論調になりがちです。
先日テレビで生徒を殴る先生の姿が流れました。
暴力先生としてマスコミから叩かれています
しかし、考えてみると誰かが事前に準備して、その殴る様子をスマホで撮影していたのです。
なぜそんなことが出来たのか。
疑問に思います。
生徒達に仕組まれた悪質な行為だったのかもしれません。
しかし一般的に強者の先生の横暴として捉えられがちです。
そこには弱者のズルさがあります。
車と自転車という関係もあります。
今朝、雪道の車道を自転車が走っていました。
自転車は冬用タイヤをはいてはいますから決して違反行為ではありません。
しかし狭く滑る雪道で運転するドライバーにとっては、自転車にぶつけないように注意深く運転しなければなりません。
ぶつければ強者の車の責任が大になります。
弱者と言われる自転車も注意して自転車に乗っているのでしょうが、「ぶつけるお前の方が悪い」というように大胆に自転車に乗っています。
「ドライバーの注意深い運転によって自分は守られている」ということを自転車側は認識するべきでないでしょうか。
弱者が弱者の立場を逆手にしたような行為をよく見かけます。
でも指摘されない。
違和感を感じます。
怖い父親
私の子供が小さい頃、私は怖いお父さんでした。
俗に言うカミナリ親父でした。
子供を叩いたりはしませんが、約束が守れないとか挨拶が出来ない時はしっかり怒りました。
先日妻が話してくれたことがあります。
子供達が学生の時、色々アルバイトをしました
その時に仕事を通して世の中のことを知ったようです。
その中でも面白いのは「お父さんはとてもやかましかったけれど、世の中にはもっとすごい人がいる」と言っていたそうです。
今は5人の子供達は皆、社会人として生活しています。
ハードな仕事や厄介な上司。
それに耐えているようですが、私に鍛えられたのが良かったのでしょうか。
そんな話を妻から聞いて私は少し「ニンマリ」しています。
グルメとグルマン
人は食べることが大好きです。
テレビでもグルメ番組が多くあるのもその為でしょう
「あの人はグルメだね」という言葉が出てきます。
一方、あまり言葉として出てきませんが「グルマン」という言葉もあります。
その違いは「グルメ」は美食家であり、グルマンは食道楽と分けられます。
料理を食べてみて、素材やその作り方の違いが分かる人がグルメ
グルマンは美味しい料理を探して食事を楽しむ人です。
料理を仕事としている人はグルメでなければならないでしょう。
厳選された素材の味とその違いが分かり調理にもこだわりがあります。
ワインなどのお酒に関しても微妙な違いが分かります。
しかし私達のように食事を楽しみたい人には「グルメ」は必要ありません。
食事を楽しむ食道楽として「グルマン」でいいのです。
時に顔をしかめながら食事をしている人を見ます。
どの産の肉を使い、油は何を使い、添え物の野菜は有機なのか?
出汁はどこ産の昆布を使っているのか?
そんなことを考えて食べても美味しくありません。
そこそこ美味しければ「美味しいね。美味しいね!」と話しながら食べる方がいいに決まっています。
浅草で有名な天丼屋で食べる天丼も旨いけれど、「てんや」で食べる500円の天丼も美味しい。
1人1万円の寿司屋の寿司も旨いけれど、回転寿司「トリトン」の寿司も美味しい。
食べることの喜び。
それを感じられる今に幸せを感じます。
執着心
中村元氏の書いた「ブッタのことば」から。
悪魔パーピマンがいった。
子あるものは子について喜び、また牛のあるものは牛について喜ぶ
人間の執着するもとのものは喜びである。
執着するもののない人は実に喜ぶことがない。
師は答えた。
子のあるものは子について憂い、また牛のあるものは牛について憂う。
実に人間の憂いは執着するもとのものである。
執着するもとのもののない人は憂うことがない。
私達は色々な欲望にさいなまれています。
知らなければ起きない欲望も,知ってしまったから起きます。
その執着心に打ち勝つことが、正しく生きること。
そのように思います。
独立心を育てる
以前ある集まりがあり,その中で「独立心を作るために何が必要か」ということが話し合われました。
家庭なのか,学校なのか,会社なのか,社会なのか。
色々な意見が出ました。
子供の独立心を育てるのは家庭で育てるしかないと私は思っています。
しかし現実は子育てを放棄して、子供と仲良い関係だけを作っていく親を多く見受けます。
優しい関係は一見いいように見えますが、それだけでは子供は自立しないし独立心は生まれません。
躾や善悪の考え方などを厳しく教え,時には突き放すことをしなければ、社会人として子供は育ちません。
あたかも姉妹のように、兄弟のように見られることを願っている親がいます。
子供とのもめ事を避ける親がいます。
親がするべき教育を放棄して、学校教育に求めます。
学校は勉学を学ぶところで,家庭教育の代わりは出来ません。
満足に精神的な自立が出来ないまま,学校の成績がいいということで会社に入ります。
結局、会社で人格教育をしなければ使い物にならない。
改めて言いますが,子供の教育は家庭で行われることであり、親の責任です。
子供は「授かり者」ではなく、「預かり者」と考えることが大切です。
生まれた子供は可愛い。
ついペットのように可愛がります。
しかし、いつかは親元から離れ、世の中に出て自立していくことを考えると、それまでの「預かり者」と考えるべきでしょう。
「かぐや姫」という物語はそれを表していると言われます。
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ブラック企業
「パワハラ」とか「ブラック」とかの言葉を毎日のように見聞きします。
実際に「パワハラ」「ブラック」と言われる会社はあると思います。
勿論、そうでない会社も多くあります。
ある人がテレビの「下町ロケット」の佃製作所はブラック企業だと言います。
確かに何日も徹夜をして仕事をしている姿を見るとそう言う人もいるでしょう。
しかし、経営者と社員が価値観を共有している会社はブラック問題は起きにくいものです。
なぜなら彼らはそれぞれが同じ目的や目標を目指し,その思いを共有しているからです。
その思いに共有できない人は会社から離れていくでしょう。
無理に共有させるとブラックという意識が生まれます。
思いを共有出来ない人にとっては同じ会社がブラック企業に映るのです。
また、本当にブラックな企業もあります。
その会社に共通しているのは社員を大事にしていません。
社員を愛していないから起きます。
社員の幸せを心底から願っていれば「ブラック」というのは出てこない言葉です。
3カ国旅行
先週の6日土曜日に日本を発ち、昨夜帰ってきました。
スエーデンのヨーテボリに住む娘家族のところに行ってきました。
私達夫婦と私の妹家族、合わせて6名での旅行。
まずはフィンランドのヘルシンキまでJALで飛びそこで1泊
その後は船や高速列車に乗り継いでヨーテボリへ。
その気になればヘルシンキから直接飛行機で行けるのですが、折角なので船や高速列車を使いました。
ヨーテボリでは娘や孫達と会い、近くのホテルで2泊。
その後は娘達家族も連れてデンマークのコペンハーゲンへ。
ここでも孫達と遊びました。
帰りはパリ経由で24時間以上掛けて帰宅。
長い旅行でした。
私は13年ほど前にもフィンランドとスエーデンに行きました。
その時は福祉財団のツアーに参加しましたので、添乗員さんがいて、移動は専用バス。
点から点を結ぶような旅でした。
今回は全て自分たちが航空券や船、列車、ホテルの予約をしたので、自由に街歩きが出来ました。
街中の移動には地下鉄やトラムという市電を利用しました。
今回3カ国を回って驚いたことを何点か紹介します。
1つ目。
鉄道や地下鉄、トラムに乗る時、改札口がありません。
乗車券を券売機で買って乗るだけです。
駅に着いてもプラットホームからそのまま町中へ行けます。
無賃乗車もあるのでしょうが、時々巡回している検査員に見つかると、高額の罰金を払わなければなりません。
2つ目。これらの国のトイレはほとんどが男女共用です。
男性用、女性用の区別がありません。
日本人にとっては違和感がありますが、これも男女平等の姿なのかもしれません。
ヘルシンキもストックホルムもコペンハーゲンも歩道は石畳。
それも15センチ角の石でスキ間が1センチ以上も空いているので旅行カバンの車輪が挟まります。
乳母車も大変です。
その為か車椅子の人はほとんど見かけませんでした。
日本なら「バリアフリーにするべきだ」と皆が言い出し、すぐ全てをアスファルトにしてしまうでしょう。
フィンランドもスエーデンも2つの国とも福祉の国です。
トラムやバスには乳母車や車椅子用のスペースがあります。
その国が石畳にこだわる。
何か大事な理由があるのかもしれません。
両国とも道端に物乞いがいます。
諸費税が25%なので福祉が行き届いているはずです。
貧しい人への配慮も深いはずです。
ヨーテボリに住む娘婿に、「福祉の国なのに物乞いがなぜいるか」と聞いても分かりません。
物乞いはアラブ系の人が多いようです。
最後にもう1つ。
フィンランドの通貨はユーロー。スエーデンはスエーデンクローネ。デンマークはデンマーククローネ。
それぞれ通貨は違いましたが、3カ国ともキャッシュレスがほとんどで現金は使いませんでした。
なので両替の必要がありませんでした。
屋台でも「Card Only」と表示されています。
何の苦労なく、スーパーや屋台で買い物がカードで出来、キャッシュレスの便利さを実感しました。
ただ家に帰ってきて財布の中を見るとレシートが沢山。
次回の決済日に通帳からいくら落ちるか。
その金額が気になるところです。
コーチング
大坂なおみさんがテニスの全米オープンで優勝しました。
メンタルで弱かった彼女を変えたのはドイツ人のサーシャ・バインコーチと言われています。
「できるだけ楽しく、ポジティブな雰囲気を作ろうと思っている」と語っています。
パッピーでポジティブな言葉で彼女を変えました。
以前に日本と欧米のコーチとの違いを本で読んだことがあります。
欧米のコーチは選手の優れたところを見付け、褒めて褒めてその才能を伸ばします。
日本のコーチは欠点を見付け出し、それを克服するために厳しく指導します。
いざ本番の時にその力を出し切れたのは欧米の選手です。
日本のスポーツ界ではパワハラ問題がテレビ等で取り上げられています。
今回の大坂選手が出した素晴らしい結果は、コーチングとは何かを改めて浮き彫りにしたように思います。
コダックと富士フイルム
盆休みに面白い本を読みました。
そして気付かされたことが多くありました。
以前から「なぜ?」と思っていたことがあります。
かってカメラフィルムメーカーとして世界トップの座にあったコダックと日本の富士フィルムのその後です。
同じフィルム会社であるのに一方は衰退し、一方は生き延び業績を伸ばしていました。
その違いは何か?
富士フイルムは多角化を図ったが、コダックはそれが出来なかったという見方があります。
しかし実際はコダックは80年代に医薬品事業、医療機器事業、複写機事業の分野と多角化していきました。
それが90年代になってコダックは多角化した事業を相次いで売却していったのです。
なぜか?
それは株主の要求に応じた結果でした。
90年代のアメリカでは、主要企業の株の半分以上を機関投資家である年金基金がコントロールするようになっていたのです。
投資家が経営に口を出すようになった結果、コダックは衰退していったのです。
一方、富士フイルムはデジタルカメラの他に医薬品、医療機器、化粧品や健康食品も手がけて業績を伸ばしています。
紹介したこの本は「経済の不都合な話」という新書です。
富士ゼロックスとアメリカのゼロックス本体の関係について。
富士ゼロックスがアメリカのゼロックスの株を買って一体化しようとしましたが、ゼロックス側の大株主からの反対で頓挫しそうです。
また、東芝は会社再建のために、半導体等の優良事業を売却して生き残りを図っています。
2つとも、なんとなくコダックと似たような構造です。
企業経営の継続を図る経営者と短期利益を求める投資家の攻防。
日本の企業にもその波が来ているのでしょうか。
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夏は終わりました
我が家の夏はもう終わりました。
長女家族が7月11日から10日間帰ってきて、それから1週間後、イギリスから3女家族が1ヶ月間ほど滞在していました。
その間には長男家族・2女家族が集合。
先日の土曜日に、最後まで残っていた3女家族もイギリスに戻っていきました。
この1ヶ月半間ほどの間は、我が家は子供や孫中心の生活。
今やっと普段の生活が戻ってきました。
子供や孫が来てくれるのは嬉しいですが、帰ってホッとしているのも事実です。
「孫は来てよし帰ってよし」の言葉そのままです。
今は長い間出来なかった家の中のモノを整理し、掃除をしています。
庭に広げたビニールプールや椅子も片付けします。
空気もいつの間にか変わり、今朝は涼しい風が吹いています。
「今年の夏は終わったな~」というのが実感。
あっという間の夏でした。
先日の台風が去るとともに我が家の夏も終わりました。
これから夫婦で実りある秋を迎えます。
2人で美味しいモノ食べに出かけます。
これからの人生
先日、若い経営者と話していた時、「早く仕事を離れて好きなことをしたい」と言っているのを聞いて少し驚きました。
私の学生時代、大橋巨泉さんがテレビをセミリタイアしたいと言って実行しました。
しかし、大橋さんは実際は自分のお店をカナダなどで経営し、テレビ以外の仕事をしていました。
資産や収入はしっかり確保していたのです
私達はどうでしょうか。
昨日、知人と話したことですが、会社を60歳定年で退職して、90歳まで生きたとすると、その間30年あります。
今の日本人の平均寿命は男性81歳、女性87歳ですから、90歳寿命もあり得ます。
1年に300万円使うと、30年間で9000万円になります。
年間300万円の生活はそれほど豊かな生活ではありません。
それでも30年間で9000万円が必要になります。
年金も合わせてですが、皆さんはそれほどの財産資産をお持ちでしょうか?
簡単に仕事をリタイアして、好きなことをして残りの人生を過ごしたいと言っても無理なのではないでしょうか?
これから日本の財政を考えると、年金が減らされることも予想されます。
如何に長く元気に仕事が出来るか!
それによって、「いい人生だった」と言うことになると思います。
子を育てる
今朝のテレビで、夏休み明け時の子供の不登校対策が報道されていました。
子供が学校に行きたくないという理由は色々あるでしょう。
行きたくなければ、行かなくてもいいと私は思っています。
無理に行かせると精神的に追い詰めることになります
また別の番組ですが、学校に行きたくても、経済的事情で行けない国の子供達のことが流されていました。
この両方の子供を比較し、良い悪いと言うつもりはありません。
事情や環境が違います。
ただ、学校に行きたいと「思う」か「思わない」か。
そこに何があるのか。
別の次元で考えてみます。
私が中学生時代。
クラスに経済的に恵まれない家庭の子供がいました。
朝、新聞配達のアルバイトをしていました。
彼らが働いて得たお金は家計の助けになります。
もらった給料をお母さんに渡すとお母さんは喜んでくれます。
お母さんから感謝されるので、彼は働く喜びを得ます。
一方、裕福な家庭では、家の仕事をすればお小遣いがもらえると頑張る子供もいました。
親から家の仕事をしなさいと言われてもしない。
仕方が無く、親は交換条件としてお小遣いを上げると言います。
嫌な仕事でも、すればお金がもらえることを子供は学びます。
その後その子供達はどう違っているか。
これは私の想像も入っています。
経済的に恵まれない家の子供は新聞配達の仕事をすることで母親が喜ぶことを知っています。
仕事をする喜びを知りました。
一方、裕福なところの子供は嫌な仕事でも頑張ればお金をもらえることを知っています。
その為、もらえるお金相当の仕事はします。
しかし彼えらにはそれ以上は仕事をする意味を持ちません。
仕事に対して割り切ります。
これも、どちらが良い悪いと言うことではありません
しかし、どちらが満足ある人生が過ごせるしょうか。
私はそれが大事だと思っています。
働く喜びを感じることが出来ることは幸せなことだと思っています。
先に書いた、学校に行く行かないも、学校に行くことに喜びを見出すことが出来れば喜んで行くことでしょう。
私は幸せなことに、「学校に行きたくない」と思ったことは1度もありませんでした。
毎日が愉しかったように思います。
家の仕事をしても親は決してお小遣いはくれませんでした。
それが今は良かったように思います。
社会人になってからも、お金につられて仕事をした覚えはありません。
親として、子供を育てると言うことは大変なことです。
それを私も十分経験してきました。
若いお父さんお母さん、頑張って下さい!
勉強は誰のために
会社を良くするために社長は色々考えます。
時にはコンサルタントを入れ指導を受けることもあります。
それでも会社が良くならない。変わらない。
良くならない第一の要因は社長にあることがほとんどです。
社長の考えが変わらないのに社員が変わり、会社が変わるはずはないのです。
極論を言えば、社長を替えれば会社が良くなることもあります。
しかし社長としてはそれを認めることが出来ないでしょう。
一生懸命勉強する社長は多くいます。
それは会社を良くするのがその目的です。
社員教育するための情報・知識を得ようとするのです。
しかし本当の勉強は、社長である自分が変わるための勉強であるべきです。
そこのところが分かっていない。
自分は変わらないで、社員達を変えようとする。
自分は出来ていないのに社員に強要しようとする。
「誰に負けない努力をしよう!」「燃える闘魂!」「お客様が第一!」「感謝の気持ちを持とう!」「利己でなく利他の心を大切に!」
「お客様第一!」
そのようなことは社長がまず第一に実行しなければ、社員はそれを実行しようとしません。
どのようにするのか社長が手本を見せねばなりません。
それをしなければ社員も会社も変わるはずはありません。
勉強は誰のための勉強なのか。
そこのところをよく考える必要があります。
勘違いして、勉強で得た知識をすぐ社員に使いたがる社長がいます。
全く逆です。
そこのところ分からないと社員教育が無駄になってしまう。
社長は分かっているはずなのに実行している社長が少ない。
「優れた社長」と「そうでない社長」との違いはここにあります。
数字
来月の金曜日に予定を入れようとしたらその日は13日。
13日の金曜日です。
昔に「13日の金曜日」というアメリカの恐怖映画があり、13日は縁起の悪い日と言われています。
日本では4は死、9は苦の言葉に結びつき、縁起が悪い数字と言われます。
昔、厄歳の人は厄落としのために、人の見ていないところでひっそりと櫛(くし)を道端に落とすといいと言われました。
苦と死を落とすためです。
ですから、間違っても道ばたに落ちている櫛を拾ってはいけないのです。
拾った人に苦と死が付くそうです。
以前、私がホテルを開業する時に、客室の番号には4と9の数字は使わないようにしました。
階数を表す数字の部分は仕方がありませんが、それ以外は避けました。
201,202,203,205、206,207,208,210のように。
ホテルが開業してしばらく経った頃、宿泊されたあるお客様からクレームが入りました。
「13を使った客室があるのは非常識だ」と言うのです。
そのお客様の部屋番号は213のように13を使っていました。
お客様はキリスト教の信者だったのかもしれません。
その時ばかりは何も弁解出来ず、謝るしかありませんでした。
中国では7,ネパールでは3と8が縁起悪い数字だそうです。
多くの外国人が来日されている今の日本。
客室番号にここまで気を使うことは必要ないでしょう。
そう言えば、日本の縁起の悪い4と9を足すと13になります。
関連あるのでしょうか?!
ある彫刻家
週末に阿寒湖に行って来ました。
中学生時代の修学旅行と学生時代の冬の一人旅。
それから50年ほど経っています。
阿寒湖畔にあるアイヌコタンには土産店が並んでいます。
折角阿寒に来たので、記念になるモノを買おうと1つの店に入りました
店頭で若者がセッセと彫り物をしています。
彫り物をしている彼のそばに制作途中の大きな木彫刻がありました。
私が宿泊しているホテルに展示されている木彫刻と良く似ています。
その若者に「あなたが彫っているのですか?」と聞くと、「父の作品です。父は昨年亡くなりました」とのこと。
そのお父さんの名前は滝口政満さんといいます。
滝口さんの最後の作品になる彫刻でした。
滝口政満さんの作品は宿泊ホテル内のロビーに数多く展示されています。
私はその作品の素晴らしさに引き付けられこともあり、偶然の息子さんとの出会いに驚きました。
若者は小さな作品を彫っていますが、お父さんの様な道には進まないと言うことです。
札幌市内駅前通にある時計台ラーメンの店頭に、雪除け頭巾をかぶった女性の木彫が飾られています。
これも滝口さんの作品で、時計台ラーメンの社長に依頼されたとのこと。
帰りがけに娘のために可愛い花の木彫の耳飾りを買いました。
才能を私物化しない
先日、盛和塾の世界大会の案内をもらい早速申し込みしました。
今年で26回になります。
思い返すと、稲盛和夫さんという経営者の存在を知り、盛和塾に入塾してもう15年ほどになります。
稲盛さんを常に心の「師」と思い、その言葉と行動に影響を受けてきました。
稲盛さんの多くの言葉の中で最近反復する言葉があります
「才能を私物化しない」
稲盛さんは著書「成功への情熱」の中で次のように書いています。
「リーダーとしての必要条件を考える時、自分には能力もある、指導力もある、素晴らしい人格も備えている。だから自分はリーダーとしての資格があるというように思うかもしれません。
天がなぜ、自分にそのようなりーダーとしての才能を授けてくれたか、それには理由があるはずです。
誰か他の人でも良かったわけです。
自分がたまたまそういう才能を持っていたとしても、その才能は世界のため、社会のため、、そして集団のために使うべきなのです。
決して自分だけのために使うべきではないのです。
リーダーとしての義務を果たさなければなりません。
決して傲岸不遜になってはならないのです。」
会社を経営する時、優れた社長は自分の才能に溺れ、優れた人間のように自己評価してしまうことが多いようです。
それを自戒させるための言葉です。
それと同時に私が最近思うのは、世界の貧富の格差についてです。
優れた経営者が会社を成功させ多くの富を手に入れています。
優れた自分が得た富をどうしようが自分の自由。
結果、世界の富の多くが限られた富裕層に占められています。
金儲けのが上手いという才能は、たまたまその人に与えられたのであり、もしかしたらその人以外でも良かったのです。
得た富は決して独り占めすモノではないはすです。
飢餓で毎日多くの子供達が死んでいる世界がある一方、富集めに奔走している金持ちの世界。
そのような世界。
考えさせられます。
ウイスキー

先日

、サントリーの「山崎10年」ものを探したのですが、どこの店にも置いていません。
ネットで調べると1本18000円で売られていました。
噂によると中国の人がドンドン買っていくそうです。
もう高くて買えません。
ところで私は4月から月1度のペースで「シングルモルトの会」を開いています。
ウイスキー好きの人達と旨いシングルモルトを学んででいます
4月はシングルモルトのロールスロイスと言われる「マッカラン12年」と「ラフロイグ10年」。
5月は先週に開き、「ボウモア12年」と「アードベック10年」を呑み、一生懸命にシングルモルトの「勉強」をしました。
作家の村上春樹氏は若い頃バーを経営していたそうで、ウイスキーの造詣が深く「もしも僕らのことばがウイスキーであったなら」を書いています。
その中にボウモアのウイスキー職人から教えられた食べ物が紹介されています。
「生牡蠣にシングルモルトをかけて食べるとうまいいんだ!」
勿論、私達も勉強のため真似てみました
旨い!
以下は村上春樹氏が書いている感想です
「僕はそれを実行してみた。レストランで生牡蠣の皿と一緒にダブルのシングルモルトを注文し、殻の中の牡蠣にとくとくと垂らし、そのまま口に運ぶ。うーん。いや、これがたまらなくうまい。。牡蠣の潮くささと、アイラ・ウイスキーのあの個性的な、海霧のような煙っぽさが、口の中でとろりと和合するのだ。」
ご興味がありましたら、皆さんもお試し下さい。
亭主元気で留守がいい
「亭主元気で留守がいい」という言葉があります。
若い頃にこの言葉を聞いた時は、「冷たい関係だな〜」と思いました。
結婚してみると「成る程!」と納得。
しかし、歳をとってみると、「夫婦がそれぞれ自分らしく生きる方法」と実感しています。
連休が続く今朝、思い当たりました。
挨拶
最近よく見る光景ですが、店に入ると「いらっしゃいませ!」と沢山の声がかかります。
誰が挨拶しているのだろうかと見渡すと誰だか分かりません。
私の後に入ってきた人に対しても挨拶がかかります。
よく見ると、誰もお客さんの方を向いていないで声だけ出しています。
お客さんに尻を向けながらの挨拶。
呆れてしまいます。
先程、久しぶりにある銀行に行ったのですが、ここもお客さんを見ないでの挨拶。
「やっぱり!」と思いながら受付マシンからカードを取り、呼ばれるのを待っていたのですがなかなか呼ばれない。
待っている人は私の前に1人だけ。
カウンター窓口には3人の女行員が座っています。
すぐ呼ばれるかと思ったのですが、結局15分ほど待ちました。
私の番が来て、事務処理が終わり通帳を渡される時、ツイ言ってしまいました。
「カウンター窓口の人は、ここで後方事務処理をするより、目の前のお客様優先で仕事をしたら如何ですか?」と。
言わなくていいのに言ってしまいました。
「いらっしゃいませ。」「ありがとうございました。」の口だけの挨拶より、目の前のお客様1人1人を大事にする。
この銀行は35年ほど前まで私が勤めていた銀行です。
変わってしまったのでしょうか。
残念です。
質素
「HARD THINGS(ハード・シングス)」という本を読んだところです。
読みながら色々赤線を引きました。
赤線を引いた箇所に、「企業文化の構築」という章に書かれていたアマゾンの創業者ベゾスの言葉があります。
「われられは最低のコストで最高のサービスを提供するために、あらゆる機会をとらえて1セントでも節約しなければならない」と言います
1例としては、ホームセンターで買ったドアに脚を付け、デスクを作らせました。
それは1000億ドルを超えるアマゾンの時価総額とはマッチしません。
それでもベゾスは「質素」という「企業文化」を打ち立てました。
「売上を最大に、経費を最少に」
これは会社経営の基本です。
会社の規模が大きくなると ツイ無駄なお金が使われます。
ベゾスの言葉はそれをいさめた言葉です。
起業して業績が拡大して行くと、自称「必要経費」ということで、無駄なお金が流れ出て行きます。
さて、自分の会社はどうなのか
改めて見直す必要はあると思います。
翻訳本
最近、続けて2冊、読んでも理解出来ない本に出会っています。
経済関連の本ですが、何度読み返しても理解出来ないのです。
2000円以上するハードカバーの本です。
最初は一生懸命読み込んだのですが、ついに放棄しました
2冊とも翻訳本です。
読み始めた最初は、私の理解力が足りないのだと思ったのですが、そうではないと断言します。
絶対、翻訳が下手なのだ!と思っています。
直訳に近い翻訳で、日本語になっていない。
そう思っています。
私達は本を買う時、原作者は選べれますが、翻訳者までは分かりません。
これからは少しじっくり立ち読みしてから買うことにします。
お金が勿体なかったと、少し残念に思います。
出会い
人は人生の中で、色々な出会いに遭遇します。
本との出会い、人との出会い。
その時に必要とされる本であったり、人であったりします。
本に出会い、影響を受けた本は手放せません。
私が一番影響を受けた本は稲盛和夫さんの「生き方」です
当時、仕事の上で悩んでいました。
その時、「生き方」に出会い、読み、感動しました。
読んだ後、本に書かれていた著者紹介の中に「盛和塾の」存在を知り、すぐに入会申し込みしました。
入会後は稲盛さんの考えに心酔し、如何に自分の考えとして吸収していくか。
CDも買い聞き込んでいきました。
「稲盛さんに出会えて自分の考えが変わり、人生も変わった」
私はしみじみそう思っています。
1冊の本に導かれた師との出会い。
「もっと若い内に稲盛さんと出会えていたら、私の人生はもっと良くなっていただろう!」と思ったことがあります。
しかし、そうではありません。
若い頃はきっと、稲盛さんの考えに興味を示さなかっただろうと思います。
必要な時にこそ、必要な出会いが目の前に現れます。
これからも大事な出会いがあると思います。
楽しみにしています。
商売道徳
今月の初めの新聞に「限定人形100体買い占め」という見出しの記事が載っていました。
100体限定、1人2体まで購入可能として売り出された人形。
1体当たり12万円を超える価格で売り出された人形を、前もって手配した50人に買わせ、その後買い取り、結局1人が買い占めしたようです
転売目的のようで、中国の通販サイトにその人形の情報が掲載されているとのこと
この記事を見て、「成る程!こういう商売の方法もあるのか!」と思う人もいれば、「合法的とは言え、商道徳的に嫌だ!」と思う人もいるでしょう。
商売に関して目端の利く人はいます。
思いがけないところに商売のチャンスやヒントが落ちています。
そのことは大切です。
今回の話もその1つかもしれません。
ただ私はこのような商売方法は嫌ですし、そのような商売をする人は好きになれません。
価値観の違いもありますが、それ以外に思うことがあります。
勉学においても、経営においても、またそれ他の分野においても優秀な人はいます。
仕事も難なくこなすことが出来ます。
そういう人はエリートと言われます。
でも私が思うに、人が優れているかどうかは、人としての「質」によるモノだと思います。
この「質」は生まれ、育って来る中で培われてきます。
人としての優しさや強さ、包容力であり、人を引きつける情熱。
数値化出来ないモノです。
経営者はこの「質」が問われます。
儲かればいいのではなく、どう儲けるか。
これが大事です。
正々堂々と商売をすることです。
普通の店
先日、ある経営者の話を聞きました。
彼は父親の理容室を受け継いで22年。
現在は千葉県内で40を超えるヘアーサロンを展開しています。
父親から会社を引き継いだ時は店舗が1つ
売上が年間5000万円。
経常利益は65万円ほどでした。
長男は理容室を引き継がず、別の道へ
次男である彼は引き継いだ後「何でこんな店を俺が・・・!」と悩んだそうです。
その会社は22年後、売上15億円、経常利益1億5千万円を出せる会社になっています。
従業員の給料も他のヘアーサロンより年収で100万円高く支給しているそうです。
それで利益率10%はすごい会社です。
昔からある美容室や理容室。
なかなか業績が上がらず、店をたたむところもあるようです。
そのような平凡な業種なのにこの業績拡大。
経営者によってこうも変わるのです。
同じ業種でも経営者の考え方1つで大きく違っていきます。
もう1つ別の例です。
同じ様に昔からある店の紹介。
私の母方の祖父の店は酒類・米類を扱って居ました。
その店は伯父の代でローソンのコンビニなりました。
私の従兄弟は別の会社に勤めていたのですが、嫌々その店を引き継ぐことになりました。
嫌々引き継いだのですが、彼は考えました。
どうせ引き継いだからにはコンビニの店舗拡大を図ろうと頑張りました。
その彼はもの凄い馬力がある人です。
30年ほどの間にローソンの店を45店舗ほどに拡大しました。
売上等は分かりませんが、「コンビニは儲からない」と言いながら、札幌の地下街や千歳空港の国内線、国際線のターミナルビルにも出店しています。
酒類・米販売の店にしても、理容室にしても、どこにでもある店です。
決して目新しいビジネス形態ではありません。
それでも経営者によって店や会社は変わっていくのです。
経営者の考え方と行動力。
如何に大切か考えさせられます。
元気になる方法
人は時に落ち込んだり、自信をなくしたりすることがあります。
そんな時、元気になる方法。
何があるでしょうか?
叱咤激励の言葉や、優しい言葉。
残念ながら、そのような言葉を掛けられても、なかなかその気になれません
そんな時にチョット試してみるといいのは、心打たれ、涙を流す様な話や文章を読むことです。
私は昔から涙もろくて、チョットしたいい話を聞いたり、読んだりするとすぐ泣いてしまいます。
少し涙が出ると、モヤモヤしたモノがフッと消えていきます。
私が今まで気になる言葉や文章を書き留めてきた「銘肝録」にもそのような文章があり、時々読んでいます。
「一杯のかけそば」もその1つです。
この作者は色々問題がありましたが、作者は別にして、この「一杯のかけそば」の話はいいですね。
今朝も読んで少し涙しました。
「銘肝録」は手帳サイズのノートを張り重ね、6冊に太りました。
国民栄誉賞
報道によると、先の平昌五輪のフィギアスケート男子で金メダルを取った羽生選手に国民栄誉賞を授与することが決まったようです。
五輪選手と言えば、女子レスリングでは2012年に吉田選手、2016年には伊調選手が受賞しています。
それぞれの選手はそれに相当する成績を残しました。
受賞に関して意見するモノではありません。
ただ、気になる事があります。
受賞を喜んでいる皆さんからは批判されるかもしれませんが、あえて書きます。
それは少し若過ぎるのではないかと思うのです。
若い内に「国民栄誉賞」という重い賞を貰うことで、その後の人生において重い負担になる気がします。
これまでの受賞者は第1回目が野球の王さんです。
その後、作曲家古賀政男さん、俳優の長谷川一夫さん、冒険家の植村直己さんなどそうそうたる人達でした。
またある程度歳を取られてからの受賞です。
昔に聞いた言葉です。
「若い頃の功は禄で報い、地位で報いてはならない。」
「若者の評価はお金で報いるべきで、決して地位で報いてはならない。」と言うことです。
たとえ、大きな功績あった若者でも、その後どのような人生を歩むか分かりません。
「もしも道から少し外れた人生を進むと、この賞に傷を付けてしまう」と余計な抑圧を感じてしまうかもしれません。
受賞したことによって、その後の言動や人生が制約される恐れがあります。
その若者にとっては、避けるべき事だと思います。
この2・3日、急に出てきた伊調選手に関しての報道も可哀想な気がします。
孤独
「孤独」という言葉にはあまりいいイメージがないようです。
今朝の日経新聞の「春秋」に書かれていたこと。
先月イギリスのメイ首相は「孤独担当大臣」という閣僚ポストを作ったそうです
イギリスでは6500万人の国民の内、900万人以上の人が日常孤独を感じているそうです。
日本でも「孤独死」などと言われて問題になってます。
10年ほど前にフィンランドに入った時に聞いたの話です。
フィンランド人と結婚した日本人女性通訳は「老後は国が全て面倒をみてくれるので、フィンランドの多くの若い人達は親の面倒をみない。
自分たちの生活だけを考えている」と言っていました。
その為に高い税金を払っていると言うのです。
確かに消費税24%です。
しかし年老いた親は孤独感を感じているのと私は思います。
福祉国家と言われても、「孤独担当大臣」が必要になってくるのでしょう。
もう1つの考え方。
「孤独」は人に必要なことだと思っています。
「群れる」より私は1人でいる方が好きです。
「孤独」を楽しむことが出来ればいいのです。
こんな言葉があります。
「有名になると堕落する。
じゃあどうすればいいか。
孤独でいること」
会社の業績がいい社長に贈る言葉です。
国際郵便
我が家にユニクロ等の通販会社から品物がまとまって届きます。
私達夫婦が買っているのではなく、娘達が買って中継先として実家である我が家に送るのです。
スペインとスエーデンにいる娘達は、ネットで好きなモノを買ってから妻に電話してきます。
「ユニクロで買った品物が届くので送って!」
妻は言われるがまま送ります
そしてどうせ送るならと、娘や孫が喜びそうな食べ物や衣料品を沢山買って一緒に送ります。
梅干しや海苔、調味料やインスタント食品、それに孫が喜ぶアンパンマンのふりかけ等細々としたモノです。
それが大きめの段ボール1つになります
送るのは国際郵便なので郵便局まで車で運びます。
その郵便局での事務的な段取りが大変のようです。
段ボールに入っている品物を全て英語で書き出さなければなりません。
それを書き終わるまで1時間以上かかるそうです。
送料も2万円以上かかります。
その一連の作業を妻が1人でします。
お金は私が出します。
最近また、宅配物が貯まってきました。
もうそろそろ送る準備が始まります。
私にしてみれば面倒くさい作業に見えますが、妻はそうもないようです。
今日、一緒に送る品物を買いにデパートに行くと言っていました。
当てにされ、頼りにされるのが母親として嬉しいようです。
ネバダ・リポート
「ネバダ・リポート」というモノをご存じでしょうか。
私は先日、本を読んでいる時に知りました。
2001年にIMFが日本に対して財政再建に必要な項目として提示したモノです。
そこには日本の財政を再建するために厳しい内容が書かれています
1.公務員の人員の総数を30%カット、給料も30%カット 。
ボーナナスも全てカット 。
2.公務員の退職金は100%カット。
3.年金は一律30%カット 。
4.国債の利払いは5~10年間停止。
5.消費税は15%引き上げて20%へ 。
6.課税最低限の年収100万円までの引き下げ。
7.資産税を導入し、不動産に対しては公示価格の5%を課税。
債権・社債については5~15%の課税、株式は取得金額の1%課税。
8.預金は一律ペイオフを実施するとともに、第二段階として預金額を30~40%
カットする 。
読んでいただければ分かるように厳しい内容で、特に公務員の人にとっては死活問題になります。
このネバダ・リポートは2002年に国会で質問された経緯があります。
当時の日本の国債は700兆円以下でした。
その借金の額で、このネバダリポートのような厳しい事をしなければならなかったのです。
現在は1050兆円を超しています。
この対応はどうなるか想像もつきません。
ただ、IMFがこのようなレポートを出しても、今の日本がクラッシュを起こした場合、IMFは日本の再建は出来ません。
1997年に起きた韓国の通貨危機の時、IFMが介入して韓国経済は復興しました。
その時は、IFMが中心となり570億ドル、約6兆8千億円を出資しました。
一方、日本の借金は現在1050兆円を超しています。
その上、IMFの資金量は80兆円しかありません。
規模が全然違います。
日本がクラッシュすると、世界経済に大きな影響が出るでしょう。
2年後に行われるオリンピックの建築関連事業は来年度中には終わります。
そして来年度は消費税の増税が予定されています。
結果、来年度は極端な日本経済の落ち込みが予想されます。
私達はただ不安を持ちながら見ているだけなのでしょうか。
年配の仲居さん
この前の連休を利用してお伊勢参りに言ってきました。
先に上京していた妻が、東京に住む10歳になる孫を連れて、札幌から向かった私と名古屋で待ち合わせ。
毎年のお伊勢参りは今年で7回目になります。
行く前から妻と「今回で一区切りししよう」と決めていました。
宿泊先はいつも泊まる神宮会館。
人気のある会館なので、半年以上前から予約していました。
内宮に近く宿泊料金は朝食付きで1人8千円台
格安です。
11日にお参りを済ませた私達はその後「鳥羽」に向かいました。
鳥羽の駅から迎えのバスに乗り、30分かけて海辺の温泉宿。
案内された部屋に入るとビックリ!
海側の壁面が一面ガラス戸になって、目の前に海が広がっています。
丁度東向きなので、海から昇る朝日が見えます。(残念ながら翌朝は曇りでした)
私達の部屋の担当仲居さんにもビックリ!
優に80歳を超えると思われる小柄のおばあさん。
でも元気!
その仲居さんは、私が持つと言うのに、私のバックを無理矢理持って部屋へ案内してくれます。
その動きの機敏なこと。
夕食は部屋食となっています。
10畳間の私達の部屋に料理を運んできてくれます。
その仲居さんが1人で。
何回も部屋と調理場とを行き来しながら揃えてくれます。
そして、その料理の豪華なこと!
伊勢エビの刺身、生アワビの踊り焼き(少し可愛そう)、それにウニご飯等を中心に15種類ほど出ました。
当然食べきれません。
食事が終わった後、あの仲居さんが来て「布団を敷きます」と言います。
流石に私も、「私達が敷きますよ」と言ったのですが、私がしますとテキパキと敷いてくれました。
あまりにも元気な仲居さんと少し話をしました。
昔は海女さんだったそうです。
ここの浜は海女さん達の浜のようです。
この仲居さんは若い頃にご主人を亡くされ、女手1人で子供を育てました。
今は息子さん家族と一緒に暮らし、お嫁さんとも上手くやっているようです。
「このホテルの社長がいい人で、私を雇ってくれている。
若い人はこの土地にはいないしね。」
確かに他の若い仲居さん達はほとんどが外国人。
その仲居さん達の中で、80歳を超すこの仲居さんの動きの良いこと。
他の若い仲居さん以上に気が付き、キビキビ働いています。
若い頃に海に潜って、一所懸命働いてき蓄積が今の気力・体力と動きになっているのでしょうか。
前向きに働く姿を見て、働くことに歳は関係ないことを改めて知らされました。
帰りにバスに向かって元気に手を振る仲居さんの姿は忘れられません。
ところで、このホテル旅館の宿泊費は気になるでしょう?
豪華の夕食と朝食が付いて、素晴らしい風景の部屋で1人9,999円。
格安です。
眞子様の結婚
昨夜テレビを見ていると「眞子様の結婚延期」という速報が流れていました。
一瞬週刊誌等で取り上げられている小室さんの実家の問題がその原因かと思ってしまいました。
しかし新聞発表ではその原因は、同年に天皇陛下の退位や皇太子様の即位に関する儀式があるためとされています。
その一方、眞子様の「私達の未熟さゆえ」という言葉も気になります。
今朝の日経新聞に井上編集委員の解説がありましたが、その内容に強く賛同しました。
少しの文章を紹介します。
「婚約者の小室さんの家庭の事情に関して、バッシングと言える報道が続けられている。
憂慮されるのは、一連の報道が『皇族の結婚相手としてふさわしくない家柄』とレッテルを貼る空気を助長することだ。
『婚姻は両性の合意にのみ基づいて成立する』と憲法は保障している。
これ以外の用件は何もない。
もし、『家柄』や『経済力』などへの懸念、批判が圧力とになったとしたら、民主主義国家としての恥であろう。」
現在、「マスコミこそが正義」のような風潮で、人を陥れています。
愛する二人の間に余計なクサビを打ち込む報道。
この報道が出るまで眞子様の結婚に関して「良いことだな」との程度しか思っていませんでした。
今は、色々ある障害を乗り越え是非お二人幸せになって欲しいという気持ちが強くなりました。
それにしてもつまらない雑誌が多くなりましたね。
凡人
世の中には色々な分野で一流と言われる人がいます。
一流の舌を持った調理人。
材料の組み合わせを考えただけでその味が予想出来ると言います。
一口食べただけでその食材を当てます。
一流の耳を持った演奏家は一度音楽を聴いただけでその音楽をモノにすると言われます。
絶対音感を持っていたり、複雑なクラシックの演奏を聴いて、些細な演奏間違いを指摘したりします。
一流の眼を持った人は微妙な色の違いを生かし、新しい絵の世界を創ります。
また、絵画の真贋も見分けることが出来ます。
彼らは私のような凡人には理解出来ないようなレベルで仕事を追求していきます。
その追求が絶え間なく続けられ結果、その分野の質が高まっていきます。
それが世の中の発展と言われるのでしょう。
それに対し凡人はそれほど高い「舌」も「耳」も「眼」が無くてもそこそこ満足して生活出来ます。
B級グルメを美味しく食べ、好きな音楽を聴き、気に入った絵を飾ります。
それだけで幸せを感じます。
圧倒的に多い凡人と言われる人達。
極限を追求という苦しみを感じなくて済む分、幸せなのだと思います。
ベットメイク
1週間程前にニュースで流れていた話。
中国の5つ星ホテルでベットメイク係が便器ブラシでコップを洗っている様子が流れていました。
その上、グラスを宿泊者が使用したタオルで拭いています
ニュースを紹介したアナウンサーが驚いていました。
しかしそれは日本でも起きています
お客様は知らないだけ。
以前にホテルの支配人をしていた時、ベットメイクの責任者の女性から聞いた話。
彼女が昔、新宿のホテルに研修に行った時、指導するベットメイク係が宿泊客が使用したタオルでグラスを拭いているのです。
彼女がそれを指摘すると、「面倒くさいし、誰も分からないからいいの」と言っていたそうです。
そのホテルの名前を出せば誰でも知っている有名なホテルです。
その現場を見た彼女はそれを教訓に、ベットメイク責任者として常に目を光らしていました。
ホテル側は経費削減の一環として、下請けのベットメイク会社に作業料金を下げさせることがあります。
そうすると1人当たり1日7室の清掃していたのが、10室になったりします。
ベットメイク係は忙しさと面倒くささから雑な仕事をしてしまいます。
中国のベットメイク係と同じようなことをしているかもしれません。
結局、削減してはいけない経費を削減したことが大きな問題を起こしているのです。
潔癖症の人はホテルや旅館に宿泊する時、スリッパやグラス・カップは持参します。
分かる気がします。
私も、もしかして知らないうちにそのような人が清掃した部屋に入るかもしれません。
その時は仕方が無いとあきらめています。
朝食
今日は1日。
いつものように朝6時30分に家を出、琴似神社と北海道神宮に参拝しました。
朝食を食べずに出かけるので、参拝後どこかで朝食を摂りたいのです。
しかし、朝が早いので開いている店がありません。
以前はロイヤルホストが24時間営業ということで、そこでよく朝食を摂っていました。
「時には外で朝食を」と思っている年配者は多いと思います。
かって、早朝に行ったロイヤルホストには年配者が8割ほどの席を占めていました。
今はロイヤルホストも営業時間を変え、9時オープンとなりました。
朝7時位から開店する朝食専門のレストランあると流行ると思います。
マンションの多いところなどは狙い目ではないでしょうか。
1人暮らしの人達も利用すると思います。
今朝は参拝の帰りに見付けたコメダコーヒーに行ってモーニング食べました。
食べられて良かった!
ブロックチェーン
最近ブロックチェーンに興味があり、関連する本を3〜4冊読んでいます。
ブロックチェーンの仕組みはインターネットが出現した時と同じように世の中を大きく変革させると言われています。
今後、各分野で利用され、大きく変わっていく事が予想されています。
ただ、ブロックチェーンを基に作られたビットコインのような仮想通貨にはあまり興味はありません。
純粋にブロックチェーンに興味があります。
私はこのようなIT関連の分野は不得意で、理解するのに苦労しています。
本を読んでいても疑問に思うことが数多くあります。
簡単にそれについての回答が得られません。
セミナーがあれば参加したいと思います。
時々仮想通貨に関してのセミナーはあるようなのですが、多くは勧誘目的のようです。
初心者でも分かるようなブロックチェーンについてのセミナー。
あれば聞きに行きたいと思います。
最近強く思っていることです。
仮想通貨
スーパーなどのレジでよく見る光景。
お年寄りがお金を支払うのに時間がかかっています。
後ろに並ぶ若い人はイライラしているようですが。
歳を取ると今まで出来たことが中々出来なくなります。
お金の計算に時間がかかります。
歳を取ると仕方が無いことです
そんな時に思い浮かべる言葉があります。
「子供叱るな来た道だ。老人笑うな行く道だ」
いつか歳を取ると皆そうなります。
私もソロソロ危ないかも。
そんなお金の受け渡しが簡単になる時代が近づいています。
ビットコインのような仮想通貨の普及です。
電子決済もそうでしょう。
仮想通貨は元々、現状のビットコインのような投資目的ではありません。
送金や決済に使われるものです。
日本の銀行や各国の中央銀行でも発行を検討しています。
この方面で一番進んでいると言われるスエーデンでは、2018年末までに仮想通貨「eクローナ」を発行する可否を決めると言われています。
ここ数年でお金の形、それに伴う銀行の経営が大きく変わっていくことでしょう。
毎日、もの凄い大きな実験が行われる。
私達はそれの目撃者になる。
そんな気持ちになります。
フローとストック
昨年の末に5年ぶりでiphoneを買い換えました。
思い切ってiphoneXにしました。
でも、その価格、結構高い。
私の場合、買い換えは5年振りなので長持ちしている方でしょうか。
若い人達は買い換えがもっと早いと聞きます。
iphone等のスマートフォンやipad等のタブレットを使うと、毎月通信料やアプリ等のソフト料金が別にかかります。
その費用が何万円にもなります。
10万円を超す人もいると聞きます。
世の中は大きく分けて「フロー経済」と「ストック経済」に分かれます。
スマートフォンにかかる費用は流れ出て行きます。
「財」としては残りません。
一方、ストックは財産が貯まっていきます。
サービスを受けると、お金はフローとして流れ出ていきます。
耐久物を買うとストックとして残ります。
どちらを選択した方が良いのか。
それはそれぞれの人の評価によるでしょうが、確実に言えるのはストック経済を選択した方が財産は残ります。
国としてもフロー経済の国とストック経済の国。
結果は大きく違います。
必要と思われるような生活費を犠牲にしてでもスマートフフォンにお金を掛ける若者。
将来本当に豊かな生活が出来るのか。
人ごとながら心配です。
風邪
1週間ほど前から風邪を引き、今やっと治ったところです。
私が治ったと思ったら、今度は妻に私の風邪が移ったようです。
今日の昼に家に帰ると、赤い顔をしているので寝るように言ったのですが、中々言うことを聞かなく、家事をしています。
私の場合は弱音を吐いて寝てしまいますが、妻は強い。
それでも昼に家を出る時は「寝ていなさい!」と命令してきたので、今頃は寝ていることでしょう。
今日の夕食は私が作ろうと思い妻に言ったのですが、お弁当買う様に言われました。
張り切って作ろうと思ったのですが仕方が無い。
弁当を買って帰ります。
今インフルエンザが流行っているようです。
私達はインフルエンザでは無いと思うのですが、皆さんどうぞお気を付けて!
正々堂々
最近、有名企業や経営者達の不祥事が発生しています。
少し心配なのは、お金を儲ける事への不信が若い人達に広がることです。
金持ちは皆、悪いことをして儲けていると思ってしまうのではないだろうか。
以前にも書きましたが、日本は起業家に対する評価が低いように思います
もっと頑張る人を応援して欲しいと思います。
一般の人からは、リスクを負って起業する人への憧れもないように感じます。
経済界での不祥事は確かに多いですが、私達経営者はお金を儲けることに躊躇してはいけません。
「正々堂々」と胸を張ってお金儲けをして良いのです。
沢山儲けて良いのです。
「正々堂々」と商売をするというにはもう1つの意味があります。
それはお天道様に恥じない商道徳に基づいて商売をすることです。
後ろ指を指される事の無い商売をするのです。
そんな起業家に年金問題もあります
会社を辞めて個人事業主になれば、厚生年金が外れて国民年金だけになります。
それでは折角起業した個人事業主の老後が心配です。
起業家や経営者が若い人達から憧れる。
頑張る人が評価される。
そんな国になってくれれば、日本はもっと活気ある国になる様な気がします。
朝起きた時
朝起きて、まず第一に何を考えますか?
まずは「会社へ行くの嫌だなー」と考えたりする人が多いのではないでしょうか?
「もっと寝ていたい!」と思う人もいるかもしれません。
スティーブ・ジョブズの有名な言葉があります
朝起きた時、自分に問うのです。
「もし今日が人生最後の日だったら、僕は今からすることを"したい"と思うだろうか?
その質問に対して、あまりにもノーが毎日続くようなら、それは何かを変えないといけない証拠だろう」
これは、毎日の生活がマンネリで、挑戦する熱い心が失われているのではないかを自分に問い、そのようなことにならないために自己チェックする言葉なのでしょう。
また、アメリカ独立宣言の起草者のベンジャミン・フランクリンは毎朝起きた時、「どんな良いことをしよう?」と自分に問いかけていたと言われています。
スティーブ・ジョブズにしてもベンジャミン・フランクリンにしても朝の時間は如何に大事かということを語っています。
時間ギリギリまで寝て出社しているとそんな気持ちになれません。
まずは早起きが大事と言われます。
しかし早起きも、何のために早起きするか分からなければそれも長続きしません。
早起きして何をするのか!?
勉強をする。
仕事の段取りをする。
そのことは、ワクワクとした気持ちになることでなければ続きません。
私は少し早く起きます。
5時30分に起き、7時30分出社。
早起きは習慣になっていますが、出社する時少しワクワクしています。
愉しいことがありそう。
そんな気持ちになっています。
バッテリーが上がってしまいました。
今年の10月に車を買い換えました。
とは言っても会社が支給してくれる中古車です。
トヨタのアリオン
走行距離が3万キロ。
4WDなので雪道も安心です。
ところが、この車すぐバッテリーが上がってしまいます。
中古車と行っても決して安くはありません。
最初は11月。
3日間乗らなかっただけでダメでした。
すぐにトヨタの会社に連絡し対応して貰いました。
原因は分かりませんでした。
不安に思いながら暫く使っていたのですが、先日の22日にまたバッテリー上がりました。
10日間乗らなかっただけ。
また電話でトヨタの会社に連絡したのですが、担当者は「冬場はバッテリーが上がりやすいのでそれが原因ではないでしょうか」と言います。
私はツイ「馬鹿なこというな!」と叱責してしまいました。
駐車していた会社の駐車場は地下にあり、シャッターもついています。
いくら冬の時期でも駐車場の気温は零下になっていないはず。
また、40年以上自動車に乗っていた経験からも、そんな短期間でバッテリーが上がることはありません。
その場しのぎにごまかそうとするその言葉。
誠意を感じられません。
営業マン失格です。
今日その営業マンが来る予定です。
しっかりお話ししようと思います。
(おかげで奥さんから頼まれた年末の買い出しは、リックサックを背にイオンのショッピングセンターまで30分歩き。
帰りは荷物が重く、また雪道が滑るのでタクシーで帰ってきました。
良い運動にはなりました。)
正しいこと
ズルをするわけではない。
勿論法律に違反することでもない
少しくらいなら甘え、緩めての良いのかなと思うことがあります。
がんじがらめに自分を縛る付けるとストレスが増えると言う人もいます。
でもそれを許すと、自分の自分に対する規範が崩れてしまう。
矜持が失われてしまうことになります。
これは経営者が持たねばならない心構えです。
常に社員から、世間から見られています。
自分に甘くして、少しぐらいズルしても誰も文句は言いません。
でも、ズルした事実は自分は知っています。
知っていて、知らんぷりは出来ません。
もしもそれが出来た時、その時から上に立つ者としての矜持は失われてしまいます。
「たかがそんなこと!」
と思った時から経営者失格です。
経営者には倫理観が求められます。
如何に自分に厳しく出来るか。
昨今、日本の大企業で起きている倒産の危機と言われる不祥事。
その始まりは取るに堪えない些細な事だったのかもしれません。
しかし倒産の危機を迎えたのは、それを見逃し続けた結果です。
後になって考えてもその原因は分からないでしょう。
その始まりはいかにも些細なことだったからです。
「自分に厳しく!」
上に立つ者の志です。
素直な心
私は人から「自分の人生が良くなるためにはどうしたらいいですか?」と聞かれると、「素直になること」と言っています。
昔の私は少し皮肉れ者で、あまのじゃく的なところがありました。
人の話を素直に聞かないし、信じようとしなかったように思います。
それが変わったきっかけは、自分の「師」と思える人に出会えたことです。
その人が話すことは素直に信じられる
その通りに生きてみようと思う。
世の中には立派な人は沢山います。
しかしその中で自分の琴線に触れる人に出会える事。
これは縁であり幸せなことです。
宗教の中に素直な自分を見付ける人もいるでしょう。
それに似たようなモノかもしれません。
私にとっての「師」は稲盛和夫さんです。
明日、稲盛さんが塾長として主宰する盛和塾の忘年会があります。
稲盛さんの講演会も予定されています。
稲盛さんは85歳になられました。
お身体が弱って来ているので、これからは中々お話を聞く機会が無くなるでしょう。
素直な気持ちになり、お話を聞いてこようと思います。
父親
今年も残すところ後、半月ほどになりました。
年末には子供達が孫を連れて来てくれます。
子供達も親として頑張っているようです
その子供達を見て、「私はいい親だっただろうか?父親らしいことをしただろうか?」と思うことがあります。
その「父親」に関しての文章、ネットで見てそれを書き留めていました
「厳しい父親」と「優しい父親」。
その文章、少し長くなりますが紹介します。
宜しければ読んでください。
「厳しい父親」
正しいことは正しい 悪いことは悪いという物差しを子供に持たせることは親の責務である。
親や近隣の人に挨拶をする。目上の人に礼儀正しくする。
いわゆる躾と言われるものは特にそうだ。
辛く苦しいことでもとにかくやらせる。
時には叩くこともする。
焼け火箸と同じ事で、痛さで分からせることは最も心に残る。
言葉だけで言ってもそれを実感できないからだ。
実感できないものは、知識として記憶が出来ても、行動や知恵にならない。
ただ、言うまでも無いことだが、親や大人が子供を自分の感情のはけ口にしているような場合は、何の教育にもならない。
むしろ何をされようと、大人の言うことなど聞くのもかと思うようになる。
それにまつわる、ある親子の話がある。
子供が仏壇に置いてあったお金盗んだ。
それに気付いた父親は「ならぬ事はならぬ。ならぬと言え!」に従い子供に厳しい罰を与えた。
季節は真冬。
庭には雪が積もっている。
息子を庭の井戸端に連れて行くと「おまえは人としていけないことをした。
よって戒めとしてこの井戸の水を10杯掛けてやる。
しかし、そんな息子に育てたのは親であるわしの責任でもある。
お前に水をかぶせる前にまずわしが罰を受けると言うやいなや、氷のように冷たい井戸水を桶で頭から10杯かぶった。
それを呆然と見ていた息子は途中から泣き出し、自分の非をわびた。
父親は自分がかぶり終わると「次はお前の番じゃ」と言って、桶にたっぷりの水を続けて3杯息子の頭から浴びせた。
4杯目からは形ばかりの水の量。
そして5杯でやめた。
相手を厳しく叱るとは同時に自分自身のあり方への深い内省を伴わなくてはならない。
「子供に言う前に、親として叱るだけのことを自分が出来ているのか。
自分のあり方はどうだったのか」
そこには自分に向ける厳しさが不可欠である。
そうしたモノがあってこそ、初めて相手に深く伝わる。
単純に厳しく叱ることが愛情だと言う人がいるが、そこのところを良く気を付けなければならない。
相手が愛情から出た行為であること認め、受け入れてくれなければ何の意味も無い。
(二千日回峰行者 酒井雄哉大阿闍梨の言葉)
「優しい父親」
「三笠会館」という有名なレストランが銀座にある。
創業者の谷さんは奈良のご出身であり、
在家仏教で名を成した方でもあった。
現社長の仏前結婚に筆者もお招きを受け感動した日が忘れられない。
樋口さんの友人で、よく貧乏に耐えて勉学にひたむきに努める人がいた。
その友人が勉学に励んだ動機は、「おやじの弁当」だという。
彼はある日、母の作る父の弁当を間違えて持って行ってしまった。
彼曰く、「おやじの弁当は軽く、俺の弁当は重かった。
おやじの弁当箱はご飯が半分で、自分のにはいっぱい入っており、
おやじの弁当のおかずは味噌がご飯の上に載せてあっただけなのに、
自分のにはメザシが入っていたことを、間違えて初めて知った。
父子の弁当の内容を一番よく知っている両親は一切黙して語らず。
肉体労働をしている親が子供の分量の半分でおかずのない弁当を持ってゆく。
これを知った瞬間、『子を思う親の真(愛)情』が分かり、胸つまり、涙あふれ、その弁当すら食べられなかった。
その感動の涙が勉学の決意になり、涙しながら両親の期待を裏切るまいと心に誓った」
という。
それに引き換え、戦後の私権の主張のみに急な世相の中では、
「お父さんの弁当の中身は少ないが、お前のはちゃんとした弁当だから頑張れ」
などと発言しがちであるが、それでは「恩、愛の押し売りはごめんだ」と生意気な子供の言葉がはね返ってくるのがオチであろう。
(「致知」ネットニュース。『致知』2009年1月号の「巻頭の言葉」)
この2人の父親。
読んでみて、私の厳しかった父親を思い出します。
小学2〜3年生の頃、同じような悪いことをして、父から怒鳴られ叩かれたことを思い出します。
それが今、真っ当な生活が出来ている自分の根底にあります。
その恩を改めて感じています。
葉書
今月になって何回目かの忘年会、先日札幌の「てまひま」という名前の居酒屋でありました。
私達は8人で行ったのですが、50席程の店内はほぼ満席。
そこのホールを1人の女性が中心になり、スムーズに仕事をこなしていました。
用事がありチョット手を上げると、すぐに気付き来てくれます。
20代後半?位の若い女性なのに気働きが出来ています。
帰り際に、「料理もサービスも良かったよ」と言って彼女と名刺交換しました。
2〜3日後彼女から礼状が来ました。
添付した写真にあるように手書きの葉書です。
もしかしたら同じような文面で多くのお客様にも送っているのでしょう。
それでのいいのです。
ネットの世界だからこそ、メールでない手書きが際立ちます。
貰った客は私のように嬉しくなり、このブログのようについ紹介してしまいます。
チョットの「てまひま」を掛けての葉書。
いいですね。
皮膚科
ここしばらく、顔の眉毛や頬のところが赤くなり、痒みもありました。
我慢していたのですが、やっと先日皮膚科に行ってきました
その症状名は言われたのですが、難しい名前で忘れました
先生によると、皮膚が赤くなった原因は炭水化物の取り過ぎとのこと。
それを聞いて驚きました。
つい、「本当ですか?!」と疑いの質問をしまいました。
多くの日本人は炭水化物中心の食生活をしてきたはずです。
確かに私もご飯が好きです。
筋子のおにぎりならいくらでも食べられます。
でもここしばらくは健康のこともあり、半膳。
食事の時は茶碗半分位にしています。
それも玄米にして。
それでもそのような症状が出てきた。
そうなると原因はもう1つ。
お酒です。
ここズーと、お酒を飲む機会が続いていました。
飲み過ぎのせいでしょうか。
先生に聞くと、「そうだ!」と言います。
心の中で「呑兵衛は皆そうなるのか!」と思いながら聞いていました
今日からしばらく飲む機会が増えます。
貰った軟膏を顔に塗りながら、お酒自重します?!
誰に
新規に事業を立ち上げる時、大切なのは「なぜ」「誰に」「何を」を明確にすることです。
その内、「何を売るか」は事業を立ち上げた時は既に分かっているはずです。
また「誰に」売るかが分かれば、「なぜ」売るかも分かります。
「誰にでも売る」という漠然とした考えでは何も売れません
大事なのは「誰に」売るかです。
ここを突き詰めていかないとターゲットの焦点がボケます。
ランチェスターの法則でも書いていますが、「弱者の法則」は市場を絞り込むことです。
「「誰に」と考えると、一般的に性別や年齢などを重視しますが、それだけではダメです。
性別にしてもバイセクシャルも有りますし、年齢でも細かく分ける必要があります。
高齢者と言っても元気な人とそうでない人。
子供も高校生・中学生・小学生・幼児・赤ん坊と分けられます。
国籍の違い、宗教の違い、所得の違い、趣味の世界、文化の違い。
それぞれの組み合わせを考えると、売る相手の「誰に」は無数に考えられます。
最近改めて「顧客セグメント」という言葉が重要視されています。
自分のお客様は誰なのか。
じっくり考えてみませんか?
残念な人
私の近くに、いい人なのに上手く行っていない人がいます。
私が見るところ、彼が上手く行かないのは素直でないこと。
間違えを指摘されても素直に直そうとしない。
褒められても素直に喜ばない。
悩んでいるのでアドバイスをしても反応がない。
彼のためにと思って買ってあげた本も読んでくれない。
それでいて、何か上手く行く方法はないかと常に考えている彼。
上手く行くには、それは簡単なこと。
素直になればいいのに。
それだけです。
それが分からない内は、何時までもグルグル同じところを回っている。
その繰り返し。
残念です。
悩み事はありません
昨夜、今年初めての望年会が有りました。
その望年会の時、ある人から言われました
「山地さんは悩み事など無いようですね。」
私は即答で、「そうです。悩み事はありません」と応えました。
本当に無いのです。
今の自分は周りの人達に恵まれ、困る事もありません。
ただ私も以前は悩むことも、苦しんだことも沢山有りました。
時には自作自演のような悩みもありました。
今も悩もうと思えば、悩む材料は沢山あると思います。
でも今は嫌なことや辛いこと、面白くないことには焦点を合わせないことにしています。
フォーカスしないのです。
自分の気に添わないことがあっても、見ないふり、知らないことにしています。
もしも、それにフォーカスすると、余計なことを考えてしまいます。
邪推したりする事にもなります。
サラッと流します。
自分で作った標語
「するは自分の責任、評価は人の勝手」
楽に生きる方が愉しいことが増えます。
昨夜の飲み会は私にとって望年会の始まり。
これから10回ほどあります。
身体に気を付け、休肝日を作りながら、愉しく飲みます!
パワハラ
最近、ブラック企業やパワハラの話を良く聞きます。
今、報道されている相撲界における暴力問題もパワハラです
「躾、礼儀を教えるためだ」と口にした横綱。
それは躾と称して子供を虐待している親と同じです
反抗できない者に、その立場を利用しての暴力。
その上、その周りに居た人間は止めなかった。
その人達も同罪です。
愛のムチという言葉があります。
今回もその類のことを言っているのでしょう。
「愛のムチだった」と言えるのは、打たれた人間です。
打たれた人間が自分の非を認めて言う言葉です。
決してムチ打った人間が言う言葉ではありません。
自分の感情のままに怒ってムチ打ったのにかかわらず、叱るためにした行為だ。
それを記者会見で平然と言える日馬富士。
好きな力士だったのですが残念です。
幸せは自己申告
お笑いタレントの綾小路きみまろさんの台詞に「幸せは自己申告」というのがあります。
「私は幸せだ」と思えば幸せなのです。
私の経験からも、それは本当だと思っています。
「幸せだ」と口に出し続ければ、本当に幸せになっていきます。
反対にいつも愚痴や文句を言っている人は不幸せになっています。
愚痴や文句を言っていながら、幸せになった人に会ったことがありません。
幸せだと口に出せば、その後に自然と「ありがとうございます」という感謝の気持ちが生まれてきます。
手を合わせて言ったりします。
そうすれば益々、幸せ感が高まります。
益々幸せになります。
単純なことなのです。
でも、大切なのはそんな単純なことに、いつ気付くか。
馬鹿馬鹿しいと思ったらそれで終わりです。
大事なのは「本当に心の底からそう思えるか」です。
タクシー料金
昨日台湾から帰ってきました。
近くに住む末娘夫婦を連れ、4日間の観光旅行でした。
台北の気温は25度ほどあり、夏日です。
札幌との温度差は25度。
事前の予報では、台北は4日間雨でしたが、晴れ男の私がそれを防ぎ、傘は必要ありませんでした。
台北での移動はタクシーを使いました。
バスや地下鉄もあるのですが、面倒なのでタクシーばかり利用しました。
そのタクシー料金がとても安いんです。
5〜6㎞走っても500円位。
以前行ったことのある中国やスペインでもタクシー料金はとても安かったのを覚えています。
バスや地下鉄は地元の人にとっては使いやすいのですが、観光客にとっては戸惑うことが多いです。
それよりタクシーでの移動が一番便利です。
近年、来日する観光客が増えています。
彼らが戸惑うのはタクシー料金の高さという話を聞きます。
中国の観光客相手の白タクが増えているということも、それに関連したことでしょうか。
高い料金の日本のタクシー。
その運転手の給料は安いと言われています。
一方、安い料金制度の海外のタクシー運転手はそれなりに生活できています
色々考えても、なぜ日本のタクシーの料金が高いのか分かりません。
料金を安くしないよう国土交通省が指導しているのも不思議なことです。
来日する観光客が益々増えると、一般の人が自家用車で有償送迎する「ライドシェア(相乗り)も認められてくるのではないでしょうか。
料金が高くて思うようにタクシーの使えない。
もしかすると、それが観光誘致のネックになりそうな気がします。
経常利益率
今朝の朝刊に「7%の壁」という言葉が載っていました。
上場企業の経常利益率が7%を突破したようです。
長い間、経常利益率7%を超えられず、壁のような存在だった。
それを超えたのはバブル崩壊後初めてだそうです。
経営規模の小さい企業では経常利益率が7%を超しているところも多くありますが、しかし何千億の売上のある大企業がそれを達成するのは大変なことです。
京セラ名誉会長の稲盛和夫さんは常に「会社の経常利益率は10%を超さなければいけない」と語っています。
稲盛さんが経営してきた京セラは過去、経常利益率10%を切ったことはありません。
これは大変なことだと思います。
5年ほど前まで私のレンタルオフィスに入居されていた起業家の話です。
ある時、我が社に来られ言いました。
山地さんに言われたように、しっかり稼いで税金を払っています。
いくら位納めたの?と聞くと、その額は約4000万円。
売上が3億円位?で、経常利益率はわかりませんが、経常利益が1億円とのことです。
従業員5名ほどのIT関連の会社です。
以前に私が彼に話したことは、「仕事が上手く行き、利益が出たらちゃんと税金を払うのですよ。
節税と称して、納税額を減らすために無駄な経費を使い、利益を少なくするようなことをしてはいけない。
しっかり稼ぎ、しっかり納税しましょう。
それで残ったお金が会社の財産になるのです。
それが内部留保というもので、それを積み重ねていけばチョット位の不景気が来てもビクともしない会社になれます。
従業員を首にしないで持ちこたえれます。」
そのようなことを話しましたが、良く覚えていてくれたものです。
この話は稲盛さんからの受け売りですが、本当にそう思っています。
会社経営者は高い経常利益・経常利益率を目指さなければなりません。
それが経営者の大事な役目なのです。
リストラ
今年も年末近くなりました。
それと共に、色々なところで人手不足が益々深刻化しているという話を聞きます。
先日の新聞にはヤマト運輸は年末配送の運転手の時給が2000円、アマゾンの荷分けの仕事の時給が1850円と書かれていました
必要な人手が集まらず、人手不足倒産という話も聞きます
つい5〜6年ほど前までは不況と言われ、人手が余り、リストラと称して首切りもありました。
今になって、慌てて人集めしています。
リストラは本来は「リストラクチャリング」と言われ、事業の規模や組織の再構築が行われることを意味しています。
単に人員整理を言っているわけではありません。
不況時に本来のリストラをして、人を辞めさせず組織の構造を変えていた会社は、今は急激に伸びています。
人員整理した会社が、慌てて人集めしている時に、人を辞めさせなかったその会社は、人材がその力を発揮しています。
過去何回も繰り返されてきた事です。
松下幸之助さんが「不況時こそチャンス」と言っていたことはこの事でしょうか。
まだしばらく人手不足は続きそうです。
市場
以前にも紹介したことがありますが、私が住む町には市場がまだ2カ所あります。
その内の1つは今でも活況を呈しています。
店の人と客とのやり取りが交わされ、温かい雰囲気です
私が幼い頃は家に冷蔵庫がなかったので、母は毎日のように市場に買い物に出かけました。
甘えん坊の私も母にくっついて行くと、お総菜屋で買ったコロッケを食べさせてくれたのを今でも覚えています。
その頃は家の中にはアイロン以外の電化製品は無く、ほとんどが手仕事でした。
母は普段から着物を着ていましたので、着物をほどいて洗い張り、そしてまた縫い上げていました。
布団も綿を洗いに出して、戻った綿でまた布団にします。
勿論、私達の食事3食も作ってくれていました。
母は毎日の仕事が終わり、寝る時に言っていた言葉があります。
「寝るほどの楽は無かりけり」
電気洗濯機、電気釜、冷蔵庫、掃除機などが普及され、女性の仕事は大変軽減されました。
家に冷蔵庫があるようになり、毎日買い物に行くこともなくなりました。
母も少しずつ家事の量が減ってくると、時間を見付けては踊りなどの趣味を始めました。
やっと自分の楽しみを見付けたようでした。
今の私の歳(68歳)の頃は調理師学校に入って2年間通い調理師免許まで取りました。
母の新しい挑戦にビックリしたモノです。
何のために取ったか私には分かりませんが、子か孫と同じような学生達と学校生活を楽しんでいました。
今の私にはそんなエネルギーはありません。
母が居なくなって6年になります。
今日、たまたま市場を見て母を思い出しました。
将来の課税対象
企業の貯蓄額の話です。
2010年から2015年までの平均で、日欧米の企業の貯蓄額が50兆円になるそうです。
日本政府はその企業の内部留保に目を付け、課税をする話があります
お金のあるところから税金を徴収しようという考えでしょうか
また、金融広報中央委員会が発表した2017年の「家計の金融行動に関する世論調査」によると、金融資産の平均世帯保有額は1151万円とのことです。
そして個人の金融資産総額は1800兆円です。
企業の内部留保も企業の貯蓄。
その企業の貯蓄に課税しようとしているのですから、将来個人の貯蓄も課税対象になる可能性はあります。
それにしても、日本の国債等の負債が1000兆円超はあまりにも巨額です。
マクドナルド創業者
「成功はゴミ箱の中に」という本を読みました。
マクドナルド創業者レイ・ロック氏の自伝です。
10年ほど前に出版されています
古本屋で、本の帯にユニクロの柳井氏とソフトバンクの孫正義氏の「これが僕たちの人生バイブル」という言葉に惹かれ読みました。
読み終わっての感想です。
レイ・ロックという人は自己顕示欲の強い人。
人を陥れてでも、のし上がる上昇志向の強い人。
人の痛みを感じられない人。
柳井氏や孫氏とは違う感想を持ちました。
マクドナルド兄弟から取り上げた「マクドナルド」
文章の中では自分の行動を正当化していますが、その行為には同調できません。
また、同僚の奥さんに恋し、長年添い上げてきた奥さんを捨ててしまうという行為。
その上、その恋した奥さんと結婚できないとなると、別の女性と結婚。
時が経ち、以前に恋した奥さんがその気になった時、また離婚して結婚。
それも恋した奥さんの主人はマクドナルド店のオーナー。
ハチャメチャな行動もレイ・ロック氏はきれい事のように書いています。
確かにレイ・ロック氏は逆境に遭ってもそれを乗り越えていく力を持っています。
50歳を過ぎてから冠たるマクドナルドチェーンを築き上げました。
そこのところが柳井氏や孫氏が尊敬するところなのかもしれません。
でも、私とは「観点」と言うか「感点」が違うのでしょう。
そして、そこがビック経営者になれないところなのでしょう。
結婚記念日
今月の22日は「いい夫婦の日」です。
最近知ったのですが、私達夫婦の婚姻届がこの日になっていました。
11月22日が私達夫婦の結婚記念日なのです。
私共夫婦が結婚した時、色々事情があり、結婚式はなく、結婚祝賀会が3回ありました。
1回目は妻の友人達が中心の祝賀会。
30人位の友人が新宿の喫茶店を貸し切り、祝ってくれました。
2回目は当時の私の勤務先である銀行の2階会議室で行われた銀行の仲間達だけの祝賀会。
この時、50人ほどの仲間の前で、支店長と次長に婚姻届の保証人欄にサインしていただきました。
その婚姻届を提出してのが11月22日だったのです。
当時は「いい夫婦の日」なんてなかったので、偶然の一致です。
3回目は家族・親戚だけの祝賀会。
最近になって戸籍謄本を見てわかりました。
今まで40年間、結婚記念日を祝ったことはありませんでした。
でも今年は初めての結婚記念日を2人で祝います。
これから近くの美味しい寿司屋さんに予約を入れます。
チョット照れくさい気がします。
優しい日本
昨日ある会合があり、参加しました。
そこで出会った、私より年上の男性Tさんの話です。
以前は東京でプロのフルート奏者として、ラマンチャの男の舞台や歌手の金子由香利さんのバックで演奏したりしていたそうです。
3年前に父親の介護で札幌に戻りました
そのTさんの50年ほど前の話。
学生時代、東京から40日間程かけて鹿児島まで無銭旅行をしたそうです。
ヒッチハイクしたり、知り合った人に食事をご馳走してもらったりして旅を続けました。
よく車に乗せてくれた運転手さんは陸送の仕事をしている人だったそうです。
その運転手さん達からも食事もいただきました。
宿泊先はその土地で知り合った人の家。
それがダメなら駅のベンチ。
旅の中で怖かった町は京都と九州の小倉だったそうです。
特に、小倉では泊まるところがなかったので警察署に行って「ベンチを貸してください」とお願いすると許可をもらえたそうです。
その夜寝ていると、仕事が終わった警察官が日本酒を持ってきて「一緒に飲まないか」と誘われました。
酒好きのTさんは喜んで参加し、5人の警察官と一緒に10本飲み開けたそうです。
Tさんが飲んだのは一升瓶3本。
グデングデンになって寝ました。
今では考えられない、小説の中のような話。
家に帰り、その話を妻に話したところ、妻からも20代の時、北海道を一人旅行していた頃の話が出てきました。
ある駅で夜、ウトウトしていたら、駅員さんが「そんなに疲れているなら奥の部屋で休んだらいいよ」と言われ、休んでいる内に寝込んでしまいました。
気が付いた時はもう朝だったそうです。
寝てる間は何事もなかったようです。
この2人の話は40年、50年ほど前の話です。
今では考えられない、別世界です。
でも同じ日本なのです。
優しい日本。
いつの間にか無くなってしまったのでしょうか。
起業家
昨日、知人が訪ねてきました。
彼は今年の春に起業した人で、私の勉強会にも参加していました。
その彼が11月よりある会社に就職すると報告に来たのです。
彼は独立してから結構苦労していました。
起業家としての勉強をしようと、札幌市が開いていた「起業道場」に参加しました。
起業を目指す人、また起業ばかりの人向けに、起業が成功するように教え励ます講座です。
彼はそこで講師をしていた会社の社長から入社しないかと誘われたのです。
彼は仕事で悩んでいたこともあり、その誘いに乗りました。
私としては、「折角、覚悟して起業したのに」との思いもありましたが、彼にとっては就職もいいのかとも思います。
世の中の景気が良くなると人手不足になり、起業する人が少なくなって来るようです。
残念です。
それにしても起業道場で講師をしいた社長が、講座に参加した人の中から、めぼしい人を自社に入社させる。
少しルール違反な気がします。
どうでもいい話ですが
今朝の妻との会話です。
私の家と会社まで歩いて10分かからないので、いつも昼食は家で食べます。
出勤する時、妻から言われました
「今日は用事があるので、昼食にカレーを準備しておきます
ゆで玉子とラッキョウも添えて置きます」と。
それに対して私が「愛情も添えて置いてください」と言うと、「それはありません」のとの返事。
でも、先程食べたら、ちゃんと隠し味としてありました。
妻のカレーは旨いのです。
海外資産
日本の財政が赤字で、借金が1,000兆円を軽く超えています。
そのことについて、ある政治家が言っていました。
「大丈夫です。日本は海外に600兆円の資産を持っています。」と。
あれ?その600兆円は政府のお金ではないでしょう?
民間のお金です。
ゴッチャにしているようです。
その海外にある民間資金もいざという時は頼りになります。
6年前の東日本大震災の時、日本の経済はダメだと思われ、一時円安が進みました。
日本からお金が逃げていくだろうと思われました。
確かに1次的には大幅な円安になりましたが、すぐに円高に変わりました。
それは海外に資産を持っていた日本の企業が日本再建のために資金を戻したためでした。
日本が危機に陥った時、国民も企業も一致して再建に動いたのです。
勿論、企業ですから投資物件としてみていたのも確かです。
でも、海外に資産を分散することは、リスク分散になっています。
企業の内部留保が政治問題になっていますが、別の見方も出来るのではないでしょうか?
フェイクニュース
今朝の朝刊に「フェイクニュース対応策討議」という見出しで、日本新聞協会の新聞大会が開かれた記事が掲載されていました
ネット等でフェイクニュースが流されていることへの問題が提起されています。
その記事の中で日経新聞の社長が「有料メディアが記事の分析力で違いを際立たせることで競争力を持たせることが大事だ」と述べています。
私は新聞報道にはあまり信頼は置いていません
「事実」を正確に報道していていても、それは「真実」ではない。
今の報道では、新聞社の主義主張が先に立ち、切り口が独善的になっています。
新聞社は記事対象の全体像や背景を正確に伝え、その上で分析を進めるべきです。
例えば「円柱」の物体を説明するとします。
ある新聞社は真上から見て、これは丸い円であると主張します。
読者は円形のボールみたいな物体と想像します。
ある新聞社は真横から見て、長方形であると主張します。
読者は羊羹のような長方形物体だと思います。
どちらの新聞社も「事実」としては正しい主張です。
しかし正しい「報道」とは、まず全体像の円柱であることを示さなければなりません
その上で様々な切り口で分析する。
そして1つの切り口ばかりでないことが重要です。
そのような報道姿勢が新聞に対する信頼が生まれます。
私はそう思います。
青臭いことを言うな!
青臭いこと言うな!
大人になれ!
若い頃に言われた言葉です。
「正しいことをしましょう!」と言った時に言われました。
最近、また大企業の経営・運営に関する不正が新聞等で取り上げられています。
東芝にしても神戸製鋼にしても、一流と認められた会社です。
優秀な大学を卒業し、頭もいい人達が集まった会社でもあります。
その会社が不正行為を長年続けてきた。
誰も「正しいことをしましょう!」と言わなかったのでしょうか。
もしかしたら正義感に燃えた社員がそう言ったのかもしれません。
それに対して「青臭いことを言うな!」と言われたのかもしれません。
稲盛さんが言われる「損得で考えるのでなく、善悪で考えなさい」の言葉が頭に浮かびます。
また、「人生の成功方程式=考え方×熱意×能力」も浮かびます。
優秀な大学を卒業するほどの才能があり、熱意を持って一生懸命仕事しても、考え方が悪いとその結果は取り返しがつかないものになります。
不正が行われる企業は大企業より小企業や中企業の方が起きやすいと思います。
社長の考え方一つでどのようにも変わっていくからです。
しかし現在、不正を許さないという眼は到る所にあります。
お客様、仕入れ業者、社員、そして世間が見ています。
これからの経営者は身を正した経営をしなければ淘汰されていく。
それを良く自覚しなければなりません。
毎日の仕事
我が家の近くを通る幹線道路
それに沿った歩道の改修工事が続いています
傾斜し凸凹していた歩道。
その傾斜を直し、カラーブロックを敷き直しています。
我が家の近くはやっと終わりきれいになりました。
今日の昼1時頃、そこを通った時、私の前を歩く年配の女性が休憩を終えたばかりの若い作業員に「ありがとうね」と声を掛けました。
改修し、きれいになり、歩きやすくなった歩道に満足し、つい声を掛けたのでしょうか。
その時、若い作業員は反射的に大きな声で「はい!」と応えていました。
素直に「はい」と応えたその姿。
ビックリした様子。
道路工事はそこを通る人には不便を掛けます。
文句を言う人もいます。
そんな時に「ありがとうね」と言われたら嬉しいと思います。
杖をついていた年配の女性。
ゆっくり、そしてしっかり歩いていました。
当たり前にしている毎日の仕事。
それを見ていてくれる人がいる。
そう思うとやり甲斐がありますね。
講座が終わりました。
「作ってみようカフェの事業計画書」の講座が昨日で終わりました
最終日には日本政策金融公庫の創業支援のセンターの所長さんにも参加していただき、受講者の方々に事業計画を発表をしていただきました。
初めての事業計画書を作られた割には皆さんしっかり作られていたのには感心させられました。
すぐにでも実行に移せるほどに考えられた計画もあります。
講座は4日間。
夜の7時から9時まで。
皆さんは熱心に受講されました。
私もまた新しい出会いと情熱をいただきました。
感謝です。
高いモチベーションを維持するために
社長は常に高いモチベーション維持が求められます。
社員は社長の顔色を常に気にします。
今日は機嫌がいいのかな?悪いのかな?
でも、それでは社員の仕事への意欲に影響を与えてしまします。
また社長自身も自己管理上、心身ともベストの状態でなければなりません。
しかし社長も人間です。
気持ちが落ち込むこともあります。
マイナス思考に陥ることもあります。
そのような時、あえてモチベーションを高める為に、私がいいと思っている方法があります。
褒めてもらうことが第一。
「あなたはツイているから大丈夫よ」とか「あなたの仕事はとても素敵です。」 と言われるだけでもいいのです。
お客様から褒められる。友達から褒められる。
また、家族の中で褒め合う習慣。
ご主人や奥さんから褒めてもらうこと。
これが一番。
褒めてもらうために一生懸命仕事をします。
次には、他の人が褒めてくれなければ、自分を自分で褒めます。
それも声に出して褒めます。
落ち込んだ時こそ、自分で自分を褒めます。
他の人も褒めて上げます。
そうすれば相手は決して嫌な思いはしません。
あなたのファンになり、あなたに会いたくなります。
明るく、愉しく、元気なあなたに、お客様が会いに来てくれます。
そうするとあなたも嬉しくなります。
お客様に喜んでもらうことを考えてみます。
そうするとワクワクする気持ちがわきます。
上手く行くからワクワクするのではなく、ワクワクするから上手く行くのです。
私はそんな思いで、まずは妻を褒めています。
効果ありますよ。
域際収支
域際(いきさい)収支というのをご存じでしょうか。
私は知らない言葉でしたが、ネットで調べると「国内の地域間の財やサービスなどの取引における収入・支出関係を示すもの」と書かれています。
先日の新聞に北海道の域際収支は年間1〜2兆円の赤字だと書かれていました。
北海道が各地に出す農産物や魚介類、それに各製品・商品を売っていただくお金より、他地域から購入するに使うお金が多いと言うことです。
貿易収支の赤字と同じようなモノ。
北海道は農産物や魚介類が豊富であっても、価値を生み出す製品作り・商品作りがまだまだ遅れている。
改めて知らされました。
時差ボケ
先週の水曜日にスペインから帰って1週間。
いまだ時差ボケから抜けられないようです。
夜は10時に寝て、朝はいつものように5時30分に起きています。
睡眠時間は十分取れているはずなのですが、午前中フッと眠気がきます。
本を読んでいても10分ほどで目を閉じています
ブログを書いていても進みません。
私のこの時差ボケの状況を見ると、世界中を飛び回っているビジネスマンはすごいです。
時差ボケを克服しています。
私の場合、緊張感が足りないのかもしれませんね。
マヨリカ島より
21日にスペインのマヨルカ島から妻を連れて帰ってきました。
私は1週間ほどの旅行でしたが、妻は1ヶ月間娘の家に滞在。
娘の出産の手伝いでしたが、生まれた孫に少し懸念されることがあり、孫だけそのまま入院。
朝と夜に病院に通う娘に代わって、2歳の孫の面倒を見ていました。
それでも私が滞在している間はマヨルカ島のホテルに宿泊し、時間を見ては市内観光をしました。
マヨルカ島には日本人ばかりでなく、東洋人はほとんど見かけません。
片言の英語で買い物をしたり食事をしたりスペインの時間を楽しみました。
滞在最後の日にはイギリスから婿さんのお母さんも来て食事会。
美味しいスペイン料理でした。
帰国する日、LINEに娘から孫の「はな」が無事に退院したという連絡ありました。
私は「はな」に会えなかったけれど、それを聞いて一安心。
この旅行のためにWifiのルーターを買いました。
グローカルネットという名前のルーターですが、使いよく、これがあったので妻や娘と絶えず連絡を取ることが出来ました。
16時間使用できるという持久力も頼もしいです。
今回は行く時は私1人。
帰りは妻と2人。
この旅で、これからは人に頼らず、2人で海外に気軽に行ける自信が付きました!?
次は長女の住むスエーデン。
自分をコントロールする
先程、ビックカメラで買い物をしていた時のこと
私の近くにいた若い女性が店員さんに向かって言う言葉がすごい!
女性から質問された店員さんが満足に答えられなかったからなのでしょう
「そんなことも分からないの!」「ビックカメラには分からない人ばかりね!」と威圧的な言葉を発していました
「人にそんな言い方するの?」と思い、ついその女性の顔を見ました。
まだ10代か20代初めの若い女性です。
言われている店員さんは40歳代?
客商売とは言え、自分の娘みたいな女性から罵倒されかわいそうになりました。
その若い女性は、お客という立場から、威圧的な話し方をしても当たり前と思っているのでしょうか。
でも何か違う気がします。
会社で、人を呼ぶ時、必ず「○○さん」とさん付けする人がいます。
たとえ年下に対してでも、部下に対してでもです。
「○○」と名前の呼び捨てや「○○君」ではないのです。
若い社員に対して「○○さん」と呼びかける上役は必ず部下に慕われています。
さん付けされた部下は、自分は大事にされていると思います。
大事にされていると思うとその人を尊敬します。
そしてそのような上役はリーダーシップを発揮することが出来ます。
皆の心を捕まえているからです。
細やかな心遣い。
それが出来るのは自分をコントロール出来ているから。
自分の心をコントロール出来るか出来ないか
これは大切な事です。
私も苦労しながら頑張っています。
出産
先程、スペインにいる妻からLINEがあり、三女に女の赤ん坊が無事に生まれたとのこと。
ほぼ予定通りの日です。
三女にとっては2人目。
写真が送られてきたのですが、イギリス人の旦那に似ているようです
髪の毛は既に生えていてブロンド。
上が男の子で2歳になります。
この子は私に似ているようです。
特に足の長さが短いところが。
それがまた可愛い。
三女の入院は1泊だけ。
すぐに家に返されます。
出産は病気でないのですね。
その代わり、旦那は1ヶ月間育児休暇がもらえます。
旦那はとても「家族大事」な人なので、家事や子供の世話をドンドンするようです。
折角行っている私の妻の出番がありません。
来週、妻を迎えに私もスペインに行きます。
孫達に会えるのが楽しみです。
お祭り
9月3日4日は地元、琴似神社の秋祭りでした。
3日は宵宮、4日は本祭り。
その本祭りのメインイベントは神輿行列。
私も裃を着て参加しました。
参加した人の多くは私より年配者
参加するのが愉しそうです。
しかし一方、若い人があまりいません。
若い人がもっと参加しなければ伝統行事の引き継ぎが上手く行くのか。
それが心配です。
神輿を担ぐ地域では、担ぎ手がいないと問題になっていると聞きます。
お祭りは皆が愉しい気持ちになります。
しかし今は、参加するというより、見物する気持ちの方が強いのではないでしょうか。
私の小・中学校の頃、この祭りの間は学校も地元の会社も休みになり、皆で祝った記憶があります。
会社の若い人達は祭りの手伝いに出かけます。
家では母がちらし寿司を作っていました。
祭りは日本の文化でしょう。
そして地元の神様を大切にする事で、地域の結びつきも強くなっていきます。
いつの頃からかでしょうか。
参加する祭りでなく見物する祭りに変わったのは。
「宗教の自由」という建前と束縛がそうさせたのでしょうか。
これから地域の伝統を守る事ができるのか。
心配です。
それにしても母が作ったちらし寿司を思い出しました。
食べたいです。
作詞の勉強本
たまたま本屋で見付けた「作詞の勉強本」を読んでいます。
私は作詞家になるつもりはありませんよ。
ただ面白そうだから買いました。
この本の最初の方に面白いことが書かれています。
作詞の基本は出来るだけ多くの人に共感してもらえるような詞でなければなりません。
オリジナリティは大事ですがそれに固執すると「目線が」狭くなってしまいます。
人と違うモノを求めて、奇をてらったモノがオリジナリティと勘違いしてしまう。
そういうことが多い。
この筆者が作詞する時に心がけているのは
①自分以外の人が聞いても感情移入してもらえるか
②第三者の立場に置き換えて聞けるかどうか
③自己満足ではなく、多くの人々を相手に出来ているか
④自分の書いた歌詞に自分自身が共感・感激できるか
これを読んだ目にした時、経営に近いモノを感じました。
言い換えてみると
①多くの人に喜ばれる商品なのか。
②お客様の立場になって商品を作っているか。
③自分の執着から抜け出した商品か。
④まず自分が惚れ込むことの出来る商品なのか。
この4つは経営者が心するべきポイントだと思います。
この本をもう少し、しっかり読んでいきます。
お客様を見付ける方法
私の三女が9月に2人目を出産するので、妻が三女のところに行っています。
この三女は独身時代にJICAの青年海外協力隊の隊員として中南米のホンジャラスに3年ほど活動していました
彼女は針灸・指圧の国家免許を持ているので現地でその指導をしてきたようです
ホンジャラスでは針灸は出来ないので指圧やマッサージの技術を教えてきたそうです。
JICAから指導されている事ですが、彼女が心がけたのは、現地の人が指圧やマッサージの技術を身に付け、自立する為の方法を教えたことです。
大事なのはその人に食べ物を与えるのではなく、自分が食べ物を得るために自立できる方法を教えることです。
同じようなことが私の周りにもあります。
経営者の中には中々仕事が上手く行かず困っている人がいます。
話を聞いてみると、「誰かお客さんを紹介して欲しい」という話が多いです。
そのような場合、誰かを紹介してもまた「他に誰かいませんか?」となります。
それではいつまで経ってもその経営者の会社は良くなりません。
大事なのはどのようにして新しいお客様を見付けることが出来るか。
その方法を学ばなければならないのです。
それを学ばなければ会社の発展はありません。
その方法さえ知れば、ドンドン新しいお客様を開拓したり発掘したり出来ます。
当たり前のことなのにその方法を知ろうとしません。
いつまでも食べ物を求めてばかりになります。
先程のホジャラスでの例のように、食べ物をもらうのでなく、食べるための方法、技術を身に付けなければならないのです。
Jアラート
今朝のJアラートにはびっくりしました。
私はその時には起きていたのですが、携帯電話に流れてきた音は不安感をかき立てる音がしました。
すぐにテレビを付けました。
NHKは速報が流れていましたが、民法はのんびりコマーシャル中
「1秒でも早く知らせなければならないのに」という思いがしました。
不思議な思いをしたのがもう1つ。
日本の上空をミサイルが越して行き、日本がその当事国なのに、「円」が買われて円高になっています。
日本の安全に不安を抱き、株価は下がっているのに、円は逆に高くなっているのです。
その理由を経済アナリストは「ドルを売って安全な円買いに進んでいるから」と言います。
その矛盾は何?
為替の世界では不思議なことが起きています。
炒飯屋
皆さんは急に「炒飯食べたい!」と思ったことはありませんか?
元々私は炒飯が好きでしたが、先週の金曜日になぜか急に「旨い炒飯食べたい!」思う気持ちが高まりました。
早速、ネットで近くにある旨い炒飯の店を探しました
ありました!
自宅から歩いて30分ほどのところに「炒飯屋」という店を見付けました。
土曜日に運動もかねて徒歩で、勇んで出かけ、11時30分開店の5分前に到着。
店の前には既に車で来た人達の車が停まっていました。
私はすぐに玄関の前に立ち、開店と同時に入店。
早速、一番人気という焼豚炒飯を注文しました。
お腹がすいていたので大盛で。
注文から10分かからず炒飯が出てきました。
その炒飯を見て少し驚き。
「多い!」「食べれるか?」
食べ始めると、ご飯は少し固めでパラパラ。
本来の炒飯の食感。
味も深く、塩も少なめ。
スプーンで掻き込むように食べました。
しかし案の定、半分くらい食べたところでお腹がいっぱいになって来ました。
「食べ切れるか?!」
そんな不安が・・・
でも「大盛りを頼みながら、残すのは恥ずかしい」
そんな思いから、お腹に「まだ入れるぞ」と言い聞かせながら食べ続けました。
炒飯と一緒に出された大椀に入った豚汁。
旨いのですが、飲み干す余裕がありません。
店員さんに聞くと、並盛りで米1合。
大盛りだと1合半。茶碗3膳分あります。
注文する時に聞いておけば良かった!
これからは、いくら好きなモノでも大盛りはもう止めよう!
そう思いました。
それにしてもこの店、炒飯しかありません。
焼豚炒飯の他には、高菜炒飯、海鮮炒飯、かに炒飯、ガーリック炒飯があります。
また炒飯が食べたくなったらこの店に来ようと思います。
ラーメンが食べたくなったらラーメン屋。
スープカレーが食べたくなったらカレー屋。
そして炒飯が食べたくなったら炒飯屋と思うのですが、炒飯専門店という店はあまりないのではないでしょうか
これから炒飯専門店。
流行るかもしれませんね。
それにしてもこの店、11時30分開店なのですが10分ほどで、席テーブル、カウンター席が一杯になりました。
人気があります。
役得
昨日の勉強会で「公私のけじめを大切にする」と言うことが題材になりました。
会社の中では一般社員も仕事によっては「役得」が発生します。
営業マンは出張の時に飛行機を使えばマイレージが貯まります。
貯まったマイレージを私的利用が出来ます。
出張のない社員にしてみれば羨ましいことです
仕入担当の人は業者からの盆暮れの贈り物や接待の誘いがあります。
「これも仕事だ!」と言って、飲み歩く人もいるかもしれません。
それらの「役得」が個人の「得」に結びつくと問題が起きます。
1人1人が「利己」に陥ることなく、心して行かなければなりません。
その時こそ、会社のトップたる社長が手本を見せなければなりません。
社長の接待費の公表。
社長の行動予定の公表。
公用車を私的利用をしない等あります。
「役得」を自分が勝ち得た権利だと勘違いをする。
大きな間違いです。
「野にして粗だが卑ではない」
卑なる人間にはなりたくありません。
リスク対策
「金」についての話です。
中国人やヨーロッパの人達は「金」を保有する人が多いと聞きます。
過去に戦乱があった国の人達は、いざという時の「金」の大切さを知っています。
家族が少なくとも1ヶ月間は暮らせるだけの金貨を手元に置いておくという話も聞きます。
国民1人当たりの金保有量ではスイスが世界で一番です
永世中立国として自立するスイスらしいと言えます。
それに比べ、金や金貨を保有している日本人は少ないのではないでしょうか。
そして、リスク対策においては日本人はその意識が薄いように思います。
朝鮮半島で起きている事は、いつ日本の有事となるか分かりません。
日本の財政もいつ破綻するかも危惧されています。
それらは全て日本人1人1人に関わった来る大きな災害です。
今、私達がするべきことは、自分の会社、自分の家族を守る為に何が出来るか。
金を買うこともあるかもしれません
しかしそればかりではありません。
何をしなければならないか。
そろそろ考えておく必要があるように思います。
日本人1人1人が自分でしなければなりません。
誰も最後のリスクは負ってくれません。
ふるさと納税
「ふるさと納税」について。
今朝の新聞に「ふるさと納税」の額が減少しているとありました
総務省が高額返礼について待ったを掛けたため、それを目当てに寄付する人が減ったためだそうです。
平成20年に始まったこの制度は「遠く離れた自分のふるさと」や「好きな町」を応援しようという趣旨で始まったはずです。
それがいつの間にか高額返礼を目当てに寄付をするようになり、その為のHow to本まで出ているようです。
ふるさと納税は、希望する人が自発的に、「支援したい」「応援したい」という思いで、自分で選んだ自治体に寄附金を送るという制度です。
偉そうなことを言うつもりはありませんが、今の現状を見ると少し情けないという思いがします。
高額返礼を廃止し、お礼状だけにした時、どれほどの人が寄付をするでしょうか。
その時に初めて日本人の志のレベルが分かる気がします。
自分史
先日、街を歩いていると、「自分史を作ります」という看板を見付けました。
「自分史」とは自分の過去の事柄をまとめて本にすることです。
歳を取り、そろそろ人生も終わりかなと思って、自分の過去の事柄を書き残しておこうということなのでしょう。
普通の人が「自分史」作りをするようです
子孫達に自分の生きた証を残すことが願いなのでしょうか。
私は作ろうとは思いません。
子孫にとっても迷惑な話だと思います。
そんな親や爺さんの「自分史」を読みたいとも思うはずもありません。
会社を創業し、実績を上げた創業者が生前に自分の銅像を造ろうとした話も聞きます。
あまり好きではありません。
人が生きている間に成したことは、たいしたことは無いと思います。
それでも他者がその人の功績を評価してくれた時、その人の名前は残るのでしょう。
市井の人の1人として、するべき仕事を一生懸命し、正しく生き、死んで行く。
それが一番いいのだと私は思っています。
亡くなった永六輔さんは「人は2度死ぬ」と言ったそうです。
1つめは肉体的な死。
2つ目の死は、その人が生きていたということが忘れられた時だそうです。
自分史作りや銅像造りは2つ目の死を恐れたからなのでしょうか。
私は忘れられてもいいと思っています。
法事の時やお盆の時、思い出してくれれば、それでいいでしょう。
それも思い出してくれるのはせいぜい私の子供達だけ。
それ以上はいいです。
きれいに死んでいく。
それも1つの生き方だと思います。
アプリ
iphonに新しいアプリを入れました。
その中でも「Google翻訳」にはびっくりです。
このアプリは音声機能付きで、iphonに向かって日本語で話すと、それがそのまま「英語」や「スペイン語」の音声になって出ます。
写真機能も付いているので、写真で撮った外国語の文章が日本語訳に変換されます。
勿論正確な翻訳ではないのですが、それなりに分かります
レストランのメニュー内容くらいは分かるのではないでしょうか。
これがあれば海外に行っても便利でしょう。
一方、海外に行った時、iphonが常にネット出来る状態でないと「Google翻訳」は使えません。
色々なところに流れている無料WiFiもあるのですが安全性など考えると少し心配です。
そんな時、「グローカルネット」という会社のWiFiルーターを見付けました。
国内は勿論、世界中111カ国、複数のキャリアが利用できるWiFiルーターです。
買い取りのルーターですが、連続14時間使えるのが魅力的です。
このWiFiルータがあれば常にLINEが使えます。
LINEで通話も出来ます。
私の知らない便利なアプリやグッズが沢山あるのですね。
妻の不在
来週から妻が1ヶ月ほど家を空けます。
その間は私、独身生活となります。
今まで家事については一切妻任せなので、ゴミ出しの日や洗濯機の使い方が分かりません。
いま妻がそれぞれの引継書を書いてくれています。
食事はあまり外食を好みません。
家で食べるのがいいのですが、私は料理が下手です。
どんぶりご飯に缶詰のサバ煮を盛り、インスタント味噌汁で食べます。
インスタントカレー、牛丼などもいいですね。。
1ヶ月後にはやせているのではないでしょうか!
丁度ダイエットしなければと思っていましたので、グッドタイミングです。
掃除は大丈夫です。
トイレ掃除は毎日しています。
平凡な日常
盆休みも終わり、今日から出社しています。
約1週間の休みは長すぎたようです。
体重も確実に1キロ以上増えました。
今日から毎日の当たり前の生活を始めています
8月15日の終戦記念日
日本を取り巻くきな臭い情勢。
そのような状況の中でも平凡ながら平和な日常。
ありがたく感じます。
お盆です
昨日息子家族が我が家に来ました。
男の孫2人元気です。
明日から私も盆休みに入ります。
予定は特になし
今夜から飲み会が続くのか
ツキと幸運
ある本に書かれていた言葉です。
「素早くやってくる富は、素早く離れてしまう。」
宝くじなどで1億円当たった人も、なぜか不幸になってしまうという話を聞きます。
長くとどまって持ち主に喜びと満足をもたらす富は少しずつやって来ます。
小さな富を重ねることを長年続けることで大きな富になります。
もう一つ
「何の努力もしないで、ものすごく望ましいことが現れる。
それを幸運だと思ってはいけません。
それは幸運では無く、単なるツキです。」
ツキはいくら望んでも引き寄せることは出来ません。
幸運は何か行動を起こし、努力した後にやって来ます。
その時、引き寄せることが出来ます。
虫歯
久しぶりに歯科医院に行ってきました。
かかりつけの歯科医院で、従兄弟が先生です。
以前に彼から歯磨きの指導を受けて、それを守っているので歯槽膿漏の心配はありませんでした。
ところが3日前から歯茎が腫れ、歯ブラシすると血が出ます
心配をしながら看てもらうと、磨き過ぎとのこと。
歯槽膿漏はありませんでした。
しかし、虫歯が3カ所にあるのを発見!
少し驚きでした。
何年も虫歯にはなっていませんでした。
原因は何か!
思い当たることがあります。
最近、夜に妻と好きなミステリーを見るのですが、その時に煎餅等のお菓子を食べるようになりました。
原因はこれしかありません。
しっかり歯磨きをするのですが、糖分が残っていたのでしょう。
今日からは煎餅を食べるのを止めようと思いますが、知人からいただいた煎餅が大きな缶に沢山に入っています。
妻1人に食べさせると妻も虫歯になりそう。
さて、どうしたモノか!?
デジカメ
長年使っていた小さなデジカメ。
このカメラで撮った写真に黒点が1つ。
最近気付きました。
レンズにゴミでも付いているのかと思って、レンズを拭いたのですがとれません。
カメラの内部の問題のようで、直せないようです。
先程、近くのヤマダ電機に行って見てきたのですが、ポケットに入るような小さなデジカメは5種類くらいしかありません。
展示されている多くは一眼レフの高級カメラばかり。
スマートフォンのカメラの性能が良くなり、従来のポケット式デジカメに取って代わったようです。
私はどうもスマートフォンのカメラは良く使いこなせません。
ついデジカメに行ってしまいます。
今度の休みに札幌の街に行った時、デジカメを買おうと思います。
1万円位。
お小遣いで買えそうです。
幸せを感じる
いつもマイナス思考で話す人がいます。
そういう人は、小さな嫌のことを探すのが上手い人です。
身の回りの嫌なこと、苦しいことを探し出します。
一方いつもプラス思考で明るい人は、小さな嬉しいことを探す人です。
夕食のおかずは好物のハンバーグがあった。
幸せだ!
いつも電車で会う人と今朝初めて挨拶が出来た。
幸せだ!
今日はミス無く仕事が出来た。
幸せだ!
身の回りで起こる小さな嬉しいこと、愉しいことを探し出せる人のところに幸せは来ます。
それがその人に良き「運」を運びます。
とても単純なことです。
「人生はそんな単純なモノでない!」と言う人もいます。
でも私は単純だと思います。
不幸だと思う人は自分で複雑にしているだけです。
いいと言われることを素直にしてみようと思うことが大切です。
信じなくてもいいのです。
最初は信じなくても、大事なのは「やってみようか」と思うことです。
思うことが大事です
思って、実際にやってみる。
そうすると「アレ!これはいいかも」と思います。
会社からの帰りに、いつも通る道だけれど、信号が青ばかり続く。
「これは運がいいぞ」と感じてみてください。
家に帰れば奥さんがいて、夕食の支度をしています。
「ありがたいな!」と思います。
そうすると自然と優しい言葉を奥さんに掛けます。
「ただいま。美味しそうな夕食だね」
奥さんは「あれどうしたの?」と驚きながら笑顔を見せてくれます。
そうするとまた嬉しい気持ちになります。
今、この世に生きている人は皆さん運がいいはずです。
生きているだけで運がいいのです。
ありがたいと思ったら自然と手が合わさっています。
寝る時に布団の中からでも、手を合わせて「今日も1日ありがとうございました」
ぐっすり寝られるはずです。
人手不足
今、人手不足で嘆いている会社が多くあります。
10年前は就職難といわれ、就職先がないと言われていました。
嘘のようです。
人は歳を取ります。
いくら有能な人でも、ある年齢になると会社を離れていきます。
その人は長年会社に貢献してきた人達です。
その代わりになる人を急に探そうとしても無理です。
人材紹介会社から紹介されてもそうそういい人はいません。
10年先、20年先を見定めて人の採用と教育。
これは社長の仕事です。
そして社長しか出来ないことです。
社長が目先のことばかりに捕らわれていると取り返しがつかなくなります。
経営、営業、採用、教育。
全てにおいて必要なのは大局観。
これから人手不足が益々激しくなるのか。
または、不況になり、人余りが起きるのか
分かりません。
でも大切なのは「時代に流されない経営」。
そう思います。
細心にて大胆
「細心にて大胆」
経営者に求められる資質の1つです。
裏付けや分析・仮説を繰り返し、成功するための方策を探り、60〜70%見込みありと判断したら、思いっきり挑戦する。
そして始めたからには躊躇することなく突き進む。
一方、これと間違えてしまうのが「小心にて粗暴」です。
判断すること、決めることに不安を覚え、安易な方法を探ります。
常に「失敗したらどうしようか」という自己保身が先に立ちます。
判断が出来ないまま、決断しなければならない時を迎え、大した裏付けもなく目をつぶって決めてしまう。
その後は成り行き任せ。
自分は「細心にて大胆」であろうとしているのに、実際は「小心にて粗暴」なのではないか!?
常に自問することが大切です。
勉強
昨夜は私が主宰する「身丈会」がありました。
私が講師をした「身の丈で起業しましょう」という講座に参加した人達が中心になって、もう6年になります。
毎月1回開いています。
今は稲盛和夫さんが書いた「京セラフィロソフィ」のいう本を読みながら、その感想を述べる内容になっています。
参加する人は、起業した人より一般のお仕事をしている人が多いです。
今の勉強会では、起業に直接結びつく話はあまりしません。
勉強会を開いた当初の起業についての内容から少し変わってきています。
満足した自分の生活が如何に出来るか。
これが大事なことではないかと思っています。
今の自分の環境を少しでも変えたい。
毎日満足して生活を送りたい。
その為に自分をどう変えていくか
その為に学ぶ。
そのような考え方で勉強会を進めています。
人に教えられるより自分で気付く。
この事が大切です。
本を読み、項目別に解説担当者が自分の考えを述べます。
それにより理解が深まります。
そして気付かされることもあります。
自分が幸せになるために自分を変える。
そのための勉強。
それが大切だと思います。
孫
23日日曜日から遊びに来ていた8歳の孫が今日帰京します。
JALの「キッズおでかけサポート」で1人で来ました。
25・26日の2日間。
私達夫婦と孫の3人で旅をして来ました。
初めての孫と旅。
積丹へ行って嫌になるほどウニを食べました。
楽しい旅でした。
この男の孫。
孫自慢になりますが、行動的で物怖じしません。
また集中力がすごい。
「ダレン シャン」という子供向けの本があります。
この本は13巻あり、今は30歳になっている息子が小学生の時読んだ本です。
その本を孫が夢中になって読んでいます。
2日間の旅の間、電車やバスの中で読むふけりました。
2日間で4冊。
一心不乱に読みます。
その集中力は私にはありません。
私はすぐ飽きてしまうタイプです。
誰に似たのでしょうか。
そう言えば、私の妻は絵を描き出したら、私のことも忘れて一心不乱になります。
妻に似たのかもしれませんね。
孫との5日間。
愉しい思い出が出来ました。
作業現場
先日、「新国立競技場建設現場で働く社員が過労が原因で自殺」というニュースが流れていました。
ただでさえ限られた短い工期の中で行われる作業にもかかわらず、設計変更などで現場にしわ寄せが来た結果、残業が月200時間近くあったと言われています。
私共の会社は家具を作っています。
コントラクト家具といわれる家具が主です。
コントラクト家具とは学校や病院、図書館などの公共施設や商業施設などで利用される箱物や椅子・テーブル等のことです。
この家具の納入は躯体工事が終了した工事最終時期になります。
建物の内部意匠についてはオーナー側が一番気にするところで、その最終決定までは変更変更の繰り返しです。
一方、家具の納入日は決められています。
決定遅れのしわ寄せは私共の会社に来ます。
ほとんど制作期間がない中、残業をしてでも完成させることになります。
工程通りにオーナー側が決定していけばいいのですが、そうはいきません。
意匠決定が決められた日より大幅に過ぎてもオーナー側は責任を負いません。
一度決定したことも平気で覆します。
設計者はオーナーの意向をそのまま建築会社に指示します。
建築会社は下請けに指示し、工期だけは変わらない旨伝えます。
負担は下請け会社、そしてその従業員に来ます。
断ることが出来ません。
出来ないと言えば他社に仕事が取られます。
今回新聞記事になった件も、亡くなった社員の所属会社1社では何も出来ません。
仕組みそのものを根本から変えなければ解決できない。
根深いモノがあります。
菓子会社
先日、ある菓子メーカーのT社長と昼食を摂りました。
その会社は北海道でも有名で、名前を出せば多くの人が分かる菓子メーカーです。
食事をしながら、私から何気ない質問をしました。
「お菓子会社の人達はいつも味見や試食して虫歯になっている人が多いと聞きますが実際は如何ですか?」
考えてみれば失礼な質問でした。
T社長によれば虫歯についてはよく分からない。
ただ全従業員の健康診断を見ると、糖尿病の人は1人もいないとのこと。
700名以上いる従業員に糖尿病の人が1人もいないということは少し驚きでした。
そしてT社長は言います。
「最近、菓子は健康の敵みたいなことを言う人がいますが、それは違います。
毎日、菓子を食べている私達がそれを証明しています。
菓子と健康について研究をしてくれる学者がいるといいのですが・・・」
T社長は従業員を大事にする社長です。
従業員全員の健康診断の内容を把握している。
それだけでも素晴らしいことです。
そのような社長は少ないのではないでしょうか。
T社長には色々教えていただきました。
暑い
先週末、札幌も最高気温が30度超え。
夜も暑くて寝られませんでした。
でも昨日から急変し、最高気温が23度。
夜はタオルケットだけでは寒かった。
ビールを飲みたかったのが、突然熱燗が飲みたい。
そんな気候の変化。
もう夏バテ!?
そんな気がします。
先が思いやられます。
皆さんも気を付けて!
ボランティア
同じ仕事をしていても、「生き生きしている人」と「つまらなそうにしている人」がいます。
どうせなら、生き生きと仕事をした方が楽しいに決まっています。
どうしてそのような差が生まれるのでしょうか。
それは、その仕事の意義を「見付けられる」か「見付けようとしない」か
その違いです。
仕事の意義も「誰かのために」という思いが強いとやり甲斐が生まれます。
九州での大雨による大被害。
ボランティアの人達が駆けつけています。
誰かに強制されたわけでも無いのに、炎天下に無償の労働をしています。
誰かの役に立ちたい。
困っている人を助けたい。
そんな純粋な思いで参加しているのでしょう。
頭が下がる思いがします。
被害を受けられた人達が元気を取り戻し、早く日常生活に戻って行かれることを祈っています。
若い頃
若い頃に思った事。
歳を取った現実。
違う事。
いくら食べても太らずスリムだった学生時代。
中年太りに悩んでいる人の話を聞く度に、なぜそんなに太るのだろうと思っていました。
テレビで酒飲みのお父さんが、「酒を飲むとご飯を食べない」と言う話を聞いて、ご飯を食べないで大丈夫なのだろうかと思っていました
今の私。
メタボです。
その原因の1つがお酒を飲むこと。
お酒を飲む時はご飯は食べません。
若い頃に感じた不思議なことを、今になって実体験しています。
お金に関してもそうです。
若い頃、お金持ちになっている人は真面なことで稼いではいないと思っていました。
不正なことをしているという疑惑がありました。
でも社会に出て仕事をしてみると、お金を稼ぐ大変さを知りました。
ズルをして稼ぐお金はあぶく銭。
お金を稼ぐには、真面目に、誰にも負けない努力をし、お客様に喜ばれる商品を売る。
そのような行為の結果としてお金をいただける。
決して不正をしている訳ではありません。
お金を稼ぐことの大切さ。
若い頃に知っていれば、良かったと思います。
それと共に、小さい頃からお金を稼ぐことの大切さを教えることも大事ではないかと思います。
学校での起業教育も必要ではないでしょうか。
配送
ヤマト宅急便がアマゾンの配送契約の見直しというニュースが何ヶ月か前に流れました。
その時から「配送」という業界が「脇役から表舞台に出て来た」という思いがしました。
ネットでモノを買う人が増えことでアマゾンや楽天が業績を伸ばしてきました。
それに伴って「配送」が重要な役割を担ってきています。
「配送」が出来なければ品物がお客様に届きません。
ヤマト運輸がアマゾンとの「配送料金」の見直しと「当日配送」の縮小の意向を打ち出しました。
その為、アマゾンはその対策のため、地域限定の配送事業者と提携を進めていました。
しかし先日のニュースでは配送トラブルが発生しているそうです。
品物が確実に届くには、長年蓄積されたノウハウと信用がベースにあります。
簡単に代替は出来ないと思われます。
以前に読んだ「宅急便」を創った小倉昌男さんの「経営学」に書かれていたことです。
昭和30年頃から百貨店の配送業務が運送会社にとって大きな売上の割合を占めていました。
しかし運送会社とデパートとの関係は上下関係でした。
特にヤマト運輸と三越との関係は隷属的関係だったようです。
その関係に耐えきれず、ヤマト運輸は昭和53年には三越との配送契約を解除し、それを機に宅配事業に進んでいきました。
今は配送会社とアマゾン等の依頼会社との関係は対等となっています。
しかしもしかすると、これからは配送会社が依頼会社の業務の生命線を握るようになるのではないでしょうか。
宅配会社が持っている配送関するノウハウはアマゾンのような依頼会社が簡単に創り上げられるモノではありません。
そして日本では益々高齢化社会になっていきます。
個人向け配送の割合は益々増えるでしょう。
そう言えばセブン&アイ・ホールディングスとアスクルがネット通販で提携するという話があります。
「配送」を軸にこれから世の中が変わってくるのではないでしょうか。
半袖出勤
今日の札幌の気温は32度になりそうです。
今年初めての真夏日です。
出社時はいつもネクタイとスーツなのですが、25度を超したところからノーネクタイ。
30度を超した今日は、上着なしの半袖のYシャツになりました。
いつもはスーツの上着には財布、手帳、ペン、名刺入れ、キーホルダー、それに車のキーを入れています。
上着がない今日は困りました。
入れるところがありません。
仕方が無く、ブリーフケースに入れ出勤。
いつもと勝手が違う。
市内を歩き回る時、いつもは何も持たないで出かけるのに、今日はブリーフケース持参。
慣れないせいか面倒です。
今、気付きました。
自宅に車のキーを忘れてきました。
会社においてある車。
今日は乗って帰ろうとしたのに。
これから合い鍵探します。
1人
先日妻から言われたことです。
人は生まれる時は1人、死ぬ時も1人。
「結局、人は1人」なのだと一般的に言われています。
確かに「1人」なのですが、1人で生まれてこれるわけではありません。
生まれる時は母親のお腹を痛めて生まれてきます。
死ぬ時も、「1人」で死んだからと言っても、その後始末は誰かがします。
「1人」で生きていくといっても誰かのおかげで生きている。
そんなことを改めて教えられました。
新幹線
新幹線が2016年に函館まで開通しました。
2030年頃には札幌まで延伸される予定です。
その新幹線、私が所有する土地の地下を通っていくようです。
当初は地上に高架を掛け、そこを通る予定でしたが、最近地下を通すと決定になったと新聞報道がありました。
ホッとしています。
地上を通ると土地が分断されます。
その関係でしょうか、先日地盤調査会社の人が訪ねてきました。
地質調査をしたいのだけれど、その許可をもらいたいということ。
特に問題ないと思い許可した。
ところが先程「来週調査をします」との電話がありました。
チョット待って!どこに、どのような調査をして、どれ程の期間かかるのか。
何も示さず工事すると言います。
納得しないので、もう一度調査実施資料を持って説明して欲しいと話しました。
今日の午後から来るようです。
決してごねるつもりはありませんが、手順を踏んで進めてほしいものです。
地下に新幹線が走ると何か影響があるのか。
それも気になります。
女性経営者
最近、豊田真由子衆院議員の騒動がテレビなどで音声を伴って紹介されています。
聞くに堪えない罵詈雑言。
これは豊田議員個人の資質の問題でしょう。
ただ、この話題が出てきた時、思ったことがあります。
現在、多くの女性が政界や経済界にドンドン出て来て活躍しています。
起業の世界でもマムプレナーといわれるお母さん起業も増えています。
とてもいいことだと思います。
もっと増えて欲しいと思います。
ただ一部ですが、残念だなと思う人がいます。
「男に負けない!」という意識が強くて、言葉遣いや態度も男性化してきている人がいます。
折角頑張っているのに勘違いして、女性としての長所を生かしていない。
そのような気がします。
以前、私の会社で仕事をしていた女性常務。
一時私の上司でした。
この常務は仕事に対しては厳しいのですが、言葉遣いは丁寧でした。
常務が部下に指示した仕事。
その仕事の報告に来た部下に対しては、「ありがとう。助かりました」と必ず言います。
この常務の実力は他の男性役員も一目置いていました。
何か問題があると相談に来ていました。
いつも優しく応対してくれるからです。
女性の優しさは男が真似できない武器です。
この武器をみすみす放棄している女性政治家や経営者は勿体ないことをしていると思います。
大分昔に聞いた話ですが、アート引越センターの寺田千代乃社長はバレンタインデーの時、全男性社員にチョコレートを渡すという話を聞いたことがあります。
義理でもチョコレートをもらうと嬉しいモノです。
バレンタインデーにこのようなことが出来るのは女性社長だからです。
女性の良さを発揮して欲しいと思います。
決断
今朝の日経新聞の一面に「国民皆保険による医療」と題された記事が載っていました。
日経が実施したアンケートによると、医師の半数が国民皆保険は今後維持不能と考えているようです。
医療費が高度化して薬剤などが高額になっていることと、急激な高齢者の増加にその要因があります。
国民医療費は2015年度で概算41.5兆円、2025年度には54兆円になる見込みです。
54兆円とは日本の歳入とほぼ同じです。
このままでは8年後、日本の歳入のほぼ全てが国民医療費に消えてしまうのです。
と言うことは、確実に2025年より前に国家の財政破綻に陥ることが予想されます。
今こそ国民と政治家の大きな「決断」が必要となってきます。
「決断」とは将来、そして全体を見て、たとえ犠牲が伴っても最適と考えることを実行することです。
その時は必ず反対やそれによって救われない人が出てきます。
それでも実行しなければならない。
それが「決断」です。
昔、農業が主要産業だった頃、治水事業がその土地の領主の大きな仕事でした。
当時の治水工事には限界がありました。
たとえ洪水の対策をしていても、ひとたび大雨が降れば洪水は起きます。
大雨が降り、洪水の恐れが起きた時、領主は重大な「決断」が求められます。
いかに洪水の被害を最小にするか。
その方法として、川の堤をあえて破るのです。
一番被害の少ないだろうと思われる堤を破り、洪水を起こさせます。
その地域の農民にとっては大きな打撃です。
しかし、国全体をを見れば最適な方法となります。
そこから生まれたのが「決断という言葉です。
「決断」という言葉を、私なりに分解してみました。
分解するとその意味が分かります。
「決」という字は、川の水の意味を持つ「さんずい」、その横に真ん中の意味を持つ「央」があります。
その「央」の左の棒を取った字にさんずいを着ければ「決」になります。
そして「断」という字は堤を切ると断ずることです。
すなわち、「決断」とは川の堤をあえて切って、洪水を起こさせるところから来ていると思います。
文字通り、多少の犠牲を覚悟の上で決めることを「決断」と言います。
反対がない時に決めることは「決断」とは言いません
全ての人の都合がいいようにすることは大事です。
しかし変革する時はそれが出来ません。
決断は批判に負けない強い信念がなければ出来ません。
先程の医療費についても、今まで何度も問題視されてきましたが、解決の先送りでどの政治家も根本的解決の「決断」をしてきませんでした。
今こそ、日本の将来を背負い、つらい「決断」を下す覚悟のある政治家が求められていると思います。
紹介
今日は「紹介」について。
仕事柄、多くの起業家と知り合うことも多くなっています。
その人達を応援する上で、仕事や取引先の紹介も必要なことです。
必要だと思っているのですが、私は中々しません。
以前には多くの人に紹介したことがありました。
しかし色々問題が発生しました。
起業家に仕事や取引先を紹介して上げると、当初は両者とも喜んでくれます。
紹介の後の話し合いは当事者同士に任せます。
しかし暫くすると、紹介した起業家が私を避けるようになっているのです。
そして他の人から「取引はしていない」という噂を聞きます。
両者の遣り方や考え方の相違があり、取引がなくなってしまっているのです。
主には紹介した取引先に問題の原因がある場合が多いようです。
やり取りの途中の状況は私の耳に入って来ません。
紹介した起業家も、一言私に連絡をくれればいいのですが、遠慮してなのか、または私に期待していないのか分かりませんが連絡がありません。
両者によかれと思って紹介しても、結果的に共に避けられるようになるのです。
そんな経験から紹介はしていません。
私に問題があるのかもしれませんね。
人の成長
先日、久しぶりに会った50歳代の女性が「私は毎日これはしようと決めてもなかか出来ない。
ダメな人間です。」と言いました
この女性は真面目な人です。
真面目な人は出来ない自分を責めてしまいがちです。
私は彼女に「出来なくていいのではないでしょうか。もう、自分に対して優しくして上げていいと思います」と話しました。
人は向上心があり、常に成長しようとします。
それはとてもいいことです。
でもそれは年齢とともに変わっていくモノだと思います。
古代インドでは人生を4つの時期に分けています。
「学生期」 「家住期」 「林住期」 「遊行期」
人の成長の変遷は次のように私は考えます。
小学生までは、人としての善悪を教え、人間としても基礎的な考え方を強制的に教え込みます。
中学・高校生は論理的思考方法を学びます。
大学生や20歳代の人は、社会人としての素養の習得、人間性の向上を図ります。
30歳代・40歳代は覚悟の取り方を学びます。
50歳代になれば今の自分の姿を認めます。
60歳代からは、もう自分の未熟さを許してもいいのです。
私の経験から、人は他人から学ぼうとする素直な気持ちは30歳代まで。
それ以降は自分で学ぶ気持ちがなければ向上しません。
歳を取って60歳を過ぎると、身体的にも脳力的にも思い通りになりません。
その時は今の自分を許して、自分の出来る範囲で楽しんでいいと思います。
ただ若い時は自分の限界に挑戦しなければなりません。
これ無くしては自分の成長は成り立ちません。
それがベースとなり人生が開かれていきます。
そして、ある程度の歳になった時、頑張った自分を褒めて上げられるはずです。
万年筆
札幌市内にある大手文具店で「ペンクリニック」があると聞いたので、先程万年筆を持って行ってきました。
40年近く前に買ったモンブランの万年筆。
買ったばかりの時、子供達にいたずれされて、ペン先が曲がり、モンブランの会社に修理に出しました。
その修理が上手くなかった為か、書いていても引っかかる感じがあり、今回見てもらったのです。
修理してくれた人の話では、モンブランでの修理が下手で完全に良くはならないとのこと。
それでも30分ほどオイルストーンで磨いたりし直してくれました。
直してもらうと以前とは違って大分良くなりました。
この修理は無料。
ありがたいです。
このモンブランの万年筆。
これからも私と付き合ってくれるでしょう。
大事にします。
深山の桜
「深山の桜」
このような題名の小説が本屋で並んでいました。
「深山の桜」とは人が入っていけないような奥深い山にも桜は美しく咲いているという意味です。
ネットで調べてみると「あれを見よ 深山の桜 咲きにけり 真心尽くせ 人知らずとも」という和歌があるそうです
人に置き換えてみると
「人の目に触れないような分野でも、美しく懸命に生きていく」となるのでしょうか。
そのような魂を磨くような生き方
この歳になると憧れます。
外国へ
ここ5日間、悩み事がありました。
スペインのマヨリカ島に住んでいる娘が9月に2子を出産する予定です。
イギリス人の婿さんの考え方で、出産は自分達ですると言っていました。
ところが5日前に娘から妻に連絡があり、婿さんが重度のぎっくり腰になったとのこと。
また出産入院する病院が小さい子供と一緒の入院はダメだと言われました。
そうすると娘が入院中、1歳半になる男の子の面倒を見る人がいません。
その為、娘から急遽、妻にスペインに来て欲しいとの要請がありました。
妻は簡単に『いいよ〜』と応えたのですが、妻は英語もスペイン語も出来ません。
その上1人で海外旅行もしたこともありません。
スペインのマドリードで国内線に乗り換えマヨリカ島まで無事に着けるか。
大変心配になります。
私が一緒に行ければいいのですが、9月は担当する講座が入っており、外せません。
そんな中でやっと一緒に行ってくれる人を探しました。
英語が得意な従姉妹が「連れて行くだけならいいよ」と言ってくれました。
彼女の航空券は私が負担します。
マヨリカ島はリゾート地としてヨーロッパでは有名なところ。
観光も楽しんでくるようです。
妻が帰る時は9月下旬。
1ヶ月近くスペインにいれば、海外の雰囲気にも慣れて1人で帰ってこれるでしょう。
それにしても海外に家族がいるということは楽しみもありますが不安もあります。
何かあったらすぐに行くことができるか。
その為の「心構え」と「お金」。
大事なことだと改めて知らされました。
人手不足
今、どの業界でも人手不足で困っています。
先日、コンビニを経営している従兄弟と話す機会がありました。
「人を採用するの大変でしょう?」と聞いたところ、意外にも全然大丈夫とのこと。
少し驚きました
詳しく聞くと、もっともな話でした。
彼の会社ではアルバイトさんの都合に合わせて勤務シフトを作っています。
一般の店は自社の勤務シフトに合わせて人を採用します。
1日8時間勤務とか、1日最低4時間は働いてもらいたいとか。
ところが彼のコンビニは、1日1時間勤務でもOKなのです。
その上、自分の都合いい時間に出勤出来るようにしています。
シフト管理する方の会社は大変ですが、働く人にとっては働きやすいのです。
そうすると子供が学校行っているその時間だけ働きたいとするお母さんも出てきます。
働きたい人は沢山います。
でも自分の都合に勤務時間を合わせてくれる会社がない。
それが叶う店だから働きたい人が沢山いるのでしょう。
人の採用も「考える軸」を会社から働く人に移すだけで違ってくるのです。
従兄弟のコンビニは20店舗以上あるそうです。
しかり稼いでいるようです。
宅急便
宅急便を創り出したヤマト運輸の社長だった小倉昌男さんが書いた「経営学」の中の一説を紹介します。
宅配でお客様訪問したが不在でお渡しできない時の対応についてです。
「ヤマト運輸の社員の方からすれば、せっかく配達に行ったのにお客様が留守で渡せなかったのは、お客様が悪いのだと思っている。
だが、本当にそうだろうか。
お客様の言い分はこんな風ではないか。
1日中留守だったわけではない。
たまたまお使いに出ていた間にヤマト運輸が配達に来たのだが、30分後には帰ってきて、その後は1日中家にいた。
だから、留守の時に来たヤマト運輸が悪いのだ。
こうなると両者の言い分が全く違うのは当然である。
私は思った。サービスを供給する者の論理と、サービスを受ける利用者の論理は、正反対の場合が多い。
供給者はとかく自分の立場に立って考える。
つまり、自分の都合を中心に考えるのである。
でもそれは間違っていないか。
その考えから不在対策でなく『在宅時配達』という考え方に切り替えたのである。」
サービス関連の会社はほとんどが「お客様第一」という看板を掲げています。
それでいて実際はお客様の立場より供給者の論理を優先しがちです。
小倉さんのこの本には「お客様の立場優先」「利益よりサービスが先」という考え方がベースになっています。
だからこそ、当初誰もが失敗すると思われた宅配事業を小倉さんは一大産業に創り上げることが出来たのです。
現在はその再配達が宅配会社の大きな負担になっています。
今度は供給者側の宅配会社ばかりでなく、受ける側のお客側も自費で宅配ボックスを設置する等、双方によるサービスの維持という現象が起きています。
それは新しいく面白いサービスの動きだと思い、注目しています。
社長の勉強
社長には3つの型があります。
「優れた社長」「普通の社長」「ダメな社長」
「優れた社長」は業績を上げ、利益を拡大しています。
「普通の社長」は現状維持。
その会社はいずれ衰退して行くかもしれません。
「ダメな社長」は会社を潰す社長です。
一見その違いは分かりません。
素晴らしい考え方を持っていても会社を潰す社長はいます。
非情でひどくワンマンな社長でも、業績を上げている社長は「優れた社長」です。
全て結果です。
経営方法や社長としての考え方を勉強していても、会社を潰す社長は多いと思います。
それを見ると、「何のための勉強なのか!」と思ってしまいます。
勉強のための勉強。
自分のための修養であれば引退してからすればいい。
自己満足、見栄、交友関係を深めるため。
それより会社の業績を伸ばし利益を出さなければ、いくら勉強しても意味がありません。
最近、日本の大企業の隠蔽体質が問題になっています。
最近ではシャープ、東芝、富士ゼロックス。
少し前は東洋ゴムや三菱自動車。
それらの社長達は一流大学を出た、優秀な人達です。
問題発覚までは皆、「優れた社長」と思われていました。
でも結果、会社をダメにした「ダメ社長」です。
経営の勉強はしたのでしょうが、本当に大事な「善・悪」という当たり前のことが出来なかった。
それを経営に生かす勉強をしてこなかった。
「そんなの知っている!」「小さい頃から言われてきた!」「常識だ!」
そのように当たり前と思っていても、勉強の手を抜くと、当たり前のことが出来なくまります。
いつになっても社長にとって勉強は必要です。
それは会社を発展させ、業績を伸ばすためです。
勉強なくしては出来ません。
「優れた社長」でなければダメなのです。
経営に生かせる勉強。
自分にとってそれは何か。
まだ勉強していない社長は一度考えてみる必要があります。
ほうれん草
「ほうれん草」
この言葉は多くの方も知っているように「報告・連絡・相談」を意味します。
でもこの「報告」と「連絡」
良く似ています。
その違いはネット調べると「報告は義務、連絡は主体的」と書かれていますがよく分かりません。
私なりに理解しているのは「報告」は下の者から上の者に対する告知。
部下に報告するとは言いません。
矢印で表すと「↑」です。
「連絡」は同僚や部下に対する告知。
矢印に表すと「→」「↓」
「相談」は方向性が見えない事柄を話し合うこと。
図形でいえば「○」
「ほうれん草」に1語付け加えた言葉があります。
「ほうれん草だ」
「報告・連絡・相談・打合せ」
この「打合せ」は方向性が明確になっていて、その戦術を話し合うことだと思います。
矢印で言えば「⇅」でしょうか。
私は「ほうれん草だ」の意味をそのように理解してきました。
皆さんは如何でしょうか?
シニア起業
先日、知人女性が学校を定年退職し、一段落したので訪ねてこられました。
これからは誰か人のために役立つ仕事をしたいと言います。
歳を取り、退職した人の多くは同じような思いに至ります。
そして出来ればボランティアでなく、自分が持っている能力を生かしていきたい。
そのように思う人は多いです。
彼女も趣味を生かして、人に喜ばれる仕事をしています。
しかし採算が合わず赤字だといいます。
色々な理由で、価格設定を高くは出来ないそうです。
でも人のためとは言いながら、赤字では続けられません。
その仕事の儲ける仕組みを練り直すか、別の分野に進むか。
それしかないと思います。
先日の日経新聞に「シニア世代の起業家は63万人」との表題で記事が載っていました。
63万人は多いように思いますが、その割合はシニア世代の4%程度でしかありません。
これからの日本の財政は不安です。
年金もどうなるか分かりません。
年金不足を補う上でもシニアの起業者は増えると予想されます。
しかしシニア起業しても儲からなければ意味がありません。
「起業したために退職金を失った」ということになったら大変です。
シニアの起業では無理をしない「身の丈起業」の考えが大切です。
そして起業の時、気を付けなければならないことがあります。
シニアは頭が固くなっていると自覚することです。
素直に人の意見を聞くより、自分の経験や遣り方に固執する傾向があります。
ここのとことをよく自覚しなければなりません。
これから国や市がシニア起業支援を進めるでしょう。
その時、事業計画書の作り方や借り入れの方法を教えたり、金を出すより、大切な事があります。
それは「意識改革」の為の講座作りです。
現役時代、成功体験のあるシニアは特に必要です。
自意識の強さ、頑固な考え。
それをなくし、新しいことを受け入れる柔軟性と素直さ。
それを理解させる講座です。
自分を変える努力。
それがなければ、いくら素晴らしい起業プランがあっても成功は難しい。
私はそう思います。
電信柱
今朝の日経新聞のコラムに、東京都議会が都道での電信柱新設を原則禁止する条例を可決したという記事が載っていました。
これからは益々電信柱の需要がなくなっていきます。
以前にもブログで書きましたが、私が卒業した札幌西高校では、近くの山に「学校林」を持っています。
それは「西高山」と呼ばれ、札幌市内に3ヶ所、延べ11万6000坪所有しています
「学校林」の始まりは明治中期の札幌二中時代からです。
電信柱として売る目的で育てた樹木は多くがエゾマツ、トドマツ、カラマツです。
この種の樹木は成長は早いのですが、脂が多かったり、捻れやすかったり、電信柱以外には使いにくい木材です。
今ではほとんどの電信柱はコンクリート製なので、それらの木の電信柱は全く使われていません。
それでも在校生やOBの人達が樹木の手入れをしています。
現在は木材加工技術も高まり、それらのマツも建築材として使い道が出てきているようです。
札幌西高校が「学校林」を始めたその理由は、植林し売却した利益を教育費や教材費などに充てるためだったそうです。
貧しくて学業が続けられない生徒のために使われました。
「学校林」は札幌市内の他の高校にもあります。
「生徒の教育を守る」
そのような崇高な目的のためだったのです。
教育の自立と自活のための活動だったのです。
今でもその売却代金で育英奨学金をはじめ、楽器補修や学校花壇整備に使われているそうです。
パソコン操作
最近知人から聞いた話です。
お若い人達の多くがパソコンを使うことが出来ないと言うのです。
私はそれを聞いて驚きました。
「まさか!」という言葉が出てきました。
しかし話をよく聞いてみるとその理由が分かりました。
若者はiphonやiPadを使ってメールやブログ等のSNS、LINE等を使いこなしています。
しかし、それはパソコンではありません。
iphonやiPadでブログは書けても、プレゼン資料を作ったり表計算が出来るわけではないのです。
作ろうと思えばiphonやiPadでも作れるのでしょうが結構大変です。
そして日常はiphonやiPadで間に合うので、パソコンが1台もないという家もあるそうです。
今、就職活動が盛んな時です。
彼ら彼女等が会社に入社した時、社員教育としてまずパソコン操作を教えなければなりません。
20年前は年配者が若者にパソコン操作を教えてもらいましたが、今はそれが逆になっているようです。
不思議な状況です。
でも本当なのでしょうか?
まだ信じられません。
名字の由来
私の姓は「山地」です。
日本にどれほどの数の「山地」がいるのか。
気になっていました。
「名字由来net」というサイトがあります。
調べてみると「山地」という名字は1,443位、人の数11,600名もいるようです。
香川県に多く居るようです。
私の先祖も明治の頃、香川県・金比羅山の近くから北海道に出てきました。
「山地」の名前の由来も書かれています。
「現和歌山県と三重県南部である紀伊国日高郡山地荘が起源(ルーツ)である、玉置氏子孫。
ほか古代氏族であり、美努(みの)王の妻県犬養(あがたのいぬかい)三千代が橘宿禰(すくね)の氏姓を与えられることに始まる橘氏楠木氏流(現香川県である讃岐)などにもみられる。「山」は山の地形を表す。」と書かれています。
チョット難しく書かれていてよく分かりません。
ただ、なんとなく由緒正しい氏素性のようです。
有名人として紹介されているのは、芸能人の六角精児さんも本名は「山地」だそうです。
もしもご興味ありましたら、皆さんもご自分の名字を調べてみませんか?
「名字由来.net」
https://myoji-yurai.net
「利他」に隠された
今朝のテレビに流れているニュースを見ていて。
北海道版の地方ニュースですが、2026年の冬期オリンピックを札幌に誘致したいという活動が行われているようです。
その中心になっているのが札幌市と札幌商工会議所。
この前まで札幌まで新幹線を延伸しようと活動してきましたが、延伸が決まり一段落したところで今度は冬期オリンピック。
「子供達に夢と希望を与え、冬季スポーツを振興し、世界平和に貢献する」という開催趣旨を出しています。
北海道民のため、札幌市民のため、子供達の夢と希望を、という誰からも否定されにくい目標です。
札幌市や商工会議所の本当の目的はそうでしょうか。
札幌市や北海道の外郭団体に福祉という名称の付いた団体が多くあります。
福祉と題してあると誰もその設立に文句は言いにくいモノです。
でもその真の設立目的は?
団体の理事達は多くが元札幌市や北海道の職員。
「利他」という看板を掲げて、実際は「利己」。
よく見ると見えてくるモノです。
経営者もそうです。
会社の経営理念では「社会貢献」「お客様のため」「社員のため」という文句を掲げても、実際はどうでしょう。
看板に偽りあり。
社員は既に見抜いています。
お客様のためと称してもお客様は見抜いています。
「偽りの看板を上げている」
本人が一番分かっていると思います。
でも、もしかしたら利己のために、見えなくなっているかもしれません。
カリスマ
カリスマ。
「あの社長はカリスマ性を身につけている」という話を聞きます。
ただ単に権力を持てばカリスマ人間になれるわけではありません。
「人間として正しいことを正しく、強く主張する。
そしてそれを部下に分かってもらい、指導していく。
これが正しいカリスマの姿です」と稲盛さんは言います。
以前に買って置いた「日暮硯(ひぐらしすずり)」を改めて読みました。
江戸時代、松代藩の財政を立て直した恩田木工のことが書かれています。
彼は藩主真田幸弘に仕えていました。
真田幸弘は13才ながら聡明な藩主でした。
当時の松代藩は水害等で財政が悪化し、幕府から1万両の借金をして急場をしのいでいたのですが、それでも逼迫の一途をたどっていました。
真田幸弘は老職の末席にいた恩田木工に藩の財政再建を任せたのです。
恩田はそれに応えてたった5年で再建しました。
その時、彼が取った姿が、「正直・信頼・思いやり」でした。
再建を決意した時、彼は決めました。
決して嘘をつかない。
食事は飯と1汁のみ。
着物は木綿。
しかしその様な生活は恩田家のみ。
多の者には強いませんでした。
彼は「勘略奉行(財政再建のための行政改革の責任者)」として強権を発するわけでなく、藩士、農民、商人に「理」を持って再建の協力を依頼しました。
その時、彼は誰に対しても「正直・信頼・思いやり」の思いを持って接したのです。
結果、賛同と協力をもらい藩の財政再建と果たしました。
その後恩田木工はどうなったのか。
この日暮硯には書かれていませんが、木工は46歳の時の病没。
墓所は、藩主真田家の菩提寺長国寺の境内にあるそうです。
日暮硯の恩田木工から「カリスマ」について改めて考えさせられました。
ありがとう
「ありがとう」について考えてみました。
「ありがとう」は人の好意に対して感謝する時に発します。
もう1つは今の自分の状態に満足した時に発します。
嬉しい時はツイ手を合わせて小さな声で「ありがとうございます」と言っています。
稲盛和夫さんは人から何か言われる時、自然と手を合わせて話を聞いています。
私も稲盛さんの真似ではないのですが、何かあるとソッと手を合わせています。
「なんまん なんまん ありがとう」という言葉は稲盛さんの小さい頃からの口癖だそうです。
私も神社やお寺に参拝に行く時、手を合わせ「ありがとうございます」と言うだけにしています。
今の幸せに感謝するだけです。
幸せだから感謝の言葉しかありません。
そうでなければ「○○してください」というお願いをします。
神社やお寺で長い間、手を合わせてと願い事をしている人がいます。
それは出来ていないことがあったり、満たされていないからです。
だからお願いするという行為はそれを自分で認めていることになります。
極論を言うと、自分は満たされていないと宣言しているようなモノ。
「引き寄せの法則」からいうとそれは幸せでない状態を引き寄せてしまうことになります。
そうでなく肯定的に「幸せだ」と口に出せば、幸せを引き寄せることが出来ます。
「ありがとう」という言葉は、いま幸せに満たされていると発していることです。
だから「ありがとう」という言葉は幸せを引き寄せる為の強力な言葉なのです。
日常生活の中で常に「ありがとう」という言葉を発する習慣が出来れば、益々幸せを引き寄せることになるでしょう。
更年期障害
更年期障害。
女性の更年期障害はよく聞きますが、男性の更年期障害もあるようです。
先日、馴染みのおでん屋の親父さんが、どうも気力が出なく疲れやすい。
人に聞くと、それは更年期障害の症状だと言われたそうです。
親父さんは今年で68才。
私と同じ歳です。
そう言われれば私も更年期障害になっているかも。
ここしばらく気力が減退し、持続力がなくなり、本を読んでもすぐ眠たくなる。
これは更年期障害の症状のようです。
決して、怠け癖がついた訳ではなかったのです。
さてその対処法は何か!
ネットを見ても、「これ!」という解決用はあまりありません。
また、自分を責め、突き詰めて考えるとウツになるそうです。
気楽に構えていきます。
先程のおでん屋の親父さんも、日曜日と月曜日に休む週休2日にしました。
真面目な性格の親父さん。
のんびり好きなように商売をする。
それがお客にとってもいいのです。
幸せ探し
年を取ってくると夫婦の会話の中には昔話が多くなってきます。
先日も携帯電話の話をしている内に、「電話」についての昔話が出てきました。
子供の頃、電話を置いている家庭は多くありませんでした。
私の家は商売をしていたので電話があり、近所の人宛にかかってきた電話を、その人の家まで知らせに行き連れてきたこと。
また近所の人が電話を借りに来たこともありました。
1人1台スマートフォンを持っている今の若い人には信じられないような話です。
また私の父は新しいモノ好きなので、早い内から白黒テレビを買いました。
夕方になると近所の子供達が「月光仮面」や「名犬リンチンチン」等を見に毎日来ていました。
映画「三丁目の夕日」のようなことが当たり前にありました。
私と同年代の人はよく覚えていると思います。
当時はまだ今と比べれば日本中、物資も少なく、生活は質素。
いつも甘いものを欲していました。
時々飲めるジュースは渡辺の粉末ジュースの素。
それを飲むと口の中が真っ赤になったものです。
それでも楽しかった。
今の時代は当時と比べればモノにあふれ、欲しいモノが無いと言われるほどモノは豊かになっています。
それでも精神的不安を抱えている人は多いように思います。
そのような時は改めて今の自分の幸せを認識してみます。
「幸せ探し」
不幸な出来事やツイてないことを数えるのでなく、今の自分の幸せを1つ1つ見つけ出してみます。
そうすると自分の幸せの深さがよく分かると思います。
「幸せ探し上手」
これが幸せの秘訣でしょう。
セッション
昨夜、知人に誘われて楽器のセッションに参加してきました。
初めてのセッションです。
「遊びだから気楽に」と言われ、アルトサックスを担いで行ってきました。
メンバーはいつもは5〜6人程いるそうですが、昨夜はピアノとドラムの人だけ。
私は他の楽器の人と合わせて演奏するのは初めてです。
初めは中々合わせて演奏するのが難しかったのですが、その内に慣れて来ました。
ドラムのリズムに合わせてサックスを吹くと、一流プレーヤーになった気分。
これがセッションの楽しみなのかと思いました。
ピアニストもドラマーも65才?。
おじさんバンド。
皆さんに遊んで頂きました。
2人の社長
今朝の新聞に「2人社長 スピード経営」という記事が載っていました。
社長が2人?!
私はそのような会社があることは知りませんでした。
2人社長の会社はトップとしての役割分担が出来、いざという事態が起きても事業の継続性を保つことが出来るそうです。
この2人社長の会社は実際に存在しています。
最終責任者は誰が取るのか。
事業が上手く行っている時はいいが、そうでない時はどうなるのか。
部下達はどちらの顔を見て仕事するのか。
私は疑問に思います。
起業する時、共同経営者という話を聞きます。
起業時の苦しい時に支え合う経営者が別にいるのは心強いでしょう。
しかし経営が順調に伸び出すと、上下関係・利害関係・責任問題でギクシャクして、会社が上手く回らず、倒産することになりかねません。
業績が上がらず、上手く行かない時は互いに責任のなすり合い。
会社を引っ張っていくのは社長です。
その社長が2人いては力も社員も二分されそうです。
会社は1人の最終責任を明確にしなければ成り立ちません。
私はそう思います。
努力
ある人のブログに本田宗一郎さんの言葉が紹介されていました。
「努力はその時の情勢に必要な効力を生んで初めて努力として認められる。
努力したが結果は駄目だったでは、努力したことにならない。
仕事の中に能力を活用しなかったり、方法を選ばなかったら、それは徒労という一種の道楽に終わる。」
私はこの「努力」という言葉に反応しました。
本田さんが言われるように、いくら努力しても結果を出さなければ「徒労」です。
「努力することが大切!」と言う人がいます。
それはそうです。
小さい子供に教える段階では正しいでしょう。
しかし社会に出て働く時には成果を求められます。
ましてや経営者になった時、「一生懸命努力しましたが会社は倒産しました」では許されません。
私も若い頃、訪問件数を上げなければ成果が出ないと言われて1日100軒並み訪問したことがあります。
一生懸命廻りました。
でも、ほとんど成果は生まれませんでした。
残ったのは「俺は一生懸命努力した」という自己満足でしかありませんでした。
これこそ徒労です。
だからといって努力することが悪いことだというわけではありません。
要領よく結果を出せばいいのかというとそういうことでもありません。
努力することは大事です。
仕事をする時、情勢を見て、より効率的な方法を考え、その上努力して成果を出すのです。
現在、「努力不要論」なる風潮があるようです。
携帯電話などを使いネットで簡単に何でも分かってしまう時代。
若い人の中には、簡単に済ますことが当たり前のようになっているのではないでしょうか。
どんな時代でも、努力するという行為は大事です。
ただ、徒労に終わらない「努力」が必要だということです。
「豚のシッポのようになるな!」
豚のシッポは常に一生懸命動いていますが、何の役にも立っていません。
若い頃に言われた言葉です。
朝食
若い頃は出張でホテルに泊まる時、価格が安いホテルを探しました。
サービスで朝食が付いていれば「御の字」でした。
最近は少し贅沢になりました。
朝食の美味しいホテルを探すようになりました。
客室は狭くても清潔であればいいです。
でも朝食は少しこだわります。
その土地らしいメニューがあれば嬉しいですね。
ホテルの朝食でよく出て来るウインナーやベーコン・卵焼き・焼き鮭は敬遠します。
朝食でもその土地らしいメニュー。
函館では海鮮メニュー。
浅草では深川飯。
横浜では朝カレー。
奈良では茶がゆ。
今日、また出張のホテルを予約しました。
「朝ご飯フェスティバル」で1位を獲得したホテルです。
美味しそうな朝食が出るようで楽しみです。
立ち読み
私はよく本屋に行きます。
1週間に2〜3日は行きます。
新聞広告などで見た本で、興味ある本は一度目を通さないと買えません。
ネットで買うにしても内容が分かって納得している本しか買いません。
本屋で興味ある本を立ち読みしますが、立ち読み出来ない本があります。
漫画本とHな本です。
そのような本でも立ち読みするのは今の世の中普通なのでしょうが、「いい格好しい」の私には出来ません。
先日も50才過ぎのネクタイ・スーツ姿の男性が漫画の本を一生懸命に立ち読みしていました。
私は古い価値観の人間なのでしょうね。
違和感を感じます。
昔の話です。
私の子供達が小さかった頃、娘が通う幼稚園の男性の園長先生がコンビニで雑誌を立ち読みしていました。
それはHな雑誌でした。
人の目を気にしないで一生懸命見ているのです。
それを見て、私は少し不安を感じました。
いつ誰が見ているか分かりません。
気を付けなければ・・・・
上京
明日から妻と上京します。
義弟の1周忌です。
末娘夫婦も連れて行く予定です。
場所は谷中のお寺。
法要には妻の姉妹達、それに私の子供・孫達も集まります。
1人で上京することは良くありますが、連れがいるという機会はあまりありません。
今回も浅草のホテルに2泊し、皆で浅草を楽しみたいと思っています。
昼食は大黒家の天丼。
夜はポピー通りで一杯。
デンキブランで有名な神谷バーにも予約を入れました。
法要なのにとは思いますが、皆が楽しんでいるのを義弟も喜んでくれると思います。
心配と心配り
「心配」と「心配り」
ほとんど同じ字を書くのに意味は違っています。
「心配」とは、これから起こることに対する自分の不安な気持ちを言います。
「心配り」は他の人に対する思いやりの深さを意味します。
「心配」は自分中心。
「心配り」に似ている言葉で、自分中心の思いの行動は「気配り」です。
「気配り」は自分が間違いを犯さないようにする注意の仕方です。
やはり自分中心です。
「心配り」は自分ではなく、他の人に対する気持ちです。
他の人が心地良くいることが出来るための思いやりです。
もう1歩深くなると「心に添う」状態になります。
「心配り」「心に添う」
そのような気持ちをいつも持ち続ける。
そんな人に憧れます。
花見での話
昨夜、今年最後になるだろう花見に行ってきました。
私が住む町、琴似の大地主さんの前庭で開かれました。
会社の総務から依頼され初めての参加。
17時から始まったその会場には50名以上はいたでしょうか。
初めて参加しましたので、会場には知っている人はほとんどいなく、仕方がないので知らない人達の中に座りました。
会が始まり飲み食いしている内に同じ席の知らない人とも仲良くなり、色々面白い話が聞けました。
1つのグループは庭師の職人さん達。
もう1つのグループは地域テレビのスタッフ。
庭師さん達はその大地主さんの庭の管理を一手に引き受けています。
剪定や肥料やり。
秋には冬囲い。
春にはそれを外す作業。
また立派な赤松の大木は年に1度手で幹をしごいて磨き上げるそうです。
そうしなければ赤松の幹肌の美しさは生まれないと言います。
地域テレビのスタッフからは、テレビの視聴範囲は半径2キロ程度しかなく、ごく限られた地域限定。
視聴者を増やす努力をしているが、ネックになっているのがジェイコムだと教えてくれました。
ジェイコムを使っているテレビは視聴できないそうです。
そういえば私の家のテレビはジェイコムなので見れないわけです。
接続出来るようジェイコムに依頼しているけれどなかなか許可が下りないと嘆いていました。
知らない人同士の話で知らないその業界の話が聞けました。
仲間同士で飲むのもいいですが、知らない人と出会えるのもいいものですね。
孫の悩み
長いゴールデンウイークが終わりました。
この連休中に東京にいる次女と孫2人が遊びに来ていました。
孫達は毎日近くの公園でキックボードの練習。
元気な孫達です。
孫は男の子と女の子。
上の男の子がある日の夜、お祖母ちゃん(私の妻)に「相談したい事がある」と言ってきました。
「好きな女の子がいるという相談か?」と妻に聞くと、そうではありませんでした。
「今、サッカーチームに入っているのだけれど、辞めたい。
でも辞めると言うと、お父さんが『辞めたら殴るぞ』と脅しをかけている」そうです。
勿論、そんな乱暴なお父さんではないのです。
習い事を辞めるのを簡単には認めないためです。
ただ、婿さんはある武道を習得した体育会系のお父さんなので、孫にとってはやはり怖い存在です。
孫は「どうしたら殴られずに辞められるか」を真剣に悩んでいたのです。
私はその相談の結果は聞いていません。
ただ、そんなことにでも真剣に悩んでいる孫がかわいい。
また、父親として存在感を持っている婿さんも格好いい。
まだ小学校4年生の孫。
成長が楽しみです。
イジリとイジメ
ネット上でコメディアンのキングコング西野さんが出したコメントが気になりました。
「信頼関係ない相手の『イジリ』は『イジメ』」
テレビの中でお笑いの人たちがお互いイジリ合っているのを見ます。
時には自分の方から「イジッてください」と言っている人もいます。
そこにはツッコミとボケのように、お互いに信頼関係があるからこそ成り立ちます。
それなのに今日初めて会ったような人が上から目線でイジッて来るとそれはイジメでしかない。
そのようなことを言っていました。
子供達が見たテレビの中で芸人達がイジリ合っているのを面白がって、それを真似て学校でもしてみる。
そして結構受けていると思ってしまう。
そんな光景が想像されます。
しかし本来はそこに「信頼関係があって成り立っている」ことを子供達は知りません。
表面的な面白さを楽しもうとします。
イジッた方はイジメとは思っていないのかもしれません。
でもそれが「イジメ」の芽になっているのかもしれません。
大人の責任です。
そしてテレビ局などの伝える側が心していかなければなりません。
子供達はただ表面的なことばかり吸収します。
そんなことを思いました。
工芸製品
昨日、札幌の大通からJR札幌駅までの地下歩道を歩いていると「北の暮らしの工芸祭」と称して小さな店が沢山並んでいました。
65人の職人や作家が制作した作品・製品を展示販売していました。
家具木工、金属加工、紙工芸、陶磁器、繊維・布製品などの店があり、全てを廻るのは大変でした。
何が大変かというと、どんどん欲しいモノが見つかってしまうのです。
私の場合は木製品、金属製品、陶器に興味があり、これも欲しい、あれも欲しいとなります。
店を廻ってみると、若い作家さんや職人さんが多いです。
真面目に一生懸命作った作品ばかり。
応援したい気持ちも生まれ、ついつい買ってしまいました。
1つ目は「うきしき」という名前の木の皿。
材質は桜で、機械彫りでなく、全て手で仕上げています。
2つめは銅製のコップ。
内側に錫を流し込んであります。
ビールやアイスコーヒーが旨くなりそう。
3つめは、くびれた曲線が美しいコーヒーカップ。
4つめはスッとした姿の白磁のお猪口。
その他にも欲しいものはありましたが、いつの間にか私の財布は空っぽに。
3万円あったはずですが、残金はダラ銭のみ。
帰ったその日の夕食。
木の皿には「おつまみ」を載せ、まずは銅製のカップでビールで妻と飲み会が始まりました。
そして、白磁のお猪口には、北海道栗山にある酒倉「北の錦」の「 秘蔵純米酒 」
お酒がすすみました。
そして良いモノを買えたという満足感でいっぱいでした。
独断と独裁
ある人が言った言葉です。
「独裁すれど独断せず!」
「独裁」と「独断」の違いが分からないとこの意味が分かりません。
社長が1つの決断をする時、それ以前に調査し、研究し、多くの情報を集めます。
会社内では地位や役職に関係なく、多くの部下の意見も聞きます。
社内ばかりでなく社外からも意見を聞きます。
自分1人で思い込みをしない事です。
それが「独断せず」です。
そして最終的に決定する時は自分1人で決定します。
これが独裁です。
全ての責任はトップである社長1人にあります。
だから独裁するのです。
ところが時として「民主経営」と称して集団で決めるという経営者もいるようです。
これは論外です。
誰が最終責任者なのか。
皆が責任逃れをする会社になってしまいます。
衆知を集めて最終的決断は社長1人がする。
当たり前のことが時々出来ていない会社。
有ります。
誰かのために
日京都で開かれた盛和塾例会での話です。
例会では2人の経営者が経営体験発表されました。
どちらも素晴らしい話でしたが、2人目に発表された宮田運輸(株)の宮田社長の話をご紹介します。
1967年に創業された運輸会社です。
宮田社長は売上をいかにして上げていくかを懸命に考え経営していました。
仕事の量が増えると必然的に運転手達への負担が高くなっていきます。
運転手達から待遇改善を求められることもありました。
そのような時に阪神・淡路大震災が起きました。
寸断された道路の復旧を待って、多くの救援物資が被災地に運ばれていきます。
しかし関西圏には救援物資を運ぶトラックが足りません。
宮田運輸に対しても輸送要請がありました。
運転手や社員達はその要請に対して勇んで取り組みました。
連日、休みも無く、昼夜問わず救援物資を運び続けました。
現場から戻ってきたばかりなのに、すぐに物資を積み込むと被災地に向かいます。
宮田社長は運転手に向かって、「大変だろうが頑張ってくれ」と言うと、ニコッと笑って出かけていきます。
宮田社長は頭が下がる思いをしたと言います。
人は強制されて働くのでなく、使命感で働くのです。
誰かのために働くのです。
宮田社長はそう確信したそうです。
その後何年か経って、それを改めて思い起こされることがありました。
今から4年程前に、宮田運輸のトラックの運転手がバイクと接触し、死亡事故を起こしてしまいました。
運転手は警察に拘留中。
宮田社長はすぐに亡くなられたご家族のところへ謝罪に行きました。
頭を床にすりつけて謝りました。
その時に亡くなられた男性の父親からの言葉が忘れられないと言います。
「たった今、息子が命を落としたこと。息子には小学3年の女の子がいたこと。それだけは分かってくれな。」
すぐに宮田社長は事故を2度と起こさないための取り組みを始めました。
何度も安全運転の講習会を開きました。
そして安全のためのスローガンを作ろうと皆で考えたのです。
その時、先程のお父さんの言葉を思い出しました。
運転手にも家族がいるのだと。
子供がお父さんの帰りを待っているのだと。
そこで運転手達の子供達からお父さんへ向けたメッセージと絵を描いてもらうことにしました。
画かれたその絵を拡大し、トラックの荷台にラッピングしたのです。
「あんぜんうんてん」「ありがとう」「おしごとがんばってね」の子供の文字と絵はお父さんを頑張らせました。
必然お父さんは安全運転をします。
誰かのために働く。
家族のために。子供のために。
その子供の絵がラッピングされたトラックはNHKのテレビでも放映されました。
私もたまたま朝の番組で見たのを記憶しています。
そのトラックから発せられたメッセージは道路を走っている他のドライバーにも安全運転を訴えています。
このことがテレビなどで紹介されてからのある日、1通の手紙が宮田社長のところに届きました。
差出人は4年前に亡くなられた男性のお母さんでした。
そこには「とても良いことをしていますね」という内容のものが書かれていました。
宮田社長はその手紙を読んで泣いたそうです。
「こどもミュージアムプロジェクト」と名付けられた「ラッピングトラック」は他の会社にも広がっているようです。
私もそのトラックをどこかで見てみたいものです。
比叡山延暦寺
先週の木曜日に京都で稲盛和夫さん主宰の盛和塾例会に参加してきました。
そのついでに、妻と久しぶりの京都観光をしました。
21日の金曜日の朝は京都駅近くの「東寺」へ。
国宝の五重塔、金堂などを廻り、多くの仏像に参拝してきました。
訪れた21日は丁度「東寺」の縁日でした。
知らずに訪れたのですが、すごい人混み。
歩くのもやっとという状態でした。
それでも縁日に参拝できたのも「縁」なのかとも思っています。
その後、この観光の一番の目的地である比叡山に向かいました。
1日に2本程しかない京都バスに乗り、比叡山延暦寺へ。
「根本中堂」「東塔」「阿弥陀堂」に参拝。
「根本中堂」は国宝に指定されており、延暦寺の総本堂で、開祖伝教大師最澄が最初に開いた草庵跡に建てられています。
ここには1200年前に最澄がともした灯明「不滅の法灯」が今でも守られています。
灯を守る意味で「油断大敵」という言葉が生まれました。
私が宿泊したホテルは延暦寺近くにあるホテル。
このホテルに宿泊すると、毎朝「根本中堂」で行われる勤行に参加できます。
6時発のマイクロバスでホテルを出発し、6時30分からの勤行です。
運良く、私が座った場所は本尊「薬師瑠璃光如来」の正面に位置し、対面しながらのお参り。
キリッと冷えた空気の中、30分程の時間でしたが、荘厳な建物の中に響く読経。
私の心も少しは清められた気がしました。
忘れられない経験でありました。
営業
ある本を読んでいて、気付かされたことがあります。
営業に関することです。
営業する時、目標があり、それを達成するために、あと何個売らなければならないと思い、片っ端から電話を掛け、訪問したりします。
それは自己都合で売り込んでいることです。
当たり前のことですが、そのような営業はお客様が買ってくれるかどうかで目標の達成が決まります。
目標達成がお客様次第となり、自分でコントロールが出来なくなります。
そうなるとストレスを感じるとともに自己嫌悪に陥ります。
そこで自分で営業をコントロールできる方法は何かを考えてみます。
思い切って目標設定を変えます。
目標をお客様に「商品を売ること」でなく「商品の良さを伝えること」とします。
商品サービスの品質を上げることを目標とします。
その目標なら自分でコントロールできます。
自分都合で商品を売るのでなく、お客様サイドに立ち、商品の良さを伝える努力をするのです。
商品の良さを適切に伝える内に必ず買ってくれる人が出てきます。
「お客様の役立ちたい」という自分の思い。
そこに目標を置くのです。
そうすればストレス無く目標が達成され、課せられたノルマも達成できるのです。
私は色々な営業をしてきました。
銀行で預金勧誘。
ホテルで宴会・婚礼の営業。
住宅会社での住宅販売
不動産会社でのテナント集め。
売上という目標を達成するために懸命に営業しました。
無理強いして、お客様から水を掛けられたと言うことを自慢する営業マンもいました。
そこにはやりがいとともに激しいストレスも感じていました。
やはり自分都合で営業していたのだと思います。
視点を変えて、お客様サイドに立って営業する。
そんな当たり前なことが出来ていなかったのです。
今はもう既に遅いですが、改めて反省しています。
定年退職
先程、我が社の1人が退職の挨拶に来ました。
65歳で役員定年退職です。
彼とはともに仕事をし、酒も飲んだ仲です。
会社のあり方についても大いに語り合いました。
彼は退職を楽しみにしていたそうです。
これから1年間は何もしないと言っていました。
ただ優秀な彼のことです。
また何かを始めることでしょう。
これからしばらくは同年代の親しい人たちの定年退職が続きそうです。
寂しいですね。
まあ、いいか
最近は老眼が少し進んでいるのか、老眼鏡が手放せません。
老眼鏡がなければ、モノを見てもボケてしまいます。
老眼鏡を忘れて出かけてしまうと、「眼鏡買わなくちゃ!」と100円ショップを探します。
100円ショップの老眼鏡でもよく見えます。
老眼の為ではないでしょうが、最近物事をボカして見るのが上手くなってきたように思います。
以前は仕事上で、常に全体に目を行き渡らせ、人の行動が気になりました。
細かいことが目に入ってきました。
「顕微鏡」とは言いませんが、心の中に「拡大鏡」「望遠鏡」を持っていました。
最近はその「拡大鏡」も「望遠鏡」も曇ってきました。
それはそれでいいと思っています。
人の行動をあまり注視しないようになりました。
そうすると私の心も穏やかになったきました。
周りの人も和やかになっています。
若い頃は「拡大鏡」や「望遠鏡」のオン・オフが上手くできず悩みました。
それが歳とともに「まあ、いいか」とボカすことが出来るようになりました。
歳とともに私の心も変わってきました。
新人
テレビのニュースを見ていると、新年度からスタッフが変わり、新しいアナウンサーが出ています。
緊張しているせいか、言葉が詰まったり、噛んだりしていますが一所懸命さが伝わり、思わず応援したくなります。
近くのスーパーに行って精算する時、たどたどしくレジを打っている新人さんらしき人がいました。
私の後ろにお客さんがいなかったので、「新人さんですか?」と聞くと、「4月1日からです」と答えます。
隣には先輩の女性がいてフォローしています。
つい新人さんに「頑張ってね」と言うと、ニコッと笑って「ありがとうございます」と返ってきました。
いつまでもその笑顔を忘れないでほしいものです。
お店に行ったら、時々店員さんに声を掛け、コミュニケーションをとってみる。
それだけでその新人さんが自信を持つのではないでしょうか。
お客さんが新人さんを育てる。
その様に思います。
会社を守る
この4月になってから、朝鮮半島を中心に不穏な動きが続いています。
万が一朝鮮半島で戦争になれば、今の私達の生活も一変します。
日本だけ安全という訳にはいきません。
今まで世界中のどこかで紛争が起きれば、日本の通貨「円」は安全資産と言われて買いが起き、対ドルに対して「円」が上がりました。
しかし、朝鮮半島で「何」かが起きれば、近隣の国日本の「円」は一気に売られ、円安になる可能性があります。
それを契機に日本の財政問題が浮き彫りになると益々「円」が売られる事も予想されます。
日本の経済は大混乱に陥ります。
もしも日本が戦争に巻き込まれたらそれどころではありません。
経済学者や評論家が将来の構想を語っても、それは平和な時の話、
戦争や大災害などの思いがけないことが起きた時。
自分の力ではどうしようもないことが起きた時。
どうするのか。
経営者はどのように会社を守り、社員を守るのか。
それを考えなければならない時。
それが今のよう気がします。
朝食は大事
朝食について書きます。
「朝食は大事!」とよく言われます。
私も以前はそう思って、朝食は卵焼き、納豆、焼き魚、ご飯、味噌汁といったメニューを中心に食してきました
また前の日の夕食がカレーライスだと、カレーが好きなので朝カレー。
二日酔いの時はラーメンが食べたくなり、朝ラーメン。
そしてダイエットを意識した時は、バナナ1本、リンゴ1個という時もありました。
そんな朝食をしていると、会社へ行っても頭が上手く回りません。
頭がボーとするのです。
食べ過ぎであったり、食べなさ過ぎで脳に糖が行かなかったせいかもしれません。
以前我が家に来ていたイギリス人の婿さんの朝食を見て、驚きました。
身体がデカいのに、食パン1枚と紅茶のみです。
ただし食パンにはたっぷりのバターとジャムを塗っていましたが、毎朝それだけです。
聞くと長年そういう朝食だそうです。
私も彼を真似て、ある日から朝食はパンにしました
焼いたライ麦パン1枚。
それにオリーブオイルと少々の塩を掛け、飲み物はコーヒー。
なかなか良かったのです。
午前中の仕事もはかどりました。
今はそのライ麦パンをやめ、「和」に変えました。
冷蔵庫に入れてある1膳分の玄米を解凍し、それに秋に庭で収穫し塩漬けした紫蘇の実とトロロ昆布。
時には自家製の梅干しを載せます。
それを湯漬けにしたり、ほうじ茶の茶漬けにして食べます。
それと自家製のヨーグルト。
それだけでお腹は満腹ですが、頭はスッキリ。
毎朝6時30分のラジオ体操が終わってから朝食を摂りますが、お昼までお腹は減りません。
朝食では色々な変遷がありましたが、本当に朝食は大事だ改めて思っています。
しばらくこのパターンを続けます。
白内障
今日15時30分から妻の白内障の手術が始まります。
日帰りの手術で、今日は片目、来週はもう片目を手術する予定。
それほど大変な手術ではないので、妻は1人で行くと言います。
私としては心配です。
術後を見計らって迎えに行こうと思います。
私自身は2度の手術をしましたが、今回妻の手術は簡単だとはいえ心配です。
待つ身の気持ちがわかります。
読書
少し前まで私の机のそばには本が積み上がっていました。
なかなか読めず「積読」の状態です。
「積読」されている本は少し固い本です。
そこで1ヵ月ほど前に決めました。
「1週間に1冊のペースで読みこなす」と。
300ページ程の本を5日間で読むとなると、1日60ページ読むことになります。
読む時は朝と決めました。
7時30分過ぎに出社し、清掃が終わった後、すぐに読みます。
読み始めるのは8時頃から1時間ほど掛けます。
私は読むのが遅いのでそれ位かかるのです。
以前は朝一番にメールチェックから仕事を始めました。
本を読むのは時間が出来た時と思っていましたが、昼過ぎなどは頭が「ボー」として読めません。
それで朝一番に読むことにしました。
これまでには地政学、コーチィング、歴史、為替、金利などの本を読めました。
朝一番ですから本が良く理解できます。
これも1人でする朝活でしょうか。
本に出会う
私は本屋によく行くのですが、同じ事柄に関して全く違う意見の本が何冊か有ります。
そのような本の中には、書いているその部分は確かに事実なのですが、自分の都合のよい事実だけを取り上げてい本があります。
あえて意見を対立させ、自分の本を目立たせる為なのでしょうか。
また、常識と違うことを書くと目立つと考えて出されている本もあるようです。
病気についても本を信じてその通りした結果、大病になったと言う話もあるようです。
起業についても極端な題名の本があります。
題名に惹かれて読んでみると、その人だから出来た特別のことをまるで誰でも出来るような書き方をしています。
真似てみると上手く行きません。
本は参考にするモノだと思います。
バイブルのような本はそうありません。
それが見つかって座右の書になれば大変ラッキーなこと。
そのように思って本屋で本を探すと楽しいです。
経営者と宗教
私の事務所の近くに、大手印刷会社の北海道支社があります。
その支社の駐車場の隅に赤い鳥居と稲荷宮が祭られています。
道路側に接した大きな稲荷宮です。
お稲荷さんは商売の神様と言われています。
経営者と宗教は結構つながりが強いようです。
出光興産創業者の出光佐三氏は宗像大社の熱心な信仰者でした。
土光敏夫さんは法華経。
稲盛和夫さんも出家しています。
経営者が宗教に興味を持つのは商売繁盛を願ったばかりではないようです。
経営者は大変孤独です。
経営者の判断で会社の運命、そして全社員の生活がかかっています。
経営者は自分の決断の結果の全ての責任を負わねばなりません。
逃げることが出来ません。
そんなつらい時、神様や仏様にすがる。
そんな気持ちになることだって有るはずです。
以前起業セミナの講師をしていた時、受講生に次のようなことを話していました。
「勇んで起業しても、孤独を感じたり落ち込む時が必ずあります。
落ち込んだ時、自分を元気にすることの出来る「ルーティン」を作るといいですよ。
近くの神社にお参りに行くだけでも気分が変わるかもしれません。」
また、経営者が宗教に近づくもう1つの意味があると思います。
それは神様や仏様の前では素直になれるということです。
経営者は会社の中で一番の権力を持っています。
もしかすると傲慢な人間になってしまうかもしれません。
でも神様や仏様の前では素直にならざるを得ません。
素直に自分の考えや行動を振り返る。
そのような反省の場を与えてくれているのかもしれません。
贅沢
先程来社した人と話していた時の話です。
持ち物について。
「どうせならいいモノを持ちたいですね」という点で一致しました。
有名とかブランド品だからではなく、自分が気に入ったモノ。
私の基準は「長く使えるモノ」です。
値段が高くても自分が気に入ったモノを持つことは満足感とともに、自信になると思います。
以下は私のお気に入りです。
父の形見のバーバリーコート。
叔父から40年ほど前にもらった金張のパーカーボールペン。
25年前に買ったレビュートーメンの金張の腕時計。
これは手巻きでアラーム機能付き。
35年前に買ったモンブランの「マイスターシュテュック」万年筆。
5年前に買ったHERZのダレスバッグ。
10年前に買ったコードバンの長財布。
これらは毎日使っています。
使っている内に傷も付いてきます。
それがいいのです。
何年も使い続けているとモノが時間に磨かれていきます。
時間に磨かれたモノは新品には無い味わいがあります。
時間に磨かれるモノのには条件があると思います。
それは耐久性と飽きないデザインです。
昨日靴屋に修理に出した革靴も修理しながら15年間履いています。
15年使っていることに店の人も驚かれました。
数は少なくてもいい。
本当に気に入ったモノが身近に有る。
それだけで贅沢な気持ちになります。
仕事=喜び
「学び=喜び」と考えなさい。
「学び=苦痛」では有りません。
ある本に書かれていました。
「学び=喜び」であったなら、学校の成績も良かっただろうにと、昔を振り返ってしまいます。
成績の悪かった私は、「学び=苦痛」だったように思います。
今の時代に当てはめてみれば、仕事に対する姿勢でしょうか。
「仕事=楽しい」でなければ経営者は成り立ちません。
でも、「仕事=苦痛」と思っている経営者は多くいるようです。
仕事が楽しく、一心不乱に仕事をすれば事業は発展していきます。
フッと「仕事ばかりが人生でない」と思った時は、仕事が苦痛になっている時です。
ディソシエーションという言葉があります。
ディソシエーション(dissociation)とは、冷静に自分を観察している心の状態のことです。
仕事が苦しいと思った時は俯瞰的に自分を見てみる。
自分の頭の斜め後方の上から自分を見ているような意識で今の自分の状態を見てみるのです。
その時、何が苦痛の原因か。
それを客観的に見ることが出来ると思います。
仕事が楽しい。
休みの日も仕事がしたくてウズウズする。
そのような経営者になりたいものですね。
コミュニティイベント
先程「コミュニティ・イベント」というモノに行ってきました。
自分で作ったアクセサリーやパンの販売、ヒーリングや耳つぼマッサージなどのコーナーがありました。
以前にも同じようなイベントに行きましたが、ほとんどの店のオーナーは女性です。
男性はいても1人か2人程度。
過去色々なケースを見ていますが、男性が起業する時はどちらかというと、形や構えから入りがちです。
大きな事を考えてしまいがちです。
そして結局、お金を掛けた割には儲からず、失敗してしまう事が多いのです。
一方、女性は何かを始める時は、なるべくお金を掛けず、自分が出来る範囲から始めます。
無理はしません。
身の丈です。
女性は堅実だと思います。
大きな儲けを求めるより、家計の足しや、趣味を生かせればというところから始まるので、大きな事業には成りにくいのかもしれません。
利益は少なくても確実に儲けることを考えるので大きな失敗はしません。
これこそマムプレナーです。
孫娘
昨年の8月から一緒に暮らしていた長女と2人の孫娘。
今日、札幌を発ち東京経由でスエーデンに向かいました。
私ども夫婦には7人の孫がいますが、孫と一緒に暮らせるとは思っていませんでしたので、戸惑いながらも楽しい時間でした。
3人が来た8月は偶然にも私の前立腺癌の手術をした時。
札幌を発った今月は私の大腸ポリープの手術をした月。
少し因縁めいたモノを感じます。
おかげで手術後も至って元気になっています。
これからまた夫婦2人の生活になります。
来月は京都旅行の予定しており、2人仲良く暮らします。
Yシャツ
先程、近くのスーパーに行ってきました。
以前そこで買ったYシャツの袖丈が長すぎるので測ってもらいました。
私は普段から袖丈78センチのYシャツを買っており、このシャツもその表示のモノを買いました。
襟にも78センチと表示されています。
スーパーに行き、店員さんに測ってもらうと84センチもあります。
6センチも長いのです。
道理で手が袖から出てこなかったわけです。
驚きました。
24歳の新入社員の時からYシャツを買っていますが、今までそんなことは有りません。
スーパーの人も「初めてです」と驚いていました。
Yシャツは2枚買いましたが2枚ともそうのようです。
1枚4000円程度のYシャツですが無駄にならず済みました。
大量生産をしたYシャツの内、検品漏れがあったのでしょうか。
でも、それが2枚ともというのは不思議です。
率先垂範
「率先垂範」という言葉があります。
昨日の勉強会でこのことについて話し合いました。
社長は現場に出て、先頭に立ち働くのがいいのか。
または後ろに下がって会社全体を見るのがいいのか。
経営の本には後ろに下がって経営全般を見る方がいいと書いてあります。
また多くの社長がそのスタイルをとっています。
しかしそれに関しては少し疑問があります。
多くの問題点や、新規事業のヒントは現場にあります。
それを拾い上げるのは社長の仕事です。
また、社長が率先垂範をして現場に出て範を示さなければ、部長や課長達も仕事を部下に任せきりになります。
後方にいる方が楽なのです。
経営全般を見ると言いながら楽をしているのです。
現場に降りていく時は勇気が必要です。
現場で質問されたら、現場のことがわからないので答えられない。
それが怖いのです。
社長以下役席は現場に降りていくためには常に勉強をしなければなりません。
稲盛和夫さんは常に「率先垂範」が大切と言っています。
日本航空を再建した時も、再建会議の合間を縫っては飛行機整備場やCAなどクルーのいる現場に行って、自分の考えを話し、また意見も聞いて歩いたそうです。
経営の全てが現場にあります。
マムプレナー
以前にマムプレナーといわれる主婦起業家の人から相談されたことがあります。
それは名刺に書く住所についてです。
名刺に自宅の住所を書くのには抵抗があるのです。
名刺に自宅の住所を書いたため子供に何かあったらと思うと、家庭を守るためにも書きたくないそうです。
そういうこともあってか、頂く名刺の中でマムプレナーの方の住所が空欄になっている名刺もあります。
住所を得るだけのだけのために、シェアオフィスやレンタルオフィスを借りるにもコストがかかります。
料金の安いバーチャルオフィスというのもありますが、借りる人が様々で、その運営にも疑問を持っています。
住所の他に、マムプレナーにとっては、打ち合わせ場所も自宅以外に必要になります。
また教室を開くとなると部屋を借りるコストもかかります。
そこで私が考えていることがあります。
私が管理している事務所があります。
その1つの事務所の中は9室のドア付き個室に分かれています。
その部屋はそれほど大きくはないのですが、1室当たり6名ほどが打ち合わせ出来る広さがあります。
この部屋を面談や教室として使えるようにします。
占有個室ではなく、共同使用とします。
そしてこの事務所をマムプレナーの会社住所として使えるようにします。
会費は月3000円。
登録会員は30名ほど。
この程度の金額であればマムプレナーにとっても負担が少ないと思います。
3000円で住所も教室も持てるのです。
広い部屋を借りれるようになるまで、小さな個室を教室にして実績を作ります。
これならマムプレナーの起業成功の支援になるのではないでしょう。
まだ構想段階ですが。
ご意見がありましたらお聞かせください。
おもんばかる
今、森友学園の問題が連日マスコミで取り上げられています。
今朝のラジオでそのことに触れた評論家が、役人が政治家達の気持ちを「おもんばかった」事が問題だと言っていました。
森友学園の問題に関しては色々疑問もありますが、それは別としてその評論家の人が言った「おもんばかった事が問題です」の言葉に引っかかりました。
「おもんばかること」が悪いことのように言っていましたが、そういうことはありません。
「おもんばかる」という意味は周囲の状況をよく考えることです。
先ほどの評論家は役人が保身のため、政治家の為を思い「おもんばかった」事を批判しているのでしょう。
でも、おもんばかる事は決して悪いことはではありません。
似たような言葉で「忖度(そんたく)する」もありますが、その意味は他人の気持ちを推し量ることです。
社会人としてこれらのことが出来ないと不適格者と言われます。
サービス業で気配り・心配りをして、おもんばかることが出来ないと仕事になりません。
また仕事を任されている人が決断を求められた場合、自分の判断ばかりでなく、上司の心を忖度し、その状況を推し量り判断します。
それが出来ず、その都度いちいち上司の指示を受けたり、また逆に独断で決めると信用を失います。
「おもんばかる」という言葉はこの森友学園問題に関して大阪の松井知事が使ったことから取り上げられ、その言葉がクローズアップされたようです。
「おもんばかる」という言葉が誤解して受け取られていることに違和感を持ちました。
孤独
何日か前の日経新聞の「交遊録」に書かれていた言葉です。
「有名になると堕落する」
「それではどうしたらいいのか」という問いには
「孤独でいること」
この事の意味について、先ほど来社した知人と話をしていました。
社長もそうです。
少し事業が上手くいき、素晴らしい社長だと褒められるとその気になり堕落する。
今までそういう社長を多く見てきました。
そうならないためには、そういう評判から離れて孤独でいることです。
社長は孤独なものです。
全ての最終責任は自分にあり、誰も助けてくれない。
悩み事も社員には決して言ってはいけない。
社長は孤独なのです。
孤独に耐えるには慣れしかないと思います。
そして孤独に耐えてこそ人間的に成長する。
私はそう思います。
勉強会の意味
経営者の集まりというものが沢山あります。
ローターリークラブ、ライオンズクラブは代表的なものですが、異業種交流会、そして勉強会などがあります。
経営に役立つという理由で参加されている経営者も多くいます。
参加されるのはいいのですが、大事なのはその会の中での「立ち位置」だと思います。
その会にのめり込んで、肝心の経営がおろそかになっては全く意味がないのです。
経営の勉強会で学んだことを実践で生かし、会社を発展させることが大切です。
ところがその会に参加することや仲間作りに熱心になり、勉強が実際の経営に生かされていない。
そんな経営者をよく見かけます。
勉強会は大切です。
決してそれを否定しているのではありません。
ただ、正しい考え方や思いを学び、経営者としての自己を高めること。
経営のノウハウを学んで会社を発展させること。
どんな立派なことを学んでもそれを生かさなければ全く意味がありません。
残念ながら多くの場合、学んだことはすぐに経営の中で形に表れません。
それでもそれを繰り返し繰り返し試してみる、挑戦するところに勉強を継続する意味がある思います。
その内にその経営者の社長としての器が成長し、その会社独自の経営形態が出来上がるのです。
勉強会という他の人に引っ張られて飛ぶグライダー経営ではなく、自力で飛べる飛行機にならなければなりません。
ソフト
私が今使っているパソコンはMACのノートパソコンです。
2年程前まではWindowsでした。
その時は漢字変換などがスムーズに出来ていたのですが、MACになってからそれが上手く出来ません。
ある人の忠告で、ATOKを入れるといいと聞き、早速ビックカメラへ行ってソフトを買いました。
その後は快適に仕事が出来るようになりました。
ソフトを買いに行って気が付いたのですが、ソフト売り場が小さくなっていました。
そして、あっても会計ソフト程度のものしか置いていません。
私が探していたATOKのソフトも係員に言うとバック倉庫から持ってきました。
その上、そのソフトのケースを開けるとインストール操作の説明書が入っているだけ。
USBメモリーさえありません。
もうソフトは店で買う時代でなく、ネットで購入しダウンロードする時代になったのですね。
世の中の流れに追いついていけてない私でした。
キリンビール
昨日、元キリンビールの副社長だった田村潤氏の講演会に行ってきました。
田村氏は「キリンビール高知支店の奇跡」という本を出し、ベストセラーになっています。
2時間の講演でしたが、大変面白く参考になる話がたくさん聞けました。
その中で印象に残った話が冒頭にありました。
以前、キリンビールはビール国内トップシェアを誇り、シェア6割を超える時代が続きました。
あまりにもの寡占状態であったため、1975年に独禁法違反に問われ、それをきっかけに社内の風土が内向き官僚的になっていったそうです。
当時、ランチェスター戦略の本の中に、ビール業界のことが例として書かれていました。
圧倒的にシェアの大きいキリンビールはガリバー企業。
これを凌駕することは不可能で、2位3位のサッポロビールとアサヒビールの争いでしかないと書かれていたのを記憶しています。
そのキリンビールが1987年頃にアサヒのスーパードライの大ヒットによってシェアが急落します。
売れ筋のラガービールの味を変えたのがシェア低下に拍車がかかりました。
現在のキリンビールはシェア1位に返り咲いていますが、あの巨人と言われたキリンビールの凋落と復活。
その話は興味深いものでした。
言い続ける
会社の社長として、部下に仕事を指示する時、気を付けなければならないことがあります。
それは、「人は自分の経験の中で得た判断基準でしか、物事は理解できない」ということです。
人は自分が経験していないことは理解できないのです。
その為、仕事上未経験のことをさせる時。何回も何回も言い続けることが大切です。
100回でも1000回でも、しつこいと言われるくらい言い続けなければなりません。
それが社長の仕事です。
理解できない部下を理解できるまで言い続ける。
多くの社長は何度か言ったきりで、部下は理解していると思ってしまいます。
そんなことはないのです。
「前にも言っただろう」ではダメなのです。
社長も自分に当てはめてみれば分かるはずです。
自分が経験以上のことは理解できないはずです。
このことが分かれば、言い続ける重要性が納得できると思います。
松下幸之助さんも「同じことを何回も言い続けることが大切。言い方を工夫しながら、同じことを言い続けるのです。」と言っています。
社長の忍耐力が試されます。
ヤマト宅急便
インターネットの時代、大変便利になりました。
iPhoneを使って買物もできます。
家にいながら多くのサイトから好きなモノが買えます。
大変便利になりました。
一方、それを支えているのはアナログの世界です。
人の手が関わっています。
ヤマト宅急便が今までの仕組みを変えると新聞でも取り上げられています。
時間的にも料金的にも従来のシステムでは無理なのです。
将来にはドローンで運ぶこともあるでしょうが、今は人の手で運びます。
ネットでいかに便利になろうとそれを支えているのは人の手です。
ヤマト宅急便の問題提起で、当たり前のように便利なネットの社会を支えている縁の下の力持ちの存在が改めて実感されました。
「アマゾンの送料は無料が当たり前」という認識もなくなるでしょう。
送料を注文者が負担してまでネットで購入するのか。
ネット販売のあり方も変わって行くのでしょう。
母港
子供達が自立し家を出て行くと、親の役目は一旦終わります。
夫婦2人の生活になりますが、時々は子供達も家族連れで帰ってきます。
自立し、家庭を持って毎日一生懸命生活している子供達にとって、普段、親や実家はあまり気に留めないものです。
でも時として、毎日の生活や子育てに疲れたりすると、フット親を思い出すようです。
それでいいのです。
実家に帰って来た子供達は手足を伸ばしってゆっくりします。
母親に甘えます。
「孫は可愛いでしょう」と言って、孫達を私達に預けます。
しばらく居て、元気を充填したのちは自分の家に帰っていきます。
前にも書きましたが、実家は「母港」です。
出航した船が帰ってくるところです。
母港はいつ帰って来てもいいように、ウェルカムの状態でなければなりません。
ただ、母親が元気でなければ「母港」とは言えません。
決して「父港」ではないのです。
母親に甘えようかと思うから「母港」に帰ろうかなという気が起きます。
将来万が一、母親が先に死に、父親だけになってしまうと、「父港」には父親の世話や介護に来ることになるだけでしょうか。
父親と母親の違いは大変大きいです。
今月末にはしばらく一緒に暮らして居た長女家族も出航し「母港」を離れる予定です。
3月3日
今日は3月3日、雛祭りです。
朝から上の孫娘がおめかしをしています。
下の孫娘にとっては初節句となります。
今晩はチラシ寿司を作りお祝いするようです。
私も白酒として日本酒を飲んで参加します。
子供達が小さい頃は毎年のように我が家でもしていましたが、妻と2人暮らしになってから20年、遠い存在の行事でした。
今日は我が家にとって久しぶりの桃の節句です。
この桃の節句のように、日本には昔からいろいろな節句がありました。
「七草の節句」「桃の節句」「菖蒲の節句」「七夕」「菊の節句」があります。
その他の生活行事としては「節分」「花見」「春・秋のお彼岸」「月見」「七五三」と、形は昔とは違ってきていますが、今でも生活の中で生きています。
そのような生活の風習や行事。
孫の時代にも日本が平和で、平穏な中で続いて行ってもらいたいものだと、つくづく思っています。
健康診断
昨日は休みをもらい、病院に行ってきました。
昨年の10月に行われた会社の健康診断。
結果は要再検査。
大したことないだろうと思ってしばらくほっておいたのですが、先日総務の女性から「まだ行っていませんね。早く再検査行ってください!」と言われました。
昨日の検査の結果は「問題あり」ということです。
治療のため別の病院を紹介されました。
近日中に行ってこようと思っています。
あの時、総務の女性からきつく言われなければ、再検査に行かず、状態が進んでいたかもしれません。
その女性に感謝です。
私は変なところで変な自信があります。
人間は素直にならなければダメですね。
自戒しました。
フグ料理
私、今年で68歳になりますが、今まで食べたくても食べる機会がなかった料理がありました。
それはフグです。
私の妻も同様に食べたことがありませんでした。
「死ぬ前に食べよう!」ということで、近くの寿司・和食の店「雪峰」の女将さんにお願いしました。
1週間ほど前に予約し、当日が大変楽しみでした。
雪峰は馴染みの店で、ご主人は若い頃京都で修行し、その後有名ホテルなどで働き、10年ほど前に琴似で開業しました。
いつも美味い料理を出してもらい、楽しんでいます。
今回も私たちのための特別献立を用意していただき、大変満足しました。
そのメニューを紹介します。
1・先付:フグの燻製
2・前菜:フグ皮煮こごり、ウニ和え、湯引き。
3・造り:鉄刺
4・焼物:西京焼き
5・揚物:唐揚げザンギ風
6・鍋:鉄ちり
7・雑炊
8・デザート
お酒は「琴似」という女将さん達の仲間で作った吟醸酒。
3時間がアッという間に過ぎた幸せな時間でした。
プレミアムフライデー
「半ドン」という言葉を久しぶりに聞きました。
午前中で仕事を仕上げ、昼には退社することです。
半ドンという言葉は死語になっていました。
それが今日、半ドンする会社があるそうです。
今日はプレミアムフライデーとのこと。
毎月最終金曜日は3時に会社を退社しましょう、とお役所が決めました。
昔は土曜日が半ドンでしたが、これからは金曜日が半ドンになるようです。
プレミアムフライデーには社員に早く退社してもらい、飲食や旅行業界の個人消費を増やしてもらいたい。
経済活動を活性化さたいという意図があります。
しかしこの制度も一部の大企業や部門に限られることでしょう。
完全週休2日も満足にできていない中小企業には夢のような話です。
そういえば昔に「花金」と言う言葉がありました。
花の金曜日。
「金曜日にはワインを買って帰ります!」というコマーシャルもありました。
私は今日の金曜日、日本酒を買って帰ります。
宅配総量抑制
今一緒に住んでる長女はよくアマゾンから買い物をしています。
日常品から電化製品までよく買います。
今の時代は「通販で買い物」が当たり前になっているようです。
忙しいのは宅配業者です。
今朝の新聞にヤマト宅急便の記事が載っていました。
宅配の総量を抑制するそうです。
宅配の扱い量を抑えるということです。
人手不足がその原因です。
再配達や夜間時間帯指定サービス等もその1つのようです。
新聞記事によると、これを契機に宅配便の値上げの可能性や再配達の見直しもありそうと書かれていました。
宅配は人手のかかる商売です。
スーパーの宅配サービスも変わるかもしれません。
宅配料が安いのが前提で広がった通販はこれからどうなるのでしょうか?
通販業界に大きな影響がありそうです。
ドローンによる配達というのもあるそうですがまだ先のことでしょう。
教育国債
「大学の授業料免除など教育無償化」ということが国会などで議論されています。
その財源はまたもや安易な国債発行。
来年度の日本の予想歳入は57兆円です。
その歳入の98%が社会保障費と国債費に使われます。
残りあと2%しかないのです。
国債費だけで23.5兆円です。
(国債費とは公債や借入金の償還,利子の支払いに必要な経費)
予算の残り分は国債発行で穴埋めしています。
本来は歳入だけで予算が作られるべきです。
日本の予算作りは国債頼みとなっています。
その現状なのに新たに「教育国債」を発行する。
子供の世代にツケを回すだけです。
また、「大学の授業料免除など教育無償化」そのものに問題があります。
その考えのベースには、大学に行く子供だけを重視しているように思われます。
子供の進む道は様々です。
子供の適性やまたその環境によっては職人の世界に入って行く者もいるはずです。
「大学の授業料免除など教育無償化」は職人や専門の世界に入る子供たちには関係ないことです。
長い期間コツコツ技術を積み重ね、培われてきた日本の技術。
日本が世界に誇れる伝統的技法は、地道に手に職を付けてきた若者がいたからこそです。
ビル建築も優秀な鉄筋工や型枠工がいるからです。
日本の経済、伝統の基になっている職人の世界に入って行く若者達。
もっと優遇されていいはずだと思います。
起業希望者
先日の新聞報道に起業についての記事が掲載されていました。
日本での「起業に無関心な人は72%」だそうです。
これは男女合わせて2000人を対象とした調査の結果です。
海外での同様の調査ではアメリカでは23%、ドイツは31%、英国は36%だそうです。
起業に無関心な人が72%ということは、関心ある人が27%ということでしょうか。
関心ある人はアメリカでは77%で、日本とは真逆です。
この結果から経産省は起業直後の企業に信用保証協会が全額保証する限度額を1000万円から2000万円にして支援するそうです。
大して効果はないような気がします。
起業で必要なのは資金もありますが、必要条件ではありません。
また起業を支援してくれる機関やシステムでもありません。
大事なのは「起業する人って素晴らしい」と起業家に憧れる環境を作ることです。
起業をする人が尊敬されることは大事です。
学校で起業の大切を教える教育も必要です。
日本にはお金を稼ぐ行為を低く見てしまう傾向があります。
お金を稼ぐことは大切なことと教えることです。
起業に無関心な人が72%いるということは、リスクもわず、冒険もしない。
安楽に生活が保証される生き方。
そのような生活を選ぶのです。
だから公務員になりたいという人が多いのでしょう。
皆が公務員になったら誰が稼ぐのですか!
破綻したギリシャでは、労働者の半数が公務員だと言われています。
起業希望者が少ないということは国の稼ぐ力が落ちていくことを意味します。
挑戦する人が増えて欲しい。
そして、そのような人を認め支援する環境作りこそ急務です。
逆らう
札幌中央区にある地下歩道は左側通行です。
地下鉄が出来た当時からそうです。
一般道路では右側通行なのにどうしてなのか。
地下の歩道だけは、なぜ左側通行なのか。
どこにも左側通行とは書かれていません。
ある人によると、人間の心臓は左側にあります。
心臓を守ろうとする人間の本能から左側通行になってしまったと言います。
先ほども地下歩道を歩いてきました。
左側通行です。
でも時折、逆方向すなわち右側を歩く人がて、人を縫うようにして歩いていました。
「あれ?左側通行に気が付かないのかな?」と思ってしまいます。
流れに逆らうと本人も大変でしょうが、周りも迷惑します。
これは人の生き方に似ています。
無意識の内に「流れ」に逆らっていいる人がいます。
逆らっているのに気が付かない。
やたらと人とぶつかったりします。
逆風に向かって歩けば、一生懸命歩いているのに前に進まない。
ただ決して「成り行きに任せろ」と言っているのではありません。
頑張る方向が自分のことばかり考えているのか、人のために考えているのか。
人の言うことを聞かず自己主張ばかりするのか。
それより周りに気を配る事のできる「心配り」と「素直な心」。
そんな簡単なことなのに気が付かない。
そんな風に思えてしまいます。
やりたいこと
「自分は何をやったらいいかわからない」とか「やりたいことがない」
そう言う人は結構いると思います。
「私の天職は何だろう」と思うと、もっとわからなくなります。
幸いにもやるべきことを見つけた人はあることをしています。
「何をすればいいのか」
それをなんとか探そうとして相当の時間とお金をかけて動き回った結果、見つけることができます。
ただジッとして、考えているだけでは見つけられません。
そして誰も「こうしたらいいよ」などと教えてくれもしません。
口を開けて待っていても牡丹餅は落ちてきません。
これは私の経験でもあります。
こう書いている私、仕事が一段落して、最近同じことを考え出していました。
再度動き回って見つけてみようかと思っています。
社長とは
昨日はスポーツの個人競技と団体競技について書きました。
書いた内容は、個人競技と団体競技のプレーヤーの違いです。
個人競技は孤独で、責任は常に自分にあります。
苦しくても誰も替わってくれません。
団体競技は個々人の力を発揮させるために優秀な監督やリーダーが必要です。
そのことを会社経営に置き換えてみました。
会社の社長に求められるもの。
それはこの個人競技・団体競技それぞれで必要とされる能力が求められるのではないでしょうか。
社長は最終的責任は自分にあるという覚悟が必要です。
経営判断ミスが会社の命取りになることもあります。
そして誰も替わってくれない孤独な決断を常に求められます。
また一方、社長には社員の能力を遺憾なく発揮させるための指導力が必要です
社員1人1人を見抜く力も求められます。
そしてその会社を率いていくリーダーシップを発揮しなければなりません。
考えてみると社長の仕事は大変ハードなものです。
アスリートとしての闘争心も必要な要素なのでしょう。
個人競技
スポーツ競技は個人競技と団体競技の2つに大別されます。
柔道や剣道、体操、スキー・スケートは個人競技です。
団体競技は野球やサッカー、バレー、バスケットなどがあります。
個人競技は個人の才能・能力、そして孤独に勝てる精神力が不可欠となります。
団体競技には個人の才能・能力も勿論求められますが、チームワークの力が重要となります。
その中でもそのチームを引っ張る監督・コーチそしてリーダーの力量が試されます。
団体競技では万が一、誰かがミスをしても他の者がカバーすることが出来ます。
個人競技は1つのミスが命取りになります。
ミスをしても誰もカバーしてくれません。
誰も替わってくれません。
高校生の時、校内のスキー大会があり、私もアルペン競技の滑降と大回転の選手として出場しました。
その時の記憶は今でも鮮明に覚えています。
練習では好成績を出したのですが、本番に弱かったのです。
スタート時は皆から注目され、スタートの秒読みが緊張感を高めます。
その時の緊張感と孤独は今でも忘れられません。
今月19日から北海道では冬季アジア大会が開催されます。
この冬季アジア大会の競技はほとんどが個人競技です。
緊張感と孤独に打ち勝ち、自分の力を出し切ったものが勝てるのです。
緊張感を自分の力に変える能力。
私には無いものです。
日常と非日常
先週の土日に伊勢神宮参拝して来ました。
11日は建国記念日ということもあってか、ものすごい人出でした。
私達夫婦にとって今年は6回目の参拝です。
宿泊はいつもの神宮会館。
1泊朝食付きにして、夕食は惣菜と旨い酒を買って、妻と部屋でとることにしました。
この神宮会館の周りは「おはらい町」や「おかげ横丁」があり、美味しいものが沢山売られています。
私達も夕食に合う蒲鉾やさんま寿司、それに旨そうな地酒を買いました。
最後に足りないものを買おうとコンビニを探しました。
でも見つけられません。
昨年までファミリマートがあったのですが。
そこで近くの店の人に聞くと、ファミリーマートは閉店になったとのこと。
それを聞いて少しびっくり。
この「おはらい町」や「おかげ横丁」には溢れんばかりの参拝客がいます。
どの店も繁盛しています。
それなのにファミリマートはなぜ撤退したのか。
色々考えてみました。
考えられることは、コンビニは店として、それなりに利益は上げていたと思いますが、この町には適合しなかった。
参拝客がこの町に求めているものは別にあるのです。
コンビニは普段の「日常生活」には欠かせないものです。
一方この「おはらい町」や「おかげ横丁」にあるものは江戸時代の街並みを再現した「非日常」です。
来ている参拝客は、「日常生活」とは違ったものを求めている人達です。
「非日常」を求めた参拝客にとって、「日常生活」で見かけるコンビニは「そぐわないモノ」に映ったのかもしれません。
それのため、極端に言うとコンビニは淘汰された。
そう思います。
この「おはらい町」や「おかげ横丁」にある店は夕方5時半には店を閉めます。
6時になると町の通りには参拝客はほとんど居なくなります。
あれほどいた参拝客が一気に居なくなるのです。
変化もすごい。
やはりここは非日常的な場所なのです。
論語読みの論語知らず
「論語読みの論語知らず」という言葉があります。
論語を一生懸命勉強しているけれど、その本質を理解しておらず、実践もされていないことを言います。
経営の勉強会でも同じようなことがあります。
誰より熱心に学んでいるはずなのに、その経営者の会社の業績はあまり芳しくない。
経営を勉強することに熱心になるあまり、自分の会社経営が疎かになっているのか、学んだことを実践できない実践力の無さなのか。
それとも勉強仲間との交流を楽しんでいるだけなのか。
若い経営者にそのような傾向が見えます。
「知行合一」
学んだ知識は実践してこそ生きてきます。
経営者として改めて身に付けて欲しい心構えです。
また、折角学んだ経営の勉強なので、それを生かすとともに、経営は本来割り切れず、泥臭いモノだということも理解して欲しい。
会社経営に関わる1つ1つの問題を拾い上げ、地道に解決し続けるミクロ的な思考と、将来に向かい、目的・目標を追い続けるマクロ的思考。
この2つの思考が常に求められるのが経営者だと私は思います。
神棚にお参りをする
私は毎朝、家にある神棚をお参りします。
時々今一緒に住んでる5歳になる孫娘も私の真似をして、「2礼2泊1礼」をしています。
初めは「何しているの?」と聞かれました。
「ありがとうございます、と神様に感謝するためだよ」教えました。
「昨日も1日、家族皆無事に過ごせました。ありがとうございます」と感謝するのです。
孫娘はあまり理解していなかったようですが、大事なのは「感謝することだ」ということは少し理解したようです。
そんなこともあってか、時々手を合わせ「ありがとうございます」というようになりました。
このようなことは形から入っていいと思います。
そして何かをお願いするより先に、ありがとうございますという感謝の気持ちを持つ。
そんな子になってくれたらいいとお爺ちゃんは思っています。
必死と本気
必死」と「本気」
何が違うのでしょう。
必死になるのはプレッシャーがある時に生まれる心理です。
そのプレッシャーから逃れるために一生懸命になるのであって、それがなくなればまた元に戻ります。
「本気」とは明確な目標がある時に生まれる熱意です。
そしてどのようにすればそれが達成できるかを考えています。
一見すると、必死な方が一生懸命仕事をしているように見えます。
しかし、もしかしたらその一生懸命さは、例えば期日に落ちない手形の金策をしている必死な姿かもしれません。
一方、目標を持っている人は遠くを見て今を見ます。
先が見えています。
なので余裕があります。
先の見えない経営ほど怖いものはありません。
事業を成功させる人は本気の人です。
風邪をひいて
先日の土曜日、物置の屋根に積もった雪の下ろし作業をしました。
深さ1メートル50センチを超える雪の量。
1人で下ろす作業は結構きつく、体力消耗してしまいました。
そしてその夜は約束していた娘夫婦との外食。
この2つが重なったためか、それまで風邪気味だったのが進み、一気に熱が出てしまい日曜日はダウン。
インフルエンザではないようです。
孫娘2人の風邪が感染ったようです。
月曜日も会社を休みました。
今日は少し体調も良くなったので、予定していた定期検診のために病院へ行って、今は帰ってきたところです。
久しぶりに風邪で会社を休みました。
家で寝ていても、何かズル休みして寝ているような気分になります。
でも、あまり無理はできない歳と身体になっているので、少し自分を甘やかしてやろうと思っています。
家族的経営
先日、新聞報道で「パナソニックは長時間労働を行わないようにするため、工場を含めて国内すべての従業員10万人に対して午後8時までに退社するよう社長が通達しました。」との記事が載っていました。
過度の残業の廃止が目的であり、多くの大企業も始めているようです。
一方、中小企業はどうでしょうか。
仕事が無く、時間調整しているところは、残業もない状態です。
でも、仕事が入ってくれば無理してでもこなします。
そうしなければ次の仕事が入ってこなくなります。
そしてそう言う仕事は納入期日もギリギリの時です。
社長は従業員に対して無理を強いてでも、時には休日勤務・深夜勤務になってでも仕事をしてもらわなければなりません。
それをしなければ会社の存続に関わるのです。
その時、社長の意向に従って従業員がキツイ仕事に向かうのか。
ここが問題です。
同じ仕事をするにしても、なぜキツイ仕事をしなければならないのかを知っているのと知らないのと大きな違いがあります。
社長から従業員に対してよく説明し納得してもらう。
そのような行動が社長には求められます。
しかし、「社長命令だ」の一言で仕事をさせ、言った社長本人は休んでいる。
そのような会社が多いように思います。
中小企業は「家族的経営」と言われます。
それはお互いを大切に思いやる関係を言うのであって、亭主関白や頑固おやじのように一方的関係ではありません。
日本の中小企業には中小企業なりの経営スタイルがあります。
思いやりのある「家族的経営」。
もう一度見直してみる必要はあります。
成功する起業家
成功する起業家とはどういう人か。
以下は私が考えることです。
1・成功する起業家は事業が成功するためにはどうするべきかを常に考えます。
2・成功する起業家は将来の会社の姿を明確にします。
3・成功する起業家は確立した将来の会社の姿から逆算して、これから何をするべきかを考えます。
今の自分を基準にして将来の自分を決めてしまうとドンドン視野と選択肢が狭くなります。
起業して失敗する多くの人が陥るのは、今の自分を基準にして経営を考えるからです。
最初に「夢を持とう!」とか「事業の目的」「やりたいことを明確にする」ことが大事だと言われます。
それが無いと、事業を持続しようとする「欲のエネルギー」が無くなるのです。
毎日の仕事がマンネリになります。
現状の自分を基準にして物事を考え出すようになれば黄色信号。
もしもそのようなことになったら、あえて自分を叱ってくれそうな経営者に会いに行くこと。
経営経験、そして経営の悩みも乗り越えてきた先輩経営者こそ良きアドバイザー。
厳しい意見を聞くのです。
叱ってもらうのです。
格好悪い!恥ずかし!メンツが立たない!
そんなことを思っている内に会社は倒産してしまいます。
必要なのは勇気。
その勇気が有るか無いか
それで人も会社も変わります。
そんなことをつくづく考えることが多くなりました
社長の万が一
最近、知人社長が亡くなりました。
経営者仲間の話によると、その社長が亡くなった後、社内は混乱しているようです。
残された社員達は何をどうすれば良いのか分からない状態。
顧客の管理、お金の管理など諸々のことは社長がしており、社員は社長の指示を受けていただけのようです。
同じようなことは多くの会社でも起きます。
社長が全てを把握し、社員の先頭に立ち突き進んで業績を上げている。
でもいつ社長に万が一のことがあるか分かりません。
その万が一の時の対処は準備して置かなければなりません。
準備しようと思っている社長は多くいると思います。
しかし、「自分はまだ大丈夫だから」とか「もう少し後でも良いだろう」と思ってしまいます。
その内に、万が一が起きるのです。
今年65歳になる社長は「まだまだ社長として頑張れる。〇〇さんも70歳を過ぎても頑張っている」と言います。
その会社は確かに業績は良いのですが、社長の右腕と言われる人はいないようです。
人は歳を取り、いつかは消えて行く時が来ます。
残された家族はもちろん、社長として社員のことも考えておく責任があります。
会社は社長個人のモノではないのです。
代金前払い依頼
私の事務所でネットセキュリティー向上のため、改良工事をしようと、ある会社と今まで話を詰めてきました。
今日その工事費支払方法を話してきた時のことです。
「初めての取引先は工事代金前払いでお願いいたします」と言ってきました。
私は過去いろいろな会社で仕事の発注をしてきましたが、前払いを依頼されたのは初めてです。
驚きです。
前払い依頼は「あなたの会社を信用していませんよ」と言っているのと同じです。
先方が当社をそう思うなら、当社も依頼した工事が目的通りに完了するかしないか不安です。
目的通りに工事が出来なければ、前払いしていればこちらが損をします。
一方的にお客様に負担を強いるその会社の経営方針は間違いです。
会社の信用に不安がある場合は前払い請求することもあります。
しかし、そのようなケースは稀でしょう。
前払い、もちろんキッパリ断りました。
それにしてもこの会社、今までこのような前払い依頼の仕事をしてきたのでしょうか。
もしかしたら過去に代金未収問題があったためにこのようなことをするのでしょうか。
色々なことが想像されます。
それにしてもこのような後ろ向きと言える商売をしていると逆に信用を失います。
三刃
新聞などの報道では、日本の学生の留学希望者が少ないというのがあります。
それに比べ、中国の学生の留学希望者の多いこと。
あるデータによるとハーバード大学の学部と大学院の学生数は
日本人:107人に対して中国人: 421人と言われています。
日本人は減少傾向にあり、中国人は増加傾向にあります。
中国人は昔から海外志向が高かったようです。
アメリカをはじめ世界の各国に中華街があります。
ご存知かもしれませんが、中国には「三刀」という言葉があります。
3つの刃とは包丁、ハサミ、カミソリのことです。
調理人、仕立て師、理髪師として三刃さえ持っていれば、どこでも生活していけるという生活能力の高さがあります。
伝統的に中国人には海外志向が高かったようです。
対して日本人には「三刃」にあたるものは何か?
私にはなかなか思いつきません。
ただ、「三刃」という言葉から、誰にも大事なことがあります。
それは自信の持てる技術や能力を身につける、またそれを伸ばすことです。
仕事や勉強ばかりでなく、遊びでもいいでしょう。
プラモデルを作らせれば誰にも負けにも負けない。
字が上手で、習字に関心がある。
食べることに対しては執着心が強く、グルマンとして身を立てる。
ファッションに興味がありスタイリストとして生きて行く。
自分をもう一度見つめ直して考えてみる。
そして自信の持てる好きなことを見出す。
それが今の若者にとても大切なことのように思います。
読書ノート
本棚を整理していたら、昔に書いた「読書ノート」が出てきました。
ある時から書くのを止めて、本棚に仕舞われていたようです。
仕舞った記憶がないのです。
中身を見てみると11冊分の本の要点が抜粋されています。
私の字ですからあまり綺麗ではないのですが、いいことが書かれています。
書いた内容はもちろん、こんな本を読んだということも忘れています。
きっとノートに書いたことで、読んだ本をマスターした気になっていたのでしょう。
読み返してみると「成る程!成る程!」と感じ入ることばかりです。
ただもしかしたら、読んだ本の内容はよく覚えていなくても、知らぬ内に今の私の考え方の裏付けになっているのかもしれません。
今読んでる本もこのノートの書き留めることにします。
これからはその書き留めたノートを見返すことで、知識の蓄積がうまくできるかもしれません。
そして読み返しやすいように「字」も綺麗に書きます。
冬季アジア大会
今朝出社すると1枚のFAXが流れて来ていました。
「2017年冬季アジア大会開会式動員協力のお願い」というものです。
2月19日(日曜日)に開会式が開催され冬季アジア大会が始まります。
31カ国2200名の選手役員が参加されるそうです。
16時から始まり、1部はセレモニー、2部はウェルカムパフォーマンス、3部はスペシャルライブとして「DREAMS COME TRUE」が歌います。
この開会式の招待券を差し上げますというFAXの内容でした。
2月19日まで1カ月ありません。
私も冬季アジア大会があるということ忘れていました。
この時期に動員協力のお願いが来るのは余程人気がないのでしょうか。
私の周りの人たちに声をかけていますが、どれほどの人が「行きたい」と手を挙げるでしょう。
盛り上げに欠ける冬季アジア大会となっています。
開会式がこの状態ですから、各競技の入場予想ははどうなっているのでしょうか。
観客の少ない大会になると寂しく残念です。
日本の近代史
多くの人は歴史に関心があると思います。
私も興味があります。
特に日本の近代史。
戦後から現代に渡るまでの歴史に興味があります。
隠れた事実を見つけ出した時、驚きがあります。
戦後の日本はGHQによる統治があり、その中で様々なイデオロギーが交差していて、思いがけずに重要な事実が埋もれているようです。
戦後70年間の近代史は、何が今の日本の政治、経済、生活にどのように影響しているのかなものなのかを教えてくれます。
日本の敗戦後はアメリカ軍の占領下にありました。
でも事実を知ると、もしかしたらドイツと同じように戦勝国により分割統治されていたかもしれないのです。
Wikipediaによる記述があります。
1945年8月11日にアメリカ国務・陸・海軍三省調整委員会が承認し、8月18日にトルーマン大統領が承認した大統領宛覚書「日本の敗北後における本土占領軍の国家的構成」にはその分割統治が記されています。
ソ連:北海道、東北地方。
アメリカ:本州中央、関東、信越、東海、北陸、近畿。
中華民国:四国。
イギリス:西日本(中国、九州)をそれぞれ統治
東京は四カ国共同占領。
一年後、各国兵力を半数以下に削減し、米軍は13万5千人程となる。
そのような記述です。
1946年2月にはイギリス軍、オーストラリア軍、ニュージーランド軍、インド軍などのイギリス連邦占領軍が中国地方、四国を統治したという事実もあります。
分割統治の一部は実施されましたが、その後はアメリカの単独統治となりました。
それが幸いしたのかもしれません。
当時の中国は中華民国と中華人民共和国との内戦状態でした。
とても日本統治に参加する余裕はありませんでした。
結果日本は分割統治されずにすみました。
そうでなければ、もしかしたらドイツと同じようにアメリカと中国との分割統治が行われ、日本は分断されていたのかもしれません。
四国は中国領土ということになっていたのかもしれません。
そのような、私が知らなかった歴史を調べていくち、今の日本は危ない綱渡りの中で奇跡的に存続し、経済成長出来て来たかが良くわかります。
これからの日本の将来を考える上でも、近代史を学びたいと思います。
また今の日本における組織体制の中にはその流れを汲むモノがあります。
東京地検特捜部です。
悪者を摘発するイメージがあります。
しかし東京地検特捜部は元々GHQのために働く捜査機関として生まれました。
戦後日本で隠された物資を探し出すために作られたのです。
1つの例として、三菱信託銀行の地下からダイヤモンド16万カラットを見つけ出しアメリカが接収しました。
それが今東京地検特捜部につながっています。
このことについてはまたいつか後日の。
保護主義
今月の20日にアメリカの新しい大統領にトランプ氏が就任します。
トランプ氏が掲げるのは「アメリカファースト」。
アメリカを第一に考える。
それは「保護主義」であり、内向き政策をするということです。
もっと突っ込んで言えば、「利己主義をします」と宣言しているようなもの。
従来からあった「グローガリズム」も問題がありました。
Wikipediaでは「グローバリズムは多国籍企業による市場の寡占もしくは独占固定化に至る可能性が高い」と示されています。
「アメリカファースト」や「保護主義政策」はより内向きで、グローバリズムより利己的な政策です。
アメリカ大統領が自国のことだけ考えて政策を進めれば、各企業も自社の利益ばかりを優先するでしょう。
経営者も従業員も「自分ファースト」になってしまいます。
結果、益々経済貧富の格差は広がるように思います。
それが果たして幸せな姿なのでしょうか。
今後各国が「自国ファースト」と言い出していく時、国民は利己中心になり、人々の心も荒廃していきます。
世界中にネットを中心にして情報が行き交うこの時代。
自由に世界中を旅行に行けるこの時代。
各国の生活や人々の様子がわかる時代に内向き志向が増大していく。
ネットを見たりすることが自分の欲望を満たすための情報収集。
他国や他者を出し抜くための操作。
そんなことも想像されます。
そんな世界だけは拒否したいものです。
大殺界
「六星占術」という占いがあります。
以前にも書きましたが、私は今、その中で一番悪い時期の大殺界に当たります。
大殺界は3年間続きます。
昨年から始まり今年が一番の大殺界。
来年まで続きます。
とは言え、占いなどあまり信じない人も多いでしょう。
私はこの「六星占術」は結構信じています。
私は10年置き位に、身の回りや自分自身に変化が起きてきました。
自分ではどうしようもない流れのように感じています。
若い頃はそれに逆らったこともありましたが、今は素直に受け入れるようにしています。
その流れは今自分にとって必要な流れなのだと思うのです。
確かに昨年より仕事も生活も少しズレているように思います。
昨年は少し大きな病気もしました。
仕事も思い通りにいかないことも多くなりました。
ある本には大殺界の時は我慢の時と書いてあります。
転居、転職、結婚などの新しいことを始めることはダメです。
ただじっと我慢するだけだそうです。
その本の中でなるほどということも書かれていました。
大殺界の時は苦手な人と付き合うとか、コツコツと仕事をする時なのだそうです。
修養もいいのかも知れません。
大殺界の時は、もう一度自分を振り返り、内に力を貯める時なのでしょう。
色々な勉強をしてみよう。
そう思います。
イエスマン
正月に「イエスマン」という映画を観ました。
いつも否定的で、物事から逃げていた主人公が、あるセミナーで聞いた話がきっかけで変わります。
「人生にノーというのは死んだも同然だ」というセミナーのカリスマ主催者に言われます。
頼まれたら必ず「イエス」ということ。
映画では「イエス」と言い続ける主人公のドタバタ劇が続きました。
この映画は実在するイギリス人の経験を基に作られたそうです。
確かに人は時として消極的だあったり、懐疑的になって、頼まれてもそれを避けたり否定的になったりします。
自己保身がそれを成すのでしょうが、もったいないことです。
新しいことに挑戦できるチャンスだったのかもしれません。
「イエス」と言うことで得られるモノ、失うモノ。
「ノー」と言って得られるんモノ、失うモノ。
少し考えてもわかることです。
「リスク」は「イエス」と言っても「ノー」と言っても共にあります。
しかし得れるモノは「イエス」の方がはるかに大きいはずです。
頼まれたら「イエス」
今年は意識してみたいと思います。
メガネ屋
昨日、日中に妻から電話がありました。
ちょっと車で迎えに来て欲しいとのこと。
指定した所へ行って、拾って家に連れて行きました。
妻はメガネ屋にメガネを修理してもらおうと来たのだけれど、メガネ屋さんが修理途中でメガネを壊してしまったとのこと。
妻は近眼で乱視がひどいのです。
眼鏡がないとツルツルの雪道を歩いて家に帰れなかったようです。
眼鏡は翌日には修理を仕上げてくれるそうです。
家には古い眼鏡があるので、1日2日はなんとかなります。
しかし私は少し疑問に思いました。
メガネがなければ歩けない人のメガネを壊してしまった時のお店側の対応です。
車で家まで送ってくれるとか、タクシーを呼んでくれるとしてくれても良さそうに思います。
メガネの修理代はお店の負担で直してくれると言いますが・・・・
疑問符がいっぱい浮かびました。
ある経営者の死
先日仲間の経営者が亡くなりました。
ガンでした。
1年ほど前からの闘病生活でした。
彼は死ぬ直前まで仕事をしていました。
今月の5日に仕事始めで会社に行き、その後銀行回りをすると出かけた時、意識がなくなり救急車で病院へ。
3日後、彼は亡くなりました。
先月の15日、東京で行われた忘年会にも頑張って札幌から仲間たちと一緒に出席していました。
体は辛そうでしたが、話し方はしっかりしていました。
それが彼とお会いした最後でした。
さて自分はどうか?
最後まで自分に課せられた仕事をしっかりやり切ることができるのであろうか!
短い人生、悔いなく楽しく暮らそうと言って、仕事も辞め勝手な生き方をしてしまうのではないか!
そんなことを考えてしまいます。
命の期限が近づいていても、彼のように淡々として仕事をやり続ける。
そんな生き方。
尊敬する生き方を見せてくれた経営者でした。
本との出会い
新聞の広告欄に時々新刊の宣伝が載っています。
その中に本を読んだ人からの書評が書かれています。
書評の中には「若い時に読んでいれば良かった」というようなものが見受けられます。
私も本を読んで感動し、そう思ったことはありました。
でもそうでしょうか?
20代30代の時に読んで果たして理解できたでしょうか?
理解できなかったと思います。
また若い頃はそのような本は買って読もうとも思わなかったでしょう。
今、読んで理解できるのは、長い年月、苦労や経験をしてきて、若い頃よりは人としての修養を積んできたからだと思います。
そして今読んだその本は、今の私に必要な本なのです。
本との出会いは人と同じで、必要な時に出会うものです。
その本を読んで、その後の生き方が変わることもあります。
本に出会った幸運を感謝することもあります。
私はよく近くの本屋に行きます。
色々な分野の本を見て、新しい出会いを探しています。
皆さんも時々は本屋に行きませんか?
新しい出会いがあるかもしれません。
無責任一代男
先日テレビを観ているとクレイジーキャッツの特集がありました。
クレイジーキャッツは半世紀前に一世を風靡したコメディーバンドです。
1960年代、私の中学生時代です。
どのチャンネルをつけてもクレイジーキャッツが出ていました。
その歌詞からの風潮に、団塊世代が大きな影響を受けました。
クレイジーキャッツの歌には「スーダラ節」「無責任一代男」「日本一のホラ吹き男」などがあります。
この中でも特に「無責任一代男」の歌詞は衝撃的でした。
「楽して儲けるスタイル」とか「とかくこの世は無責任。コツコツやる奴はご苦労さん」などの歌詞。
面白可笑しく流されるこの歌詞の影響からか、「要領良く」生きるのが良い生き方のような勘違いを起こしてしまいました。
これは私ばかりでなく、同世代の子供たちにも影響を与えたと思います。
人から、「もっと要領良くしろ」とか、「余計な苦労はするな」と言われました。
コツコツ仕事をする人を「要領が悪いな!」と思ったものでした。
今は勿論コツコツ仕事を重ねて行くことこそが大事だとわかっています。
しかし子供の頃に受けた影響はなかなか抜けませんでした。
そして周りの大人もそれを指摘してくれませんでした。
真面目なことを言うと、「何を青臭いことを言う!」とバカにされました。
今更に、当時のテレビは子供達に大きな影響を与えたのだと思います。
たかがテレビ番組ですが、改めてその影響の大きさを考えさせられます。
プリンター
事務所で使っているインクジェットプリンターが、とうとう使えなくなりました。
15年前に買い、7年ほど前に1度メンテナンスに出して使い続けてきましたプリンターです。
紙が入って行きません。
紙送り用のゴムローラーがダメのようです。
汚れ取りシートを使い、きれいにして見たのですが、それでもダメです。
それ以外の機能は問題なく正常に動くのに。
この耐久性。
改めて日本メーカー製品の優秀さに驚きます。
15年も使っていればもう十分元は取れているのですが、まだまだ使え勿体無い。
そう思っていました。
でもこの状態では仕事ができません。
決心して、先ほど新しいプリンター買っていました。
同じメーカのエプソンです。
来週セッティングします。
これから使って15年後、私は82歳。
プリンターと私。
どちらが長生きできるか!!
フッとそんなこと考えてしまう年の初めです。
正月明け
今日から仕事始め。
7日間の正月休みとなりました。
2家族の子供たち家族と新しい年を迎えました。
1日には息子家族、そして今日、長女の夫もスエーデンに発ちました。
一気に居なくなり寂しくなります。
それでも今いる長女と孫娘2人。
楽しい日がしばらくは続きます。
今年も良い年でありますように願って居ます。
日本酒
今日は29日、年末大詰め。
忘年会は終わりましたが、これからもまた年越しだ!正月だ!新年会だ!と飲み会が続きます。
冬、それも正月に飲むなら日本酒でしょうか?
先日読んだ雑誌サライに日本酒特集が載っていました。
その中に日本酒の燗の温度による呼び名が書かれていました。
紹介します。
5度 雪冷え
10度 花冷え
15度 涼(すず)冷え
30度 日向(ひなた)燗
35度 人肌燗
40度 ぬる燗
45度 上(じょう)燗
50度 熱燗
55度以上 飛び切り燗
「雪冷え」「花冷え」「涼冷え」という呼び名は素敵ですね。
また、ここまで細かく分けて名前まで付けているのはやはり日本人らしです。
これからお酒を飲む時、豆知識として披露してみてはいかがですか?
酒の場も盛り上がりそうです。
仕事納め
今日は仕事納め。
掃除をし、正月飾りをして帰ります。
昨夜から長男家族が来ており、既に来ている長女家族と合わせて10人で正月を迎えます。
長男家族は毎年来てくれるます。
親が2人で過ごすのを寂しいと思っているのでしょう。
でも決してそんなことはありません。
私たち夫婦2人で正月を迎える時はとても静かに正月を迎えていました。
この正月は賑やかになりそう。
子供達の優しさが嬉しいものです。
通信簿
自宅の私の本棚を整理していると、束になった私の通知簿が出てきました。
小学校、中学校、高校までの全ての通信簿がありました。
それに小学校、中学校の卒業証書、小学校運動会での徒競走で1等になった時の賞状、中学校3年間の皆勤賞までありました。
思い出しました。
私が結婚した時、母が私に渡してくれたものです。
もらった当時は今更見る気にもならず、仕舞い込んでいたのです。
でも、今になってみれば、いかに私を大切と思っていてくれたのか!
机の上にある父母の写真に手を合わせました。
通知簿の中身はそれ相応の内容でした。
大事なものはスキャナー保存し、あとは証拠隠滅しました。
今、母を身近に感じています。
柿
先日、市場で柿を買いました。
冬のこの時期に柿です。
大きな柿が4個で100円。
つい8個買いました。
熟しきった柿だから安かったのでしょう。
私は小さい頃からこの柔らかくなった柿が好きでした。
柿の上の方を少し切って、スプーンですくって食べます。
トロトロで甘いのです。
私の父も大好きでした。
東京生まれの妻は嫌がります。
「柿は硬いもの」と言います。
カリカリした柿が好きです。
私もカリカリした柿は好きですが、柔らかい柿の方が好きです。
北海道の柿が柔らかいのには理由があるのです。
柿が採れない北海道は、柿は内地から貨車で運ばれれて来ました。
運ばれている内に熟し柔らかくなってしまいます。
だから柿が柔らかいのは当たり前でした。
柔らかい柿の皮をむいて、垂れる果汁を吸い込むように食べました。
それをしばらく置いておくと、スプーンですくって食べられるくらい柔らかくなります。
今朝、最後の1個食べてきました。
やはり旨かった。
普通の生活
ある小説に「結婚をして大勢の子供を育てている真面目な者の方が、人口問題を語っている者よりずっと世の中の役に立っているというのが私の持論だ」という節があります。
仕事を持ち、結婚し、子を産み、しっかり育てて行くという普通の生活をする人は沢山います。
決して特別なことはしないが、毎日一生懸命に生きて行く。
特別頭がいいわけでもない。
容姿が特にいいわけでもない。
どこでもいる、ごくごく普通の人の生活。
それこそが世の中、社会を作っている。
それを改めて思わせてくれました。
普通の生活ができるということは素晴らしいことです。
勇気
「勇気とは慣れた自分を捨てること」
これはラグビー日本代表ヘッドコーチだったエディ・ジョーンズ氏の言葉です。
頑張って、高くて安住した生活を手に入れると、人はそれに慣れて生きます。
常にチャレンジし続けて、何度も自分を脱皮する。
それはなかなか、凡人にはできないことです。
この言葉を読んで思ったのはピカソでした。
ピカソは常に新しいことに挑戦していました。
ピカソの画風は常に変わっていったそうです。
調べてみると「青の時代」「バラ色の時代」「アフリカ彫刻の時代」「キュビズムの時代」「新古典主義の時代」「シュルレアリスムの時代」があります。
普通は、天才と言われた画家でも、1つの自分の型が出来るとその傾向の絵ばかり書きます。
それで絵も売れ、名声も得れます。
しかし頻繁に自分の型を壊し、新しい型を作っていたのはピカソくらいでしょうか。
10月に折角スペインに行ったのにピカソの絵を見ていなかった。
今、後悔しています。
食器収納ケース
今日、我が家に食器収納ケースが入りました。
妻の買いたいとのたっての願いで、2週間ほど前に自分でショールームへ行き決めて来ました。
お昼食時に家に帰りそれを見たのですが、普通の食器棚と違います。
ステンレスのカウンターでキッチンの延長のようなもので、幅が2メートルあります。
壁には棚も取り付けられています。
専門業者が来て取り付けていました。
今頃は作業も終わり、嬉しそうに食器を収納している妻の顔が目に浮かびます。
妻は今まで「節約・節約」と色々我慢してきたこともあり、時には大きな買い物もいいでしょう。
私はこれで妻が料理作りに熱を入れてくれると美味しいものが食べられるので嬉しいのです。
が、果たしてその思い伝わっているか少し不安です。
外国人スタッフ
14日から上京し、浅草のホテルに宿泊し、きょうチェックアウトとします。
このホテルはまだ新しいようで、なかなかい居心地のいいホテルです。
朝、食事をしにレストランに入ると、びっくり。
スタッフ全員が白人系の男女の外国人ばかり。
もちろん全員日本語ができ、会話に支障はないのですが、「なぜ?」という疑問符が頭に浮かびました。
人手が足りなく、外国人を雇用する例はよくあります。
でもその場合は、ほとんどがアジア系か南米系のひとです。
なぜこのホテルは白人ばかり揃えたのか。
朝食代は2,500円で、内容も充実したメニューです。
食事をする人は半分くらいが外国人。
白人スタッフ雇用するのはステータスアップのためか。
興味あるので、チェックアウト時にフロントで聞いたみたいと思います。
煮物
ある本を読んでいて、成程と思うことが書かれていましたので紹介します。
「煮物っていう料理は煮れば味が沁み込むということはない。
火を止めて、冷ます時に、味が沁み込んでいく。
人生もそうではないか」
確かに、懸命に生きてきても、時として寂しい時や辛い時、つまり冷えている時に人間味が増してくるのではないかということです。
人生は順風満帆ばかりではありません。
寂しい時辛い時があります。
それを味わってこそ人間味が出ます。
それを避けて生きていては、少しも魂は磨かれません。
歳を取ると実感してくることです。
温かい気持ち
不便さは人を優しくするかもしれません。
雪国では雪が降った時、歩道は畦道状態になります。
人1人通るがやっとという狭さです。
先日も狭い雪道を歩いていると、急に前がつかえていました。
先頭には足の悪そうな杖をついた高齢の女性がいました。
雪道が滑るので、より慎重に歩きます。
そのためほとんど前に進みません。
その後ろの人達は黙ってその歩く速度に合わせていました。
文句も言いません。
でもその足の悪い女性は自分の後ろに人がいるのに気付いて、「アッごめんなさい。どうぞ」道を譲ってくれました。
後ろの人達に向かって「ごめんなさい」と言い、後ろの人は「ありがとうございます」と言って横を歩いて行きます。
見知らぬ同士が街中で声を掛け合います。
ある時はその狭い雪道で、子供を乗せたソリを引くお母さんい行き違いました。
私は傍に寄って通るのを待っていると、お母さんは「ありがとうございます」と言います。
ソリに乗っている子供も「ありがとう」と言って行きました。
不便な時はお互い様。
少しの心の余裕が優しい気持ちにさせてくれます。
「どうぞ」「ありがとうございます」
そんな当たり前の言葉が自然に出て来る。
不便な雪国の暮らしですが温かい気持ちになります。
自分
仕事時間が終わり、ふと1日を振り返ると、今日1日何をしたのか!
時々そんな思いに陥ります。
先ほど本屋に行ったとき目に入ったのが、「今日が人生最後の日だと思って生きなさい」という本です。
読みはしませんでしたが、確かにそう思います。
その繰り返しの中で、1年がアッという間に過ぎていきます。
そして確実に自分の人生を刻んでいきます。
1日1日大事だと思いつつ、また無駄に過ごしている自分。
反省を繰り返す。
それが私なのかもしれません。
3という数字
たまたま知りましたが、スカイツリーの足は3本だそうです。
東京タワーは4本足で、4本足の方が安定するのではないかと思っていました。
3本足というと、古代中国の器で鼎(かなえ)も3本足です。
スカイツリーはわかりませんが、3本足の方が安定します。
床がデコボコしていても3本足なら安定します。
4本足の椅子だとグラグラします。
足が5本6本と増えれば増えるほど安定しません。
3次元というのもあります。
1次元・2次元より具体的です。
飛び出す時も「1・2の3」と掛け声を出す方が勢いがつきます。
会社の方針も3本にまとめて置く方がわかりやすいです。
社員も理解しやすいし、覚えやすい。
また事業も数多く手掛けず、3事業に集中するのがいいのではないでしょうか。
3という数字は不思議な数字だと思います。
子供の姿
先日、JR留萌線が廃止になりました。
最終駅の増毛駅は高倉健さん主演の「駅 STATION」でその舞台となりました。
少し寂しいです。
高倉健さん主演で北海道の鉄道を舞台とした映画はその他にも「鉄道員(ぽっぽや」があります。
その舞台となった幾寅駅は幌舞駅という名前で出ていました。
幾寅駅は無人駅ですがまだ使われているようです。
先日テレビで「鉄道員(ぽっぽや)を観ました。
観るのは3回目でしょうか。
観るたびに涙腺が緩みます。
高倉健さんが演じる主人公の佐藤乙松には娘がいました。
その娘は赤ん坊の時に死んだのですが、なぜか姿を変えて乙松の前に出てきます。
そして最後には末広涼子さんが演じる高校生の姿で現れ、その時に乙松も死んだ自分の娘が姿を変えて現れてくれたのだとわかります。
一生懸命仕事に生きてきたお父さんに「お疲れ様」という思いを表すために出てきたのです。
映画でその様子を見た時、こんなことを思いました。
同じ子供でも、赤ん坊の時、幼児の時、幼稚園の時、小学生の時、高校生の時と、その時々で違った人格で生きています。
その時その時が、かけがえのないその子の姿なのです。
そう思うと、これから2度とない今の子供の姿の存在そのものが愛おしくなってきます。
しばらく前から孫と一緒に過ごしています。
可愛い2人の孫娘。
毎日そのような気持ちで接しています。
雪道
昨日、路面に降った湿った雪が今朝は凍っています。
どこもかしこもスケートリンク状態。
特に交差点の路面は鏡のように太陽の光が反射していました。
そんな道を夏タイヤの自転車が走ります。
本人も怖いはずですが、周りの人、そして車の運転手がより怖い思いをしているはずです。
ツルッと横滑りして引っ掛けられたり、車の下に入ると考えただけでゾッとします。
歩く人は足元を見て転ばないように歩きます。
それなのにスマホを見ながら歩いている人がいます。
信じられない!
雪道を歩く時、大切なのは靴です。
滑らないように工夫されている靴を選びます。
価格が少し高くても、怪我をすることを考えればいい靴を買うべきです。
私の靴は「どの靴より滑らない」と定評ある靴です。
確かに他の靴より滑らない・・・・
と思うのですが気のせいかもしれません。
何か時忙しい師走。
走らないようにします。
狭小な意見
人と話していて、よく思うことなのですが、あまりにも狭小的な考え方をする人が多くなっているように思います。
これだけ情報が溢れている時代で多様な意見を知ることができるのに、自分の考えに固執する人が多くなったように思います。
それはもしかしたら情報が溢れていて、それに流されないようにしようと思うためなのでしょうか。
そのような現象は世界中で起きています。
極右と極左、宗教の中でも原理主義の主張など、極端な方向に人の心が惹かれています。
相手が間違えている。
自分の意見を絶対に譲らない。
自分の考えが絶対に正しい。
そして自己主張こそが自分表現であり、それは正しいこと。
それが自由主義・民主主義だと世界中で教えられてきました。
それは正しいのですが、それに固執するあまり、逆に自分自身を失っているように思います。
極端な考え方に傾倒するのは、考える努力を放棄しているのかもしれません。
極端な考え方をする方が楽なのです。
では今、必要なことは何か。
1つは人の意見を受け入れることのできる度量を身につけること。
それを身につけるには古典などを通しての人間学を学ぶこと。
もう1つは、人の意見を理解するための勉強です。
ネット情報に頼るだけでなく、本を読むこと。
本を読むことで深い理解が得られます。
特に反対意見の本を読むこと。
今の世の中で真っ当に生きるには、この2つが大切なことのように思います。
京都の経営者
先日、奈良の経営者のことを書きました。
その時、奈良の経営者と京都の経営者とは何が違うのか。
京都には日本を代表するような企業が数多くあります。
奈良には古いけれど大きくなりきれない企業が多いのです。
何が違うのか。
今日稲盛さんが20年前に書かれた本を読んでいると、京都の経営者のことが書かれていました。
京都はベンチャー企業発祥の地だと言われているようです。
ローム、ワコール、オムロン、村田製作所、任天堂、京セラ等がそうです。
そのようなベンチャー企業がなぜ京都で生まれたのでしょうか。
稲盛さんは京都の経営者に共通した気質があると言います。
1つは冒険心が強いこと。
2つ目には挑戦的であること。
3つ目は勝ち気で負けん気が強いこと。
4つ目は創造的であり独創的であること。
5つ目は正義感に溢れていること。
6つ目は陽気で積極的なこと。
7つ目は反骨精神、反権力的精神の旺盛なところ。
8つ目は大変努力家。
稲盛さんはこの8つをあげていますが、先に上げた企業は互いに親密な交流があるようです。
京都という狭い土地にあるのですから、競争相手であっても互いに切磋琢磨し刺激し合う環境にあることも、優良企業育成の土壌になっていたのかもしれません。
12月
先ほど東の空に綺麗な虹が出ていました。
虹を見るたびに「虹の根元には宝がある」という話を思い出します。
この歳になってもフッとそのことが思い起こされます。
今日から12月。
クリスマスです。
サンタクロースもそうですね。
おとぎ話とは分かっていても、孫娘と話す時は結構その気になっています。
歳を取っても空想の世界を垣間見る。
そんな季節になってきました。
自己主張
人とトラブルを起こして新聞沙汰になっているという事件がよく見受けられます。
互いに自己主張が強いとそのような問題が起きます。
戦後、日本には民主主義とともに西洋的考え方が入ってきました。
自己主張もその1つです。
自己主張は自分の存在を示すことであるとして奨励されました。
相手を論破するデイベートで訓練することもあります。
あえて対立の状況を設定して、相手を言い負かす訓練です。
それとは逆に日本は昔から自己を抑えることが美徳とされてきました。
高倉健さんのヤクザ映画のように耐え忍ぶ姿に共感を感じたものです。
「人様に迷惑をかけないようにしなさい」と親からも教えられました。
戦後そのような考え方は否定されてきたように思います。
自己を主張するという考えは西洋的考え方です。
それが日本人にとって幸せな生き方なのでしょうか。
疑問に思います。
自分を主張して相手をやつけてしまう。
自己顕示欲を満たす生き方。
それがいいのでしょうか。
自分を抑えて、周りの人に心を払い、慎ましく生きていく。
それにより人間性が養われていく。
私はそのような生き方がいいと思うのですが・・・
悪口
先日、一緒に住んでいる孫娘が急に、「おじいちゃんのバカ」と言いました。
それまで悪い言葉を言ったことがないのでびっくり。
悪口を注意して、どこでバカという言葉を覚えたのかを聞くと、テレビの番組アンパンマンで知ったそうです。
世の中には悪口の言葉が溢れています。
子供の世界でも、悪口を言うことが当り前のようになっています。
だからこそ我が家では悪い言葉は使わないようにしています。
時として、人は悪い言葉を口にして他人を罵ります。
そして悪口を言う者同士はすぐ同調してしまいます。
結果イジメなどが起きます。
いい言葉はなかなか口から出てきません。
訓練が必要です。
ならば小さい頃からいい言葉を使うことを教えるのが大切なのです。
孫には「いい言葉を使えば運が良くなる」「いいことがたくさん起きるよ」
そんなことを言ってあげます。
子供騙しと言う人がいるかもしれませんが、そうではありません。
本当にいい言葉、優しい言葉を口にする人にはいい人が集まります。
そうするといいことが起きます。
悪い言葉を言う人には悪い人が集まります。
そうすると悪いことが起きます。
同じモノを引き寄せてしまうのです。
大人になってもそんな大事なことがわからない。
単純なことがなかなか出来ない。
そんな大人が多いです。
私は「おじいちゃん」としてそんなことを孫から学んでいます。
奈良の経営者
昨夜、奈良の経営者の話を聞きました。
奈良は古い町だけに何代も続く店が多いようです。
でも決して大きく事業を拡大してこなかった。
仕来りや伝統が邪魔をしてきたのではないかと奈良の経営者は言います。
一方、すぐ隣にある京都は同じ古都でありながら、日本を代表する大企業が軒をなしています。
奈良も京都も仕来りや伝統があるのは同じでしょうが、なぜこんなに事業の規模が違うのでしょうか。
昨夜の宴席で私の隣に座ったのは鳥取の若い経営者でした。
人口50万人の鳥取でも事業の拡大は難しいと言います。
何が違うのでしょうか。
地域によって、住む人によって何が違うのか、
何を変えれば変われるのか。
地域格差だけでない何かがあるはずです。
それを研究している人もいるのでしょうが、本当に興味があります。
エゴブーム
昨日から奈良に来ています。
宿泊しているのはJR奈良駅近くのビジネスホテルです。
このホテルには歯ブラシや髭剃りセットがありません。
必要ならブロントへ申し出るそうです。
「エコ」のようです。
「エコ」といえば、いつ時からかスーパーでエコ袋が3円ほどで売られるようになりました。
「環境のためにマイバックを使いましょう」という考えから始まったはずですが、今では無料だったレジ袋が3円で売られているだけの結果のように思います。
単純計算すると、スーパーにしてみれば、3円の経費がなくなり、逆に3円の売上増。
最終的に利益が6円増えたことになります。
昨日、買い物するために入った奈良のスーパーは、レジ精算時に「レッジ袋はいらない」と言ったら2円引いてくれました。
このやり方の方が「レジ袋分の売上増をねらった」と思われません。
北海道とは考え方が違っているようです。
今、宿泊しているホテルは昔からある全国チェーンのホテルですが、色々なところで「節約」しています。
先ほどの歯ブラシや髭剃りセットがないばかりか、固形石鹸もなくバスのところにあるボディーシャンプーを使うようです。
それはそれでもいいのですが・・・・
トイレも清掃不十分で「サボったリング」が浮いています。
長い髪の毛が落ちています。(ちなみに私は坊主頭)
昔に流行った「エコブーム」
いつの間にかお客様を忘れた「エゴブーム」になっていないでしょうか。
このホテルは、この内容で宿泊費は1万円以上します。
高くなったものです。
奈良
24日木曜日に奈良で盛和塾大和の開塾式があり、私も参加して来ます。
明日23日は勤労感謝の日、休日なので1日早く行くことにしました。
奈良観光の目的の1つは法隆寺にある「九面(くめ)観音」を見ることです。
だいぶ以前になりますが、新聞でその観音様の写真を見た時、あまりにも可愛らしい観音様であったので、その写真を切り抜いて壁に貼っています。
その法隆寺のそばに藤ノ木古墳もありますのでそちらも見学して来ます。
斑鳩の道を歩くのも楽しみです。
法事
昨日、父の7回忌を開き、私どものホテルに30人程の人に来ていただきました。
普段会えず、法事でしか会えない人達もいます。
法事というものは日本独特な風習のようで、つくづくいい仕組みだと思います。
人が亡くなると、その人を通して繋がっていた縁も薄くなっていきます。
法事はその縁を再確認されてくれる行事です。
またひょんな事で、互いに遠い親戚同士が意気投合することもあります。
私の父方の従兄弟と母方の従兄弟は互いに遠い親戚であったため、挨拶をする程度でした。
その2人は経営者です。
昨日は私が紹介したきっかけでお互いに親しくなったようです
父の写真の前で2人で写真を撮っていました。
経営者同士の新しい付き合いが生まれそうです。
それも父が結んだ縁なのかもしれません。
来年は母の7回忌です。
皆さんにまたお会い出来るのが楽しみです。
雪が嫌い
北海道札幌にも雪のシーズンがやってきました。
東京から来て一緒に住んでいる4歳の孫娘は雪が大好き。
雪が降ると大はしゃぎ。
先日に20センチの雪が降った時は、1人で雪の中を遊びまわり、その夜は体調を崩してしました。
湿った雪のため手足が冷たくなったために体調不良が起きたようです。
私は雪が嫌いです。
私は雪が降ると「嫌だな・・・」と思います。
「冷たい、寒い、滑る、暗い」というイメージが湧いて来ます。
でもこんな私でも、昔は雪が降るとワクワクしたものでした。
いつの時から雪が嫌になったのでしょうか。
社会人になってもスキーに行く楽しみがあり、雪は嫌ではありませんでした。
もしかしたら結婚した頃かもしれません。
でもなぜ雪が嫌になったのかよく分かりません。
それでもその頃から私自身も何かが変わったように思います。
無邪気に雪を喜ぶ孫娘を見ていると小さい頃を思い出します。
この冬は孫娘と一緒に「かまくら」でも作って、雪遊びを楽しもうかと思っています。
長女と孫娘は来年春にはスエーデンに行ってしまい、しばらく会えなくなリます。
孫娘4歳
私67歳
2人の思い出を作ろうかな。
「和」
「和」が大事です。
よく言われることです。
ご存知のように、これは聖徳太子の言葉「和ともって貴しとなす」からきています。
喧嘩をしないで仲良くしなさいという意味と理解されています。
私もそう理解していました。
しかしそうではないようです。
哲学者の梅原猛さんの説によると、「和」があれば議論ができるということです。
和があれば議論ができて、色々なことをあげつらうことができます。
あげつらえれば理が通り、理が通りから事が成る。
すなわち議論を尽くすことが大事ということです。
議論が対立した時「まあまあ」と行ってことを収めることではないのです。
一つまた知識が増えました。
教養と修養
昨日、本屋で立ち読みをしていたら、ある本の中に「教養」と「修養」の違いについて書かれていました。
「教養」とは学問・知識をしっかり身につけること。
「修養」とは徳性をみがき、人格を高めること。
大学の1年生の時に、一般教養課程である「教養部」というのがあります。
歳をとって学ぶのは「教養」ではなく「修養」でしょうか。
修養の教材としては古典だとその本では述べています。
納得し、これから古典を学んでみようかと思っています。
平和と平等
「平和な格差」「平等な戦争」
ある本を読んでいる時にピケティが言った言葉として紹介されていました。
ピケティは「21世紀の資本論」を書いて注目されました。
「平和な格差」とは平和であれば経済格差が生まれていくもの。
一方、「戦争」になれば全ての者が「平等」に戦争に行くことになります。
読んでいる本は佐藤優氏と池上彰氏の対談で、題名は「新・リーダー論」
その中で佐藤氏は「平和と結びつくのは平等ではなく格差。
そして平等に結びつくのは戦争。
戦争が起これば金持ちの子供も、庶民の子供も『平等』に戦争に行かざるを得ない。
これはピケティの『21世紀の資本』から読み取れます。」と述べています。
アメリカのトランプ氏が大統領になりました。
妙に結びつけてしまうこれからの世界の政治の流れ。
少し怖いものを感じます。
資本主義
稲盛和夫さんと梅原猛さんとの対談が書かれた本を読んでいます。
対談の題名は「原・資本主義のすすめ」です。
その内容は現状の資本主義における弊害について語られています。
この対談は平成7年にされたものですから21年も前ですが、現在にも通じる内容です。
主な内容は、利潤追求が自己目的化している資本主義の問題点を指摘しています。
話の冒頭にで出てきたのがマックスウェバーが説くプロステンティズムをベースとした資本主義です。
資本主義が勃興した時は倫理観に裏付けされた資本主義でした。
その様子を梅原さんは「片方にバイブル、片方にそろばん」と言っています。
これは渋沢栄一が書いた「論語と算盤」と同じことでしょうか。
そして稲盛さんは次のように言っています。
利潤を追求することは大切ですが追求した利潤をいかに散財するか。
従業員のため、株主のため、さらにお客様に対する利益の分配。
さらに利潤があれば文化や社会に還元する。
倫理観に基づく資本主義の大切さを述べています。
今、アメリカ大統領選挙が行われており、今日その結果が出ます。
アメリカはプロテスタンティズムに基づいた資本主義発祥の地です。
そのアメリカの資本主義は爛熟しています。
選挙の結果がどうなるにしても今の流れは変わらないでしょう。
しかし、世界中に新しい資本主義を模索する動きはあります。
その時、一度原点に戻ってみるのもいいかもしれません。
頑張る日本
電通に厚生労働省の労働局が家宅捜索に入ったというニュースが流れてきました。
200時間を超す残業、それを会社くるみで隠蔽したという疑いがあります。
新入社員が自殺したというのがキッカケのようです。
その自殺した女性社員は東大出で、ガッツのある人だったようです。
その人が自殺したというのは余程のことだったのでしょう。
社員を自殺に追いやる会社は論外です。
働く社員を幸せにすることは社長の責任です。
一方、このような超過残業による問題が提起されるたびに、「働くことが「『苦』なんだ」という誤解が若者に広まるのが心配です。
稲盛さんがいう「誰にも負けない努力をしなさい」というのは第一に会社のトップに向かって言っている言葉です。
社長が誰よりも働いて会社を引っ張って行くのです。
そして働くことの意味、やりがいや楽しさを教えていくのが社長の仕事です。
仕事に意味を見つけ、働く喜びを社員が知れば、少しぐらい厳しい仕事でも立ち向かっていけます。
今の日本の豊かさは20年30年前頑張った先人たちの結果です。
その豊かさを20年ご30年後までに伝えて行くのは今の私達の義務です。
頑張る人を応援し支援する日本。
そんな活気ある日本を守っていかなければなりません。
アドラーの心理学
アドラーの「嫌われる勇気」を読み返しています。
アドラーはフロイト・ユングとともに3大心理学者として有名です。
この本を読んで思うことは心理学は哲学であるということです。
また、稲盛さんの考え、仏教的思想に相通ずるところがあります。
この本に影響されている人が身近にいます。
この本の内容を少し自分のものにしたいと思っています。
高校野球
昨日テレビのニュースを見ていると、高校野球秋季東京大会の結果が流されていました。
その時のインタビューで話された、勝ったW高校の主将の言葉が少し気になりました。
彼はプロも注目する選手ですが、当日はスランプで全く打てません。
それでも他の選手が活躍し勝てました。
インタビューでその主将が「周りに助けられました」と言いっていたのです。
「?」と思ったのが「周り」という言葉です。
「周り」とは他の選手のことを言っているのでしょうが、「周り」の選手がいるということは「中心」の選手がいるということです。
それが自分であると言っているようなもの。
勿論、チョットした言葉の間違いかもしれません。
本来なら「他の選手皆んなのおかげです」と言えばよかったのです。
高校生の時から注目される選手は自分が1番と思い、周囲の人もそれを認めます。
だからこそ側にいる大人たちが精神的に支えなければなりません。
将来1人の人間として成長していくためには、高校生の時のしっかりした指導が大切です。
その本人の将来のためにも、嫌のことを言う大人が必要なのです。
ただこの選手は才能ある選手です。
これからが楽しみであることは確かです。
カップの取っ手
今朝コーヒを飲んでいる時に思ったことです。
取るに足りないことなのですが。
西洋から入ってきたカップには取っ手が付いています。
同じ器でも日本の器には取っ手が付いていません。
なぜだろう?
取っ手が付いている方が片手で持つことが出来、持ちやすいです。
持ちやすいのであれば、なぜ日本の器には取ってを付けなかったのだろうかと考えました。
器に入っているものは飲み物であり食べ物です。
日本人にとっては、口にする物が入った器を両手で持つことが重要だったのではないでしょうか。
感謝の気持ちを込めて「いただきます」の意味があったのかもしれません。
本当にそう意味だったのか分かりません。
私の理屈です。
でも私はそう思うことにしました。
モーレツ
人の働き方には色々あっていいと思います。
「趣味の時間を大切にしたい」「育児に時間をかけたい」「遊びに行きたい」という思いがあって、仕事よりそちらの方に時間をかけたいと考える人もいるでしょう。
それで幸せならそれでいいのです。
ただ一方、仕事をモーレツに頑張り、仕事を生きがいにする人もいます。
彼らや彼女らは、それなりに大きな夢があります。
皆が遊んでいる時、寝ている時でも頑張っています。
それは自分の夢を叶えるため。
ところが今の時代はそれを否定する風潮があるような気がします。
以前にも書きましたが12時間以上働いても苦でなく、休みがなくても生き生きとして働く人がいます。
このような人が会社を引っ張り、国を支えていると私は思っています。
モーレツに働く人がいて日本の会社が世界で戦っていけます。
仕事の時間を限定し、自分の時間を大切し、趣味で生きる人はそれでいて幸せであればいいです。
ただしモーレツな生き方をする人とは確実に金銭的、社会的地位の格差が生まれます。
それ踏まえた上で、決して格差を妬まず自分の時間を過ごしてほしいものだと考えます。
頑張った人には頑張った結果が格差として歴然と現れてきます。
その結果は平等です。
私は頑張る人を応援します。
今日はその頑張る人たちの勉強会、「北海道起業支援メンター協会」のマッチング会があります。
頑張っている人達の話を聞くのが楽しみです。
基礎的研究
今年のノーベル医学生理学賞に大隅良典・東京工業大栄誉教授が選ばれました。
大隈教授で日本人のノーベル賞受賞者は25人になります。
これからも日本からノーベル賞受賞者が輩出されるか。
気になるところです。
今の日本人のノーベル賞は20年、30年前の研究に対しての評価です。
地道で独自な基礎的研究が30年後に日の目を見たのです。
それに対して現在はどうでしょうか。
科学の基礎的研究より応用研究の方に重きが置かれているのが大勢です。
そのため20年後を不安視する声があります。
実業界でも同じことが見受けられます。
自社で地道な独自研究をして新製品商品を出すという、かってのソーニーのような企業が減っているように思います。
自社にない技術は手っ取り早く、パテントを購入したり、資金があればM&Aで会社ごと買ってしまうこともあります。
そうすれば早く儲かる商品を出すことが出来ます。
自社で基礎的研究するより効率的と考えるのでしょう。
大学の研究もそのような実業界の要望に応えようとしています。
そう考えると益々日本の研究・技術の蓄積がなくなり、刹那的な様相が見えてきます。
大いに心配なところです。
労働問題
「同一労働同一賃金」「過労死」「実力主義」
人手不足という状況もあり、労働に関する話が新聞等で取り上げられています。
仕事を8時間働くことも、人によっては苦痛と思う人もいます。
12時間働いても嬉々として働いている人もいます。
働く限りはやはり楽しく働きたいものです。
楽しく働くためにどうするか。
これが一番の問題です。
仕事に価値を見出し、やりがいを持たせることがいいと思います。
その安易な方法の1つがお金で釣ること。
歩合制があります。
しかしお金で釣ることは仕事の質を下げます。
これは過去の実例で明らかなこと
新聞に、ある人災派遣会社のことが取り上げられていました。
その会社は入社1年で平社員から部長に昇格できるという謳い文句で募集しています。
部長になれば年収1千万円になります。
その会社の求職に人が殺到しているそうです。
これも疑問に思います。
評価でも役職評価と金銭評価とは意味合いが全然違います。
仕事の実績はお金で評価することはあります。
しかし役職は人格・徳で選びます。
安易な方法で人を釣ると仕事の質が落ち、会社経営にも悪い影響を残します。
大事なのは「何のためにその仕事をしているのか」「目的は何なのか」「働く喜びは何なのか」
それを社員とじっくり話し合うことこそがやりがいのあり、質の高い仕事ができると思います。
それが経営者の大事な仕事です。
その経営者の仕事を放棄したのが歩合制であり昇進制度です。
経営者失格だと思います。
バフラバフラ
「バフラバフラするんでない!」と言ったら、キョトンとしている人がいました。
食事中に大きな布をたたんでいる時に言った言葉です。
相手は意味がわからなかったようです。
調べてみるとこれは北海道弁とのこと。
方言だと知らず使っていていました。
今の歳になって気づきました。
「へーそうなの」という気持ちです。
ネットで調べると「バフラ」とは布を振ったりする時に出る音の意味です。
60歳後半になるまで、いつも使っている言葉が方言だとは知りませんでした。
身の回りにはまだまだ知っているつもりでも、その意味を知らない言葉や仕草があるようです。
最近チョット驚いたことを書きました。
高齢者の最後の選択
私は60代後半になりました。
元気な年寄りが増え、ますます高齢者人口が増えて行くことでしょう。
先日新聞に、高齢化とともに益々医療費がかさむとありました。
またガンの高額医療のことも問題になっています。
一方、日本の財政は破綻に瀕しています。
このような財政では今まで通りの医療の保証がなされるとは考えられません。
それではどうするか。
そこで高齢者の心構えが重要になってきます。
ガンになって抗ガン剤をいつまで使うのか。
高度医療をいつから断るのか。
限られた財源しかない中で、寿命が少ない高齢者より、使うなら30代40代の人に使うのがベターです。
ある程度の年齢になれば、そのような医療を遠慮し、残された人生を有意義に使うことを考える。
それが高齢者のこの世に残して行く最後の役目なのではないでしょうか。
残された子や孫達のためにするべきことは無駄な医療をしないこと。
そのことが大切に思います。
直行便
今日の朝刊に「スペインへ直行便」という記事が出ていました。
今月の18日から就航したそうです。
私たちがスペインに向かったのが8日ですから10日後になります。
色々な事情で日程が変更できなかったので直行便を使うことが出来ませんでしたが、時間の違いは大きいです。
私たちが向かった時はパリ経由でした。
羽田からパリまで12時間。
パリで乗り換えのため5時間半待ち、エアフランス機で2時間かかりマドリードに到着。
20時間程かかりました。
直行便だと14時間30分ほどです。
この5時間30分の違いは大きいです。
歳をとると海外へ向かう時の時間は結構体にこたえます。
旅行出来るのもここ10年位でしょうか。
それでもスペインにいる娘夫婦に会いにまた行く時はぜひ使いたいものです。
山手と下町
先のスペイン旅行では古都トレドにも行きました。
トレドは大聖堂などがある旧市街全域が「古都トレド」としてユネスコの世界遺産に登録されています。
この観光の時のガイドさんの話です。
山の方には貴族や金持ちが住み、下の方には貧しい人達が住んでいました。
当時、ゴミや汚物は家の中から道路に捨てたそうです。
その臭いや不衛生な環境は大変なものだったようですが、雨が降るとそれらの汚いものは下の方に流れていきます。
結果、雨が降ると山手の方はキレイになり、下町の方はゴミが溜まります。
そのような環境ではペストなどの伝染病も流行るはずです。
東京でも山手と下町に分かれていました。
山手には上流階級が住み、下町には庶民が住む。
どこでも同じような構造だったのでしょうか。
スペイン旅行
15日にスペインから帰ってきました。
約10日間の旅。
バルセロナでマジョリカ島に住む娘家族と会うのも目的の1つでした。
今回の旅行は妻と妹家族、それに従姉妹を入れた6人旅。
マドリードのプラド美術館やバルセロナにあるガウディが設計したサグラダ・ファミリアなどを見て回りました。
観光と共に良かったのはやはり食事。
生ハムと、チーズ、ワイン。
皆旨かった!
その中でも、娘夫婦に連れられて行ったバルセロナ旧市街地にある「バル」が1番印象に残りました。
観光客がほとんどいない地元の人が集まる「バル」です。
食べ物もワインもこれまた旨かった!
それに人懐っこく、元気な親父さん。
古い町並みの一角にある「バル」は、まるで物語に出てくるような雰囲気のある店でした。
本当にいい旅の思い出になりました。
10年ごとに
高校を卒業し、浪人2年を入れて6年で銀行勤務。
銀行勤務が8年経験し、父の会社入社。
入社10年後に東京にホテル開業し支配人就任。
10年支配人を経て札幌の家具の会社へ配属。
それからもう14年経っています。
もうそろそろ変わる時期です。
残り少ない人生。
どのように変わっていくか楽しみです。
出来るという気持ち
10年ほど前、あるセミナーに参加しました。
2泊3日、昼食と夕食時間を除き、朝9時から夜中の2時までぶっ通しの講座が続きました。
2日目の夜には火渡り、最終日には弓の鏃を喉元に押し当てて矢を折るということも参加者全員させられました。
参加者は皆、火渡りも矢を折ることも出来ました。
このセミナーの目的は、「『出来ない』と思う弱い心に打ち勝ち、自分の可能性を信じること」だったと思います。
確かに「自分でも出来るんだ」と思う気持ちも沸きました。
「怖いけれど皆んな出来るのだから自分も出来るのだ!」という気持ちになります。
しかし今、改めてその研修効果のことを考えてみると、逆効果の方が心に残ったのではないかと思うようになりました。
「皆が出来る。なら自分も出来る!」となるのですが、もしも誰かが出来なかったとすると途端に「自分も出来ない」となってしまいます。
1人で挑戦しても失敗するのが怖い。
でも皆がするのであれば大丈夫だという他者依存の状態になってしまいます。
本当に大事なのは、失敗を恐れず挑戦する強い心。
誰かが失敗したかもしれない。
それでも自分はやりたい!
自分を燃え立たせる情熱。
そのためにはこのセミナーとは別のやり方があるはずです。
挑戦してみようという気持ち。
皆がやっていることを単に後追いするだけでは新しいことは何も出来ません。
あのセミナーは色々なことを教えてくれました。
四住期
五木寛之さんの本に「林住期」というのがあります。
インドヒンズー教のバラモンの言葉の「四住期」からきたものではないでしょうか。
「四住期」をネットで調べると人生は「学生期」「家住期「林棲期」「遊行期」とに分かれます。
学生期・・師のもとでヴェーダを学ぶ時期
家住期・・ 家庭にあって子をもうけ一家の祭式を主宰する時期
林棲期・・ 森林に隠棲して修行する時期
遊行期・・ 一定の住所をもたず乞食遊行する時期
若い頃は学び、成人してからは家族を持ち、子供を育てます。
定年になり、仕事が一段落すれば人生について学びます。
それが終わると、死ぬまでの間は何ものにもとらわれず生きて行く。
そのように理解しています。
今の私は「林棲期」でしょうか。
人生について学んでいます。
それはこれから迎える「遊行期」のためです。
何者にもとらわれない生き方。
それを学び、心の底に落とし込むためです。
欲も名誉も名声も求めない。
名もない一人の人間として死んでいくための準備です。
歳取ってもまだ世の中の役に立ちたいと思う「欲」さえ捨てます。
ただ単なる人間として死んでいく。
ただし、魂だけは磨いて。
そんな生き方がいいですね。
アンチエイジング
タレントの小泉今日子さんが「アンチエイジングは大嫌い」と言ったことが評判になっているそうです。
テレビの番組などを見ていると、年配の女性が若く見られ、「美魔女」ともてはやされ、喜んでいるのが流れています。
それは人の好き嫌いなので、それがダメだとは言いませんが、「アンチエイジングは大嫌いという小泉今日子さんの思いに共感します。
また「私は『中年の星』でいいんじゃないかと思ってます」とも言っています。
私の妻はほとんど化粧をしません。
出かける時に少し口紅を塗る程度です。
それでも年相応に妻らしさが出て私は好きです。
若いと言われることが嬉しいと思えることは、年取った自分が嫌だということ。
表面的にそれを隠すことです。
あるがままの自分であっていいいいのです。
本来の自分をそのまま見せて自然体で暮らす。
あるがままの自分を見せながら、心は常に好奇心を持ち挑戦し続ける姿こそが、その人が生き生きとして見えるのです。
その方が胸を張って生きていけるような気がします。
戦後71年
ある本を読んでいると「日清戦争」のことが書いてありました。
明治になって、日本にとっての初めての戦争です。
明治政府が出来てから今まで、日清戦争、日露戦争、第1次世界大戦、第2次世界大戦と4つの大きな戦争を経てきました。
幸いなことに第2次世界大戦以降、日本は直接戦争に巻き込まれてはいません。
終戦の年が1945年。
今年が2016年ですからその期間は71年になります。
一方、明治元年が1868年なので、日本にとって最後の戦争である第2次世界戦争が終わった1945年までの77年間、4回も戦争をしてきました。
同じくらいの期間、1度もその戦争を体験してこなかったのです。
これは凄いことです。
勿論、日本の平和憲法によるところが多いでしょう。
これからも平和が続くことを願います。
第2次世界大戦後、「戦争はもう嫌だ」と思う世界中の人の思いが国々の垣根をなくし、思いを共有しようという風潮が作られてきました。
しかし長い間、大きな戦争がない中で、その平和を求める思いに変化が起きてきました。
世界中でナショナリズム的思想が生まれてきています。
自国のことが第一。
他国の人のことはどうでもいい。
たとえ争いが起きても構わない。
そんな考えの人々が多くの国で増えて来ています。
自国のことを優先するあまり他国に敵対的態度をとる流れが生まれてきています。
またそれを煽る指導者が支持されています。
今の時代、世界中に自由に旅行が出来、ネットで各国の事情も分かり合える環境にあるのに、閉鎖的な考え方が増えきているのです。
不思議なことだと思います。
そのような世界の流れの中で、日本は自国の平和を守るため何をしたらいいのか。
それを真剣に考えなければならない時が来ているように思います。
エエかっこ
新聞などの報道で、地方議員の政務費不正取得問題が取り上げられています。
富山県の議員などは何人も不正議員が出てきています。
想像するに、善悪より損得勘定が働いたのでしょう。
「エエかっこ」という言葉があります。
「エエかっこするな」と言う人がいます。
昔、私の周りにもそう言う人がいました。
周りがズルいことをしていても、それを注意すると「エエかっこするな!」「お前もやれ!」となるのです。
「四角四面で物事考えるな!」と言われます。
そんな中で「エエかっこ」するというのは勇気がいります。
「エエかっこする」ことのどこが恥ずかしいのか。
人から偽善者と言われる。
甘い言葉に惑わされることもあります。
それでも「利己心を抑え込むために力(りき)むのです。
「エエかっこ」をするのです。
「利己心」を抑え込むために力(りき)むのです。
やせ我慢でいい。
勿論、完璧に利己心を抑え込むことが出来る人はいません。
でも、そうしようと思い、努力し、力むことが大切。
そう思います。
たらし
「たらし」という言葉は「女たらし」などと使われます。
女性を騙したり、言葉巧みに誘惑して弄ぶことを言います。
いい意味では使われません。
でも「人たらし」「人間たらし」はリーダーとして一番の条件です。
昔のヤクザの親分子分の関係もそうですが、会社のトップの条件でもあります。
またその「人間たらし」は1人に対してでなく、大勢の人をたらし込まなければなりません。
稲盛さんも「社員から惚れ込まれるような社長でなければならない」と言います。
惚れ込んでもらうためには、先に相手を惚れ込むことです。
社員1人1人を好きになり惚れ込むからこそ、惚れられるのです。
好かれる社長になるには、その前に社員を好きになることが大事です。
これが抜けると単に人気取りの行為になってしまいます。
仕事で厳しいことを言っても、社長に付いてきてくれる。
社員が社長に惚れているからこそなのです。
心の四季
芹洋子さんが歌う「四季の歌」という歌があります。
たまたまネットを見ていると、鮫島輝明さんという人が書いた「心の四季」という詩がありました。
春: 人に接する時は温かい春の心
夏: 仕事をする時は燃えるような夏の心
秋: 考え、思索する時は澄んだ秋の心
冬: 自分に向かう時は厳しい冬の心
さて自分はどうなのだろうか
自問させられる詩です。
東京と地方
新聞を見ているとよく討論会や講演会などの告知が載っています。
各種展示会も頻繁に開催されています。
有料・無料色々ありますが、そのほとんどの開催場所は東京です。
大手企業の経営者や有名評論家や作家などの話が無料で聞ける会もあります。
以前東京勤務の時は時間を見つけてはよく聞きに行っていました。
その時に聞いた色々な人の話はよく覚えています。
札幌にいると余程でない限り出かけて聞きに行きません。
地方と東京の格差は情報の格差、そしてビジネスチャンスの格差になるのかもしれません。
しかし地方にいてもビジネス情報やチャンスを求めて上京する経営者はたくさんいます。
以前にも書いたかもしれませんが、調剤薬局チェーンのアインファーマシーズ等を創業したアイングループの大谷喜一さんは、会社がまだ小さい頃、毎週のように上京して情報取集や人脈作りをしたという話を聞きました。
その母体である株)アインホールディングスは年間売上2,300億円を超す東京1部上場の会社になっています。
東京にいるとつい「いつでも行ける」「いつでも聞ける」「いつでも見れる」
そんな気になり、せっかくの機会を失っていることがかもしれません。
東京にいても、地方にいてもやはり志の有る無し、またその高さが結果を生むのでしょう。
これは私の反省です。
札幌の農業
先週、「札幌の農業を学ぶツアー」というイベントに参加してきました。
朝8時30分にバスで出発し、札幌市内にある農家などを訪問。
トウキビやさつまいの収穫体験、それに蕎麦打ち体験もあり、内容の濃いツアーでした。
移動するバスの中では札幌の農業実態の説明がありました。
札幌の人口は200万人弱の都会ですが、農家もあります。
しかしその耕地面積は年々減少しています。
平成2年には4,564haあった耕地が、20年後の平成22年には2,002haと半分以下になっています。
農業産出額も平成2年度は99億7千9百万円だったのが、15年後の平成17年度には40億2千2百万円と4割近くに減少しています。
農家戸数は平成22年度現在で993戸ですが、専業農家は全体の3割の293戸、あとは兼業農家です。
農家戸数の減少の原因には高齢化、農業所得の伸び悩み、それに伴い後継者が少なくなっているという理由があるそうです。
また市街化調整区域にある農地が将来、市街化区域になり住宅地として売るのを待っているという農家もあるようです。
今回訪問した農家は専業農家であり、懸命に作物の改良にも取り組んでいました。
このような頑張る農家が報われ、若い人が農業をしたいと思う農業構造の新しい仕組み作り。
その為には農地法の抜本的改革も必要かと思っています。
一方、北海道全体で見ると、カロリーベースですが食料自給率は北海道全体で208%(26年度概算)となっています。
大都会の東京や大阪は1%、神奈川も2%です。
いかに北海道の食料貢献度が高いことか。
益々農家の所得がもっと多くなることこそが大事だと思います。
このツアー出発場所が札幌JA北農ビルでしたが、大きく立派なビルでした。
農家の所得が低いままなのに・・・・・・・
そんな思いも感じました。
少数精鋭
会社経営において「少数精鋭」がいいという話をよく聞きます。
確かに無駄に人が多いよりはいいのですが、その「少数」とはどの程度を言うのかが問題です。
ある社長も「少数精鋭がいい」と言っていたのですが、幹部の1人が病気になり、急遽長期入院となりました。
1人の離脱により、途端に会社の運営に支障をきたしました。
他の社員は一杯一杯で仕事をしていたので、手が回りません。
幹部がいなくなったのですから、急遽人を手当てしようと思っても簡単に補うことは出来ません。
結局業績は低迷してしまいました。
少数精鋭の会社にするには、1人が何役もできる会社体制を作らなければなりません。
また小さい会社であれば、社長が欠員補充に入るのは当たり前です。
適正な社員数はどの程度なのか。
常に考えていなければならないのも社長の仕事です。
母
今朝、明け方に5年前に亡くなった母の夢を見ました。
夢の内容は私に子供が生まれ、子供を見せに実家に帰ったというものでした。
母の少しボケているような様子に、「頻繁に来てやららないとダメだな」と思ったのです。
目が覚めてすぐに思い出したのが、今日は母の5年目の命日なのです。
タイミングよく夢に出てきてくれたのでしょう。
朝は念入りに読経しました。
ちょうど5年前の今頃の時間に、お産で帰っていた長女から「おばあちゃんが今、息を引き取ったみたい」という電話を受けました。
母の最後は自宅で迎えれるようにしていました。
その時の長女も丁度今、子供を連れて里帰りしています。
幸せな私達を見守ってくれる気がします。
コセイヲ ノバセ
先日、電車に乗っている時、ある大学の新入生募集のポスターを見ました。
「コセイヲ ノバセ」と書いてありました。
「個性を伸ばせ」ということです。
最高学府である大学の広告にしては少し物足りなさを感じました。
それにしても「個性」という言葉は色々な意味に取られ解釈することができます。
辞書では「個性は他の人と違った、その人特有の性質・性格」とあります。
他人の目を気にせず自分の優れた個性を伸ばしなさい。
自由という言葉もそうですが、わがままな生き方も本人には個性的な生き方なのかもしれません。
どちらにしても、自分が生きやすい生き方がいいのですが、そこには大事なルールがあります。
自己責任です。
権利主張の一方には責任があります。
この2つを認識した上で個性的に生きていかなければなりません。
時として個性的な生き方を強調するあまり、それに必ず伴う責任についての認識が忘られています。
それでは責任を取りたくないから何もしないで、ひっそり生きていくことがいいのかというと、それもいいでしょう。
しかし満足しないそのような生き方も自分の責任です。
どちらにしても生きていくということは責任が伴います。
それなら、自分らしい生き方をする。
その覚悟で個性的な生き方を追求する。
結果。満足できる生き方ができるのではないでしょうか。
ありがたいことに日本という国は他の国に比べて安全で、命が取られるということはありません。
責任さえ取ればどのような生き方もできます。
歳を取るとしがらみが少なくなります。
これからは私も自分を生かし自由に生きれる時なのかもしれません。
人との出会い
フッと自分の人生を振り返ってみると、数え切れない人たちと出会ってきました。
会うその度に、良きことも悪いことも教えを受け、今の自分があると思っています。
多くの人たちのお世話になり今の人生があるのです。
今も多くの人にお会いします。
ついこの間までお会いしていた人と「最近会っていないー」と思うことがあります。
でも人との出会いは必要に応じて自然とセッチングされています。
時期が来れば人は離れ、また必要とされる人と出会います。
人間的成長とともに、出会いが生まれ、離れていきます。
それがその人の成長なのです。
それを不義理だと思う人がいるかもしれませんが決してそうではありません。
人は人との出会いで成長していきます。
いつまでも同じ人とばかり会っていては成長がありません。
私の歳になると、私と出会った人が成長していく姿は嬉しいものです。
これからも多くの人との出会いを楽しみにしています。
勢に求め 人に責めず
「勢いに求め、人に責(もと)めず」
本を読んでいて出てきた言葉です。
これは古代中国の孫氏の言葉です。
その意味は、「勝負は個々の人の能力より、勢いが大切だ」ということです。
広島カープの勝ち進む今の勢いがそれを表しています。
こんな時、監督は一々指示をしなくても、勢いで勝ち進むものです。
同じことが会社でも言えます。
トップが細かいことを一々指示している会社は能力ある社員がいても萎縮してその力を発揮出来ません。
逆に、社員が仕事しやすい環境を作り、雰囲気のいい会社は勢いがあります。
私の従兄弟の会社はそんな会社です。
彼はもうそろそろ60歳になるのですが、若い社員達と良くハイタッチをします。
会社ぐるみで「ほめ達」運動をして、テレビにも紹介されました。
今年の夏には、いかに多くの人とハイタッチをするかというギネスブックの記録に挑戦して新しい記録も立てました。
「ポケモンGO!」は出るとすぐ始めています。
会社に勢いを求める
これは社長の仕事です。
社長しかそれは出来ません。
仕事は厳しくても楽しい会社。
社員の勢いを大切にする会社。
これが成長する会社だと思います。
ウィッシュリスト
先日、朝のテレビにテニスプレーヤーの杉山愛さんが出て、阿川 佐和子と対談していました。
その対談の中で出た話です。
杉山さんがテニスプレーヤーとして現役を引退した時、何に向かって行けばいいのか分からなくなったそうです。
そこで今、自分のしたいことは何があるのか。
100個書き出しました。
ところが実際に書き出してみると30個ほどしか書けません。
「本当に自分は何をしたいのか」
それが分かっていないのが分かったと言います。
それでも時間をかけ、100個を書き出しました。
現在、書き出したウィッシュリストの内、30個は達成したそうです。
ネットで杉山愛というワードで探すと「杉山愛の"ウィッシュリスト100" 願いを叶える、笑顔になる方法 」という本が出てきます。
ウィッシュリストについては以前にも紹介したことがあります。
アメリカのバーバラ・アンさんが「Wish List」という本を出し、その本に感動した宇宙飛行士の向井千秋さんが翻訳して日本で出版しました。
「自分は今、何をしたらいいのだろうか」
そんなことで悩んでいる人は多くいると思います。
杉山さんのように一度、100個のWishの書き上げに挑戦してみてはいかがでしょうか。
私も以前書いたことがありますが、もう一度Wish List作りにチャレンジしてみようと思います。
参拝
今、長女とその孫娘2名と一緒に暮らしています。
上は3歳、下は4ヶ月。
上の孫が最近、朝、私が神棚向かい、お参りをする時、一緒にお参りするようになりました。
私の見よう見まねで、2礼2拍1礼をします。
「お参りをするといいことがあるよ」と教えています。
参拝する時、神様にお願いする人と、神様に感謝する人がいます。
お願いする人はまだ満たされていない人。
感謝する人は今は既に満たされている人です。
満たされている今に感謝する。
感謝するからまた満たされていく。
癌になったけれど、なったことを悲しむより、軽かったことに感謝します。
それが善循環になっているような気がします。
孫娘はまだ幼いので分からないでしょうから「いいことがあるよと」言っています。
神様という意識をもたせ、神様の前では謙虚になる。
その気持ちが感謝に結びつく。
それが大切だと思っています。
秋祭り
明日から琴似神社の秋祭りが始まります。
明日の3日は宵宮、4日は例祭になります。
私が小学校の頃は学校も休みだったのですがいまはそうではないようです。
4日の「渡御行列」には私も裃を着て参加します。
まだ暑い日が続き、汗だくになりますが楽しんで参加してきます。
夜には直会があるのですが、私は1ヶ月程前から禁酒中!
さて、お神酒を目の前にして我慢出来るか!
永六輔さん 2
昨日夕方、テレビのニュースを見ていると永六輔さんの葬儀の様子が映し出されていました。
黒柳徹子さんが弔辞を読んでいるとことでした。
永さんが夜中に欠伸がひどくて、つい自分の頬を叩くとアゴが外れてしまい、病院に行こうとタクシーに乗っても話すことが出来なかったことをユーモラスに話していました。
私も深夜放送のラジオにかじりついていた若い頃、永さんが同じ話をしていたのを覚えています。
葬儀の中で、ジェリー藤尾さんが永さんが作詞した「遠くへ行きたい」を歌っていました。
その時、フッとこの歌が作られた経緯を永さんが話していたのを思い出しました。
記憶が少しアヤフヤですが、それを少し紹介します。
永さんはインドの詩人タゴールの詩に影響を受けこの詩を書きました。
1人の若者がある時、「この世には私にふさわしく、私を待ってくれている人が必ずいる」と思い立ちました。
それから毎日旅をし探し続けました。
しかしいくら探しても見つかりません。
歳だけがどんどん取っていきます。
若者もいつの間にか老人になっていました。
ある冬の夜、旅の途中で道に迷いました。
寒い山の中、人にも会えず、ただ歩き続けました。
そうすと、遠くの方に明かりが灯る1軒屋がありました。
彼はやっとの思いでその家に辿り着ます。
その家には1人の女性が住んでいました。
彼は「今宵一晩泊めてください」とお願いします。
すると、その女性は振り向いて言いました。
「あなたが来るのを待っていました」と
老人はやっと会えたのです。
私を待ってくれている人がいたのだという喜びとともに、彼は力尽きその場で死んでいきました。
そう言うストーリです。
そんな話を思いながら「遠くへ行きたい」を聴くとまた感慨深いものがあります。
と同時に若い頃の自分も思い出します。
幸せにも私は見つけることが出来ましたが・・・・
小説
先週の金曜日に知人の千葉さんが来社されました。
千葉さんは商業ディザイナーながら、北海道に関する本を書いています。
先日も「勝納川(カツナイガワ)」という本を書き上げ、持ってこられました。
千葉さんが書くのは主に明治時代の北海道を舞台にし、史実に基づいた小説。
この「勝納川」という本は、明治元年に穂足内(ヲタルナイ)で起きた騒動を描いています。
この穂足内は現在の小樽にあり、この近くの銭函と同様にニシン漁で栄えた漁村でした。
当時はこの海岸線に多くの人が住みついており、まだ小樽も札幌もほとんど人が住んでいない時代です。
穂足内には役所があり、その近くの漁村や町を管理していました。
小説ではその穂足内役所を総勢600名が襲撃した俗に言う「穂足内騒動」と言われた騒動とその顛末を中心に書かれています。
題名の勝納川は穂足内を流れる川で、首謀者達4人が晒し首にされた場所です。
北海道で最初で最後の晒し首だったそうです。
千葉さんはこの「勝納川」以前にも「明治臨界」という小説も書いています。
これも史実を調べ、明治の頃の札幌・小樽の出来事、「札幌大火」「屯田兵と日清戦争」「遊郭」などが小説風に書かれています。
千葉さんは私より年上の70歳と少し。
本を書くために、図書館や資料館に足をはこび、現場にも出向きます。
ライフワークとして明治時代の北海道を書き続けています。
それが元気の元なのでしょう。
千葉さんの本、これからも楽しみです。
自分褒め
「自分褒めの勧め」
自分を褒めると言うと、少し首をかしげる人がいるかもしれません。
自分には厳しく、他人には優しくするのがいいと言われています。
でも本当に一生懸命仕事をしていてもなかなか結果が出ない。
色々しても先が見えない。
そしてどんどん自信がなくなり、不安になって来る。
そんなことありませんか?
そんな時には自分を褒めるのです。
例えば「伸幸!お前はよく頑張っている!」「伸幸!お前はえらい!」「絶対良くなるぞ!」と声に出して自分を褒めます。
声に出さなければダメです。
会社へ行く時、家から駅までの行き帰りに声を出して自分褒めをします。
自分で声を出しているのですが、その声を聞くと、自分以外の人が褒めてくれているような錯覚になります。
一生懸命頑張っている姿は神様が見ています。
神様が応援してくれているような気になります。
私も過去の苦しい時にこれを毎日しばらく続けました。
それにより、精神的にも落ち込みことなく頑張ることが出来ました。
一生懸命頑張っている自分。
こんなに頑張っている自分を自分が褒めなくて誰が褒めるのだ!
そんな想いです。
ちょっと辛い時。
「自分褒め」を試してみませんか?
きっと良くなりますよ。
経費について
最近思うことがあります。
会社経営において、利益の根幹は、稲盛和夫さんが言われるように「売上最大。経費最小」です。
私が疑問に思うことはこの「経費最小」とは、どのようなことを言うのだろうかということです。
経費は最小にしなければなりませんが、必要な経費は使わなければなりません。
「必要な」との程度は何を基準にするのか。
電気1つとっても、ホテルなどのサービス業ではお客様利用部分の照明をケチるわけにいきません。
従業員が使うバック部門の照明を小まめに入り切りすればいいのか。
でも照明を暗くすれば気持も暗くなり、それがスタッフの気持に影響を及ぼさないのか。
工場などは照明が暗くなればミスも多くなります。
メモ用紙を節約するために、チラシの裏を利用するということもあります。
でもそれでどれだけの経費が節約されるのでしょうか。
それより、経営者がそんな小さなことに神経を使うと、大きな事業構想が生まれないということもあります。
またサービスの最前線に立つ人は、権限委譲を受けなければ現場対応が出来ません。
権限委譲の中には「使用経費」も与えなければ、臨機応変に対応出来ません。
必要経費の捉え方は、結局その経営者の考え方によるのでしょう。
視点が社員にあるのか、お客様にあるのか。
近視眼的か長期的・全体的視点を持っているのか。
必要という意味をどう取るのか。
大きく言うとその経営者の器の大きさによるのだと思います。
行動力
昨夜はメンター協会のマッチング会がありました。
その時に出て来た話です。
最近の若い人達は何かあるとスマホなどを使ってネットで調べることが出来ます。
若い起業家も分からないことや調べたいことがあればネットで探し出します。
それは大変便利なことなのですが、ここが大きな落とし穴になっています。
ネットで調べて、それで全て分かった気になってしまう。
そのことが怖いのです。
経営者にとって大事なのは実際に確認することです。
現場に行き、見て、聞かなければ分かりません。
それでも分からなければ、多くの人を訪ね歩かなければなりません。
事業に成功している人のほとんどの人はそれを実践しています。
事実かどうかは自分の目で見て、聞いて、嗅いで、触ってそして時には味わうのです。
5感で感じて、理解するものです。
ネットの情報はあくまでも情報であり、事実かどうか分かりません。
昨夜、マッチング会に参加した起業経営者たちはそれを実践している人達です。
そしてその結果を出しつつある人たちです。
彼らの事業拡大の期待が益々高まります。
謙虚な心構え
盆休みから「村上海賊の娘」という本を読み始めています。
ご存知の方も多いでしょうが、この本は2014年の「本屋大賞」を受賞した本です。
面白い本です。
まだ読んでいる途中ですが、本の中心になっているのが、信長と一向宗大阪本願寺派との戦いです。
この中に一向宗本願寺派の軍旗のことが書かれています。
2行で12文字。
「進者往生極楽(すすまばおうじょうごくらく) 退者無間地獄(ひかばむげんじごく)」
この文言を記した軍旗は現在でも保存されているようです。
この部分を読んで、嫌な気持ちになりました。
人の心の弱さを救うはずの宗教が、その弱さを利用して信者を戦わせる。
そんな姿が見えます。
これは今のイスラム教のテロが用いる「自爆テロ」に似ています。
子供の自爆テロもあるようです。
宗教に帰依する人は心の安らぎを求め、素直で、謙虚な心になることを目指します。
ところが率いるリーダーによっては、時として全く別物になってしまう。
その時、信じている人は盲目となっています。
ただただ信じて言われたとおりのことをする。
人の心とは本当に弱く脆いモノです。
「私の信念は固い」と思っている人こそ、一度それを疑ってみる必要があります。
時として軟弱と言われる人の方が、色々な見方ができ、本当の姿が見えてくることもあるのでしょう。
今の世の中、正しいと言われていることも、本当は違うかもしれません。
変な考え方だと思っても、本当はその中に真実があるかもしれません。
何にも偏らないニュートラルな気持ちでいるのは難しかもしれません。
それでも、意見の違う人の話に耳を傾ける。
そんな謙虚な心構えが大切なように思います。
今日より出社
長い夏休みが終わり、今日22日から出社です。
休み期間は9日からちょうど2週間になります。
この間に色々なことがありました。
9日に入院・手術があり、12日の誕生日に退院。
翌13日から1週間、子供・孫ら17人が我が家に集まり過ごしました。
やっと今日から正常な生活に戻ります。
とはいえ、長女と孫2人は来年の春過ぎまで一緒に暮らします。
春になり少し暖かくなってからスエーデンに転居します。
それまでの間、少し賑やかな日が続きます。
孫は4ヶ月と、3歳の女の子。
この間まで妻と2人暮らしだったのが一変です。
でも楽しい日が続きそうです。
十省
何かあると私が書き綴ってきたノート「銘肝録」
それを見ていると、10年以上前に書いた「ノブの十省」を見つけました。
ノブとは私の名前です。
何かを真似て書いたと思うのですが、なかなかいいことが書かれています。
今日1日
1・満足した1日であったか!
2・充実した1日であったか!
3・生きている実感あったか!
4・生きている喜びあったか!
5・人を愛する喜びあったか!
6・人を喜ばすことあったか!
7・人に恥じぬ日であったか!
8・目的を持った仕事できたか!
9・会社の利益のこと考えたか!
10・一生懸命頑張ったか!
この「ノブの十省」、書いただけでしばらく忘れていました。
これからはこれを見て反省するようにします。
講座終了
7月7日から始まった「本気でお店つくり」講座が昨日終わりました。
最終日には日本政策金融公庫創業支援センターの所長にもお話をいただき、聞いた受講生の人たちも金融機関への垣根が低くなったように感じました。
今回の受講生は起業・創業を真剣に考えているようで、最終日に発表した事業計画書・収支計画書も大変充実した内容になっていました。
新しい起業家が誕生する。
そんな予感がします。
今後とも支援して行きます。
命の宝
昨夜の夢の中の話です。
私が誰かと話している時に口にした言葉がありました。
それが「命の宝」です。
夢の中で私は「これは大事な言葉だから忘れてはいけない」と言い、繰り返し口に出していました。
目が覚めた時、しっかり記憶されていました。
「命の宝」
それはまるで禅問問答のような言葉です。
私自身よく分かりません。
分かりませんが、何か大事なことのような気がします。
31日に叔父が亡くなり、通夜・告別式が昨日終わりました。
そんなことも関係しているのかもしれません。
しばらくは「命の宝」という言葉の意味を考えてみたいと思っています。
孫
三女がイギリスから家族と一緒に遊びに来ています。
今回初めて会った孫。
まだ1歳を過ぎたくらい。
名前はエンゾと言います。
この孫はよく食べよく寝ます。
回転寿司に連れて行くと、口の中いっぱいに寿司を突っ込んで、巻き寿司を2皿、フライドポテト1皿、それにいなり寿司1個食べ、その食欲には驚きです。
大きくなる予感。
この孫が寝る時、親は添い寝をしません。
エンゾはベビーベットに1人寝かされ、親が頭を撫でている内に寝ます。
途中で起きても余程のことでなければ親は子供のところに行きません。
これはイギリスでは当たり前のことだそうです。
小さい内から1人で寝かせる習慣をつけさせます。
日本とは大分違うみたいです。
あと2週間ほど滞在する予定です。
ちなみにこの孫、私に似ているところが2つあります。
鼻の低さと足の短さ。
可哀想という声もありますが・・・・
清濁併せ呑む
今、書店に田中角栄氏に関する本が多く並んでいます。
田中氏は人間的魅力に溢れた政治家だったと言われています。
私のイメージでは田中角栄氏は「清濁併せ呑む」人だったと思います。
度量の広さ。
それが人間的魅力だったのです。
その「清濁併せ呑む人」の意味ですが、「善いところも悪いところも併せ持っている人」という意味ではありません。
善人でも悪人でも、来る者はすべて受け入れる度量の大きさを表しています。
最近、世の中は、他人に対して寛容のない風潮が広まっているように思います。
小さな間違いをことさら大きく指摘することが正義のような考えがあります。
いかにも「自分は正しい人間なのだ」とあたかも主張しているようです。
勿論、正しい考え方を持ち、それを実践することは大切です。
常に自分の心を高める努力はしなければなりません。
しかし自分と意見が違うというだけで相手を拒否してしまうことは如何なものでしょう。
それではあまりにも狭小です。
会社などでもトップに立つ者は、常に高い見識を持ちながらも、清濁併せ呑む度量を持ち、大所高所から判断する能力が求められます。
最近田中角栄氏が見直されているのは、その度量の大きさに対する憧れがあるからなのかもしれません。
OODA
私は先日知ったのですが、OODAループ理論と言われる意思決定理論があります。
朝鮮戦争時のアメリカの戦略から来た理論ですから、大分以前からあったようです。
従来は意思決定理論としてPDCAと言うのがありました。
PDCAは「P:計画 D:実行 C:チェック A:行動」というサイクルです。
それに対しOODAは、Oが「Observe=観察」、Oが「Orient=方向付け」、Dが「Decide=決心」、Aが「Act=実行」となります。
2つの大きな違いはOODAは観察し方向付けるとことから始まることです。
一方、PDCAは計画して実行します。
サービス業などの現場のことを考えてみます。
PDCAは、前もってお客様の行動などを予測・計画してマニュアルを作ります。
そのため時として現場でマニュアルとは違うことが起きるとサービススタッフは対応できなくなります。
OODAは観察して方向付けることが先にきます。
マニュアル優先ではなく、お客様の行動や好みなどを観察し、方向付けます。
そのため現場にあったサービスができるのです。
またOODAではスタッフ1人1人の現場能力求められます。
結果スタッフが成長できます。
これからOODAループ理論が注目されるのではないでしょうか。
家族
今晩遅くにイギリスから三女家族が到着します。
初めて会う孫も一緒。
三女の家族が来るのを皮切りに、こらからの約1ヶ月間、我が家は賑やかな夏になりそうです。
賑やかどころか大混乱が予想されます。
来月4日から4日間は三女の友人が2人遊びに来ます。
そのあと、私の他の子供家族たちも帰省し、13日から総勢17人(大人10人、子供7人)が同じ屋根の下で暮らします。
その間、私の居場所はありません。
また盆には、私の妹家族5人も栃木から来るので大パーティを開く予定です。
楽しいことがたくさん起きそうな夏。
そんな気がしています。
利口な人
あなたは人から「賢い人ですね」と言われると気持ちがいいと思います。
でも「利口な人」と言われて嬉しいものでしょうか。
利口な人と言われると少し意味が違うようです。
利口という意味には頭がいいということと共に、ずる賢いという意味もあるようです。
賢い人と利口な人は外見わかりませんが、考え方や行動が違います。
全体を見る人と、その場その場の損得を見る人。
自分を抑えて利他を考える人と自分中心で考える利己な人。
そのような違いがあるように思います。
似たような言葉も英語にあります。
cleverとsmartです。
ネットで調べると、イギリスではcleverが賢いの意味があり、smartは狡賢いという意味があります。
アメリカではそれと反対にsmartが賢いで cleverは狡賢いという意味だそうです。
イギリスとアメリカではそれを分かった上で使い分けないとトラブルの元になりそうですね。
どちらにしても狡賢い利口な奴と思われたくはありません。
まだ、馬鹿な奴と思われる方が救われます。
一日一善
今はなぜか聞かなくなった言葉で「一日一善」というのがありました。
「1日に1回はいいことをしましょう」という意味です。
何十年も前に「一日一善運動」というのが日本中で言われました。
これを実行することは結構大変なことです。
善いことを1つすればいいと思っても、そのために1日それを意識して生きていかなけらばなりません。
朝に善いことをしようと思い、1日それを意識して暮らし、夜にそれが出来たかを確認する。
毎日の生活を意識して暮らすことで、結果充実した生活が出来ることになります。
その積み重ねがその人を成長させ、満足出来る人生が築けます。
「一日一善」という行為が習慣化することでその人の考え方が変わり、行動が変わり、結果環境が良くなっていく。
「一日一善」は人のためでもありますが、自分の人間としての成長を高めてくれることになります。
「情けは人の為ならず」に通じるのかもしれません。。
謙虚
人と話をしている時、話をしている最中に割り込んで自分の意見を言う人が時々います。
そうすると、話を遮られた人は感情的に反発したくなります。
先日もそのような人がいました。
その時は感情的にはあまりならず、「そういえば昔の私もそうだったな」と思ってしまいました。
人の話を遮ってまで話そうとする人は概して熱い人です。
そして同時に人の話を聞く耳がふさがっています。
叩き上げた中小企業の社長にはそのような人が多いようです。
自分に自信があり、自分が一番分かって正しいと思っているのです。
そのような会社はその社長の器以上にはなりません。
本当に多くの中小企業の社長がそうです。
逆に言うと、一歩引いて人の話を聞く姿勢さえ出来れば、その他大勢の大きくなれない中小企業の社長から脱却できるのです。
それが出来るかどうか。
謙虚さがあるかないかで決まると私は思います。
ことわざで「謙のみ福を受く」というのがあります。
その通りなのでしょう。
自信の無い若者
最近改めて思うことですが、若い人の中に素直に話を聞かない人が多いように思います。
アドバイスをしても自分の意見を主張します。
自分の意見を持って主張するから大丈夫かなと思って見ているとあまり上手くいかない。
むやみに自己主張する。
その原因を考察してみると、その若者の自信の無さから来るのでしょうか。
小さい頃から、親などの周りから一方的に言われ続けたきた。
結果、自分に自信が持てなくなってしまう。
そして人からの言葉を攻撃と捉え、自然と自己防御をする形が自己主張なのかもせれません。
益々素直で無くなり、自分の殻に閉じこもってしまいます。
これを打開する方法はあるのか考えてみました。
大変難しと思います。
ただ、本人は今の自分のことがわかっていて、変えたいと思っているはずです。
思っていても素直になれない。
これを打開する方法として1つ。
誰かこの人だけは自分のことを分かってくれると思える人を見つけること。
もしもそのような人に巡り会えなければ、本の中にそのような人を見付け出し、その人の本を徹底的に読んでみる。
そして人に知られることなく、コッソリと自分でその人が言っていることをやってみる。
この場合、本人にとっては「人知れず」することが大事だと思います。
変えようとしていることを人に知られるのを嫌がるはずです。
私の近くにもそのような若者がいます。
フォローしてあげたいと思っています。
転機
最近思うことですが、私の周りが大きく変わっているようです。
昨年暮れから今年にかけ、一時、左目の滑車神経がおかしくなりました。
また最近チョットした病気が見つかり8月に手術することになりました。
生活面では、長女の夫がスエーデンに転勤が決まり、長女も来年春に行くまで孫と札幌に来て住むことになりそうです。
また秋には三女家族がスペインに移住します。
その前に家族で日本に一時帰ります。
それに合わせ、私の誕生日の8月12日の翌日に家族全員19名が集まります。
12日は私の退院の日です。
私の意志とは別に私の周りが動いている。
そんな気がします。
私にとって今は、何か新しい転機が訪れているのかもしれません。
そんな思いで、これから起きることを楽しみにしています。
幸せ
幸せそうな人を見て、少しバカにしたように「幸せそうでいいですね」言う人がいます。
「あんたは苦労知らずでいいね。俺は苦労ばかりしているんだ!」という気持ちがあるようです。
幸せな人は本当に幸せな顔をしています。
いつも笑顔で、楽しい話をします。
だからますます幸せが流れ込んできます。
「俺は苦労ばかりしているんだ!」と思っている人は苦労が流れ込んできます。
幸せそうな人の幸せは、与えられた幸せではなく、自分で掴む努力をした結果です。
でも、幸せな人はそれを顔に出しません。
だから勘違いされます。
「幸せは与えられるものでなく、自分で獲得していくもの」
これが分かる人と分からない人でその結果が大きく変わります。
浅草寺
昨日、上京しました。
今日から2日間開催される盛和塾世界大会参加のためです。
第1日目の今日は参加しますが、残念ながら明日は予定が入っているので明日の午前中に帰札します。
昨日上京し、高校生時代の友人と旨い酒を飲みました。
そして宿泊はいつもの浅草のホテル。
早朝、参拝客の少ない浅草寺と浅草神社に参拝しました。
浅草寺は母が信仰していたお寺です。
お参りすると、いつも母の顔が浮かびます。
さあ、今日も頑張るぞ!
永六輔さん
永六輔さんが亡くなられました。
私の学生時代から今まで多くの影響を受けた人です。
浪人時代、勉強しなければならないのに深夜に永さんの「パックインミュージック」を聴いてました。
この番組で色々な豆知識を得ました。
「井の中の蛙大海を知らずの」や「沈黙は金なり」等の「ことわざ」の本当の意味を永さんの話で知りました。
そして、そこで得た豆知識を友人に披露し、得意ぶっていた事を思い出します。
永さんは数多くの歌の作詞を書きましたが、ある時からピッタリ止めました。
そのあとは俳句の世界に入って行きました。
少ない言葉で全てを表す俳句の方が作詞より魅力があったようです。
そんな話もラジオで聴きました。
今、テレビでは日本の高い技術や文化を見直し、「世界に誇れるモノ」として流しています。
永さんは日本の伝統技術や芸能に対して造詣が深く、何十年も前から地方にいる技術者を探し出し、埋もれている芸能を堀起し、紹介してきました。
1日に何十枚もハガキを書いていたという話も聴きました。
多くの事を学びました。
少し寂しいです。
ご冥福をお祈りいたします。
鳥井信治郎さん
日経新聞の朝刊に新聞小説が掲載されています。
7月より伊集院静さんの「琥珀の夢」という小説が始まりました。
サントリー創業者の鳥井信治郎さんの物語です。
その小説で興味深い事が書かれていました。
鳥井信治郎さんは大阪で寿屋洋酒店を経営していました。
その鳥井信治郎さんとの出逢いにより大きな影響を受けた人。
それが松下幸之助さんでした。
幸之助さんがまだ五代自転車店の小僧の時、その出逢いがあったとこの小説で書かれています。
読んだ人もいるかと思いますが少し紹介します。
幸之助さんは生涯、鳥井信治郎氏との出逢いを忘れる事はありませんでした。
生涯、鳥井信治郎さんを商いの先輩としてばかりでなく、その人柄に魅了され、尊敬し続けました。
鳥井信治郎さんが亡くなって19年後、サントリーの工場内に鳥井信治郎さんの銅像が完成し、その除幕式が行われることになりました。
その招待状は幸之助さんのところにも届きました。
この時、幸之助さんは87歳。
体調を崩し、公の場にほとんど出る事はなかったそうです。
出席は無理かと思われる中、その幸之助さんが「喜んで出席させていただきます」と返事を出します。
幸之助さんの体調がすぐれなく、欠席かと思っていたサントリー本社は驚きました。
そして誰よりも驚いたのが、当時のサントリー社長の佐治さんです。
鳥井信治郎さんと幸之助さんのことは知っていましたが、「そこまでオヤジのことを・・・」
当日、サントリーは幸之助さんを受け入れるため万全の態勢を取り、佐治社長が自ら幸之助さんを出迎えました。
事前の打ち合わせで、幸之助さんが望んでスピーチをしたいと申し出がありました。
壇上に立った幸之助さんは鳥井信治郎さんとの出会いからの思い出話を語りました。
会場はシーンとしてその話に聞き入りました。
佐治社長はそのスピーチに感激し、大粒の涙を流したそうです。
佐治社長はその日の幸之助さんの恩義を忘れませんでした。
幸之助さんの葬儀の時、佐治社長は自らその棺を抱えたそうです。
鳥井信治郎さん、松下幸之助さん、そして佐治敬三さん。
また鳥井信治郎さんとつながりの深いニッカ創業者のマッサンこと亀山政春さん。
人の出逢いは世の中の大きな物語を作り上げる。
そんな思いで読みました。
話し方
少し前、ある落語家が浮気をして、それが発覚し、週刊誌に掲載されたことがありました。
その落語家がテレビの前で釈明会見をした時、印象に残った話です。
「『マスコミから叩かれたのは身から出たサビ』と奥さんに言ったら、奥さんは『サビも味のうち』と言われた」と話していました。
奥さんが本当にそう言ったのか分かりませんが、「上手いこと言うな!」と思った人も多かったのではないでしょうか。
本当にそう奥さんが言ったとすれば、その機智の素晴らしさもそうですが、本当は許せない旦那に「逃げ道」を作って上げた。
そのように私は思いました。
相手に非がある時、感情のあまり、逃げ道を塞ぐような、そして相手を追い詰めるような話し方をする人がいます。
そうすると人は反発してしまいます。
間違えたと反省するより、反発する気持ちの方が大きくなります。
これは仕事の上でもそうです。
相手が「素直に間違えた」「やり直そう」と思わせる感情を抑えた話し方。
これが上に立つ者に求められる能力です。
先ほどの落語家の奥さんは、良き上司の素質がありそうです。
本気でお店創り
今日から「本気でお店創り」という講座を8月まで5回にわたり開講します。
会場は「ふうしゃ」というカフェを19時からお借りします。
先月まで大通高校で開いていた「自分の会社創り」という講座の続きのような位置付けで、それの実践編です。
今回の講座を契機に実際にお店を開業する人が出てくる。
そうなれば嬉しいです。
もしも実際に開業する人がいれば、私も全力で応援・支援していきたいと思います。
今日、どのような人が参加されるのか。
楽しみです。
体温上昇
先日、病院である検査の為、朝昼晩定期的に体温を測りました。
そうすると36.2度から36.8度でした。
これは平熱と言われる体温です。
ところが私は普段35.5程度なので、これは1度ほど高くなっているのです。
驚きました。
体温が36度台以上ないと抵抗力が低下し、基礎代謝も低くなり、太りやすいと言われていました。
その為なんとか体温を上るよう努力したのですがなかなか上がりませんでした。
それがいつの間にか高くなっていたのです。
考えられる理由は1つ。
朝食を食べなくなったことしかありません。
今まで習慣的に食べていた朝食は無理に食べなくなりました。
食べてもライ麦パンを1枚程度。
(ただし旅行行ったらしっかり食べます)
結果、若干体重も下がりましたが、体温が高くなったことは驚きです。
食事の量も全体的に低下しているようです。
食事量が減っているのは年なので、いいことだと思っています。
これからは頭が健康であるよう努めます。
握手
昨日、帯広で稲盛和夫さんの「市民フーラム」があり、そのお手伝いのために私も帯広に行ってきました。
来場者は会場がイッパイになる1500名ほど。
帯広市民ばかりでなく、札幌など周辺の街からも多くの人が参加していました。
市民フォーラムの後、帯広の北海道ホテルの中庭で懇親会が行われました。
稲盛さんを中心に盛和塾の人達が100名ほど集まり、十勝のブランド牛である豊西牛のステーキやローストビーフなどの料理がいっぱい出ました。
それに盛和塾メンバーである、お菓子の柳月さんからは特製の「ケーキ」に「ぜんざい」が出されました。
その懇親会の席で柳月の田村社長と話すことが出来ました。
その時の話を少し紹介します。
田村社長は常に道内にある柳月の店を回っています。
私が住む札幌琴似にあるイオンの柳月でもお会いしたことがあります。
田村社長は各店舗を次から次と回るため、1店舗あたり10分程度しか滞在できないそうです。
主にお客様目線で店内を見て、お菓子の並べ方などを指導します。
そして最後に必ず店員さん全員と握手するそうです。
ポイントは相手の手をグッと自分の胸の方に持ってきて「ありがとう」と言いながら握手するのです。
この握手の効果はとても高いそうです。
若い女性店員さんの中には感激のあまり泣く人もいるそうです。
会社の忘年会などでも全員と握手すると言っていました。
お酒を注いで回るより時間がかからない上に、社員との一体感が感じ取られるようです。
この握手するというコミュニケーションは「稲盛さんの行動から学びました」と言っています。
確かに稲盛さんは多くの人と握手しています。
私も握手したことがあります。
とても感激しました。
稲盛さんの手はとても柔らかい手でした。
田村社長とも握手したのですが同じように手が柔かったのが印象的でした。
社員と握手するということは日本の会社ではあまり一般的でないかもしれません。
でも「ありがとう」の感謝を伝えるにはとてもいい方法です。
とても有意義な田村社長との話でした。
アンケート
先週、私が受け持ったある講座が終わりました。
8回にわたり起業するための準備を中心にお話ししました。
その最終日に教室で感想のアンケートを書いて頂き、そのコピーが先ほど事務局から送られてきました。
それぞれのアンケートを見てみると、多くの方は満足頂いたようですが、お一人だけ感想文を手紙にして後日郵送されて来ました。
読んでみると大変ご不満だったようです。
厳しご意見がありました。
いつも満足していただくアンケートが多かったので、正直これほどのご意見をいただくのは驚きでした。
しかし真摯にこのご意見を受け、今後の活動に生かしていきたいと思います。
ただ残念なのは、誤解されていることが多かったことです。
稲盛和夫さんや斉藤一人さんの考え方を話したのですが、それが宗教的であったとか、私が主催する「身丈会」という勉強会の紹介したことが自分の事業に勧誘しようとしていると思われたことです。
本当に残念です。
私の言動に問題があったのでしょう。
少し落ち込みます。
来週からまた別の講座が始まります。
今回のご意見を十分に踏まえ準備していきます。
ボケ防止
最近、モノや人の名前が思い出せない。
老化であることはわかっているのですが、同時に認知症の初期症状か!と考えてしまいます。
つい認知症防止の情報に目が行き易くなりました。
私の趣味はサックスであり、帆船作りです。
共に指を使います。
この文章もパソコンで書いていますから、日頃から指は使います。
指を使うと認知症防止になると聞きます。
それでも物忘れが進んでいるように思うのです。
先日テレビで瀬戸内 寂聴さんのインタビューが流れていました。
90歳を過ぎて体は弱っていますが、頭はしっかりしている。
「すごいな」と思って聞いていると、寂聴さんの好きなことの第一は「書くこと」だそうです。
死ぬ時は机に向かってペンを握りながら死にたいとも言っていました。
ネットで調べてみると、書くことは認知症防止にとって一番効果があるとのことです。
色々なことを考え、想像して構想を立てます。
その構想に基づいて文章を組み見立てていきます。
そしてペンを指に握り、原稿用紙に書き上げていく。
それがいいのだそうです。
寂聴さんはそれそのものを実行している。
なるほど!
となれば私も、せめてこのブログだけでも毎日書き続ければ認知症防止になるかも。
そう思い立ちました。
書くことは誰のためでもなく自分のため。
そんな風に思うことにしました。(読まされている人は迷惑な話ですが・・)
退院
検査入院も終わり、今日退院です。
「健康は健康な人にはわからない」
そんな言葉も少しわかった気がする入院でした。
それにしてもたった3日間の入院でしたが早く家に帰りたいという気持ちが高まりました。
することがが制限される生活。
長い入院生活されている人の気持ちを考えると、「頑張れ」という思いしかありません。
「健康の大切さ」を改めて考えさせられました。
本番は8月です。
あと1カ月と少し。
するべきことは済ましておきます。
10月には「スペイン旅行」
大丈夫だろう!?
入院
検査のために昨日から入院しています。
現在はいたって健康なので体を持て余しています。
退院は明日です。
入院は26歳の時盲腸で入院した時以来。
それにしてもすることが限られており、不自由この上ない。
幸いにも個室に入院しているので、周りに気を使うこともないのがありがたい。
本格入院は8月です。
それまでにすることが沢山あります。
やることが沢山あるということが、そしてそれが出来ることが幸せである。
たった2日間の入院しかたっていませんがそう思います。
番屋で遊ぼう会
先日の土曜日、銭函にある番屋で「番屋で遊ぼう会」を開きました。
当日は朝から雨でどうなるかと思ったのですが、15時頃から回復し、時折太陽も出てくれました。
幹事である私は16時30分頃到着。
開始は17時からと伝えていたのですが、2時間前からすでに来られている人も多く、すでに宴席は始まっていました。
この会は今回で何回目になるでようか。
その度に多くの人が集まって頂いています。
今回も25名ほどの人達と、夜の22時頃まで宴会は続きました。
私も参加された方々に感謝しながら大いに楽しみました。
北海道起業メンター協会
先日の水曜日に2回目の「北海道起業メンター協会」の「マッチング会」がありました。
メンターが3人、起業経営者が5人が参加し、前回より突っ込んだ話ができたと思います。
経営者にとって大事なのは第一に営業です。
先日の「マッチング会」では起業経営者の現在の営業状態を話してもらいました。
それに対してメンターからより効率の良いアドバイスを受け、今後の方策などが話されました。
また起業したばかりの経営者は一人社長、また少人数の社員と仕事をしているので、監視されることもありません。
時として怠け癖が出ます。
それを抑えるためにも、月に1回の「マッチング会」で継続的に営業状況を確かめ合い、1カ月の営業行動の結果報告をします。
「マッチング会」ごとに自分をチェックすることができ、結果、経営者本人の営業意識が育成され、それが会社の業績向上に繋がる。
それが目的です。
この「マッチング会」は異業種交流会ではありません。
メンターを中心に参加者同士互いに考えアイディアを出し、各会社の業績向上が目的です。
次回は7月27日水曜日です。
まだ少しの起業経営者の受け入れはできます。
参加したい思われる経営者はどうぞ申し込みください。
会費は1000円です。
アイディアを発見する
ビジネスのアイディアを見つけるのは「発明する」より「発見する」ことです。
「発明しよう」とするからいつまでもアイディアが手にすることが出来ません。
アイディアのネタを「発見する」ために常にアンテナを張り続けることが大切です。
機会やモノ、人との出会いは意識というアンテナに引っかかってきます。
意識の度合いが強いほど強力なアンテナが張れます。
これは私の経験から得た実感です。
自然災害と日本人
今、九州を中心に大雨が降り続いています。
ついこの間、熊本では大地震があったばかりです。
5年前には東北の大地震。
大災害が続きます。
これから日本は地震が増えると言われ、南海トラフ大地震、東海地震が予想されています。
過去、日本は自然災害の繰り返しの歴史があります。
しかしその度に立ち上がり、今の日本を作り上げてきました。
打ちのめされ、それからの復興。
それを延々と繰り返してきました。
その度に日本人は日本人としての思考や感性が生まれ育てられてきた。
私はそのように思います。
大災害にあっても略奪行為もなく、日本人は皆共に協力的で建設的です。
それが海外では素晴らしいとして賞賛されていますが、それは過去の辛い自然災害の結果生まれてきた連帯感なのかもしれません。
毎年来襲する台風や火山や地震の不安が常の伴う国、日本。
それは逃れようのないものです。
人間の力では防ぎようのない自然災害。
それを受け入れるしかそこに住むことができない
それが日本です。
その土地の厳しさが人を育てるのです。
これからも大きな災害が起きるかもしれませんが、その時こそ日本人らしい力を見せ克服していく。
そんな風に思っています。
日本人は打たれ強いのです。
家族
先日の日曜日は父の日。
子供達からプレゼントやカード、メッセージをもらいました。
カードやメッセージはいいのですが、プレゼントをもらうと、親としては「そんなお金使うことないのに」と思ってしまいます。
そんな子供達が今年の夏に家族を連れて皆が札幌に集まります。
その中に、まだ会ったことのない孫も2人います。
私たち夫婦をいれて総勢19名。
近くに住む娘夫婦を除いても17名がしばらく我が家で生活します。
寝る部屋はなんとかなりますが、食事、洗濯、風呂の段取りなど、諸々の準備が大変。
冷蔵庫は大型のものを買う予定です。
3女の家族はイギリスから今度スペインに移住します。
長女の旦那はスエーデンに転勤になり、家族でスエーデンに行くようです。
それぞれが自分たちの生活をし、それぞれの道を歩んでいきます。
子供達家族全員が揃うのは、きっとこれが最初で最後でしょう。
今年の夏。どんなことになることやら。
今から楽しみです。
セコイ
「セコイ」という言葉が東京都知事の「事件」でクローズアップされています。
「セコイ」という言葉は卑しい、ずるい、ケチという意味です。
そして、そうする人は自分の利益のことだけを考える人です。
似たような言葉に「節約」があります。
2つの違いとして「節約」には自分の欲望を抑える行為が伴います。
欲望のままにお金を求めるか、欲望を抑えてお金を残すか。
それが違いでしょう。
先日の新聞の記事で、「ふるさと納税」の返礼費用が納税金額の平均4割、多いところでは7割になると書かれていました。
本来、「ふるさと納税」はその地域を応援するために納税するものです。
受けた地域は「ありがとうございます」という気持ちでお礼の品物を送る。
それがエスカレートして、今は「豪華なお礼」を目当てに納税するようになっています。
ある雑誌では各自治体が出している「豪華なお礼」の比較をしていました。
「ふるさと納税」の本来の意味が失われてきています。
受け入れる自治体にも問題がありますが、納税者もセコイ。
「粗にして野だが卑ではない」
明治にの実業家石田礼助の言葉が頭に浮かんできます。
心の石を磨く
今朝の新聞やテレビの報道でイチローが日米通算4257本のヒットを打ったとのニュースが流れています。
嬉しい限りです。
毎日新聞に野球「侍ジャパン」の監督である小久保さんの話が載っていました。
それを紹介します。
「1995年にパ・リーグの本塁打王になった時、勘違いして、てんぐになった。
そのため翌96年のシーズンに入ると成績は散々。
一方でイチローは3年連続の首位打者にばく進していた。
その年のオールスターゲーム、外野を2人でランニング中にイチローに聞いた。
『モチベーションが下がったことないの?』
するとイチローは私の目を見つめながら『小久保さんは数字を残すために野球やっているんですか?』と言った。
『僕は心の中に磨き上げたい石がある。それを野球を通じて輝かしたい』
自分はなんと恥ずかしい質問をしたのかと、顔が赤くなった。
彼の一言で『野球を通じて人間力を磨く』というキーワードを得た。
それ以来、イチローと食事に行く時は手帳を横に置いて、気になった言葉をメモしている。
例えば『準備の準備』という言葉。
準備に入る前に、その準備をする。
それほど自己管理が徹底しているからこそ、レギュラーでなくなった今でも、パッと試合に出た時にあれだけ打てる。
試合に出て当たり前だった選手が出られない葛藤は計り知れないはずだが、それでも準備を怠らない。」
そして小久保さんは次のように言っています。
「人間は『この人には勝てない』と思った時に初めて謙虚になれる。
イチローは2歳年下だけれども、私にとってそういう存在だ。」
年下のイチローの言葉を素直に聞き入れた小久保さんもすごいと私は思います。
だからこそ侍ジャパンの監督に任命されたのでしょう。
この小久保さんの言葉、私の「銘肝録」に書き入れておきます。
それにしてもイチローの「心の石を磨く」という言葉、稲盛さんが言う「魂を磨く」という言葉。
同じことです。
改めて感じるものがあります。
税務申告
今日税務申告してきました。
税金を払うということは社会貢献になります
その意義を感じることが大切だと思っています。
稲盛和夫さんの市民フォーラム
稲盛和夫さんの「市民フォーラム」が来月4日帯広で開かれます。
「市民フォーラム」は1年ほど前に一旦終了したのですが、各地からの要望で再開されることになったようです。
札幌の仲間と共に手伝いを兼ねていく予定です。
また、もうお歳で、今年は海外の盛和塾に出席する予定はなかったのですが、中国の経営者から熱烈な訪問の要望があり、9月に中国瀋陽で盛和塾が開かれ、稲盛さんが行くことになりました。
体調によっては稲盛さんが直前に参加できなくなることもあるのですが、それを承知での参加者募集が始まりました。
私も申し込みしましたが、定員100名ということで抽選になりそうです。
どちらにしても今年84歳になっても尚、中小企業経営者の教育に力を注ぐ稲盛さん。
頭が下がる思いです。
自己判断
先ほど車に乗っている時の事です。
赤信号で信号待ちしている時、小さな女子を連れたお母さんが青信号が点滅し出した道路を子供の手を引っ張って横断しました。
道路の真ん中ぐらいで赤信号になっています。
走って渡りました。
それを見て「自分の子供を殺す気か!」と言葉に出てしまいました。
赤信号を渡った今の事を言っているのではありません。
近い内にその女の子が1人で横断する時、お母さんに教えられたように信号が点滅しても渡ってしまう恐れがあります。
結果、交通事故にあう可能性があります。
「赤信号はもちろん、信号が点滅したら横断しない」と教えなければなりません。
聞いた話ですが、子供と年寄りに交通事故が多いのは理由があるそうです。
横断する時、共に車の遠近感が若い人と違っているそうです。
遠近感がよく分からず、大丈夫だと判断して飛び出し、車にはねられるのです。
自分の行動によって、他の人が影響を受ける。
特に親子なら尚更です。
先ほどのお母さんも分かって欲しいものです。
高齢化社会
歳をとると、最後の時の覚悟について考えます。
どう死ぬかを考えます。
先日、日経新聞に「望まないケア意思表示」という表題で、これからの日本の高齢化社会について書かれていました。
その中に65歳以上の認知症患者は9年後の2025年に約700万人。
高齢者の5人に1人が発症する。
介護人材は2035年には68万人不足するという予想数字が算出されています。
その記事の中に国際医療福祉大学の高橋教授の興味ある話が載っていました。
「現在の介護施設側は明治・大正時代型のサービスを続けている。
自ら食べれなくなった人に食事介助で食べさせる。
飲み込めなくなったら直接栄養を入れる胃ろうをつくろうとする。
今はそれも変わろうとしている。
そのような事を望まない人は『食事介助はいらない』『延命治療はいらない』と声を上げなければならない。」と述べています。
教授は1990年代に北欧で現地調査した時の事も述べています。
「当時すでに、介護施設に寝たきりの高齢者はほどんどいなかった。
自分で食べれなくなったら死ぬという考えが広がっていたから。
その代わり、高齢者が食べ物を飲み下す事を訓練し、トイレに連れて行く。
これらが自力で無理になったら自然な形で看取る。
高齢者は寝たきりになる前に、静かに息を引き取って行く」
これから日本にも、この様な考え方を広め、仕組みを変えていく事が大切だと思います。
私たち夫婦も既にお互い延命治療拒否を言い合っています。
だから動けるうちに楽しい事をたくさんしています。
これからも。
今の世界の流れ
最近、新聞やテレビを見ていると世の中、日本中、世界中が異次元の方向に大きく向かっているような気がします。
決していい方向ではなく、不安な方向です。
何が原因なのでしょうか。
「100匹目の猿」現象が頭に浮かびます。
これは何年か前、船井幸雄さんも本で紹介したことです。
宮崎県の幸島にいる猿の1頭がイモを洗って食べるようになり、それが100匹を超えた時、その行動が群れ全体に広がり、そしてそれが大分県高崎山の猿の群れでも突然この行動が見られるようになったというストーリーです。
現在はこの現象はオカルト的として無視されています。
ただ、今更それを再度言うつもりはありませんが、世界中が同じような風潮になっているのを見ると「そんなこともあるのかな?」と不思議な気がします。
世界中で起きている流れでを見ていると、共通しているある要因があるように思います。
それは「貧富の格差」ではないでしょうか。
国同士、またその国の国民の中でそれがあります。
「頑張ったから裕福になれたのであり、貧乏なのは頑張らなかったから」という論理はもう説得がありません。
過去の世界歴史の中で、栄えた裕福な国が近隣の蛮族に征服されていきました
これも1つの格差の解消行為だったのかもしれません。
この現代にそんことが別な形で行われようとしている。
そんな不安が湧いてきます。
芸術家サロン
先日、東京の知人が来社されました。
その時、女性画家を連れてこられました。
その女性はお若いのですが、道展(北海道美術協会)の会員です。
いろいろ話をしていくうちに、道内の画家は画家だけで食べている人が少ないということが話題になりました。
実際に道内に絵画が分かり、その画家の絵が欲しいと思う人がどれほどいるでしょうか。
油絵の価格は1号(22.1センチ×16.6センチ)の大きさで額代も入れて最低でも5万円です。
一般住宅に今に飾る適当な大きさの6号で30万円。
そのお金を出して絵を買う人が北海道にどれほどいるでしょうか。
それほど多くはないはずです。
それでも必ずいるはずです。
それではその人がどこにいるのか。
出会いの場が大切だと考えます。
私が提案したのは、画家等の芸術家達と彼らを支援してくれる人達のサロン作りです。
ある程度購入してくれる所得の高い人達の集まりを作り、交流の場を作るのです。
それにより、個人的の支援してくれるパトロンができるかもしれません。
ここで必要なのはその支援者集めです。
それには画家たちがその気になって依頼していかなければならないのです。
問題は画家たちはそのような意欲はないことです。
芸術家という孤高精神が強すぎて、依頼することが苦手なのかもしれません。
生活の糧を得る行為と芸術を結びつけるのはタブーなのかもしれません。
もしもそのようなサロンが出来たら私も参加して好きな画家を支援応援したいと思います。
ニュース
今、ネットニュースで北海道大沼の山林で行方不明になっていた男の子が見つかったと流れてきました。
ほとんどの人たちが絶望視している中での嬉しいニュース。
思わず涙が出てきました。
それにしても28日から1週間、よく頑張ったのだと思います。
7歳の子供がクマも出るかもしれない山中で、どのように生き延びたのか。
本当に嬉しいニュースです。
働き方
日曜日の日経新聞に「働き方改革に終わりなし」という題で、ユニクロの柳井会長の言葉が掲載されていました。
柳井さんという経営者は以前から私が好きな経営者の1人です。
働くことについて次のように語っています。
日本の社会は「働くということ」について真剣に考えていなかったと思う。
大学までの教育は知識を詰め込む暗記型が中心だが、社会が求めるのは、現実の問題にぶつかった時に過去の知識も踏まえて臨機応変に対応する力であり、知識を応用して実行する力だ。
今の若者は会社に入るまでのことしか考えていない。
当社は12年から大学1年生にも内定を出しており、累計100人に達した。
この制度を導入したのは、社会に出てから求められる理解力や判断力を身につけるために、大学時代にどのような勉強をしなければならないのかを早くわかってもらうため。
(山地の私見:1年生から内定を出すことは、極端な「青田刈り」となり、問題があるのかもしれませんが、ただ漠然と勉強するより、勉強の意味を知って勉強する方が身になることは確かです。)
また仕事についても言っています。
社員に「明日の仕事を今日やれ」と言っている。
本当の仕事は明日何が起きるかを予測し、そのための準備や計画を明日までにに間に合うようにしておくことだ。
それ以外は作業だ。
作業だと毎日の繰り返しになってしまい、会社は変わることができない。
この柳井さんの新聞記事。
スクラップしておきます。
専門職大学
今日の朝刊に「専門職業大学」を制度化するという答申がなされたという記事が掲載されていました。
「やっとできたか!」という思いです。
今のところ観光やIT,農業などの分野で考えられているようです。
まだこれからというところでしょう。
今後は日本の伝統工芸技術に携わる人材を育成すること。
また、土方・大工と言われる肉体労働者に対する低い評価も見直される機会になればと思います。
専門学校の大学化に伴い、多くの技術分野での専門学校設立も増える思います。
「専門職大学」という制度が「技術国日本」の支えになっていくと信じます。
4つの切り口
私は今、札幌の大通高校で週に1度「自分の会社創り」という講座を担当しています。
この講座には社会人と高校生が参加しています。
先日の講座では各自に自分が創りたいと思う「会社の業種」は何か考えてもらいました。
社会人と高校生が混ざって3つのグループに分かれ、その中で互いにアイディアを出してもらいました。
喫茶店やイタリアンの店、ネット販売などが出てきましたが、それがどういう店や会社なのか。
それがなかなか出てきません。
まだ本当に「したいもの」が見つからないからなのでしょう。
例えば「◯◯屋さんをしたい」と思ってもどのような営業をしたいのか。
「業種」は出てきますが「業態」が出てきません。
それでは前に進めません。
その時、目安になるのが4つの切り口です。
「モノ」「ワザ・スキル」「知識・情報」「場」
この4つの内、何を売るのか。
喫茶店でも「モノ」としてコーヒーを売るのか紅茶かまたは日本茶や中国茶。
「ワザ・スキル」としては、優秀なバリスタの技術を売り物にするのか。
「知識・情報」として同じコーヒーでも世界中のコーヒーを売るのか。それとも産地に特化しするのか。
「たまり場」として「場を提供するのか。
この4つの切り口で経営を考えると、具体的な運営の姿が見えてきます。
次回の講座ではこの点を具体的に説明していきたいと思っています。
琴似神社春祭
今日5月27日は琴似神社の春祭です。
朝から出店が並んでいます。
春祭が5月27日になった理由は、屯田兵が西南の役から帰ってきた日だと聞いています。
ネット情報によると屯田兵は、西南戦争、日清戦争、日露戦争に参戦しています。
西南戦争では、琴似屯田兵の多くが仙台藩、会津藩、亘藩の士族出身が多かったため、戊辰戦争の敵だった薩摩士族を相手とするこの戦いには奮い立ったそうです。
しかし、上官や将校は黒田清隆を中心とする薩摩閥が占めていたため戦意が乏しかったようです。
戦死者は1名だったと言われています。
歴史を感じます。
他力本願経営
札幌市は2026年冬季オリンピックを札幌に誘致しようと思っているようです。
その経済効果が昨日報道されました。
道内では8,850億円、札幌市内でも6,447億円だそうです。
「経済効果高いから誘致すべき」の意向のようです。
これは北海道経済界の考えでもあるのでしょう。
私はこの話を聞くと「またか!」と思ってしまいます。
北海道は北海道開発庁があった時代の他力本願的な経済からまだ抜け出していないようです。
自力で何かを作り上げるより、「他所から引っ張ってくる」「他所からお金を出してもらう」発想から抜け出していないよいうです。
北海道新幹線もそうです。
経済効果が高いと謳いながら引っ張ってきて、開業後はその収益予想の赤字の大きさに驚いています。
土木・建築を中心として発展してきた北海道経済にとって、新幹線やオリンピックはとの時だけの格好の商売のネタでしかありません。
開業後のこと等は考えていないように思います。
私も経営に携わってきた者として、また起業を支援する者として、北海道経済を活性化するためには喜んで協力します。
でも、それは創意工夫をし努力して作り上げるモノでなければ本物ではありません。
「他力」から抜け出さなければ「自力」が生まれてきません。
早くそうなってほしいと願っています。
ipad pro9.7
ipad pro9.7を買いました。
これまでは初代のipadを使っていましたが、さすがに不便になり買い替ることにしました。
その初代ipadは昨日ビックカメラへ持って行き買い取ってもらいました。
価格1350円。
安いけれど捨てるよりいいか。
そんな気持ちでした。
新しいipadと一緒にApple Pencil も購入。
手書きでメモを書き、それをメールで送ることもできるようです。
これからはipadを手元に置き、いろいろなことやってみようと思います。
絵も描いてみようかな?
無声呼人
今朝のYahooニュースの中に福寿園会長の福井さんの話が載っていました。
福寿園はサントリーの伊右衛門というお茶で知られていますが、226年も続くお茶の老舗です。
福寿園は店を事業という考えではなく、家業という視点で経営されてきたそうです。
福井さんの話の中で「なるほどな」と思ったのが「無声呼人」という福井家家訓です。
商売はバナナの叩き売りのように大声で売るのではない。
良いものは自然と売れていく。
逆に言えば、徳を積むこと、自分を磨くことによって人が集まる。
お金を儲けるというより、商品にも徳や品格が必要であり、それがあれば、自然と商売は成り立つという意味だそうです。
安売りではなく商品価値を高めることの重要性を示しているのです。
日本の経済はまたデフレになりつつあるようです。
しかしその中でも自社の商品価値を高める努力。
それがトップの責任なのでしょう。
自分の顔
先日、街を歩いていたら、一緒にいた妻が、「前を歩く女性はバレーの経験ある人だよ」と言います。
なぜ分かるのかその理由を聞くと「姿勢が良く、それでいて足が少しガニ股に歩くのはバレーをしている人特有な歩き方」なのだそうです。
娘たちがバレーを習っていたので、その先生達の立ち姿から知ったようです。
踊りをする人は姿勢がいいとか、野球をしている人は利き腕が長いと言われます。
その人の姿や身体的特徴を見て、何をしてきた人かある程度想像できます。
顔もそうです。
仕事の内容によって、身体的な違いは出てきますが、その人がどのような思い、考えで生きてきたか。
その結果は顔に出てきます。
昔、「男の顔は履歴書」という映画がありました。
また、アメリカのリンカーン大統領は、「男は40歳になったら自分の顔に責任を持たなくてはならない」と言ったそうです。
その人の経験してきた生き様は顔に出て来るのでしょう。
さて、私はどうなのか。
気になります。
幸せ
昨日、チョットしたことで落ち込みました。
その原因は誰のせいでもありません。
何気なく言われた言葉が響いたのですが、言った本人は何も悪気はなく話していたはずです。
ただ、受けた私が勝手に落ち込んでいるだけなのです。
その様に人の心は弱いものかと改めて思います。
そして人の幸、不幸も自分の気持ちでしかないのです。
人と比べるものではないのです。
私の周りには沢山の幸せがあります。
たとえそれが小さなものであっても、それを感じ取れる心が大切です。
小さな幸せを感じれる心が豊かな気持ちにさせてくれます。
それだけでも私は幸せなのです。
北海道起業メンター協会「マッチング会」
昨夜、「北海道起業メンター協会」の初めての会合「マッチング会」が開かれました。
協会の設立の目的は「起業の成功率を高める」です。
リスクを負い、折角起業しても3年後の生存率が30%と言われる起業の実態があります。
なぜそれほど失敗するのか。
多くは独断で進めてしまった結果です。
なぜ独断で進めたのか。
それは相談する人がいなかったからです。
経験豊富な先輩経営者の話を聞く機会がなかったからです。
その様な状況を改善しようとしてこの勉強会を始めました。
昨夜は起業メンターとして4名、起業経営者が8名の人が集まりました。
はじめに各自の自己紹介の後、起業経営者からの質問。
その質問に対して、4人のメンターはそれぞれの経験をふまえ、具体的に応えていきました。
4人のメンターは経営経験が違うので、やり方は違いますが、考え方は同じです。
参加された起業経営者がこのアドバイスを仕事に生かしてもらえれば嬉しいです。
次回は来月22日に開きます。
より突っ込んだ勉強会になっていきそうな予感がします。
社長という仕事
昨日勉強会がありました。
稲盛さんのビデオを見て討論する勉強会です。
その中で心に残る言葉がありました。
「採算は良くても悪くてもリーダーの毎日の意思と行動と生き様の結果である」
「社長は個人の時間があってはならない。
常に会社のことを意識し考えていなければならない。
会社のことを意思するのをやめた時、会社は意識を失ってしまう。」
社長という仕事は厳しいものです。
「ツイている」シール
先日「ツイている」シールを手に入れました。
このシールは小樽の菓子メーカー「ルタオ」の親会社である「壽城」という菓子メーカーの社長が広めているものです。
「ルタオ」の「ドゥーブルフロマージュ」というチーズケーキはとても有名です。
「ルタオ」の運営会社は株式会社ケイシイシイという会社で「壽城」の子会社18社の1つです。
その社長である河越氏が高校の後輩である渡部訓久氏が考案したこのシールを広めたのです。
「ツイている」と唱えれば運が良くなるというのは斎藤一人さんと同じ考え方です。
私も益々運が良くなりそうです。
さて、これから周りの人にこのシールと運を分けて上げましょう!
大善は非情に似たり
昨夜から蜷川幸雄さんという演出家が亡くなったというニュースが流れます。
それと同時に多くの役者さんやタレントさんたちが心底その死を悼んでいるメッセージが出されています。
蜷川さんは多くの優秀な役者さんを育ててきた演出家として有名です。
その指導方法は「鬼の演出家」「灰皿を投げる演出家」と言われてる程の厳しいものがあったそうです。
それでも役者さんたちから慕われている。
厳しさの一面、他では溢れるばかりの愛情があったのでしょう。
憎まれて当たり前の指導方法でありながら、多くの人に慕われているのはその人間性に惹かれているのでしょう。
経営者の中でも部下指導で厳しい経営者はたくさんいました。
その指導のおかげで育った人材はいかに多くいたことか。
いつも言っていることですが「大善は非情に似たり」という言葉が頭に浮かびます。
北海道起業メンター協会「マッチング会」
以前にもお知らせしました北海道起業メンター協会の初めての「マッチング会」を開きます。
今月の17日火曜日18時30分。
場所はヤマチオフィス(札幌市西区琴似2条4丁目ヤマチビル2階)です。
この協会は経営コンサルタントの朝岡さん、クロッカス北海道ビジネスサポートセンターの運営者であり、インキュベーションマネージャーの吉澤さんと設立しました。
「マッチング会」は異業種交流会ではありません。
起業した会社がより成長するために、先輩経営者からアドバイスをもらい、経営に生かしていくことを目的としています。
多くの起業経営者の参加をお待ちしています。
朝岡さん、吉澤さんのFacebookでも紹介されています。
乗車マナー
テレビのニュースで乗車マナーのことが流れていました。
以前は床にベタ座りしていた高校生や、足を通路に投げ出して座っている人が多かったのですが、最近は少なくなったように思います。
ただ背中にザックを背負ったまま、混んでいる電車に乗り込んで、平気でいる人が多くなったように思います。
混んでいる時はザックを下ろして手に持っているのがマナーだと思います。
背の高い若者がザックを背にしていると、ザックが私の顔に当たってきます。
そのような時、私は注意するのですが、注意する前に気付かないものなのか!
人に迷惑をかけないようにする気配りが欠けている。
想像力の欠如にも原因があるかもしれませんね。
貯え
今朝、妻から聞いた話です。
妻が30歳代の頃、知人から「収入の半分を貯める」ことを勧められたそうです。
どのように環境が変わろうと、それだけの貯えをしておけば安心なのです。
また収入の半分で生活すると質素に暮らせます。
私たちには子供が5人います。
妻は「将来子供たちを大学まで入れる為に!」と決心し、私には一切言わないでそれを実行しました。
実際は給料の半分を貯めることは出来なかったそうですが、それでも3分の1は貯めれたそうです。
貧しいほどの食生活に、ある日長女が妻に「もっと美味しいものが食べたい」と言ったそうです。
その時、妻は長女に聞きました。
「大学行くのと美味しものを食べるのとどっちがいい?」
そうすると長女は「大学行く方がいい」と言って、それから文句は言わなかったそうです。
そのような話は今朝妻から聞くまで知りませんでした。
妻にも子供たちにも可哀想なことをしました。
そのような生活でも、妻は私に対しては「お付き合いで必要なお金があれば言って」と言っていたのを記憶しています。
お陰様で子供たちは5人とも希望する大学や学校に行けました。
今更ながら妻に感謝です。
起業家と先輩経営者とのマッチング会
起業してもなかなか上手くいかない。
何が原因かもわからない。
そんな風に悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
そのような時に必要なのは先輩経営者からのアドバイスであり知恵です。
でも、中々そのような経営者と巡り会うもは難しいものです。
今回、その一助となればとの思いから「北海道起業メンター協会」を設立し、起業家と経営者とが出会う場を作りました。
その第1回目の「マッチグ会」を開催します。
5月17日火曜日18時30分からです。
詳しくは添付した資料をごらんください。
良きメンターに出会えますように!
出勤日
今日は連休の中日。
「今日出勤日でよかった」という思いです。
8連休、10連休だと毎日何をしたらいいのか。
今日と金曜日が仕事日で丁度いいです。
今日中にまとめなければならない仕事が2つ。
これから頑張ります。
アドラー心理学
先日テレビを観ているとフリーアナンサーの 小林麻耶さんが同じ本を何回も読み、3冊がボロボロになって、今は4冊目を買って読んでいるという話がありました。
その本が「嫌われる勇気」という本です。
その題名だけで「そうだ!」と思いました。
人はいつも「いい人」でいなければならないという錯覚のもと、自分の心を偽ってしまう。
そうすると、辛くなり心が萎えてきます。
私がそうでした。
「いい人」でいるに疲れ、ある時から「私は馬鹿でーす」と思うようにしました。
「するは自分の責任!評価は人の勝手!」と思うようにしました。
人からの評価はどうでもいい。
人からどう思われようといい。
そう思うようにしたのです。
「嫌われる勇気」という本は、心理学者のアドラーの思想を紹介したものだそうです。
今朝の新聞コラムにその本が紹介されていました。
従来の心理学は「原因論の問い」で「私はどこから来たの?何が私に影響を与えたか?何でこんな自分になったか?」というものでした。
アドラー心理学は「目的論の問い」で「私はどこに向かっている?何のために生きている?私はどういう人間になりたいのか」を考えるのです。
この考え方は稲盛さんが常に言っている「目的・理念はなんなのか!何のために生きるのか!自分の魂を磨きなさい!」と同じことです。
アドラー心理学、今度勉強してみます。
運がいい人
フッとした時「幸せだな〜」と思う時があります。
出世したとか、お金がたくさん儲かったからではありません。
妻と自宅で夕食を食べている時、夜寝床に入った時、コーヒーを飲んでいる時、フッと感じます。
人から見ればたわいもないことなのに、心が満たされています。
この「幸せだな〜」と思うことが沢山あると、「私は幸せな人間なのだ」「運がいいのだ」と思うようになります。
運がないと思っている人はまず、身の回りで些細なことでも幸せを見つけることです。
その小さな幸せを十分感じた時、また新しい小さな幸せが現れます。
その幸せを見つけ感じているうちに、自然と全てのものに「ありがとうございます」という感謝の気持ちが湧き出てくようになりまします。
そうなったらもう良い運が来る状態になっています。
こんな「小さな幸せ」を感じられるようになれるかなれないか。
これが運が良い人と悪い人との大きな違いだと思っています。
友人の息子
2週間ほど前に突然電話をかけて来て「お会いしたいです」という人がいました。
聞けば20年ほど前に亡くなった高校の同期生S君の息子さんです。
S君は小学校の先生でしたが、非常に教育に熱心で、小学校勤務のかたわら子育てに悩んでいたお母さん達向けに講演をしたり、本出していました。
そのS君の息子さんが昨日訪ねて来ました。
用件は特になく、昔にS君が私のことを話していたことがあったので会いたくなったとのこと。
2時間弱話して帰りました。
S君が亡くなった時、彼は14歳でした。
彼は高校卒業してからアメリカの大学で学び、起業もし、日本に帰って来またそうです。
東京渋谷で会社を立ち上げ、アメリカのオーガニク製品を輸入する仕事をしているようです。
34歳になって、たくましい息子。
話していて「S君は良き息子を育てたのだ」と感慨深いものがありました。
レストラン
昨日の日曜日、妻と札幌の街を歩き食事をしました。
私の舌は鈍感だと言われるほどで、何でも美味しく感じることが出来ます。
B級グルメが好きですが、たまには少し良さそうなレストランもいいかなと、以前から気になっていた店に入りました。
旧道庁前の赤煉瓦通りに面した1階にある洋食レストランです。
入店した時、タバコのヤニの臭いが鼻につきました。
「アレ!」と思いました。
黒服に先導され、座った椅子は座席の角が破け、木組みが見えます。
また、目の前の1段高くなったフロアーの下にはびっしり段ボール箱の列。
布で隠そうとしていましたが、丸見え。
期待していた幻想が崩れていきました。
私は「漁師風のスパゲッティ」を注文。
妻はステーキセット。
初めにも書きましたが、私の舌は鈍感だと思っています。
なんでも美味しいと思って食べる方です。
その私がそのスパゲッティを一口食べた時、「これは食べれない!」と思いました。
小さなムール貝が3つ、エビが一匹が乗ったそのスパゲッティは生臭い塩水をかけたようなモノでした。
頑張って2口食べましたがダメ。
食べれません。
残しました。
妻が注文したステーキはどうかと食べてみると、筋が多く硬い。
噛んでも噛んでもガムのよう。
そのまま飲み込むしかありません。
この店の内装は、当初はお金をかけた造りになっています。
しかし開業してから10年間、メンテナンスをほとんどしていない様子。
サービスの女性は愛想は良かったのですが、責任者らしき黒服は不愛想。
店のオーナーは気付かないのでしょうか。
この店はじきにダメになりそうな気がします。
ダメにになる典型が全てこの店にあります。
人間的魅力
毎月開いている「身丈会」の勉強会が昨夜ありました。
今回からは稲盛和夫さんの「京セラフィロソフィ」という本を教材に始めました。
この本の冒頭に、稲盛さんが27歳の時、京セラの前身京都セラミックスという会社を作っていただいたことが書かれています。
京都セラミックスという会社は、前に勤めていた会社の7人の仲間と立ち上げたのですが、稲盛さんは1円も出資していません。
周りの人達がお金を集め、300万円の資本金でスタートしましたのです。
出資者の中には自宅の土地建物まで担保にしてくれた人もいました。
私はこのところの話が大変興味あります。
いくらファインセラミックスという技術があったからといって、27歳の若者に自分の財産や人生をかける人が多くいたということです。
今の稲盛さんではないのです。
言ってみれば27歳の「若造」です。
しかりした考え方、実績はあったにしても周りの人を惹きつける魅力。
人間としても魅力があったのだと思います。
これから改めて「京セラフィロソフィ」を通して稲盛さんの考え方を学んで行きますが、考え方と共に人を惹きつけるその魅力についても考察していきたいと考えています。
新規事業
当社の関連する会社の中にホテルがあります。
そのホテルでは、宿泊やレストラン以外に宴会も承っています。
ホテル開業当時は一般宴会とともに結婚式の獲得にも力を入れていました。
しかし、開業後20年ほど過ぎ、若い人が減少するとともに結婚式の件数も減少していきました
そのため営業方針を大幅な方向転換をし、法事に力を入れるようになりました。
結婚式はハレの場、法事はその反対にあります。
当初はホテル内で法事をすることに抵抗があったようですが、その後ホテルで法事をすることが一つの流れになり、一時は当ホテルが北海道で1番多くの法事の件数を獲得するようになりました。
しかし今はまた、法事をする家が少なくなってきたようで、私たちのホテルも減少気味。
新しい分野を開拓しなければなりません。
どのような仕事でもニーズを探し出すことが必要でしょう。
その時は発明でなく発見です。
組み合わせを考えることも大切です。
東京では葬儀場とホテルが組み合わさった葬儀ホテルのようなものがあるそうです。
一般のホテルと同じようにレストランがあり、宿泊も出来ます。
ただ宴会場が葬儀場と言うだけです。
葬儀場とホテル。
相反するもの同士の組み合わせというのもあるのでしょう。
だからと言って当ホテルは葬儀ホテルになる予定は一切ありません。
念のため。
緊急支援
熊本での大地震。
テレビで見るだけで何もできない。
昨日、妹から連絡があり、旦那が熊本に急遽救援に行くとのこと。
今日、出発するようです。
義弟は宇都宮の病院で緊急医療の現場責任者です。
専門は外科。
タフガイな彼はきっと熊本で活躍することだろうと思います。
私達夫婦も応援しています。
私達ができることは寄付ぐらいしかないかもしれません。
近い内にしてきます。
子育て
最近、テレビのニュースを見ていると、「母親が自分の子供に手にかけた」等の報道が多くなってきたように思います。
子供にとって一番に守ってくれ、甘えれる母親に殺される。
こんな悲劇はないです。
このような話を妻としていた時、妻から「母親が育児で悩み逃げ場所がなくなっているからかも」と言われました。
「私も大変だったわ」
「うちの娘たちは大丈夫?」と聞くと、「結構大変みたい」
「お前は5人の子供を育てたのだから、そのアドバイスをすればいいのに」と私。
妻は「私の言うことは聞かない」と言います。
なぜ?
その理由は保健所などから「自分の母親の子育ての話は聞かないように」と言われているそうです。
間違えていたり、やり方が古かったりするからだそうです。
ちょっと待て。それはおかしい。
保健所から言われたような画一的な子育てをしようとするから、その通りしようと思うあまり逃げ場がなくなってしまう。
その母親の性格や考え方をよくわかっているのはその母親です。
子育てする母親に合ったアドバイスもできるはず。
そうすればその母親なりの子育てができるはずです。
私達の娘達にとって、5人の子供を育てた母親の知恵は、保健所より育児書より優れている。
私はそう思います。
大人の溜まり場
先週の土曜日、ジャズライブに行ってきました。
友人のM君がベースを弾いていました。
バーボンを飲みながらの2時間。
曲名はよくわかりませんが、音楽に浸っていました。
ジャズライブが行われたのはKenny Burrell(ケニー・バレル)というプライベートのジャズバーです。
広さは横5メートル、奥行き7メートルと小さいのですが、天井高が5メートルもあるので圧迫感を感じさせません。
3メートル程もあるウォールナットの1枚天板のカウンターの他にテーブルと椅子を散らせて、40名弱の人が聞き入っていました。
この「ケニー・バレル」はオーナーのTさんが自社ビルの5階に作ったジャスバーです。
Tさんのギターも素晴らしい演奏でした。
「ケニー・バレル」は有名なアメリカのジャズギター奏者の名前。
Tさんはケニー・バレルに憧れ、彼をこのバーに招いて演奏をしてもらいがため作りました。
何度も来訪の依頼を出してきたそうです。
返事はいただいているそうですが、未だ来訪はならず。
ケニー・バレルも84歳となり、もう無理そうだとのこと。
このジャズバーはT氏のケニー・バレルへの憧れが作り上げた「大人の溜まり場」です。
このバーは普段は営業しておらず、週末に友人たちと音楽を楽しんでいます。
Tさんは札幌でも有名な建築家。
仕事と趣味を両立させています。
素敵な生き方ですね。
かぐや姫の話
私には子供が5人います。
5人もいると1人1人への愛情は分散されます。
結果それが良かったようです。
溺愛することはなかったです。
そして口うるさい父親から離れたいと考えたようで、早くから自立心もあったように思います。
お陰様で皆結婚もして子供もいます。
ある人が言った言葉です。
「子供は預かり者(もの)。
所有物ではない。
かぐや姫の話はそれを比喩したもの。」
花と蝶
花の周りには蝶が集まる。
糞の周りにはハエが集まる。
だから「徳」を高めなければならない。
納得する話です。
メモを取る
昨日、人と話をしていて話題になったことです。
仕事上で指示をしてもメモを取らない若い部下が結構います。
またメモを取った内容を復唱させたところ、指示したことが良く伝わっていないこともあります。
それは指示した人の話し方が悪かったのかもしれません。
それでもメモを取らせ復唱させたから、誤解を防ぐことができました。
私のところに起業した人が相談に来ることがあります。
その時、一生懸命メモを取る人と、まったく取らない人がいます。
その差が仕事の結果として現れているような気がします。
メモする代わりに録音する人がいるそうです。
これも論外です。
私の背広の内ポケットに手帳サイズのノートを入れています。
このノートに色々なことをメモっていきます。
忘備録の役目もあります。
メモ帳を持たないで話を聞きに行く人の気持ちが分かりません。
ぬくもりの宿
週末、定山渓温泉にある「ふる川」という宿屋に行ってきました。
ここは「ぬくもりの宿」と自称しているだけあって大変安らげる宿屋でした。
大きな旅館ではできない細かい所まで心配りがなされています。
この宿屋には遊技場もカラオケもありません。
宿泊客のための「ヨガ教室」、食前に果実酒が飲める落ち着いた部屋、甘酒をふるまってくれるコーナーがあります。
朝は暖炉が燃える部屋でゆっくりコーヒーも飲めます。
これらはすべて無料。
「相田みつを」の書が宿屋中に飾られており、「相田みつを」の部屋まであります。
夕食は食事処で食べますが、1品ずつ運んできてくれ、料理の説明してくれます。
全てが手作りの料理ばかり。
朝食も満足いくものでした。
ウインナーソーセイジやベーコンを切っただけというものはありません。
夕食が終わり部屋に戻ると布団がひいてありましたが、枕元にはメッセージとカモミールのティーバックが添えられています。
高さや硬さが違う枕も部屋に用意されていました。
もうひとつ感心したのは宿のスタッフです。
夕食の時、料理を説明してくれが人が、朝チェックアウトの手続きをしていました。
1人で何役もこなしているのでしょう。
それでいて皆が笑顔で応対しています。
この宿は満足できる旅館として人気があります。
値段は少し高いですが満足度も高いです。
定宿にしたい宿屋です。
賭け事
最近、スポーツ選手の金銭に絡むニュースが多くなっています。
八百長は勿論ダメです。
論外です。
ただ合法的な賭け事はOKで、合法でない賭け事はダメというのは少し疑問があります。
パチンコや競馬・競輪等も賭け事で、行為そのものは同じです。
国が認めているかどうかの違いだけ。
これでは青少年にとって分かりにくい構造です。
大人のご都合主義と言えます。
また、すべての賭け事を合法にすればいいという問題でもありません。
賭け事そのものが問題です。
歯止めがつかない人にとっては、その人の人生をダメにしてしまいます。
そんな人が多くいます。
日本国内にカジノを作ろうという考えがあります。
大人のご都合主義・二枚舌。
子供にどう映るでしょうか!
ipad pro9.7
先ほど近くのソフトバンクの店に行きipad pro9.7を注文してきました。
37ギガ容量のipadを注文したのですが、いつ入荷するかわからないと言われました。
今回のipadは大変な人気で、店員さんの話ではipad pro9.7が発売された時に予約したお客様の分がまだ届いていないとのことです。
発売日が3月31日でしたから1週間経っても届いていないのです。
となると私の注文文は何時に届くやら。
楽しみに待っています。
ちなみに私は初代ipadを今まで使っていました。
古いのでいろいろ支障を来してきました。
この初代ipadは2010年5月に発売されたもので、もう6年経っています。
先日このipadの下取り価格を聞いてみましたら、最高の下取価格が2000円とのこと。
引き取ってもらえるだけでいいです。
私は普段MACを使い、経理処理の時はWindows8を使います。
電話はiphone、家ではipad.
自宅の無線Lanの設定も自分でしました。
それでも何歳頃まで新しいIT機器についていけるか。
何時までも新しいモノに興味を持ち続けたいと思っています。
営業と恋愛
「営業は女性を口説くのと同じだ!」
これは若い頃、先輩から教えられたことです。
好きな女性をアタックする時は、会いに行き、手紙を出し、電話もする。
営業マンがお客様にアタックする時も同じです。
日経新聞の「キャリアアップ」というページに「営業を究める」という題名で2人の営業マンが紹介されていました。
その内の1人で東京日産自動車販売の金谷さんという女性は凄腕の営業ウーマンです。
彼女には約500件の顧客がいて、その1人1人と月1度の接点を持つように心がています。
お客様に来店していただくため、電話やメール、手紙を出すのは当たり前。
金谷さんが不在時にお客様が来店した時、必ずお詫びやお礼の電話などをしてフォローするそうです。
あらゆる方法を用いてお客様との接点を持ち続けるのです。
「一回電話したから、メールしたから大丈夫!」のような手抜きはないようです。
私が思うに、大事なのは「お客様に惚れ込む」こと。
営業は恋愛と同じです。
ルール
ある人の話で「警察官と先生は商売人には向いていない」というのがありました。
人に頭を下げる商売でないからです。
また法律や規則という決まりごとから抜け出せられないというのもその要因の1つです。
それなら役人や銀行員もそうです。
銀行員は商売に長けているように思うかもしれませんが誤解です。
中小企業の経営者へお金を貸すという立場から、財務分析や経営分析をしますが、だからといって経営ができるというわけでは決してありません。
その上、銀行には「銀行規定」というルールがあり、そのルールを外れる行為は許されません。
一方、商売では臨機応変という優柔不断な対応が求められます。
「ルール」や「決まり事」で商売をしているとお客様は逃げていきます。
元銀行員だった私も銀行を辞めて父の会社に入った時、このことは思い知らされました。
銀行には膨大な規定があります。
その規定集を読み、深くそして広く知っていれば銀行員としては一人前です。
しかし中小企業での仕事にはほとんどルールや決め事はありません。
極点に言えば、「儲かるか儲からないか」
「いいことか悪いことか」
そのように判断基準しかありません。
あとは経験です。
そして即断が求められます。
1つの例をあげます。
レストランで家族と一緒に食事をしましたが、食べ残してしまいました。
残った料理の持ち帰りをお願いをすると、「規則ですからダメです」というところと「よろしいですが、今日中にお召し上がりくださいね」と許してくれるところがあります。
どちらがお客様満足になるでしょうか。
「善悪」に引っかかる判断でなければ、お客様が喜ぶことを選択する。
そうすれば「商売繁盛」間違いなしです。
簡単なことですが出来ていない店が多いようです。
※注意
(警察官や先生、役人や銀行員の中でも素晴らしい経営者になっている人もいます。念のため。)
ありがとう
誰かに何かをしていただいた時、すぐに「ありがとう」と言えるかどうか。
「ありがとう」という言葉を口に出すようにしていかないと、心の中に本当の感謝の気持ちは生まれないものです。
「心で感謝しているからいい」と思っていいると、相手に伝わらないのです。
何度も何度も感謝の言葉を口にしていると、心の底から感謝する気持ちが湧き出てきます。
私の知り合いのラーメン店主は家と店との間を徒歩で往復していました。
その時は常に「ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。・・・・・・・」と小さな声を出しながら歩いているそうです。
そうすると全てのことに感謝の念が生まれ、何をされても「ありがたい」と思うようになるのです。
感謝の気持ちがない人には商売は無理です。
どんなに資金があり、頭が良くて、アイディアがあってもダメです。
お客様にモノを売っても、「買っていただいた」と思う気持ちではなく、「売ってやった」という気持ちがお客様に伝わります。
日頃から感謝の「言葉」と「気持ち」を持つよう訓練しなければなりません。
訓練で本当の感謝の「気持ち」が生まれます。
本当です。
でも素直でない人は結局しません。
だから商売がうまくいきません。
残念なことです。
4月1日
今日は4月1日。
エイプリルフールでもありますが新年度です。
ここ数ヶ月間は車を運転できなかったので、恒例の1日参拝ができませんでした。
久しぶりに北海道神宮で参拝してきました。
今日は早く目が覚めたので5時に起き、琴似神社その後神宮に到着。
ちょうど6時30分前なのでラジオ体操の人たちが大勢が集まっていました。
いつもの通り、お礼のご挨拶をして参りました。
やはり朝早く参拝すると気持ちがいいものです。
会社にも7時前に到着。
仕事がたくさんできます!?
楽観的 悲観的
「楽観主義は不可能を可能にする。悲観主義は可能を不可能にする」という言葉があります。
この言葉は正しいのですが、楽観主義は能天気なことではありません。
この点、誤解ないように!
何も準備もせず「成るように成るさ!」という気持ちでは決して成功しません。
楽観主義というのは、その前に十分に準備し、心して臨むことが必要です。
自信を持って楽観的に臨めば、余裕が生まれます。
その余裕が不意に訪れる運も掴むことができます。
悲観的な人はすべて否定していきますから、可能な芽も知らず知らずに踏み散らして、折角訪れた運も気付きません。
怖い怖いと思って一歩も前に足を踏み出しません。
だだし悲観的な考えも全てを否定はしません。
楽観的思考があれば、悲観的考察は大切なことです。
「楽観的に構想し、悲観的に検討し、実行する時は楽観的に進む」
これは稲盛和夫さんから教えたいただいたことです。
北海道起業メンター協会
昨日、「北海道起業メンター協会」を設立することにしました。
発起人はインキュベーションマネージャーの吉澤さんと経営コンサルタントの朝岡さん、そして山地です。
「起業はしたけれど業績が伸びない。誰に相談したらいいのか」
そんな思いを抱いている起業家が多くいます。
早めに相談していれば良かったのにと思う起業家がいます。
その起業家が相談する相手はやはり経営者でしょう。
それも長年経営に努力を重ね、経験豊富な先輩経営者です。
私達が目指そうとするのは、起業家と先輩経営者達との出会いの場を作り、経営者がメンターとなって起業家を育てることです。
その場で経営の話を相談しながら、互いに相性を見極め個々にメンターになっていただく。
協会の設立目的は「道内の起業家の成功を導く」です。
5月頃に最初の会合を予定しています。
これからメンターとなっていいただける経営者を集めます。
これが結構大変そうですが頑張ります。
貞観政要
先日「貞観政要(じょうがんせいよう)」を読み終わりました。
若い頃にも読んだのですが、改めて読んでみました。
「貞観政要」という本は以前にも紹介しましたが、古来より帝王学を学ぶ唯一の教科書と言われてきました。
この本は中国唐の時代、名君の誉れが高い太宗とその名臣たちとの政治問答をまとめたものです。
この本は、鎌倉時代に「尼将軍」と言われた北条政子、徳川家康、そして明治天皇も読み学んだそうです。
「創業と守成どちらが難しいか」が問われています。
「会社を創業するのと、その会社を維持するのとではどちらが難しいことか」ということです。
「守成」こそが難しいのです。
「貞観政要」のほどんどがこの「守成」の心得が書かれています。
私はこの本の中で太宗夫人の文徳皇后の話が特に心に残りました。
この皇后は13歳で嫁してより倹約を守り、読書に励み、内助に努めたと言われています。
この文徳皇后のエピソードを紹介します。
太宗が臣下に対する賞罰について皇后に聞いた時、皇后は「牝鶏(ひんけい)の晨(あした)するは、これ家の索(つ)くなり」と言って答えようとしませんでした。
これは「女がでしゃばると家を滅ぼすことになります」と言う意味です。
また太宗が皇后の実兄を宰相にしようとした時も「妾(わらわ)の兄を持って宰執とすることなかれ」といって最後まで反対しました。
そして、皇后が36歳で亡くなる時も「妾の縁者を顕要の地位につけないよいうに」「妾の葬儀はごくごく簡素なものに」と遺言したそうです。
現代、中小企業の中には社長夫人の意見が強いところもあるようです。
これは見っともないものです。
北海道新幹線
26日、北海道新幹線が開業しました。
朝から全てのテレビ局はこればっかり。
開業前からマスコミ挙ってお祭り騒ぎです。
しかしそのマスコミも開業後は例によって、新幹線の問題点を上げて否定的な論調になるのではないでしょうか
北海道新幹線の経済効果は140億円と言われていますが、新幹線の収支予想は48億円の赤字です。
48億円の赤字は税金で補われるのでしょう。
これが札幌延伸となる15年後まで続くとすると720億円の赤字です。
開業フィーバーが続いている開業後7日間の満席率は25%程度です。
その上、年間48億円の赤字予想も「取らぬ狸の皮算用」的な数字かもしれませんので、実際はもっと増える可能性もあります。
この風景は昔のことを思い出します。
JRの前の国鉄時代、線路の延伸は政治家、土木業者を中心とする経済界が中心になって推し進められてきました。
結果、国鉄は莫大の借金を負い、税金投入が続いていました。
やっとの思いでその国鉄を整理し、28年前に民営化され国鉄はJRになりました。
しかし今また、その繰り返しのようです。
現在の日本の借金が1000兆円を越して出血が止まらない、社会保障のお金が足りないと言われる状況の中で、また税金が投入されます。
誰がその責任を負うのでしょうか。
札幌延伸は必要ないと思います。
勉強会
月に1回、私の事務所で開かれる「身丈会」という勉強会があります。
以前に私が講師をした「身の丈起業のススメ」を受講された方々が中心となっています。
「身丈会」で教材として使われていた稲盛和夫さんの「心を高める 経営を伸ばす」は昨日の勉強会で終了しました。
255ページの本ですが、終了まで3年半かかりました。
次回からは「京セラフィロソフィ」を教材として再開します。
経営者として、人として、何が正しいのかが書かれている稲盛さんの本は、読む度に私の考え方の軌道を修正をしてくれます。
しかし、折角勉強しても2〜3日経てば少し忘れ、知らす知らずのうちに軸がズレていきます。
この勉強会はそのズレた軸を修正してくれます。
いつもその繰り返しです。
色々と報道されているように、大企業の東芝やシャープの経営が苦境に陥り、経営者の責任が問われています。
あれほどの大会社の役員です。
優秀な大学を出ています。
「正しいこと、悪いこと」の判断くらいはできるはずです。
でもそれが結果、正しい道を踏み外してしまいました。
「正しいことをすることは大事だと分かっている」と思っていても、「人間だから間違いはある」とか「この位はいいだろう」と思ってしまう。
しかし、そのように自分を野放しにすると、本来ある姿からズレていきます。
常に正しいことができなくても、正しいことをしようと「思うこと」が大切です。
そのために素直に学ぶ機会を持つこと。
これが大事です。
「身丈会」は私にとっての大事な勉強会です。
鈴ちゃん
プライベートな話です。
先日生まれた孫娘の名前が決まりました。
東京に手伝いに行った妻からメールが入りました。
「鈴」です。
一文字で「鈴」
桜が咲いた頃に生まれたので、私は「桜子」がいいと提案したのですが却下。
それでも「鈴」という名前もいいです。
シンプルな名前で「鈴ちゃん」というのも可愛い。
私は以前から「鈴」が好きで車のキーに付け、常に持ち歩いています
「鈴」というのは魔除けと言われたいます。
幸運をもたらす子になりそうです。
人工頭脳
最近、人工頭脳が囲碁のプロ棋士に勝ったと話題になりました。
ITが人間に取って代わる。
工場ではロボットが中心になり、工場スタッフは少なくなってきました。
会計ソフトが良くなり、経理職の人は余ってきました。
ここ20〜30年ほどの間にパソコンが普及し、ソフトも充実して、従来からある人間の仕事が取って代わられています。
これからも人工頭脳はより優れたモノが開発されていくことでしょう。
そうすると人はますます余ってきます。
一方、日本は今後少子化により、経済は衰退していくと言われていますが、人工頭脳などITシステムがそれを補っていくことになるのかもしれません。
また新聞の記事によると、スエーデンでは8時間の労働時間が6時間に縮めている会社が出現しているそうです。
それにより余裕ある生活が出来るのかもしれません。
そして人間が働く時間が減った分、産業効率を維持するために人工頭脳がそれを補っていきます。
従来からある「労働時間は8時間」という考えも変わっていきます。
将来、人工頭脳がドンドン人間の仕事の分野を侵していけば、人間がする仕事は限られてきます。
人工頭脳を作り供給する側とそれを使う側。
それ以外の人間は何をしたらいいのでしょうか。
それは人間しか出来ないこと。
優しさや、人を思いやる心が必要な職業。
サービス業や保育園・幼稚園の先生や介護職員。
それは「人間力」が必要な仕事です。
これからは益々「人間力」を磨く勉強が必要な時代になってくるのではないでしょうか。
売らない勇気
宝石や洋服を売る店の販売員は、如何に売上を上げようかと一生懸命です。
時には一生懸命すぎて、売る付けてしまうこともあるようです。
何でも売ろうとするあまり、そのお客様に似合わないモノまで売ってしまいます。
お客様は家に帰り、冷静にその商品を見て自分に似合わないというのが分かってしまうと、その店に対する信用は全くなくなり、2度と行きません。
店側にしてみても、一時的な売上は上がりますが、その内に尻つぼみになります。
お客様本人が「これがいい」と思って、買おうと販売員に相談して決めても、家に帰り家族から似合わないと言われると「似合わないモノを売る付けられた」と思い、店に対しての印象は悪くなります。
優秀な販売員は、例えお客様が好みで選んだとしても、また高い商品で売上が上がる商品であったとしても、お客様に似合わないと思えばはっきり「お似合いになりませんのでお勧めできません」とはっきり言いいます。
それが本当の接客サービスだと思います。
そして価格が安くてもお客様に似合う商品を勧める。
それが結果、販売員や店の信頼が高まります。
顧客も増えていきます。
「売らない勇気」
これが必要です。
起業メンター
「経営学を学んだから経営者になれるとは限らない」
松下幸之助さんが言った言葉です。
当たり前のことですが、◯◯大学卒業と聞くとそれだけで「すごいな!」と思ってしまう。
MBAを取得したというと、素晴らしい経営ができると思ってしまう。
そんな傾向があるようです。
近頃ネットでも流れていますが、ある経営コンサルタントの経歴詐称問題。
これは大手テレビ局もまんまと騙され、コメンテーターとして褒め称えていました。
今、経歴詐称が問題になっていますが、本当の問題はそこではないと思います。
「ハーバード大学を卒業し、MBAを取得しているから経営のことがわかっている」
そんな理由でテレビ局はコメンテーターとして採用したのでしょう。
一般評論家として経済・経営を語ることは誰でもできます。
しかし本当にその人にコンサルタントを依頼して業績が上がるのか。
大学で経営を学んで、本をたくさん読んだからといって知識だけで経営はできません。
汗を流し、悔し涙を流して経験したものこそ本物だと思います。
今、企画していることがあります。
起業して、懸命に働いてもなかなか業績が上がらない。
そのようなことで思い悩んでいる起業家が多くいます。
その時に大切なのは相談できる人です。
経験豊かな経営者に経営相談をする。
現場から得た本当の経営知識を教えてもらう。
そのような、起業家と経営経験豊かな中小企業経営者とがつながる「場作り」を考えています。
その場で良きメンターと出会うのです。
そのメンターとはその場限りではなく、その後も起業家の経営のアドバイスをいただくのです。
専用のメンターとなっていただくのです。
現在は企画の段階ですが、具体的な形に持っていきたいと、同じ志の人と企画を進めていきます。
私自身も起業メンターですが、これから多くの経営者にも起業メンターになっていただき、起業家の事業成功率を高めていきたい。
それが目的です。
今の幸せ
今、世界では重大なことが多数起きています。
宗教対立による紛争、独裁者による扇動、モンロー主義的風潮、ナショナリズムの高まり。
その中でヨーロッパでは難民問題が起きています。
シリアを中心とする難民たちの姿をテレビで見るにつけ、その国の指導者たちの不能、無策ぶりが分かります。
マズローが唱えた「人間の欲求5段階説」というものがあります。
その説では最下位の段階が「生存の欲求」
次が「安全の欲求」です。
人間として生きていくための最低限の欲求です。
難民の人達はこの最低限の欲求さえ満たされていません。
食べるものもなく、安全も保証されない中で暮らしています。
国は長年の歴史の中で作られた生活があります。
それが突然失われてしまう。
いつ日本でも起こるか分かりません。
日本に暮らす私達は、今の幸せを噛みしめながら、その幸せを守る努力をしなければなりません。
単に今の幸せを享受するだけでは幸せは続きません。
子や孫の世代に平和と幸せを渡していく義務があります。
日本に住むことのできる幸せとそれを守る責任。
日本人一人ひとりに問われているのです。
現状打破の勉強会
少し前になりますが、東京で起業家を支援しているKさんから電話がありました。
若い人が起業して、ある程度の売上や利益まで行くとそれ以上伸びない。
「何が問題なのか?」という話です。
私も考えてみました。
伸ばす方法が分からないのか。
または現状で満足して、それ以上を目指していないのか。
目指していないのであれば、それはそれでいいのです。
しかし伸ばしたくてもその方法が分からないという人は多くいると思います。
年収が300万円そこそこなら札幌ではなんとか生活ができます。
その起業が年輩者の第二の人生や家庭の奥さんが副業としての「身の丈起業」であれば、それで十分いいのかもしれません。
しかし、若い人が折角決心し、リスクを負って起業したのに300万円程度では物足りません。
「一生懸命仕事をしている。でもそれ以上伸びない」と思い悩んでいる人。
「もうこれでいいや」と諦めている人。
諦めている人はもう仕方がありません。
しかしなんとか上を目指したいと思っている人は応援したいものです。
上を目指し頑張っている人の多くが、間違えた考え方や仕事の仕方をしているのに気がついていません。
毎日一生懸命仕事をしているのに売上が上がらない。
利益が出ない
それを改善するには仕事のやり方を見直さないとダメです。
私も経験があります。
毎日何十件も営業しても注文が取れない。
「こんなに頑張っているのに!」と悩んでいました。
今だからその時のやり方が悪かったことが分かります。
でも当時は、頑張っている自分に満足しているだけで、考え方ややり方を変えようとしませんでした。
自己満足と自己慰めで終わっていました。
もしもその時、考え方ややり方を変える機会があったら、もっと注文も取れ、売上も上がったのだと思います。
伸び悩む起業家にとって必要なのは、自社の現状から目をそらさず、現状分析することです。
実態を知ることです。
私は悩む起業家とともに勉強会を企画したいと考えています。
その勉強会では教えてもらうのではなく、それぞれの起業家が自社の現状を分析し、これからのやり方を考え出すのです。
現状を変えるために何かをすることが面倒だと思う人は無理です。
変えたい、変えよう、変えることができると思う人。
そういう人が伸びて行きます。
サービスの力
昨日大きい病院に検査のため行きました。
その病院は多くの患者さんにミスなく対応するため、都度必ず「お名前と生年月日を教えてください」と聞かれます。
最初に受ける看護師さんの問診、注射時、検査時と聞かれます。
ある検査ブロックで検査室から「なんで何回も同じことを聞くんだ!」と怒っている患者さんの声が聞こえました。
それに対して看護師さんが「お手数をおかけして申し訳ありません。ただ間違いようにするためにはどうしても必要なことなのです」と低姿勢に説明していました。
それでもその患者さんは文句を続けます。
「名前や生年月日を言わなくていいような仕組み考えろ!」
看護師さんが言います。
「もしもそのような目的のために患者さんにタグなどつけると、俺は商品じゃないと叱られるかもしれません。
そのようなことも出来ません。」
それを聞いて私は「なるほどその通り!」
「看護師さんんがんばれ!」と応援したくなりました。
結局はその患者さんはなんとか納得したようです。
そんなこともあってか、その後に検査してもらった私への対応は、「そこまでしなくてもいいよ」思うほど丁寧で親切。
今の病院は以前と違って患者サービスが徹底されています。
ある意味、サービス業になってきました。
ただ、すべての人に満足される仕組み作りは難しいものです。
仕組み作りはベストは無理でもベターの繰り返し。
そして、、その不足分を補うのは人の力。
そこに「サービスの力」が問われてくるのでしょう。
冷やかしのお客様
土・日曜日は時々、妻と街中を歩いてウインドーショッッピングをします。
「面白そうだな」と思って店内に入った時、居心地いい店とそうでない店があります。
店員さんの視線を強く感じられるとあまり長居しません。
また、ホッポられても寂しいものです。
店員さんの視線を隠すような商品展示の工夫。
また店員さんは黙って立っていず、棚にある商品のチェックなどの仕事をしていてして、お客様をあまり気にかけない振りをする。
それでも必要があればすぐ声をかけられるような側にいる。
そのような店がいいと思います。
お客様の中には私達のような冷やかしのお客様もいるでしょう。
冷やかしのお客様への対応も大事です。
後で本当のお客様として購入してくれることもあります。
また、冷やかしのお客様でも店内にいるだけで、別のお客様が入りやすい雰囲気になります。
店の中が常に賑やかだと、それだけでお客様の吸引力が高くなります。
週末また妻と街歩きをして、ウインドーショッピングしようと思っています。
箸の話
札幌も少し暖かくなって来ましたが、春は遠い感じがします。
それでも春になれば雪も溶けるので、外を歩き回りたいものです。
そんな時は弁当を食べる機会もあるでしょう。
弁当などを食べる時は「マイ箸」を使う人もいますが、私は付いている割り箸を使います。
そして弁当を食べ終わると必ず箸を折ります。
そうすると周りの人から不思議な顔をされます。
なぜ私は食べ終わると箸を折るのか。
以前に読んだ箸に関しての話です。
箸は食べ物と口を結ぶ架け橋であり、それには神や使う人の魂が宿ると言われています。
使い終わり、魂が宿った箸をそのままにしておくと、粗末に扱われたとされ、災いが起きる恐れがあります。
箸を折るのは、魂を自分に戻す「作法」です。
この「作法」をしないと餓鬼を呼ぶとも言われています。
箸の話をもう1つ。
人を呼ぶ時、食器を箸で叩いている人がいます。
マナーとしてあまり良くないことです。
しかし民俗学によると、ハレの日には食前に箸で食器を叩いて神様を招いたと言われています。
ただ日頃の生活では神様を呼ぶことがないから、むやみに叩いてはいけないとも言われています。
箸1つでも色々な話があるものです。
クレームの後
昨日はクレームに対してどう対処するかを書きました。
今日はそのクレームは最高のアドバイスとして捉え、どう活用するかについて書きます。
1つ目はクレームを受けたら「たらい回し」にしないで、直接対応し、その場で解決するよう努力します。
そこで対応力が鍛えられます。
2つ目はクレームから得た情報の共有。
「貴重なご意見ありごとうございました。関係部署に伝え参考にさせていただきます」という苦情対応の常套句を実際に実行します。
今後の商品の改良やサービス向上に生かせられます。
3つ目は会社の各部署に「キーマン」を育て用意します。
何かあった時、そのクレーム内容に適した部署の「キーマン」を通して解決方法を探ります。
4つ目は自分の商品やサービスに自信を持つことです。
自分の仕事や商品にプライドが持てれば、クレームに前向きに対応できます。
5つ目は、まずはお見舞いや反省の言葉から始めます。
理不尽なことを言われてもまずはお詫びの言葉から。
まずはお客様の感情がおさまることが第一です。
会社や店の「ファン」が生まれる場合の多くはクレーム客から始まる時が多いです。
対応の良さから、単なる顧客だはなく「ファン」になるのです。
大分昔に聞いた話ですが、トヨタの車が何故人気があるかというと、その理由はクレームの対応の良さだったそうです。
お客様のところに新車が来て乗っている時、少し不都合があって連絡すると驚くほど早く対応してくれたそうです。
そのため「都市伝説」が生まれました。
「トヨタは車を出荷する時、あえて少しトラブルを起こすように調整していた」というのです。
クレーム対応の良さを誇張する「伝説」となったのでしょう。
クレーム処理
新聞を見ていると、書籍広告に株式会社武蔵野の小山社長の本がよく紹介されています。
私は20年ほど前に小山社長から経営ノウハウを教えていただいたことあります。
社長室も見せていただきました。
その時に教えたいただいたことは、その後の私の経営にも生かしています。
その教えの1つにクレーム処理があります。
株式会社武蔵野はダスキンを扱っています。
家庭を訪問する仕事で、担当者は会社の最前線で働いています。
数多くの顧客がいますのでクレームも発生します。
クレームが発生した時、それをすぐに上に報告しなければなりません。
しかし時として担当者がそのクレームを隠してしまい、後で大きな問題になることがあります。
小山社長は必ずクレーム報告させる仕組みを考えました。
現場で担当者がクレームを発生させたとしても「担当者の責任は問わない。
その責任は社長にある」と決めました。
「ただし、そのクレームを報告しなかった場合は厳しく責任を問う」としたのです。
クレームをいかに隠さず報告させるかの仕組みです。
またクレームが発生した時、その現場からすぐさま担当者がボイスメールで社長以下部課長全員にそれを報告します。
その知らせを受けた者の中で、現場に一番近くにいる上司がすぐさま駆けつけます。
あまりにも早い対応にクレームを言ったお客様が驚かれ、またその対応に感心されるそうです。
そしてその早い行動により、お客様の気持ちも落ち着くようです。
どのような仕事でもクレームは必ず起こるものです。
それをいかに早く処理するか。
その処理について小山社長の方針。
今でも肝に命じて忘れません。
立食パーティに参加する時
最近は出不精になり、若い頃と違ってパーティーに出る機会がなくなりました。
パーティーは人脈を増やすいい機会です。
そのパーティーでの遊泳術について書いてみます。
若い頃に仕入れた情報です。
今は頻繁に宴会やパーティーが開かれているので、それに参加することには慣れている人も多いでしょう。
でも、仕事関連の立食パーティの場合、心構えとしての大事なポイントがあります。
「立食パーティーの達人」の教えがあります。
それを紹介します。
1・仕事関連でパーティに出席するのであれば、「自らを出席者に印象付ける」「参加者の人間関係を観察する」の2点に重点を置きます。
2・できるだけ早く主賓客の人に挨拶に行きます。
そうすることで、主賓客に礼を尽くすと同時に、「あの人は誰?」と思った周囲の人が挨拶に来るようになります。
3・気になる人の動向をチェックします。
誰と話し込んでいたか、誰と話をしなかったか等を観察します。
人間関係を知ることができます。
4・食事に熱中しないように。
パーティー前に少しお腹に何か入れて参加するといいです。
食べることが目的ではありません。(ご馳走を食べるのを少し我慢!)
5・名刺交換は相手の飲食中は避けます。
6・特定の人を10分間以上拘束してはいけません。
新製品の売り込みや資料出しはご法度。
7・立食パーティーでは上座も下座もありません。
積極的に前の方に行きます。
8・他の出席者に資料やお土産を渡したい時もありますが、会場内で渡すのはヤボ。
クロークなどに渡したい荷物を預け、その預かり証を相手に渡すとスマート。
9・早めに帰る時は必ず主催者に一声かけ、できれば握手して自分を印象付けます。
これらのことを頭に入れて参加すれば、仕事に生きるパーティーとなるでしょう。
ただし、これは公的なパーティーです。
フレンドリーなパーティーではまた違うでしょう。
TPOで使い分けすることです。
格言
資料を整理していると昔に集めた情報が出てきます。
その中から5つ。
1・1番手の法則
2・口説きタイムは食事時
3・平均値に明日はない
4・商い上手の早仕舞い
5・2対8の法則
これらの格言はすでに知っている方も多いでしょう。
「1番手の法則」とは、最初に始めた人の名前は覚えているが、2番手の人の名前は覚えていない。
業界1位の会社の名前は覚えているけれど2位の会社は覚えてもらえない。
なんでも1番にならないとダメだということです。
「口説きタイムは食事時」は人は食べている時、警戒心を解き、説得され易いのです。
ビジネスランチは商売に効果的です。
「平均値に明日はない」について。
売上などのデーターを比較する時、一般的に平均値を使います。
しかし平均値ばかりに目が行くより、あえて平均値から外れた事象を突き詰めると何かが発見できます。
「商い上手は早仕舞い」は商店などで、数が少ないモノとか、日持ちしないモノに対し消費者は購買意欲が高まるということです。
顧客心理に響く販売方法の一つです。
「2対8の法則」は経済学者パレートが唱えた法則です。
20%の富裕層が80%の資産を所有しているとか、20%のトップセールスマンが会社の売り上げの80%を稼いでいるというモノ。
これらの格言は昔からよく言われてきました。
私の経験からも納得する格言です。
昔から言われてきた格言はやはり生きているということです。
過去を捨てる
私の事務所にある過去の資料等の整理を昨日から始めています。
1年前にもしましたが、まだ多くが残っています。
月日が経つと、当時大切だと思っていた書類が今は必要ないモノになっています。
それを後生大事に持っていることは、過去を捨てられない自分がいるのに気が付きます。
過去の栄光や成功体験。
それを捨てなければいけないのです。
不幸にも火事によって全てを失った人は、全く新しい人生を送ると言われます。
人によってはそれを捨てると自分の全否定することになると勘違いしている人がいます。
でも大事なのは今の自分。
過去のことはすでに幻です。
今の自分で生きる。
身辺整理はそういう意味でもあると思っています。
それにしてもまだまだ捨てられないモノが多い私。
まだ過去から抜け出していないようです。
挨拶
朝、会社に向かう途中の交差点に、黄色い旗を持ったおばさんがいます。
小学生達の交通安全指導をしています。
その女性と時々会うと、向こうから「おはようございます」と声を掛けてくれます。
私も「おはようございます」と返します。
今朝はその女性とは会わなかったのですが、別の女性から言われました。
その女性は若いお母さんで、2歳頃のヨチヨチ歩きの女の子の手を引いて、私の前を歩いていました。
狭い雪道をヨチヨチ歩きで歩いていたので、横を通り抜ける時「ごめんなさいね」と声をかけて通り過ぎました。
その時「おはようございます」とそのお母さんから声を掛けられたのです。
挨拶されたのに、私からお返しの「おはようございます」という言葉が出てきませんでした。
「挨拶は大事だ」といつも人に言っている私ですが、言えませんでした。
とっさに出てきません。
私はまだまだです。
それにしてもその若いお母さんは素晴らしい。
知らない人にすぐ「おはようございます」と朝の挨拶ができる。
街中では知らない人には中々なかなかできません
自分の親が普通に挨拶をしている。
それを見ている子供は当たり前にできるようになります。
「挨拶は大事」と教えるより、親がしているのを見ていると、子供も素直に出てくるようになります。
今朝受けた「おはようございます」の挨拶。
清々しい気持ちと自分の未熟の念がチョット湧きました。
お伊勢参り
先週末に伊勢神宮参拝してきました。
土曜日に外宮、翌日は内宮参拝。
今年で5年目です。
あと2年、合計7年参拝するつもりです。
今回は朝熊金剛證寺(あさまこんごうしょうじ)にもお参りに行ってきました。
このお寺は伊勢神宮の丑寅(北東)に位置するため「伊勢神宮の鬼門を守る寺」として伊勢信仰と結びついたようです。
「お伊勢参らば朝熊をかけよ、朝熊かけねば片参り」
昔から伊勢神宮を参拝した後はこの金剛證寺(こんごうしょうじ)を参って1セットだったようです。
このお寺の創建は6世紀半ば、欽明天皇が僧・暁台に命じて明星堂を建てたのが初めといわれています。
その後、平安時代の825年(天長2年)に空海が真言密教道場として当寺を中興したと伝えられています。(ウィキペディア)
現在は臨済宗のお寺となっています。
このお寺に行くのに1つ問題があります。
この金剛證寺に行くには伊勢志摩スカイラインを通って行くしかありません。
そのため一般の旅行者がこのお寺に行くための交通手段はバスのみ。
その上、そのバスも、土・日曜日に運行する5往復と少ないのです。
そのせいか旅行客は少なく、日曜日に乗ったバスの乗客は私たち夫婦を入れて6名。
帰りは私たち夫婦だけでした。
それでも境内は静かで、お参りして回っていると厳かな気持ちになります。
帰りにはバスを待つ間、境内の茶店でコーヒーを飲みました。
勿論、その店の客も私たち夫婦だけ。
昨日の月曜日に帰ってきましたが、北海道の天候は大荒れ。
セントリアからの千歳行きの飛行機は欠航が続いていましたが、私たちの乗った飛行機は1時間遅れでしたが、無事飛びました。
お伊勢参りの御利益(ごりやく)か。
家に帰り、夫婦でそんな話をしていました。
自分を律する
「瓜田(かでん)に履(くつ)を納(い)れず、李下(りか)に冠を正さず」という言葉が新聞のコラム掲載されていました。
疑われるようなことをするなという教えです。
今、賄賂で揉める大臣や、不倫問題の政治家や芸能人。
上に立つものは常に人から後ろ指を指されないように律しなければなりません。
常に意識しなければなりません。
どんなに隠しても「天知る、地知る、我知る、人知る」のです。
経営者も社員に見られています。
それを意識するようにしなければなりません。
仰げば尊し
もうそろそろ2月が終わり3月です。
3月と聞いただけで、雪深い札幌にいても春を感じます。
また3月は卒業シーズン。
先日CDに入っている「仰げば尊し」を聞きました。
つい涙ぐんでしまいました。
最近の卒業式では「仰げば尊し」は歌わなくなったそうです。
歌の意味が分かりにくいとか、立身出世を煽るとの理由があるそうです。
また「我が師の恩」がおかしいという意見もあるようです。
自分の人生を振り返ってみれば、多くの人の「恩」のお陰で生きてきました。
勿論、学校の恩師も沢山います。
生きている間に、いろいろな人から教えを受け育てていただきました。
その都度「師」と思える人がいました。
自分に「師」がいるということは幸せなことです。
今の私にとっての「師」はやはり稲盛和夫さんでしょうか。
稲盛さんの教えに出会えて人生が変わったと思います。
「仰げば尊し」を聞いて、「師」を持つ幸せと大切さを改めて感じています
教育
小説を読んでいると、ストーリーの中に東京芸術大学(芸大)受験のことが書かれていました。
芸大は芸術家を育てる大学の最高峰です。
優秀な芸術家を輩出しています。
その芸大に入学するには技術選考の前に学科試験があります。
音楽関連は国語、外国語(英・独・仏)の2教科。
美術関連は国語、外国語、地歴など3教科。
芸大に入るためには、どんなに芸術的才能があっても学科選考を通らなければ入れません。
妻とも時々このことを話をします。
人の技術的・芸術的才能を伸ばすのに、足かせとして、学力が一定基準を満たさなければならないというのは少しおかしい。
どの分野においても、人の才能を伸ばすのであれば、小さい頃にその才能を見つけ伸ばしてあげる。
皆が平等という名の下に、画一的な教育をするより、その子の優れたところを伸ばし、芸術家、職人、俳優になっていく生き方の方が余程その子のためです。
好きなことをして、その才能を伸ばしていく内に、英語や歴史や国語が必要になっていきます。
その時に学べばいいのです。
その時に学んだ方がが本当に身になっていきます。
私の妻は芸大に入れるほどの技量はありませんが絵を描きます。
長女も美大卒です。
そのようなこともあって、つい画一的な教育について書いてしまいました。
相談者
人は仕事においても人生においても、調子のいい時は明るく朗らかで、多くの人に会い、語りかけていきます。
これはとてもいいことでネットワークも広がり、自信も付くことでしょう。
しかし、それがある時から調子が悪くなると、ネガティブになり人にも会わなくなります。
なぜ仕事がうまくいかないのか、物事がうまく運ばないのか、1人で考えてもなかなか結論は出てきません。
たとえ解決方法がわかっても、ネガティブになっていると、踏み出すこともできません。
大切なのは、そのような時こそ、人に会わなければならないのです。
1人で考えてもどんどん悪い方向へ気持ちが進んでいきます。
恥ずかしいとか、体裁悪いなどと思わないことです。
いつも心配してくれている人は必ず近くにいるはずです。
行って相談するべきです。
いろいろな理由を付けて、会いにいけないと思っているかもしれません。
でも相談者は相談してくれるのを待っています。
相談者は勝手にその人のところへ行って「何か困っているのか?」とは言ってくれません。
困っていることがわかっていないからです。
起業した人たちが、少しうまく行った後、業績が落ち込んで悩んでいる時、このようなことが起きがちです。
遠慮なく甘えることも大切です。
読書ノート
本を読むのに「速読」という読み方があります。
1分間に1200語読んでしまうそうで、1冊の本をアッと言う間に読み終えてしまいます。
その上、内容も理解しているそうです。
羨ましいことです。
私は「速読」どころか「遅読」です。
歳を取ると尚その傾向が強くなりました。
本を読んでいる最中、何度も読み返すこともあります。
読み終わっても「いい本だったな」と思うのですが、内容を忘れていることもあります。
「本を読んだ」という思いだけになってしまいます。
その為、私は「読書ノート」を作ることにしています。
本はマーカーを引きながら読みます。
読み終えるとマーカーを引いた部分を抜粋してノートに書き写します。
そうすると同じ本を2回3回読み返すことになります。
1冊読み終えるのに数日かかるほどの「遅読」です。
「読書ノート」を作って気付いたことです。
本の要点を抜き出したそのノートを読み返してみると、読んだ別々の本の内容がお互いに絡み合ってきます。
化学反応を起こしたように、時に新しい考えや気付きが「フッ」と湧き出てくることがあります。
難しい本を読んでいると時に眠気に襲われてきます。
この眠気に負けず、これからも読み続けたいと思います。
治りました
昨日、2ヶ月半ぶりに車を運転しました。
以前にも書きましたが、昨年の12月5日の朝、起きた時から目の焦点が合わない状態になっていました。
眼科で「右目の滑車神経麻痺」と診断されました。
老化が原因と言われ、治るとも治らないとも言われません。
左側を見ると右目と左目の焦点が上下で合わず、外を歩くだけでも大変でした。
不安にかられ、ネットで「滑車神経麻痺」を色々調べて見ました。
ある病院の情報で、滑車神経麻痺は3〜6カ月で治る「可能性」もありますと書かれていました。
その情報を見てからは、ただそれを望みに、リハビリーと思い、無理してでも左側を見るようにして焦点合わせる努力をしていました。
目はすぐ疲れてしまいます。
涙も出てきます。
その努力のせいでしょうか、1月の中旬頃から少し左側の焦点が合う気がしました。
気のせいかと思っていたのですが、その内に少しずつ良くなってきたようです。
今は完全とは言いませんが、生活に支障ないほどに回復しました。
2月に入ってから、どんどん良くなっていくのが分かります。
人の体は障害を起こしたところを修繕しようとか補完しようとするそうです。
私の場合も、麻痺した神経の代わりに新しい神経ができたり、血管が繋がったりしたのでしょう。
「滑車神経麻痺」の原因は老化と言われましたが、復活した今は、「まだまだ若いぞ!」と思っています。
仕方がない
「仕方がない」という言葉は負けの言葉です。
言ってはいけない言葉だと思っています。
でも、年を取り、老化が始まり病気になった時、自分の力でどう頑張ってもどうにもならない。
そんなことが自分の体に起きます。
その時、「なぜだ!なぜ自分に起きるのだ!」と思うと辛くなります。
自分の力ではどうしようもないことが起きるのです。
その時、素直にその状態を受け入れる時の言葉が「仕方がない」です。
どうあがいても人は年を取るのです。
それに抵抗してもどうしようもありません。
年とともにだんだんそのような気持ちになってきました。
人生の価値
あるネット動画の中で、見つけた言葉です。
「人生の価値は、速さと広がりではなく、方向性と深さです」
若い頃は、早く出世したいとか、金持ちになりたいなど思い、ガムシャラに頑張っていました。
人とのネットワークを広げて行きました。
何か大きなことを早く成し遂げることにばかりに気が急いていました。
しかし、今、過去を振り返って思うのです。
自分の人生の価値は何なのだろうか。
それは大きなことを成し遂げることでも、急く人生でもなく、本当に大切なことを見つけ、それを深く追求していくこと。
そのように理解します。
もしかしたら自分の大切なものは足元にあるのかもしれません。
それを見つけることが出来た時こそ、自分の人生が価値あったと思えるのではないでしょうか。
そんな人生を過ごしたいと思うのです。
イエスマン
昨夜、知人Nさんと寿司屋に行きました。
この店は以前にも紹介しましたが「雪峰」というお店です。
ネットのグルメランキングでも地域1位の評価を取るほどの店です。
その店で美味しい料理と旨い酒を飲みながら話をしていた時、大変感心したことがありました。
Nさんとは今まで数回ほど宴席でご一緒する程度の中でした。
先日の新年会の時、「今度ゆっくり食事をしながらお話しましょう」とお誘いしたのです。
プライベートなことも含め、色々な話をしている中で、「私は今まで人からの頼まれごとを断ったことがありません」と言います。
私などは、すぐ「嫌です」「嫌いだ」という気持ちが先に立ってしまいがちですが、その人はそのような気持ちを持つよりも先に「はい」と言っているのです。
「結果、いいことばかりでした」と言います。
以前に上映されたアメリカ映画「イエスマン」のような人です。
話していて温和な性格がよくわかります。
年齢は私と同じ66歳。
私ももっと素直に生きてみようと思います。
新入社員、辞めたらお金をあげる
「0ベース思考」という本を読んでいると面白いことが書かれていました。
その内容を紹介します。
「ザッポス」という会社の人事採用について書かれています。
「ザッポス」はアメリカのラスベガスに本社を置き、靴や衣料、アクセサリーなどを販売するオンライン小売会社です。
この会社は新入社員を採用し研修期間を終えた時点で、新入社員に会社を辞めるチャンスを与えるのです。
「せっかく採用した社員をやめさせる?」
そんな疑問が湧きます。
その上「ザップス」は辞める人には研修期間中の給料の他に、1か月分の給料(約2000ドル)も支払ってあげます。
「この会社では働かない!」と決めたら2000ドルをあげると新入社員に言うのです。
驚きです。
その理由として「ザッポス」のCEOは「この制度は『お金を選びますか?それともこの文化と会社を選びますか?』と社員に迫ることです。
楽して儲かるお金を選ぶような人は、たぶんうちに向いていない」と言います。
楽に儲かることを考える人はその内に辞めていき、結果2000ドル以上のコストが会社にかかります。
辞めた社員を採用するのに4000ドル以上のコストがかかるようです。
そして採用した1人の不良社員が、生産性やモラルの低下といった面で会社に与える損害は2万5000ドルを超えるというデーターもあるそうです。
このシステムには、より良い新入社員を採用したいとの会社の思いがあります。
ただ、簡単にこの仕組みを真似するのは難しいでしょう。
会社の風土が違います。
でも「良き人を採用したい」と思う気持ちは経営者は皆同じです。
人を採用する時、何が大切なのか。
原点に戻って考えてみる。
「0ベース思考」で考えてみる。
参考になる話だと思います。
信じる
人の話を信じるかという話です。
人は今の生活に満足している時、良きアドバイスがあっても、それを取り入れて生活を変えようとは思いません。
いいアドバイスと思っていても、心の中では「そうかもしれないし、そうでないかもしれない」と思う程度です。
疑いの気持ちもあります。
今満足しているその人にとっては、それはそれでいいのでしょう。
良きアドバイスを受けたいと思っいる人は、本当に困っている人です。
そういう人は「藁をもつかむ」思いで、その話を信じます。
本当に困っている時、その人の心や魂はそのアドバイスを受け入れる準備ができています。
それしか自分が救われるものがないと思うからです。
しかし「困っている」と口では言っても、心の中で魂の段階で信じていなければ、その通り実行しても効果は出ません。
魂が信じないものをたとえ実行しても効果は出ません。
そうすると「なんだ、何も効果がない」とますます信じなくなります。
その人は本当に困っていないのです。
それともか素直でない人です。
新興宗教の中で邪教といわれる宗教は本当に困り悩んでいる人の魂に入り込み、訴えることで信者を増やしています。
学歴があり、賢いと言われる人でも、心の底の魂で困っている時は受け入れてしまいます。
この現象を生活の中で、正しく自分に受け入れていけば、新しい自分を創ることも、変化も実感できるのではないでしょうか。
自己暗示やリラクゼーションという手法もその準備段階なのかもしれません。
どちらにしても素直に、正しい心を持って、魂の段階で信じ、実行してみる。
それにより人は変わるはずです。
業績が回復した時
今日は夢や目的を持ち続けることの大切さを書いてみたいと思います。
毎日の仕事を懸命に為すことは大切です。
毎日の積み重ねが実績を生み、目的に近づきます。
しかし、時々は今どこにいるのかを確認しながら、方向性を間違わないようにしなければなりません。
会社経営していると、時には経営不振に陥ります。
なんとかして回復して利益を出そうと努力します。
常に考え、行動して頑張ります。
毎日毎日業績が回復することを願っています。
ある日その努力が報われる時がきます。
業績が回復した時、人はホッとします。
達成感に浸ります。
その状態がズーと続ければいいと思います。
そのような状況は初めのうちはいいのですが、それが当たり前の感覚になってしまうとそれ以上の発展を望まなくなります。
現状維持でいいと思ってしまいます。
この段階が危ないのです。
起業した会社の発展阻害の大きな要因になります。
会社が苦しい時、なんとか頑張って業績を回復しようと思う気持ちが目標と目的を混同してしまっているのです。
業績が回復した時、あたかも目的が達成したこのような錯覚に陥ってしまいます。
結果、やる気がそこで止まり、停滞してしまいます。
そうなると会社の業績は徐々に下降していきます。
何のための起業だったのか!
自分の夢はなんだったのか!
常にその目的・夢を追いかける情熱は忘れないようにしなければなりません。
病院
昨日、病院に行ってきました。
3か月ほど前の健康診断の結果、再審査が必要と言われたからです。
歳をとると病院に行く機会が増えます。
それぞれの病院ごとに、受付の職員や先生の応対も気になります。
患者さんの名前に「様」をつけるのが流行っているようで、盛んに「◯◯様」と読んでいます。
患者もお客様として対応しようとしているのでしょうか。
でも、笑顔がない応対は、より冷たさを感じさせます。
今朝の日経新聞の1面に「大病院の実績開示義務」との見出しが出ていました。
病院ごとに「年代別の入院患者数」「診療科別・施術別の入院日数」など7項目の公表を求めるます。
患者が病院の内容を把握し比較しやすいようにというのが目的です。
病院も特別なものでなく、1つの企業体なのです。
競争の中で切磋琢磨して医療の質の向上と効率化を促すのです。
それにサービス業としての位置付けも必要と思います。
人生は二毛作
「人生は二毛作」という言葉を聞きました。
「二期作」ではありません。
「二期作」は2度目も同じお米を作ると言う意味ですが、「二毛作」は米以外のモノを作ります。
60歳は還暦ですが人生はまだまだ長い。
60歳は仕事を長年勤め上げ、子育ても終わった時期。
その後の人生は、今までと違った人生でもいいのかもしれませ。
以前テレビの番組で観た清水 建宇(しみずたてお)さん。
元朝日新聞の論説委員でしたが、第2の人生はスペインバルセロナで豆腐店を開業しています。
現役時代に取材で訪れたバルセロに憧れ移住したのです。
その時、それまでの仕事とは離れたことをしようとして選んだのが豆腐店。
自分自身が豆腐や揚げのない生活が出来ないということもあり、選んだのが豆腐店。
退職後豆腐店に修行に入ったそうです。
その清水さんが言っていた言葉も「二毛作」です。
今までの経験や名声を捨てて、新しいことに挑戦するのは勇気がいります。
それでも挑戦すると、自分の人生は2倍になり豊かになるはずです。
さて自分はどうか。
まだ二期作的なことをしている。
もう少し挑戦しなければと考えています。
お客様の心理
「お客様のニースに合った商品作り」
よく言われる言葉です。
一方、街中に行くと商品があふれています。
全てがお客様のニーズに合った商品です。
でも欲しいものはありません。
必要なモノは買います。
しかし決してお客様のニーズに合った商品が売れるとは限りません。
それではどうしたら売れるのか。
驚きや感動を与えるモノがいいと言われます。
確かにそうかもしれません。
珍しいモノや体験は人をワクワクさせてくれます。
ディズニーランドやユニバーサルスタジオなどはその例でしょう。
しかし、これも常に変化していかなければ飽きられてしまいます。
もう1つは、ターゲットを絞り、限られた分野や人に対して商品化する。
ニッチの市場です。
そして、今注目されているのは、隠れた需要を堀起し、それを顧客に教えて、伝え広めることでしょう。
そのいい例がユニクロの「フリース」
ユニクロの「フリース」は1994年に発売し、98年にフリースブームを巻き起こしました。
顧客に「フリース」の温かさを教え、伝え広めて行き、ユニクロのブランド急成長の重要なアイテムになりました。
「お金はあるけれど、欲しいモノがわからない」というお客様の心理。
その心理を汲み取った商品作りが需要になってくるのでしょう。
層雲峡への旅
先週末に層雲峡に行ってきました。
層雲峡は北海道の中央にある山間の温泉郷です。
訪れるのは中学校の修学旅行以来です。
札幌から層雲峡の旅館までバスで4時間ほどの道のり。
札幌を12時に出発し、途中吹雪のため高速道路を降り一般道を走りました。
私たちの席は最前列なので、真っ白な視界の中よく運転しているものと感心しました。
ある地点に来ると再び高速道路に乗って走行。
ところが途中からバスの中に警報音が鳴り響きます。
近くのパーキングに停めて調べると、エンジンのオイルが漏れ、そのまま走行すると危険とのこと。
替わりのバスを手配し、それに乗り換えました。
遅れを取り戻そうとする新しいバスの運転手さん。
気が急いたのか、バスの荷物入れのドアが締まっていなく、カーブを回ったところで荷物が転げ落ちました。
乗客の指摘で気付いた運転手さんは慌ててそれを回収。
やっとの思いで旅館に到着。5時間かかりました。
旅館でチェックインの手続きすると、遅れたお詫びだと、フロントの人が菓子折りを私と妻の分として2折くれました。
2食付きの宿泊。
その上、札幌からの往復バスは無料。
そして先ほどの菓子折りまでいただいて、1人料金1万円。
驚くほどの安さ!
食事も夕食は部屋食でゆっくりいただけました。
時々お得なプランを見つける冬の北海道です。
罪悪感
人は生来、罪の意識を持っていると言われます。
特に宗教的な意味ではありません。
ズルいことをした時、「悪いことをしたな」と思う気持ちです。
それを引きづりすぎると、自己嫌悪になってしまいますから、あるところでそれを断ち切る必要があります。
しかし悪いことをしたと思う「罪悪感」は人間として持っていなければならない「心」です。
最近この「罪悪感」を持たない人が多くなっているのが気になります。
オレオレ詐欺、食品偽装、お金のごまかしなど多くのことが身の廻りに起きています。
「俺はそんな悪いことはしないから大丈夫」と思っていても、つい浮気をしてしまうあなた。
浮気は文化だと嘯く人もいます。
人を裏切って自分だけ楽しい思いをする人が多いです。
ある人が言っていました。
「『罪悪感』を持たない人はモンスターである」と。
人間ではなく、化け物です。
せめて家族は裏切らない。
そんなことから始めていかなければならないと思います。
本当の自分の声
以前にも書きました「引き寄せの法則」についてです。
「引き寄せの法則」を使って欲しいモノやなりたいことなどを書いても、なかなか叶わない。
そんなことありませんか?
叶わないその理由は、心の奥底にある魂がそれを信じていないからです。
口ではそうなりたいと願っていても、心の奥底にいる本当の自分は「そんなの無理だ」と思っているのです。
それでは実現しません。
本当に願い、そのための工作や工夫をしているうちに、それが本当に実現するように思えてきます。
それが実現した時の楽しさや達成感を感じ取れるくらいに熟れてくると、心の奥底の自分も「そうなるかもしれない」と思うのです。
そうすると、願いは引き寄せることができるのです。
信じて行動する。
それは素直ということです。
私はそう思います。
ベートーヴェンの「徳」
昨日、本を読んでいると、ベートーベンの遺書の一部が掲載されていました。
それを紹介します。
「弟カルルよ、お前には、前からお前が示してくれた親切に感謝する。
僕の望みはお前たちが僕より幸福な、わずらいのない生涯を送ることだ。
お前の子供には『徳』をすすめよ。
『徳』のみが幸福をもたらすことができるのだ。
金ではない。
僕は経験からこう言うのだ
逆境の中にあって僕を励ましたものこそ『徳』であった。
僕が自殺によって生涯を終わらなかったことは、我が芸術と並んで『徳』に負うているのだ」(ベートーヴェン書簡集)
あのベートーヴェンが「徳」の大切さを説いているのです。
これは驚きでした。
彼は音楽家として致命的な聴力を失いながら偉大な音楽を作曲しました。
一方、彼は欠点だらけの人であったとも伝えられています。
不機嫌で怒りっぽく、しかも嫉妬深かったと言われています。
結婚の夢も諦め、ベートーヴェン自身は決して癒されることはなかったようです。
でも、彼の音楽は素晴らしく癒された人も多かったのです。
その彼が、人にとって大切なのはお金より「徳」だと言っているのです。
その言葉に重みを感じます。
仕事
「この社会は、自分の好きなことを仕事にしている人たちだけによって支えられているのでない。
辛い仕事を社会の必要に応じて、それを仕事にしている人たちが沢山いる。
それを忘れてはいけない。
その人たちの努力によって社会が支えられ、自分が支えられている。
それを理解せず、ただ自分の好きなことをしたいというレベルでは、単なる駄々っ子と同じである。」
これはある本に書かれていたことで、改めて言うことでもありませんが大事なことです。
仕事と恋愛は似ていると思います。
自分の魅力は80レベルなのに、若い頃は90、100レベルの異性に憧れます。
しかし、結婚し本当に幸せを手にするのは自分のレベルに合った人です。
その人と共に努力して、80のレベルを90、100レベルにし、幸せを手にすることが出来ます。
頑張る若者にエールを送りたい。
従兄弟
法要の後は会食昨日、母方の叔父の1周忌法要があり、私も行ってきました。
親族30名くらいが集まりまり、法要そして会食。
会食の間は施主である従兄弟が各テーブルを何回も廻って歩きます。
会食間、食事も満足せず、廻り続けていました。
施主としてしっかり務めを果たしていました。
彼はコンビニ「ローソン」のオーナーです。
現在18日店を展開しており、今年中に20店を超えるのこと。
千歳空港にあるローソン4店は全て彼の店です。
彼は優れた経営者です。
ただ心配なことが1つ。
お酒の飲み過ぎです。
2〜3時間の間にワインを2本くらい開けてしまうそうです。
酒飲みの私もかないません。
その上、タバコも吸います。
健康あっての仕事です。
彼はまだ50歳代。
まだまだ頑張らなければなりません。
少し心配です。
上気元
斎藤一人さんの本を読んでとてもいい話が書いてありました。
それを紹介します。
斎藤さんは自分が元気で機嫌がいいことを「上気元」と言います。
大事なのは自分が「上気元(じょうきげん)」でいるために意識することです。
世の中には、自分の思い通りにいかないことなんて山ほどあります。
それをいちいち、自分の思い通りにいかないからといって自分の機嫌を損ねていったら、ずっと腹を立てていなないといけなくなってしまいます。
だから自分の機嫌はしっかりとること。
機嫌をとる時に大切なのは、自分に起こった出来事をどうとらえるかということ。
どんなことが起こっても、「自分の機嫌をとる」という習慣を身につけること。
どんなことが起こっても、自分に起きた現象は自分にとって一番良いことだと思うようにする。
訓練・修行だと思うこと。
そして自分の器を大きくするための訓練だと思えば良いのです。
自分の機嫌が良くなるようにするために必要なのは"理性"です。
腹が立つのはそこに感情があるからです。
仕事や商売で失敗する人って、えてして我の強い人が多いんです。
そういう人は自分の個性を出そうとするんです。
でも個性と我は違います。
何か強い人は常に自分が正しいと思いたいのです。
でも仕事や商売では正しいかどうかは自分が決めることでなく、お客様が決めることなんです。
自分"が"という「我」を無くしていけば自然と器量は大きくなっていくのです。
「あいつが許せないです。あいつにされたことを思うと、悔しくて夜も眠れません!」そのように言う人がいるけれど、その人が眠れないほど悔しがっている時に、その相手は気持ち良く寝ているのです。
結局、「許せる」「許せない」というのも、どっちが得かということです。
許せない相手を恨んだり、憎む日々を過ごすのが得なのか。
それよりも、その時間とエネルギーを他のことに使って、自分が楽しく、幸せになることに使った方が得なのかということです。
人を許せるのも器量です。そして許せることの多い方が、人は幸せになれると思います。
いつも「上気元」でいられるために必要なのは「意思」です。
天気は自分で決めることはできません。でもその天気がいい天気か悪い天気かは自分が決められるのです。
雨が降ってきたら「外に出られなくて嫌な天気だね」というのか「いいお湿りだね」「草木も喜んでいる」というか、その人の意思が決めることです。
以上が斎藤さんの言葉です。
大事なのは自分の「心」です。
その「心」が「上気元」でいるための方策が述べられています。
皆さんも参考になれば・・・・・
引き寄せの法則
「引き寄せの法則」について書きます。
しばらく前に「引き寄せの法則」に関する多くの本が出版されました。
私も何冊か買って読みました。
簡単に言うと、「自分の望む物を紙に書くと、それを引き寄せて実現する」という内容です。
私も実際に紙に書いたり、口に出したりしました。
でもそれほどの効果があったかというと、そうでもありません。
考えてみると、「同じモノ同士が引き合う」というのは科学的に言って成り立ちません。
「+」と「+」は引き合うのではなく反発し合います。
それではどうすればいいのか。
「引き寄せる」のでなく「同調」すればいいのではないでしょうか。
自分の行動によって、それに合致する流れと同調することだと思います。
自分の行動が伴って初めて願いは叶うのです。
それは昔からある「因果応報」の考え方。
良き考えで、良き行いをすれば、良い結果が生まれる。
紙に書いてただ願うのでなく、それに沿うような行動をすることで良き結果が生まれます。
私はそう考えます。
価値を作り出す
「どうしたら物は売れるか」について考えてみます。
物を作り出す。
農業や製造業。
農業にしても製造業にしても、質の高い物を作る技術は大切です。
ただ、いくら質の高い物を作っても、売れるとは限りません。
大事なのはその物の「価値」を作り出すことでしょう。
「質の高さ=価値の高さ」ではありません。
質が高い製品も、価値を見出してこそ売れます。
そして売ることで大きな利益を得ることができます。
価値の高さが利益の高さになります。
ブランド製品はその典型でしょう。
しかしブランド化するというのはそう簡単ではありません。
でも、物に「価値付けする」という訓練はできると思います。
自分の身の回りにある日常品。
コーヒーカップ、ノート、ペン等を取り上げてみます。
これにどう工夫をすれば新しい価値が生まれるか。
どう価値付けするか。
考えてみるだけでも訓練になりそうです。
自己判断
昨日から全国で大雪になっています。
テレビの報道では、東京で降った雪のため電車などの交通が大混乱。
テレビの解説者は「雪が降るたびに同じように電車が大混乱を起こす。抜本的な解決をしなければならない」などと言っていました。
しかし、年に数回しか降らない雪の為に、雪国並みの装備や設備は難しいでしょう。
それはすべて運賃に跳ね返ってきます。
それより、雪が降って、電車などが大混乱するなら、会社への出勤しなくていいという考えを持つべきであり、その仕組みを作るべきでしょう。
日本人は時間を守り、真面目に決められたことをしようとします。
しかし寒い中、何時間も雪の中に立って電車やバスを待ているだけで体調を崩します。
そのため病欠となると会社にとっては、その後何日もの間、仕事に支障をきたすことになります。
めったにない「災害」の時は個人個人が自己責任で行動すべきです。
何か問題が起こると、国や自治体、また交通機関などの組織の責任を追及しますが、私たち1人1人が考えて、自己責任でベストの方法を選択する柔軟な思考が大切だと思います。
右の頬を叩かれたら
以前ネットを見て知った話です。
「右の頬を叩かれたら、すぐさま左の頬を出しなさい」というキリストの言葉があります。
この言葉の解釈について書かれていました。
それまで私はこの言葉は「叩いた相手を許しなさい」という寛容の精神を表していると思っていました。
ところが違うようです。
多くの人は右利きです。
相手を叩く時、人は右手で相手の左の頬を叩きます。
ところがキリストの言葉では右の頬が叩かれたのです。
相手の右の頬を叩く為には手のひらの裏で叩かなければなりません。
裏拳です。
当時これは相手を侮辱し、奴隷とみなす行為だったそうです。
卑しい奴隷を叩く時、手のひらで叩くと手が汚れると思って手の裏で叩いたのです。
叩かれた者はその侮辱的な行為に対して左の頬を出します。
左の頬を出されると今度は手の「ひら」で叩くことになります。
それで「上下」関係でなく「対等」の関係になれます。
逆に言うと、これは主人にとっては屈辱的な行為です。
キリストの言葉は人間の尊厳について語られているのです。
普段使っていることわざの中には、真意は違うことわざが結構ありそうです。
マネジメント
ドラッカー関連の本を読んでいると、ドラッカーがマネジメントという言葉を発明したことがわかりました。
そしてそれについて定義をしています。
「方向付けを行う」「使命を決める」「目標を定める」「資源を動員する」です。
これは「経営理念」「経営目標」「経営戦略」「人・モノ・金・情報の活用」を管理することと言い換えられます。
それはまた稲盛和夫さんが教えてくれる「経営の12か条」の中に示されていることと同じ内容です。
日本においてのマネジメントとは単に管理するということでなく、人間臭い営みのことです。
データーマネジメントやナレッジマネジメントとは違います。
人としての関係が存在しないマネジメントは単なる「人間管理」に陥りやすいモノです。
その点気をつけるべきです。
青年就農給付金
昨日の日経新聞の特集コラム「農業を解き放て」に「補助金は要らない」という話が載っていました。
農業で起業する2人の女性の話が取り上げられています。
2人は青年就農給付金制度のついて話しています。
この制度は農業を始める人に最大150万円を5年間受け取れる制度です。
1人の女性は「受け取っても農業を続けられなくなる人がいると聞きます。
お金をもらうより技術や経営ノウハウを学ぶ場が欲しい」と言います。
もう1人の女性は町役場からこの制度を是非受けるように勧められたけれど断りました。
アルバイトをしながら農業研修を受け、生産者として伸びようとしているのに、補助金をもらって自分の覚悟が鈍るのが心配と言います。
私は以前から補助金制度は原則的に反対の意見です。
補助金をもらうために時間と労力を使い、本業がおろそかになってしまいます。
その上、やっとの思いで補助金をもらうと、何か一仕事を終えたような錯覚に陥り満足してしまいます。
起業はどの分野でも自分の仕事と真剣勝負です。
余計な誘惑に惑わされては本業で成功などできません。
余計なお金は志をなくします。
この青年就農給付金は2012年度に始まって、受給者は3年間で16000人弱の数になります
年間150万円×16000名=240億円。
この給付金を受け取った人の内、どれほどの人が農業を続けていくのでしょうか。
補助金よりアドバイザー制度、ヘルパー制度を設けてこそ、本当の起業支援となるのではないでしょうか。
それは起業者が「対価を支払わない」人的支援。
民間では出来ないそのような仕組み作りこそ公的機関がする起業支援と考えます。
円と株
昨日の日経平均がまた下がりました。
対ドルで円も上がっています。
原油が1バーレル30ドルを割り、最盛期の3分の1となったと言われています。
中国の株価も急激に下がっています。
世界の経済がマイナスのスパイラルに入ったみたいです。
円が上がっているのは日本の経済がいいと評価されたわけではなく、単に円が避難通貨と認識されているため日本の国債が買われているだけと見えます。
しかしこの日本の国債も過去累計で1000兆円を超すほど発行されており、いつその価値が下落するかわからないと言われています。
経済状況は全て綱渡り状態です。
もし日本で大災害やテロが起きると、それをきっかけに円の暴落が起きることも考えられます。
大地震、噴火、テロ。
テロはISばかりでなく、日本の場合は北朝鮮も心配です。
円の暴落が起きると何が起きるのか。
それを見通し、自分で出来る備えは必要かと思います。
経済アナリストは、経済の動きを中心に注目して、予想を出しますが、政治、経済、環境は全て連動しています。
今、円高が続いていますが、私はそう長く続かないと思います。
世界の投資家が一時的に円を買っていても、あくまでも一時的です。
今後、不安定要因が高い円は、何かをきっかけに円安に動き出すと思います。
一旦円安に動き出すと日本の国債の評価が一気に下がり金利が高騰します。
その時が怖いです。
これからの政治、経済、環境、それに宗教にも、より注視していきたいと考えています。
ゆっくり歩く
ゆっくり歩く。
テレビである医者は「歳をとると歩くスピードが遅くなる。歩くスピードは歳をとったバロメーターだ」と言います
私が言っているのは、それと違います。
「お先にどうぞ」という気持ちになれるかどうかです。
仕事をしていると、常に効率を考え、時短や、スピードを上げることに意識がいきます。
頭の中では常に先を考え行動しています。
それは時として、競争を生みます。
仕事の上で競争には勝たねばなりません。
より効率良い仕事をするかを常に考えています。
しかし気を付けなければ、それが心のゆとりを失うことになりかねません。
周りが見えなくなってしまうことがあります。
どこかでオンオフの切り替えをしなければなりません。
切り替えスイッチ。
それが「ゆっくり」歩くこと。
人をかき分けて歩かない。
「赤信号になりそうだから急ごう!」など思わないで、周りの景色を見ながらゆっくり歩く。
心に余裕が生まれると、人にも優しい気持ちになれます。
そうすると他の動作も「ゆっくり」になります。
普段見えないものが見えてくることもあります。
一度、休みの日に意識してゆっくり歩いてみてください。
いろいろなものが見えてきますよ。
器量
「あの娘は器量がいいね」という言葉があります。
可愛いとか綺麗という意味で使われます。
また、別の意味としては「器の大きさ」を言います。
「大器」とも言われ、人徳の大きさを意味しています。
先日、「器」という本を買い、読みました。
その本の中で、斎藤一人さんは「我(が)を外した、人間らしい正しい考え方を"器"と言うんじゃないかと思うのです。
どうでもいいことはどうでもいいのです。
本当に必要ないと言えることは必要ないと言えることなのです。」と書いています。
確かに「我」が強いと、どうでもいいことまで口を挟み、文句を言います。
部下が優秀で出世した時「よかったね。おめでとう」と言えるか。
人が幸せになった時、本当に喜んであげれるか。
我が強いと「なんであいつが認めらるのだ!」とか「なんであんな娘がいい男と結婚出来るの!」との妬みが生まれます。
だからといって我を単に抑えると「我慢」になります。
我慢はストレスになり、いつか爆発します。
そうではなく、「我」から離れて「心の有り様」を変えることが大切なのだと思います。
そのために「自分の心を高める」ための勉強をする。
私はそのように考えます。
種まき
年が新しくなり、初詣に出かけた方も多いことでしょう。
今年の運勢を知るためにお御籤を買った人もいるかもしれません。
大吉を引いた人は「何かいいことが起こるかも」と思います。
私も引きましたが小吉でした。
何かいいことが起きればいいなと思うのは皆同じです。
でも本当にいいことが起き、自分の願いが叶うのは「種まき」をしているからです。
「種まき」もしないで「何かいいことが起きればいいな」と思ってもなかなか叶いません。
当たり前のことですが、それを忘れて「成果」や「収穫」だけを願います。
まずは「種まき」
今年はどんな「種をまく」のか。
新年の初めにそれを考えてみます。
きれい
昨年末に大掃除をして、新年は「きれい」な会社で仕事初めという皆さんが多いでしょう。
「きれい」という言葉は美しいという意味もありますが、汚れや余計なモノがない状態のことです。
雑然とした机の上では仕事の効率が上がらないことは誰でも経験しています。
それでも、せっかく「きれい」にした机の上は、いつの間にか雑然とした状態になってしまいます。
稲盛和夫さんは机の上に余計なモノを置くのをひどく嫌うそうです。
また、書類も斜めに置くと指摘されます。
身の周りが雑然としていると、気持ちが集中しません。
稲盛さんは科学者でもあります。
試作する時などは作業の精度を高めるために、身の回りを整理整頓したのでしょう。
そうしなければ試作は成功しません。
そしてそれが習い性になって行ったのだと想像します。
稲盛さんは経営者として大切な「有意注意」という考えを説いています。
それに通じるものがあります。
私の身の回りは今のところ「きれい」になっています。
この状態、続けていきます!
誕生からの日数
明けましておめでとうございます。
今日は1月5日。
私は今日から仕事始めです。
そしてまた歳を1つ取りました。
日数で言うと今日は私が生まれてから24,252日目です。
昨年、会合である人が「私は毎日書く日記帳に生まれて何日目かをも書いています」と言ったのを覚えていて、今年の初めに自分の日数を調べてみました。
ネット上に計算をしてくれるサイトがあり、そこですぐわかります。(http://birth.twitter-tools.net)
今までは年齢で自分が生きてきた期間を知りましたが、日数になると改めて自分の人生を思いやるような気持ちになります。
1日1日生きてきたんだという気持ちとともに、「これからの1日1日を大切にしていかなければ」という気持ちにさせてくれます。
それにしても24,252日は長いです。
今はフッと昔のことを思い出しています。
私が節目の25,000日目を迎えるのは748日後の2018年1月21日です。
元気にその日を迎えるようにします。
順風と逆風
風に向かっていく人。
勇ましそうに見えます。
逆境に負けないつもりなのかも知りません。
でもそれは単に意地を張って生きているだけなのかもしれません。
結果、一生懸命頑張ったのに1歩も前に進めまない。
そして貧しいとか不遇だと嘆いています。
それはなぜなのか。
逆風に向かっているからです。
順風に乗ればいいだけなのになぜそうしないのか。
それは素直でないからです。
道理を知り、素直になってそれに沿った生き方をする。
そうすれば風に乗れます。
この世に吹く風は良き方向に吹いてます。
その方向に沿った風は順風となり、逆らって生きる人には逆風となります。
どうせなら順風に乗って生きればいいのです。
ただ、風任せという生き方は吹き溜まりの中に落ちていきます。
しっかり頑張って風を受ける帆を張る努力をしなければなりません。
その帆も穴が開かないように常に手入れをします。
大きな帆、しっかりした帆を掲げれるか。
それはその人の心の有り様によります。
そして大切なのは明確な目的・目標が必要です。
自分の進むべき方向に向かっていくのです。
また人の心は弱いものです。
人生の中でつまずいたりすると、つい投げやりな気持ちになることもあります。
それでも帆は張り続けましょう。
気落ちし、帆を張る努力をしないと吹き溜まりの中に落ちていきます。
辛くても、しっかりした帆を張り続ける。
このことが大切だと考えます。
6人の羅漢さん?
今日は25日の金曜日。
クリスマスですが、明日の土曜日から休みに入るので、今日は大掃除という会社も多いでしょう。
掃除をすると改めて「ああこれあったな〜」というモノを見つけます。
自宅で自分の部屋を掃除をしていると、机の上の棚のところに可愛い6人の羅漢さん?の像があるのを改めて気付きました。
20年ほど前から私の手元にありますが、その入手経緯はよく覚えていません。
いつの間にか私のところに来ていました。
6人の羅漢さん。
居眠りをしている人、背伸びしている人、怒っている人もいます。
この6人はなんなのでしょうか?
誰かお分かりの方がいれば教えてください。
ただ、この6人の羅漢さんが来てからいいことが起きているような気がします。
そしてこの6人の仕草を見ているとホッとします。
当り前のこと
先日のテレビで、今治タオルの偽装問題が報道されていました。
日本の繊維関連会社は長い間中国製品などに押され苦しんできました。
その中で愛媛では何年か前に苦労して今治タオルブランドを立ち上げ、一気に人気が出てきたのです。
そのな中での今回の偽装問題。
今治タオルを作っている中の1つの会社が起こした問題ですが、それだけでブランドに大きな傷を付けていましました。
日本ではその他にも多くの会社の偽装問題が起きています。
化血研という会社も大きな問題を起こしています。
偽装は会社ぐるみもあれば、現場責任者の独断もあるかもしれません。
偽装ではありませんが、以前は食品工場で異物を入れるという問題も起きています。
1つの偽装が会社の存続問題に発展していきます。
経営者が知らない間に現場で起きたからといって言い訳はできませんん。
日本人の考え方が変わってきたのでしょうか。
私たちが親から教えられた「正直に真面目に生きる」という「当り前」のことができていない。
日本人は昔から「正直に真面目に」モノを作ってきました。
だからこそ日本製品は世界から信頼されているのです。
このままではその信頼が崩れてしまいます。
年末のこの時期、経営者は今年の反省と来年の構想を考えているかもしれません。
利益率や効率などの数字も大切ですが、自社で「当り前」の土台が出来ているのか。
それを改めて考えてみるいい機会かと思います。
ご近所先生企画講座
先週の土曜日、「ご近所先生企画講座」の交流会に参加してきました。
この講座の講師ばかり50名以上が集まりました。
「ご近所先生企画講座」というのは札幌市生涯学習センターが7年前より始めた事業で、講座の講師は希望する札幌の一般市民です。
私はこの講師として4年ほど前から参加しています。
私の担当は「身の丈起業のススメ」
この講座の講師になったのはチョットしたキッカケからです。
講師になったおかげで、今までとは違った人達とのネットワークができました。
身丈会という会もできました。
それまでの知り合いと言えば経営者が中心で、そのような団体にも入っていました。
しかしご近所先生の講師を務めてからは、さまざまな仕事の人達との出会いが一気に増加。
年代層も20歳代から70歳代。
楽しいことがたくさん生まれました。
この「ご近所先生企画講座」がそのキッカケを作ってくれたと感謝しています。
「ご近所先生企画講座」の交流会のあと忘年会、2次会と続きました。
講師同士の交流も生まれています。
絵画展示会
昨日は親しい友人たちとホテルでランチ会をし、その帰りに1人でリボンハウス絵画教室の「クリスマス展示発表会」に行ってきました。
その絵画教室は札幌を中心に何百人の数の生徒さんに絵を教えています。
リボンハウス絵画教室とのお付き合いは4〜5年ほどになります。
毎年春には、アメリカの子供達と桜の絵の交換プロジェクトに参加していただいています。
「クリスマス展示発表会」には2歳児から大人までの1000点ほどの絵などが飾られていました。
その展示されている中で特に感動したのは5歳児たちの絵です。
画面から飛び出さんばかりに大きくか描かれた牛やパンダやサメなどの動物達。
その使っている色も明るくそして大胆。
「5歳児がこんな絵をかあくの?」と驚きます。
説明していただいた岩田先生によると「5歳児だから大胆に描けるので、大きくなるにつてその良さがなくなっていきます」と言います。
この子供達の絵をそれぞれが自宅に持ち帰り、部屋に飾るとパッと明るくなることでしょう。
子供の絵ってすごいですね。
この展示発表会は今月の19日まで札幌の時計台ギャラリーで開催されています。
ご興味ある方はどうぞ行って見てください。
元気をもらえますよ。
人間力
仕事をしていると「段取り8分」などと言われます。
準備することは大事です。
しかし、それと同時に突発的な問題が発生した時に必要なのは「対応力」であり「対処力」です。
どんな万全な計画や対策を練っても、100%その通りにはいきません。
思った通りに進まない。
思いがけない問題が発生した。
という時こそ「対応力」や「対処力」が求められます。
それはまた「人間力」とも言えるでしょう。
「経験」「「情報」「ネットワーク」
それと「勇気」です。
「頼りになる人」
「人間力」のある「頼りになる人」
それこそ、会社において社長に求められる第1の資質だと考えます。
モチベーション
モチベーション。
身体的不調や、環境によって「今日は仕事したくないな〜」と思うことは誰にもあります。
あの稲盛和夫さんにもあったと聞きました。
その時、色々な方法でモチベーションを高める努力をします。
社員の「モチベーション上げ」を管理者やマネージャーの仕事をしている会社があります。
仕事がしやすい環境作りは管理者やマネージャの仕事ですが、個々人の心の持ちようは各自の責任です。
やる気を出すか出さないか。
それは本人の問題であり、管理者やマネージャの責任ではありません。
「やる気のない人がいるからこそ、やる気のある人に成功のチャンスがある」
そう思った時、またモチベーションが高くなるのかもしれません。
モチベーション。
心の有り様。
これは常に自己責任です。
I(アイ)ターン
先週末東京で、ある起業支援団体の集まりがあり参加してきました。
80名ほどの人が集まり、ビジネスプランのプレゼンテーションなどがなされました。
また東北を中心として地域おこしのイベントアイディアの募集なども行われました。
メイン行事の1つに「地方で起業! UIターンで起業!その魅力を語り尽くす」という題でのパネルディスカションもあり、私もそのメンバーとして少し話しました。
北海道は150年ほど前、日本中から人々が集まり、創り上げられた土地です。
言うなれば北海道は「Iターン」の人々によって創られたのです。
だからこそ、北海道には他所者に対して優しい風土があります。
北海道で起業している人の中で「Iターン」して他所から来た人の割合が7割ほどあると私は思っています。
最近は農業での起業ばかり注目されていますが、北海道には漁業もあります。
林業だってあります。
北海道はまだまだ起業の可能性の高い土地です。
これからも全国から北海道に若い人が集まってくるかもしれません。
これからの北海道、楽しみです。
良いところ
「優れた経営者「と「そうでない経営者」
その違いの1つに、自社の良いところを数え上げることができるか、悪いところを数え上げるかの違いです。
どのような会社でも欠点や不足部分はあります。
それを取り上げて嘆いていても、進まないどころか落っこちてしまいます。
キリがありません。
それより良いところや長所を見出しそれを伸ばしていく。
足が悪い人。手がきかない人。
身体が不自由な人がいます。
そのような人でも、それを嘆くより、まだ目が見える、耳が聞こえるという長所を見出し、イキイキと生活している人が多くいます。
人も会社も、自分の良いところを数え上げれば、悪いところの数より絶対に多いはずです。
それを自信にして積極的に踏み出していく。
経営者のチョットした考えで業績も変えることができるはずです。
利他の心
世界は1つ。
人類は皆兄弟。
これはいつの時代に言われていた言葉でしょうか。
昨今の報道を見るにつけ読むにつけ、利己主義の国や人々ばかり。
アメリカの孤立主義。
ロシア、中国、北朝鮮などの独裁体制。
近くでは、日本と中国・韓国との軋轢。
そこにあるのは排他的な考え方しかありません。
過去にこれだけ自由に海外を往来できた時代はありませんでした。
ネットでも簡単に情報を得ることができます。
より他国を知ることが出来る時代です
それなのにより閉鎖的になっています。
排他主義になっています。
世界中がそのような悪い流れになりつつあります。
なぜでしょうか?
それは自国のことしか、自分のことしか考えないから。
今の時代にこそ大切なのは「利他の心」
世界中、国という単位では悪い方向に流れて行こうとしていますが、それに疑問を持っている人は世界中に数多くいます。
1人でも多くの人が他を助ける「利他の心」を持てれば悪い流れを止めることが出来るかもしれません。
そのような思いを1人1人持ち続けることが必要。
そう考えます。
スナックのマスター
昨日、私の事務所に来られて方の話です。
先週の金曜日に友人と行った近くにあるスナックのマスターです。
そのマスターは友人の知り合いで、元大手広告会社電通のデザイナーでした。
スナックは1960年代のアメリカのグッズが飾られ、当時のレコードからジャズが流れています。
彼が選んで飾られた小物は、古き良き時代のアッメリカグッズで、「欲しい」と思う物ばかりです。
その店も今月いっぱいで閉じてしまうとのこと。
今後は「物書き」として腰を据えて小説を書いていくと言います。
彼はすでに何冊かの本を出版していて、その1冊をいただきました。
「And I Love You So」という恋愛小説です。
彼は70歳になります。
その歳になってもこのような本が書ける。
素晴らしいことです。
マスターはこれから自分の先祖を調べながら、それを題材とした明治からのノンフィクションを書くとのことです。
そのためには、図書館や古文書館、また現地調査をしたり人に会ったりしなければなりません。
ますます忙しくなるようです。
「このような生きがいある道もあるのか」と感心しながら話を聞いていました。
これから交流が深まりそうです。
ツブ貝その2
昨日、「目の焦点が合わない」という話を書きました。
昨日早速に主治医の内科の先生のところへ行きました。
その先生も原因がわからず、「念のため脳の検査をしましょう」ということで紹介状をいただき脳神経外科へ。
MRI・MRAの検査をしましたが全く異常はありませんでした。
それを聞いた時、本当にホッとしました。
「脳梗塞か?」という心配がありました。
でも原因がわかりません。
脳診断した先生から、「念のため神経科の先生に診てもらうといいですね。」と言われ、同じ病院の別の先生に診てもらいました。
それでも原因はわかりません。
日曜日から眼科、内科、脳、神経の4人の先生に診てもらいましたが、原因もその処置もわかりません。
「その内に良くなりますよ」という言葉をいただき終わりました。
未だに目の焦点が合わず物が2重に見えます。
ただ、今回の件で脳の検査をしてもらい、異常が無かったということは良かったと思っています。
今回診てもらった4人の先生に「ツブ貝の毒」についてお話しましたが皆さんは即座に否定しました。
ネット上には札幌市から食中毒情報として発信されて、「物が二重に見えるなどの視覚異常やめまいが起きる」と掲載されているのに・・・・
ツブ貝
先週の金曜日に昔からの友人と酒を飲みました。
1人はKさんで木工作家でありながらイラストレーターでもあります。
彼が書いた「熊出没注意」のイラストが北海道中のみやげ店で色々なグッズや飲料として売られています。
30年ほど前からの付き合い。
もう1人はステンドグラス作家のFさん。
札幌市豊平川サケ科学館のステンドグラスなどを手がけています。
彼女とは幼稚園からの付き合いです。
以前は彼らも含め、異業種の人達と「美味しいものを食べる会」を作って定期的に会っていました。
金曜日は彼らと久しぶりの飲み会。
楽しい会話と美味い酒に酔いました。
そして楽しく会が終わりました。
ところが翌朝起きた時、びっくり。
寝床で目を開けると、まだ酔ったように目の焦点が合いません。
二日酔いではないようですがフラフラします。
その症状が日曜日になっても治らず、日曜日も診察している眼科に診察してもらいましたが、目に異常はありません。
ネットで調べました。
①脳梗塞の前兆
②ツブ貝の貝毒によるめまい
その症状の原因として、この2つが出てきました。
確かに金曜日に大きくて美味いつぶ貝を1個食べました。
それが原因か?
ネットの情報には「貝毒の目まいなどの症状は2〜3時間ほどで消える」書かれていましたが、今日になっても取れません。
さて、それでは脳梗塞の前兆か?
とりあえず今日病院に行きます。
今日参加予定していた忘年会はキャンセルしました。
どうぞ皆さん、お体大切に、そして貝毒に気をつけてください!
知らないことなど無い!
エネオスのテレビCMで女優の吉田羊さんが「私には知らないことなど無いんだから!」と言うセリフがあります。
「知らなかったな〜」というセリフも後から続きます。
人は往往にして知らないと言えず、知ったかぶりをしてしまいガチです。
「知らない」と言えず、そのまま話が流れて行き、話に参加することが出来ないことがあります。
会社の会議で、何でもかんでも知らないと言うと「少しは勉強してこい!」と言われたり、話の腰を折ると思われたりしますが、知らないことを知らないと言える勇気は必要です。
そのような勇気を持っている人は間違いなく伸びます。
「自分はなんでも知っている人間」に見せようとすると辛いものです。
「自分は何も知らない人間ですから教えて下さい」と言える。
歳をとるとそれが出来なくなりがち。
気を付けたいと思っています。
カシオペア
札幌を16時12分出発し、上野には翌朝の9時25分到着する17時間ほどの旅でした。
このカシオペアは来年の3月に廃止になる事が決まっています。
妻は昔から北斗星、カシオペア、トワイライトエキスプレスのどれかに乗るのが夢でした。
それがやっと叶いました。
今、実際に走っているのはカシオペアしかありません。
そのカシオペアはいつも満席で、今回も満席。
私達は1か月以上前から予約をして取れました。
私達の部屋はスイートルームでリビングルームとベットルームに分けられています。
ウエルカムドリンクやモーニングコーヒーのサービス、朝刊もサービス。
夕食は食堂車で。
豪華な旅を経験しました。
それにしても常に満席のこのカシオペアが廃止になるのが不思議です。
北海道新幹線が開通するのが原因だそうですが、勿体無い話です。
その北海道新幹線は料金が高いと言われていながら、収支予想は赤字とのこと。
私達札幌に住んでいる者の内、東京に行くのに新幹線利用するという人はほどんどいません。
飛行機を使う方が、料金的にも時間的にもいいのです。
新幹線開業の意味がわかりません。
速さや便利さは飛行機。
旅行の楽しさは鉄道。
その鉄道旅行の楽しさの1つが来年3月無くなります。
誠に残念!
命日
昨日は父の5年目の命日でした。
坊さんを呼んでお経をあげてもらい、夜は会食。
私たち兄弟姉妹4人揃ったのは1年ぶり。
昨年も父母の命日でした。
私たち兄弟姉妹は仲がいいと思います。
それはとても幸せな事であり、亡くなった父母も喜んでいる事でしょう。
そう言えば、父も生前は弟2人と毎週金曜日に一緒にランチを食べるのを「決め事」としていました。
「兄弟は他人の始まり」と言われます。
親が死ぬと兄弟姉妹が疎遠になっていく。
そんな話も聞きます。
私達兄弟姉妹は来年、夫婦で旅行へ行く話も出ています。
フッと父母が喜び、笑う顔が目に浮かんできます。
専業主婦
来年の夏に、イギリスに嫁いでいる三女の家族が遊びに来るのが決まりそうです。
その時は東京・神奈川・千葉にいる兄弟姉妹の家族も呼ぶ計画です。
私たち夫婦が元気なうちに皆んな集まって大宴会をしようと思っています。
私達には子供が5人います。
それの連れ合いが5人、それに孫が6人ですが、来年にはもう1人増えそうです。
私たち夫婦入れて19人になります。
考えてみれば、私と妻の2人から始まった家族が19人になりました。
これはただただ妻のおかげです。
妻は私の安い給料の中で5人の子供を育てました。
5人が子供がいましたので働きに出る事も出来ませんでした。
(妻が稼ぐお金より保育料の方が高くなります)
専業主婦として子供を育て、私を支えてくれました。
でも今の時代、その専業主婦が肩身を狭い思いをしています。
働く女性を支援することはもちろんいい事ですが、多くの子供を育てるために頑張る専業主婦も認めてあげていいと思います。
それなのに一律に専業主婦の扶養控除が廃止されようとしています。
少し疑問に思う此の頃です。
15歳起業
今朝、出がけのNHKのニュースで「15歳で起業」という特集が流れていました。
題名だけ見て出て来たので、詳しくはわかりませんが「15歳で起業」というところが少し気になります。
私の小学生・中学生の頃、先生から「金儲けは悪」的は話を聞いていましたので、金持ちは不正なことをしてお金を稼いだと思っていました。
その考えが大学生の頃までひきづっていて学生運動もしました。
社長をしていた父とも衝突しました。
でも父は経営者として真面目に仕事をしてきたことは私にも良くわかっています。
あの小学校・中学校のときの先生の「金儲けは悪」的な考えは偏向的な話と思ってます。
日本が欧米・中国のように起業家が育たなかった理由がそこにあるようにも思います。
とは言っても今15歳で起業というのも少し気にかかります。
自分のしたいことを始めるのに歳は関係ないのですが、15歳の中学生にとってその時期は大事な時。
これからの人生で必要な基本的な考え方は小中学生で身に付くものだと私は考えています。
規則正しい生活、友達作り、クラブ内の上級生との関係、成績を上げるために頑張る努力。
それに挨拶や感謝する心。
人間としての基盤は小中学生の時に作り上げられるものです。
それを身に付けた上で、持ち続けた起業への思いに挑戦する。
それでも遅くはなく、またその方が大きく花開くと思います。
15歳の起業。
応援したい気持ちを持ちながら、少し気に掛かります。
経営者はコメンテーターではない
テレビの情報番組を見ていると、コメンテーターと言われる人が出ています。
評論家とは違います。
評論家とコメンテーターの違いは評論を職業とする人か、ただ意見を言う人かの違いだと思います。
評論家はそれなりに筋の通った考えを話しますが、コメンテーターはその場の雰囲気や時勢を見て意見を言います。
ただ時として、どちらも自説に都合のいい情報を集めてきて述べていることも多いように思います。
一方経営者はどうでしょう。
経営者は評論家でもコメンテーターでもダメです。
実践者です。
でも、時として評論家やコメンテーターのように、自分にとって自社にとって都合のいいデーターや情報だけを当てにして経営判断していることはないでしょうか。
現場に入って現状を認識し、その中で問題点を探し出す。
現場に入るのを嫌がり、悪い情報を避ける経営者は経営者失格。
私はそう思います。
抱負
「夢を持ちなさい」
よく言われる言葉です。
確かに、夢を持ちそれを追いかける人はいます。
しかし、実際に自分の夢を持っている人はどれほどいるでようか。
時として、その夢を持たなければという思いで、無駄な「夢探し」をしている場合があります。
年末の今の時期、「来年の抱負は?」と聞かれることがよくあります。
先日テレビを見ていた時、料理愛好家の平野レミさんがこの抱負についていいことを言っていました。
「抱負なんて言われてもそんなのは分からない。
それより今自分が好きなことを一所懸命していればいい。
一所懸命していて、ふと自分のしてきたことを振り返ると1本の道になっている。」
そのようなことを言っていました。
今自分の目の前にあることを一所懸命していければそれが自分の人生。
振り返ると自分の道はしっかり1本道になっている。
そのうちに生き甲斐や、やりがいが生まれてきます。
そう考えると、人まねでない、しっかりした自分の生き方ができます。
目の前にあることを一生懸命してきた結果、多くの人や事柄に出会い、若い頃に思い描いていた人生とは違うけれど満足できる人生を送れる。
私はそう思います。
ホテル再建
昨夜見たフジテレビの「アンビリバボー」という番組。
途中から見たのですが感動的な内容なでした。
ご覧になった方も多かったのではないでしょうか。
「ホテルアソシア 名古屋ターミナル」というホテルの再建物語です。
21年前、近隣に出来た大型ホテルの影響を受け業績は最悪の状態でした。
そこに雇用対策室長として赴任してきたのは、ホテル未経験で、鉄道の労働組合委員長であった柴田秋雄氏です。
赴任早々、彼は社長から人員整理を命ぜられました。
結果、従業員150名の内110名をリストラし、残った40名と補強したアルバイトで営業を続けることになりました。
リストラする時、彼が心がけたのは、他のホテルでも採用されるだろう優秀な人から声を掛けて辞めてもらったのです。
再就職しやすい人から辞めてもらったのです。
残った従業員は他企業に転職できなかったり、転職する勇気もなくホテルに残った従業員です。
どちらかというと「落ちこぼれ」です。
柴田氏はリストラの後に総支配人となり、彼らを率いたのです。
ホテル存続の危機の中、従業員達の士気は最低でした。
そこで柴田総支配人が最初に手を掛けたのは、社員食堂などを整備したり社員の誕生会を開いたり、従業員のための改革を始めました。
社内からは経費の無駄という抗議も受けましたが、「お客様が笑顔になっていただくためには私たちが笑顔でなければならない」という考えが総支配人にはありました。
そして「日本一幸せな従業員が働けるホテルにしたい」という思いもありました。
その後色々な紆余曲折はありましたが、業績は回復して行きました。
このホテルは5年前に建物の老朽化により閉館しましたが、2017年に名古屋駅前に新たにオープンする予定とのこと。
この再建劇の中で特に心に残ったのは、柴田総支配人が率いた「落ちこぼれ」と言われた従業員達に自信をもたせたことです。
そこには「日本一幸せな従業員にする」という熱い思いがありました。
ホテルにとっての財産。
それはそこで働く人達です。
お客様より先に従業員を大切にする。
この考え方こそが再建の大きな要因であったように思います。
焦点ぼかし法
「焦点ぼかし法」とは、あえて焦点をズラすとか曖昧にするという意味です。
私の造語です。
仕事をする上で大切なのは、常に意識を集中し問題点を見つけ出す力です。
「有意注意」です。
しかし仕事を離れた時は「焦点ぼかし法」に切り替えるのです。
それは人との調和の基になります。
普段の生活の中でちょっとした人のミスが気になり咎めてしまう。
咎めなくても心の中に引っかかり、面白くない気持ちになる。
そうするといつもイライラした気持ちになったり悩んだりする。
そうならないために大切なのは人のミスに焦点を合わせないことです。
「どうでもいいこと」と思うことです。
そうすれば人に優しくなれるはずです。
この歳になってそれが少し分かってきました。
焦点を集中する時とぼかす時。
その切り替えが大切になります。
その基準は自分にとって「何が大切か」「誰が大切か」が明確になっていればできるはずです。
大切な仕事に対しては厳しくても、仕事を離れれば「部下が大切」であり「家族が大切」になります。
大切な人には「焦点ぼかし法」。
私も妻に使っています。
セトモノ
「セトモノとセトモノと
ぶつかりっこするとすぐこわれちゃう
どっちかやわらかければだいじょうぶ
やわらかいこころをもちましょう
そういうわたしはいつもセトモノ」
これは相田みつをさんの詩で、ACジャパンの広告としてテレビで流れています。
先日のフランスでのテロは私たちに大きな衝撃を与えました。
今朝のニュースでは「イスラム国対G20」の戦いが本格的に始まると報道されました。
互いにどんどん硬化している状態です。
また一方、G20の国々も互いに張り合っこしています。
ロシアと欧米、中国と日本・アメリカ、アラブとイスラエル。
その他数え切れないほどの対立が起きています。
対立の始まりは「正しい」「正しくない」の観点で、相手を非難します。
互いに理論武装して防備を固くしています。
ちょっとぶつかれば欠けるし、下手すると粉々になってしまいます。
「イスラム国とG20」や「イスラエル対アラブ」は宗教的対立でもあります。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、それぞれが自分の宗教が正しい。
相手の宗教は邪教だと言って非難しています。
そんな時、斉藤一人さんの言葉を思い出します。
「正しい」を「楽しい」に置き換えると争いはなくなります。
「キリスト教徒の人が『私の宗教は楽しい』と言えば、イスラム教徒の人は『いや私の宗教のほうが楽しい』と言います。
そうすると『お互いの宗教が楽しくてよかったね』となりケンカが起きません。」
「正しい」を「楽しい」に置き換えて物事を考えれば、セトモノからやわらかいモノになっていく。
世界のことを考えることは必要ですが、自分の身の回りのことから考えていくことも大切だと思います。
講座終了
先週の木曜日に私が担当していた講座が終了しました。
今回の講座のための準備は3ヶ月前からしており、肩の荷が下りた気がします。
この講座を通して感じたことの1番は、参加者の受講に対する熱意です。
毎週木曜日、全5回の講座でしたが、その講座ごとに宿題を出しました。
レストランを開業する想定で、近隣調査、市場調査、競合店調査をしてもらいました。
翌週の講座まで実施してもらい、その結果に基づいて料理コンセプト、店舗コンセプトを作成してもらいます。
それを踏まえて事業計画書、収支計画書、資金計画書、返済計画書を実際に作成。
1講座の時間は2時間ですから、その作成作業は講座の中ではできません。
自宅でしていただきました。
講座では収集したデーターの確認と方向性を決めました。
最終日には各グループから事業計画書、収支計画書、資金計画書、返済計画書を発表。
最終日に参加していただいた日本政策金融公庫の創業支援センターの所長さんから講評をいただきました。
この講座では、参加者の熱心さに押され、私も毎回しっかり下調べなどの準備をして臨みました。
自分自身、改めて勉強しました。
私の講座の後も講座は続きます。
作り上げた店の事業をどのように告知していけばいいのか。
その講座が別の講師によって続けられます。
ホームページの作成、その管理、またブログ・Facebookやツイッターなどを活用した告知です。
12月17日まで続きますが、中身の濃い講座になると思います。
鬼が笑う
もう今月も10日を過ぎました。
この時期は、月末から12月にかけ忘年会の予定が入ってきています。
今年の12月は特に行事が立て込んでおり、既に忘年会を入れられる日は少なくなってきました。
「来年のことを言うと鬼が笑う」という言葉があります。
人の寿命を知っている地獄の鬼が「お前は来年のことを話しているが、お前には来年はないんだぞ!」と笑うのです。
あと残り1ヶ月半の今年。
十分気をつけて過ごしていきたいものです。
お母さんをパチンコ屋に連れて行く
以前に紹介しました、稲盛和夫さんの本「ごてやん」の中に、心に残る話がありました。
「もしも今、母が生きていたら・・・・
そんなふうに夢想してみる。
田舎の家のちゃぶ台の前に座り、母が作ってくれる美味しい味噌汁や魚の干物を食べさせてもらえたら幸せだ。
母と今もし一緒にどこに出かけられるとしたら、鹿児島に帰り、パチンコ屋へ連れて行ってあげたい。」
稲盛さんが京セラの社長と大成された頃はお母さんの毎日にも余裕が生まれました。
お母さんは小遣いができるたびにパチンコ屋に行くのを楽しみにしていたそうです。
稲盛さんも鹿児島に帰るとその度に一緒にパチンコ屋に出かけたようです。
そんなことから、今お母さんが生きていたらパチンコ屋に連れて行ってあげたいというのです。
パチンコをするお母さんをお父さんは面白くなかったようですが、稲盛さんはお母さんがしたいことをして上げました。
世間体も気にしなかったのです。
稲盛さんは本当に「お母さん子」だったのでしょう。
私の父も「お母さん子」だったようです。
先日、妻が生前の私の母から聞いた話だと言って教えてくれました。
祖母が同居していた時、祖母の部屋と父母の部屋とは居間を挟んで向かい合わせにありました。
父は寝る時、祖母が寂しがらないようにと、2つの部屋の引き戸を少し開けて寝たそうです。
ともにお母さんを大事にする話。
そんな話を聞いて、ほのぼのとした気持ちになりました。
人生は一筆書きのようなもの
ある本を読んでいると「人生は一筆書きのようなもの」という言葉がありました。
過去に書いた出来事は今更書き変えることはできません。
でも、自分の現在そして将来は自由に描くことができるということです。
確かに過去のことは変えることはできませんが、これからは自分の思うままに夢を描くことができます。
しかし、夢を描こうとしても実際に自分の夢を持っている人はどれほどいるでしょうか。
自分の夢を明確に持っていれば、いままでの人生も後悔するものではなかったはずです。
多くの人は自分の夢を持ちたいと思っても、何が夢なの分かっていない。
それを知ろうとしている内に月日は過ぎていきました。
もしかしたらこれからも、自分の夢が何か分からないまま月日が無駄に過ぎていくのかもしれません。
それなら今、自分がしていることを一生懸命してみる。
今の仕事を一所懸命に頑張ってみる。
1日1日を大事にしていく。
そうしていく内に自分の夢が見つかかもしれません。
1日1日を一生懸命頑張って現在を描いていく。
そうすることで、自分の満足いく将来を描いける。
私はそう思います。
腕を組む
昨夜、夕食を摂ろうとあるカフェに入ろうとした時の話です。
店に入ろうとした時、店主らしき人が腕を組んで入口の方を向いていました。
途端に私は店に入るのを止めました。
店主が腕を組んでいるところには入れません。
腕を組むポーズは「拒絶のポーズ」です。
その店主は知らずに、癖で腕を組んでいたのかもしれません。
しかし、腕を組むポーズは「入ってくるな!」というメッセージをお客様に与えてしまいます。
店の人達が知らず知らずにしていた行為が多くあります。
髪の毛がボサボサの人が料理を作っていたり、カウンタの中でタバコを吸っている調理人。
お客様にお尻を向けておしゃべりをしているウエイトレス。
「ありがとうございました」と言いながらお客様の方を向いていないレジ係
「お客様の入りが悪い。どうしてか分からない」と言う店主がいますが、自分達の気づかない行為がお客様を遠ざけているのです。
そう言えば、雑誌などで有名料理人の写真を見る時、ほとんどの人が腕を組んでいます。
「俺は凄いんだぞ!」と言っているように見えます。
そう見えるのは私だけでしょうか。
ごてやん
昨日、稲盛さんの新刊「ごてやん」を買ってきました。
「ごてやん」とは鹿児島の言葉で「ごねる」という意味で、素直に言うことを聞かず、わがままを言って相手を困らせることだそうです。
「ごてやん」は稲盛さんのお母さんのことが書かれています。
稲盛さんはこれまで多くの本を出してきましたが、ほとんどが経営に関することや、人としての生き方について書かれている本がほとんどでした。
プライベートなそしてお母さんのことに書かれている本は初めてではないでしょうか。
この本を半分ほど読みましたが、稲盛さんは60歳を過ぎた頃より、1日に何度か「お母さん」とつぶやいているそうです。
何かあると「お母さんありがとう」とか、お酒を飲み過ぎた時は「お母さんごめんなさい」と言うのです。
本の中で、堂々と「自分はマザコンだ」と言い切っているように見えますが、それがとても微笑ましいのです。
そう言えば私も何かある度に「お父さん」とか「お母さん」と口にしています。
口にすると、いつも側にいてくれるような気持ちになります。
きっと私もマザコンなのでしょうね。
2代目社長
稲盛さんが主催する盛和塾には2代目3代目社長が多くいます。
その社長たちに、「経営とはなんであるかを教える」のが盛和塾と稲盛さんは言われます。
先日小説を読んでいると2代目社長のことが書かれていました。
「2代目が社長になると、会社はエネルギーなしに勝手に動き続ける自動機械のように思っている。
経営はそんな甘いものじゃない。
誰かが魂のエネルギーを注ぎ続けない限り、その機能はやがて必ず停止する」
誰が会社を引き継いでも創業者が作り上げた会社のシステムは動き続けます。
番頭さんみたいな人が仕切ってくれるので、誰が社長になっても暫くは経営に大きな変化はありません。
その為、社長は楽なものと錯覚してしまいます。
「人脈を増やすのも社長の仕事だ」と言って青年会議所やロータリークラブに入り、ゴルフにも精を出します。
その内に会社はジリ貧で衰退していく。
そうすると今度はコンサルトに相談し、頼ってしまいます。
「何としても社員を守り、会社を成長させるのだ」との強い思いがなければ社長になる資格はありません。
社長は利己を捨て、真剣に取り組んでこそ会社は成り立つ。
やはり社長の魂のエネルギーを注ぎ込む情熱がなければ会社は淘汰されます。
甘え上手
部下と上司。若者と年配者。
そのような「上下関係」はいろいろな場面であります。
最近フッと思うことがあります。
「甘え上手」と「甘え下手」と言う言葉です。
「甘え上手」と言うと「手練手管を使って落とし込む」とか「ゴマスリ」の悪いイメージがあります。
でも、私はその人に可愛がってもらおうとか、教えを請おうとする姿勢は大事だと思います。
目的が上の者を騙す行為でなければ、「甘える」ことはいいと思っています。
それより「甘え下手」の人の方が問題です。
「甘える」ためには本当の自分を晒け出す行為が必要で、勇気がいることです。
本当の自分を見られたくないとか「いい格好」でいたいと思うと甘えられません。
思い切って飛び込んで、教えを請おうとしない。
そして「甘え上手な人」をゴマスリだと言ってしまう。
「甘え下手」のもう1つのパターンは「控えることを知らない人」です。
「甘える」という行為と「土足で相手の心に入り込む」のとは違います。
これをわきまえないと、嫌われてしまいます。
私は過去を振り返ると「甘え上手」だったと思います。
新入社員で銀行に入った時から、現在に至るまで、多くの上司・先輩に恵まれ、助けていただきました。
引き上げていただきました。
現在の私があるのはそのような人たちのおかげです。
その感謝は今、「恩送り」でお返ししようと思っています。
若い人に言いたいです。
遠慮なく甘えましょう!
プレオープン
私が住む琴似の街に新規オープンの飲食店が増えています。
ステーキの店が3軒、立ち喰い寿司の店が1軒、蕎麦屋が1軒、イタリアンが1軒。
先日、オープン前の立ち喰い寿司、立ち喰いステーキの店の前を通ると、テレビ局のカメラが入っていました。
翌日の新聞にはチラシが入っており、オープンから1週間ほど半額程度の料金で提供とありました。
そして今月22日に大々的オープンをしました。
オープン当日は開店前から行列が出来ていました。
オープンの翌日、13時頃偶然その店の前を通ると、店主らしき人が慌てて暖簾を下ろし、閉店の看板を出していました。
13時はまだ営業時間中です。
よく分かりませんが、何かトラブルが発生したようです。
飲食店がオープンする時、往々にして前宣伝や特別割引などをして、お客様を集めようとします。
しかし、オープン当初は店は、料理提供、サービス、会計など、まだ慣れておらず、不慣れな状態の場合がほとんどです。
そんな時、多くのお客様が殺到すると、クレームの山を築きます。
「こんな店2度と来るか!」と思わせてお客様を帰らせてしまいます。
料金割引や、宣伝してお金をかけても、結果的にはクレーム客を作っているのです。
対策としては「こっそりオープンする」ことです。
本格オープンする前に、親しい人達向けのプレオープンをして、自分たちの仕事の流れを確認し、不手際のところを指摘していただきます。
その時のお客様は仲間内ですから協力的です。
料理提供や、サービスの流れが修正出来てから、グランドオープンをします。
その時こそ大々的宣伝して、お客様が沢山来ていただいても大丈夫です。
クレームは格段に少なくなります。
近い内に、先ほど書きましたオープンした各店に行ってみようと思います。
どんな美味しいものが食べれるか、楽しみです。
横ライン
昨夜ある社長の話を聞いていると「クチコミは横ラインで広がる」と言っていました。
縦ラインではないのです。
クチコミは仲間同士で広まります。
仲間同士は横ラインです。
コミックは同好の士で広がります。
金持ち同士も横ラインです。
商品を売る時、クチコミ利用は大切です。
方法はいろいろあるでしょうが、どのような層に広まって欲しいのか。
ターゲットが明確でないと効果が薄れます。
女性がターゲットと言っても、年齢・年収・趣味によって購買意欲が違ってきます。
どの横のラインを選定するのか。
これが大切なところです。
公私混同
今日は「公私混同」について書きます。
「公私混同」の意味は「公のことと私的のことを混同する」ことです。
会社の物やお金を勝手に私することは禁じられています。
それが発覚すると懲戒ものです。
「公私混同」というとそれだけのことに思われがちです。
しかし逆のことも同様です。
例えば、会社の経費とするところを自分のお金で処理してしまうことも含まれます。
営業で使った電車代や飲食代を経費として処理するところを面倒だからといって自分のお金で済ましてしまう。
そうすると頭の中に「あの時の経費は自腹で支払いをしていた」と常に思っています。
ある日友人と食事した時、「この間、経費を自腹で支払ったから、この食事代は接待費として経費計上しよう」と思ってしまいます。
結果、私的費用なのに経費として請求します。
公私混同して、お金に対して感覚がルーズになっているのです。
社長は社員が公私混同をしないよいうに徹底しなければなりません。
しかし一方、社長自身も公私混同しないように努めなければなりません。
自分のお金を出資して会社の資本金としていると思うと、会社が自分のもののように勘違いしてしまがちです。
そのため、時として社員を私的な用事に使用したり、友人と遊んだお金を接待交際費として計上したりします。
これも公私混同です。
トップのしていることは常に社員に見られています。
社長は心しなければなりません。
レストラン開業擬似体験講座
「本気で会社創り」という講座を先週から始め、昨夜は2回目でした。
「ちえりあ」という札幌市生涯学習センター内にある「空きレストラン」が教室です。
講座では、この「空きレストラン」を借り受けて開業すると設定していました。
面積227㎡、68席のレストランを教室に開業擬似体験をしてもらいます。
希望により、1人で体験したい人、グループで体験したい人に分けました。
それぞれで会社を作り、作業をしてもらいます。
グループで体験する人達は社長やそれぞれの役割を決めてもらいました。
レストランを開業するにはまず「業種」を決め、「業態」を決めていきます。
そしてレストランを開業する上で重要なのは「コンセプト」です。
これが決まらなければ「業態」も決まらず、「事業計画書」もできません。
そのためにその資料として、このレストランの近隣調査表、地域調査表、競合店調査表を作り、実際に調査してもらい、料理コンセプトを作ります。
それぞれの調査は担当者別に分け、次回講座日までに作り上げてもらうことにしました。
受講者の皆さんは週末の休日に調査してくれるでしょう。
次回はそれぞれの調査結果を踏まえ、社長を中心にレストランの「コンセプト設計図」を作り上げる予定です。
最終日には、実施した調査の具体的データーを基に事業計画書を作成し、発表してもらいます。
その時には日本政策金融公庫の創業支援センターの所長さんにも同席していただく予定です。
講座参加者には、この一連の作業を通して、開業実務を学んでいただきます。
この講座が終わった時、受講者の皆さんに開業の自信が少しでも芽生えれば嬉しいです。
モノマネ経営
セブン&アイ・ホールディング会長の鈴木さんがある雑誌に「モノマネ経営」について書いていました。
それを紹介します。
新しいニーズはどこにあるか。
セブン&アイはアイディアの仮説を立て、挑戦し、結果を検証します。
儲かる仕組みは、仮説と検証を積み重ねる中で作られていきます。
仮説検証にはリスクが伴います。
しかし、変化の激しい時代こそ今まで通りのことをし続けることの方がリスクが大きくなります。
また、どこかの会社が成功したことをマネする会社も多くあります。
マネ経営をする方が楽のように思えますが、モノマネは相手の動きが気になって、進む道が制約され、差別化できないまま、やがて単純な価格競争に巻き込まれていきます。
一方モノマネしない経営はいかに新しいものを生み出せるかが勝負で、常に挑戦を求められ大変そうに見えます。
しかし、全方向に広角度で自由に考えられるので、むしろ楽であるという発想に切り替えるべきです。
以上のようなことが書かれていました。
当社にとっても耳の痛い話です。
尊敬される
昨晩、若い人たちとお酒を飲みました。
旨い酒と料理を出す店で、大いに盛り上がりました。
その中の1人のお話です。
彼は長く勤めていた会社を辞めたそうです。
辞めた理由として、社長の考えについていけなかったと言います。
その社長は一代でチェーンの飲食店を作り上げた人です。
いわゆる遣り手です。
しかし、彼がどうしても我慢が出来なかったことの1つが、社長の「誤魔化す」という行為でした。
社長は払うべき税金を減らすために、業務に関係しないモノでも、何でもかんでもでも領収書を集めてくるように指示するそうです。
社長はその領収書を経費として計上します。
そのような「誤魔化す」行為が仕事の色々な面で見られたようです。
ワンマンで、会社を私物化するのは、創業者で成功している遣り手社長に多いものです。
彼としては社長のそのような「考え方」や「行為」について行けず、精神的に参ったようです。
円形脱毛症になったと言います。
今、彼は会社を辞めて新しい生き方を探しています。
彼が今後再就職する時はきっと、その会社の社長が尊敬できる人か、自分と善悪の価値基準が一致する人か。
それを見極めていくことでしょう。
社長はお客様から、そして社員から尊敬される人でなければならない。
改めて思います。
バスの運転手
先日、出張の後泊の為に、羽田空港近くのホテルに宿泊しました。
そのホテルは羽田空港までバスで送迎をしてくれます。
朝、ホテルから空港までバスで送ってもらいました。
その時の運転手さんのことです。
歳は私より上で70歳くらいでしょうか。
まずは、その運転手さんの接客態度やその口上に感心しました。
バスへの荷物の運び込み、出発前の挨拶、運行中のアナウンス。
全て、紋切り的で、マニュアル通りにしているのです。
それでもそれがものすごく丁寧で、一生懸命なのです。
マニュアル通りの接客は無味乾燥で、あまりいい接客とは言われません。
でもその運転手さんのその姿に感動してしまいました。
歳を取ると変に意固地になったり、分かった振りをしたりするものです。
若い人には少しぞんざいな態度をとったりします。
それがその運転手さんにはありません。
まるで学校出たての新入社員のように行動しています。
この運転手さんも新人なのかもしれません。
それでも、歳を取っても、真面目で、仕事に真摯になり、懸命に勤めている。
暗記した口上を懸命に話している姿には、つい「頑張れ!」と言いたくなるくらいです。
そんな運転手さんの態度・行動は私の見本です。
素直な心、真面目さ、仕事への姿勢。
学びたいものです。
ただ、私より年配の人に重たいスーツケースを運び込んでもらうことには、少し申し訳ない気持ちになりました。
鮭料理教室
先日の土曜日、鮭料理教室が開かれました。
久保さんの漁師番屋を教室に、イクラのしょうゆ漬けを作り、鮭をさばき切り身を作り、そして白子の燻製作り。
その後はいつものように飲み会。
佐々木さんが持ち込んだ「日輪田、山廃、ひやおろし」の日本酒。
これが旨かった。
肴の白子の燻製もまた旨い。
鮭の白子の燻製を初めて食べた人も多かったようです。
空は快晴、海は凪。
気温も20度程度と、海辺の飲み会にはとてもいい天気。
午前の10時から始まり、家に帰り着いたのは18時でした。
さばいた鮭に、イクラ。
結構な重さで、持ち帰るのが大変。
でもとても楽しい「勉強会」でした。
今朝妻から言われました。
「これからしばらく鮭料理が続きますよ」
いいですよ!
今晩は石狩鍋のようです。
うまい日本酒買っていかなければ・・・
日本のギャンブル
今月は飛行機に乗ることが多く、乗る時はJALがほとんどです。
飛行機の座席には機内誌があり、なんとなく読んでいると、作家の浅田次郎氏のエッセイがありました。
読まれた方も多い方思いますが、それが興味深かったので紹介します。
浅田氏は無類のギャンブル好きで、各国のカジノなどにも出かけていきます。
その浅田氏がエッセイの中で日本のギャンブル事情を説明しています。
日本のギャンブルのトップはやはり競馬。
日本中央競馬会の年間売上は2兆5千億円。
競艇は9千5百億円、競輪6千億円、地方競馬3千5百億円、オートレース7百億円。
合計で4兆4千7百億円になります。
それに宝くじ9千億円を加えると5兆3千7百億円です。
また、それにパチンコやパチスロを入れると日本のギャンブル年間売上は20兆円になるそうです。
日本各地でカジノ作りが言われていますが、このエッセイの中で浅田氏は反対しています。
海外のカジノまで出かける、ギャンブル好きの浅田氏が反対しています。
既に多くのギャンブル施設が日本に存在しています。
これ以上のギャンブルは必要ないと言うのです。
私も大賛成です。
それにしても、日本の年間税収が50兆円、国債発行が同じ額があると言われる中、ギャンブルに年間20兆円も費やす日本の国民は裕福なのでしょうか。
色々考えてしまいます。
「ウルトラマン」と「ピカソ」
以前にある経営者から聞いた話です。
聞いた話ですから、どこまで正確にお伝えでいるかわかりませんが、それを紹介します。
星野リゾートの星野社長が講演で話したことです。
星野リゾートは軽井沢にあった「星野温泉旅館」を引き継いだ2代目の星野佳路社長が、日本各地に旅館やリゾート施設、結婚式場を展開している会社です。
それらの施設の中にはかって営業不振に陥ったモノも多く、それを独自の企画力を持って立て直してきました。
その星野社長が講演で話したのは、施設を立て直したり、新規に造る時、必要な人材のことです。
必要な人材は「ウルトラマン」と「ピカソ」。
「ウルトラマン」は物凄い力を発揮し、新規に開業・開発し施設を造り上げます。
しかし「ウルトラマン」は3分間しか力を発揮できません。
そのあと引き継ぐのは「ピカソ」です。
「ピカソ」は独創的発想で面白い仕組みと施設を考え出します。
人は適材適所と言われます。
新規事業に燃える人でもそのあとの運営は上手くないことが多いです。
その力を発揮するのは立ち上げの短期間しかありません。
また、いいアイディアを発揮する人でも、事業を立ち上げる情熱はあまりないものです。
しかし、その人たちを絶妙に組み合わせをして、画期的結果がもたらせられることが多いのです。
そして、人材を見つけ出し、適所につけるのは社長の見る眼の力です。
私の過去の経験からも思い当たることです。
新規に何かを始める時、最初に「ウルトラマン」。
次に「ピカソ」という順番を考えておくと、新規事業も上手くいくかと思います。
経営者が経営者を叱る
「経営者が経営者を叱る」
一般的に、会社の経営はそれぞれ独立しており、経営者は自分の会社を責任持って経営するものです。
他の人からとやかく言われる筋合いはありません。
でも盛和塾の中では「経営者が経営者を叱る」ことがよくあります。
先日ハワイでの盛和塾例会の時もその話が出ていました。
ハワイの盛和塾生の要望で、日本から何人もの盛和塾の経営者を招待し、指導してもらっているのです。
その時はあからさまに本音で話しているようです。
指導の基本内容は稲盛さんの教えです。
経営者である社長は会社の中では誰も叱ってくれません。
せいぜいコンサルタントから指導は受けるでしょうが、叱ってはくれません。
叱る方も叱られる方も、「経営を良くして上げよう」という利他の心と、素直に「なんとしても良くなりたい」とい気持ちがあってこそ出来るものです。
また「経営者が経営者を叱る」という行為は両者に信頼関係があって成り立つものです。
盛和塾の経営者同士は「ソウルメイト」と言われるのはそのようなことからでしょうか。
ハワイ例会
今日は盛和塾ハワイ例会の2日目です。
先ほど午前中の勉強会で終了。
昼食は弁当です。
手渡しされたその弁当、その量に驚きです。
ゆうに3食分あります。
今日の夕方に「お別れ会」という懇親会があり、明日ハワイを発つ予定です。
今回、わざわざハワイま時間とお金とを掛け、「羨ましいですね〜」という言葉を背に受け参加しましたが、やはり参加して良かったです。
滅多に聞けないアメリカ本土、ハワイ経営者の経営の話が聞けたのは大変な収穫です。
塾生はシカゴ、ニューヨーク、シリコンバレー、ロサンジェルスからも参加しています。
発表された経営者は中小企業が多く、苦労して経営していることがよくわかります。
その中で皆さんは稲盛さんのフィロソフィの教えを経営に取り込もうと努力しています。
英語しか話さない経営者もたくさんいました。
「アメリカ人にも稲盛フィロソフィが分かるのかな?」という疑問を持ったのですが、それは杞憂でした。
「素直」とか、「真面目」「正しいことをする」などは万国共通です。
逆に合理的な考えを持つアメリカ人にとっては新鮮に映るようです。
ただハワイの日本人経営者に聞くと、「誰にも負けない努力をする」となると、自分の時間を犠牲にしてまで仕事をするということに抵抗感を持っている人もやはりいるそうです。
昨日の懇親会の時、私の隣に座ったハワイの経営者とお話していると意気投合し、私の知人の日本の経営者とを引き合わせる約束をしました。
そのハワイの経営者は日本の経営者とのつながりが欲しく、また日本の経営者も同じ気持ちの人がいました。
ともにIT関連のお仕事をしているので、互いにいい出会いになればと思っています。
私は明日帰ります。
家族の中で金の話をするな!
家族の中で金の話をするな!」
これは私が子供頃、父が怒鳴って叱った時の言葉です。
私が母から家の手伝を言われた時、「幾らもらえるの?」など言ったらテキメンです。
正月のお年玉の金額で文句も許されません。
兄弟の間でお金の貸借りも禁じられました。
今になって「いい教えだった」と思っています。
おかげで兄弟姉妹間でお金のトラブルはありません。
それは同じように私の子供たちにも伝えていることです。
家族の中で、「得した」とか「損した」とかの思いがあると、その家族は決してうまくきません。
「良いこと」「悪いこと」が価値基準でなければなりません。
新聞を見るにつけ家族間の争いの記事が多いように思います。
多くが損得の感情がこじれた結果でしょう。
「家族の中で金の話をするな!」という言葉。
今度、改めて子供達に伝えたいと思っています。
相続税
今日は相続税の話をします。
相続税は今年の1月より課税対象者の拡大や税率の引き上げが行われました。
これにより相続税の対象者が拡大し、税収も増えます。
相続税に対しては「親の財産をもらうのだから税金を払っても当たり前だ」と思う人も多いでしょう。
しかし、この相続税を支払うために会社を閉鎖せざるを得ないという中小企業の経営者も多いのです。
日本の企業の95%以上割合を占める中小企業の経営者はそれほど高くない報酬で働いています。
年収1000万円ももらえればいい方でしょう。
その上、個人保証までして銀行から借り入れしています。
社長が頑張り、会社の業績が良くなると会社の株の評価額が高くなります。
真面目な社長は、自分の財産を作ることより、生活を質素にしながら会社のことばかり考えて頑張ります。
しかし社長が万が一亡くなると相続税が発生します。
社長の財産は会社の株がほとんどということもあります。
先日の日経新聞の「税金考」という特集記事に、ある中小企業の時価評価額が額面の500倍になっていたというのが紹介されていました。
1000万円の資本金で、株を全て社長が持っていれば50億円になります。
100倍でも1億円です。
それに対して相続税が計算されます。
しかし中小企業の株は上場企業と違って、ほとんど売買されません。
時価評価が高くても売れない財産。
相続する子供たちは支払えず、もしかすると会社閉鎖ということになります。
日本には一生懸命頑張っている中小企業の社長が数多くいます。
しかし一生懸命頑張った結果が会社閉鎖となるのはやり切れません。
「相続税が発生する人は金持ちだから」と単純な考えにには疑問を感じます。
リスクを負って起業し、頑張って会社を成長させ、社員の生活も向上させている中小企業経営者。
もっと報われていいと思います。
旅館「澤の屋」
昨日の日経新聞に旅館「澤の屋」の澤さんのことが大きく掲載されていました。
懐かしく読みました。
澤さんは東京谷中にある昔ながらの日本旅館「澤の屋」のご主人です。
私が東京でホテルの支配人をしていた時、澤さんにはお世話になりました。
当時私のホテルの宿泊稼働率が非常に悪く30%台でした。
そこで海外からの旅行客を獲得したいと思い、教えを請いに何度かお伺いしました。
澤さんはご自分も苦労した経験があり、惜しみなく私に多くのことを教えていただきました。
初めての外国旅行客からの予約の受け方、キャンセル防止の方法など実際役に立つことばかり。
今、中国人を中心に多くの外国人が来日するようになっています。
以前は外国人の旅行客は少なく、また欧米人がほとんどでした。
宿泊するのはシティホテルがほとんどです。
その中で「澤の屋」さんは宿泊稼働率90%以上で、宿泊客はほとんどが外国人です。
「澤の屋」さんは昔ながらのビジネス旅館で、和室が6畳、8畳間。
部屋には風呂もトイレもありません。
当時、日本のビジネスマンはビジネス旅館を敬遠して、ビジネスホテルに泊まるようになっていました。
そのような流れの中で澤さんは生き残りをかけ、お客様のターゲットを外国人に絞ったのです。
日本人から見れば、バストイレもない畳の部屋に外国人が泊まるのかという疑問がありましたが、外国からの旅行者は好んでこの旅館に泊まりました。
そして口コミでどんどんお客が増えていきました。
また同じように昔ながらのビジネス旅館で集客に苦しんでいた仲間と「ジャパニーズイングループ」というも作りました。
そして情報の共有を図ったのです。
なぜ外国人旅行者に人気があるかといえば、彼らは日本の日常の生活体験をしたいのです。
自国では家族1人1人に部屋があり、寝る時も1人。
それがこの「澤の屋」に泊まると、親子が川の字になって布団で寝ます。
ビジネスで来日すると帝国ホテルに泊まる人でも、プライベートでは「澤の屋」に泊まります。
それが彼らにとって新鮮であり、日本の生活が体験できると言います。
澤の屋」の近くの食堂に依頼し、外国の旅行客には日本らしい料理の提供を、郵便局にはわかりやすい案内をお願いしたり、地域ぐるみで「おもてなし」をしていました。
草の根的「おもてなし」です。
澤さんは年に1度、海外に奥さんと旅行に行くと言っていました。
「澤の屋」に宿泊した外国のお客様から、是非来て欲しいとの招待を受けるそうです。
新聞の記事では、澤さんは「観光は平和のパスポート」と言っています。
澤さんのお仕事そのものが外国との架け橋になっているように思います。
起業志願者
1ヶ月程前に、若い男性が私が運営するレンタルオフィスを借りたいと来社されました。
嬉しいお話です。
オフィスを見ていただいた後、お話を聞きました。
彼は借りたいという意向は強いのですが、仕事は何かを聞きますと、「これから起業するので何をすればいいかこれから考えます。」と言います。
起業調査するためにオフィスを借りるというのです。
そこで余計なお節介かもしれませんが、「何で起業するかを考えるのなら、本を読み、調査に出かけ、人にも会います。
オフィスを借りてもそこにいる時間などありませんよ。
自宅で十分です。
無駄なお金は使わないほうがいいです。」と話しました。
いろいろ話をして、彼も納得したようです。
せっかくのお客様を逃してしまいました。
起業を考える時、「何で起業するか」
それを知る方法の一つに自分の棚卸があります。
過去の自分の実績を思い出し、好きなこと、熱中したこと、経験したことなどを知るのです。
具体的にはマトリックス図を作ります
横軸に過去経験したアルバイトや勤めた会社の名前を書きます。
縦軸には営業、総務、企画、経理、受付、サービスなどの仕事内容、免許取得などを書き、縦と横の交差するマスに経験した仕事を書きます。
学生さんの場合は横軸に小学校、中学校、高校、大学を書きます。
縦軸には好きな学科、嫌いな学科、所属クラブ、好きな友達、嫌いな友達、ボランティア活動などを書き、同じように縦横交差するマスに具体的活動を書きます。
そのような作業をすることで、忘れていて、気付かなかった自分の才能や仕事作業の喜びを再認識できます。
それによって自分を知ることができます。
自分の「好きなこと」「考え」そして「経験」がわかれば、自分は何で起業してらいいのか知る助けになるはずです。
私も実際にこの作業をしましたし、起業講座でも話していることです。
先ほどの彼は、先日私が主宰した身丈会の勉強会に参加しました。
起業応援したいと思います。
人は何のために生きるのか
昨夜、勉強会があり、稲盛和夫さんのDVDを見ました。
その題名は「人は何のために生きるのか」
このDVDは2002年から各地で開かれた「市民フォーラム」で稲盛さんが語り続けてきた内容です。
2015年の台湾での開催を最後に、57回続けてきた市民フォーラムは終了しています。
今まで10万人が参加したそうです。
人生は「運命」という縦糸と「因果の法則」という横糸で織り込まれた布のようなモノ。
良きことを考え良きことを行えば運命も変わりその人の人生も好転します。
そのことを宇宙が素粒子から始まり拡大している現象からも説明しています。
宇宙は良き方向に進む風を起こしている。
他力という風を受けることができるのです。
そして最後に、生きるということは心を磨く、魂を磨くこと。
生まれてきた無垢な魂を少しでもより良いモノにしていく。
それが生きることだと言います
1時間20分ほどのDVDでしたが、勉強会に参加された20名の人は静かに聴き入っていました。
昔の親
先日私より一回りほど若い経営者と話した時、2人同感したことがありました。
以前にも書きましたが、私は若い頃1人でアメリカに行きました。
父からの条件は旅行業社を使わず全て自分の手で手配・予約し旅することでした。
今のようにインターネットも携帯もない時代、限られた情報の中での旅行。
先ほどの若い経営者も同じような経緯でアメリカに行ったそうです。
そんな話をしている時、当時の親の気持ちを推測ってみました。
知り合いもツテもないアメリカに子供を1人旅たたせること。
ものすごい不安を持っていたのではないでしょうか。
自分に置き換えてみて、同じようなことを子供出来るであろうか?
心配で心配で、子供にそのようなことをさせることは出来ないのではないでしょうか。
それでも私達の親は子供を送り出しました。
その時の親の心の内を考えてみました。
親は子供が心身ともに成長することを期待します。
同時に、子供に降りかかる危険から守ろうとします。
子供に危険なことをさせたくないという思いは、子供に万